たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
王子様というものは
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rm96
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梨華ちゃんから相談された。
なんでもね、
なんでもね、
『ねぇ、ごっつぁん。どうやったらオトコマエになれるかなぁ?』
だって。
『王子様の役やるんだ。あたし』
んー。梨華ちゃんある意味オトコマエだと思うけどね。あたしは。
でも、本人は真剣そのもの。
あたしの隣でむうーって眉間にしわを寄せて床をにらんでる。
でも、本人は真剣そのもの。
あたしの隣でむうーって眉間にしわを寄せて床をにらんでる。
ふつーに考えたら、梨華ちゃんがおーじさまやるなんて、考えられないもんねぇ…。
「でもさぁ、なんであたしに聞くの?」
「なんで?って、ごっつぁん、前に男役やってたじゃん」
「みすたーむーんらいと?」
「そう。あと文麿様」
「またずいぶん昔だねぇ。でもそれだったらむしろヨシコの方がいいんじゃない?」
「そうなんだけど、そりゃ…かっこいいけど…ごっつぁんがいいなぁって。かっこいいじゃん。まきにゃんも」
「へへへーっ。そぉお?」
「うんっ!」
「なんで?って、ごっつぁん、前に男役やってたじゃん」
「みすたーむーんらいと?」
「そう。あと文麿様」
「またずいぶん昔だねぇ。でもそれだったらむしろヨシコの方がいいんじゃない?」
「そうなんだけど、そりゃ…かっこいいけど…ごっつぁんがいいなぁって。かっこいいじゃん。まきにゃんも」
「へへへーっ。そぉお?」
「うんっ!」
うれしいこと言ってくれるじゃぁないですかぁ。
ちょっとはりきっちゃいますぞ。
ちょっとはりきっちゃいますぞ。
「そーだねぇ…。おーじさまねぇ」
おーじさま…おーじさま…。
んー…。
「そりゃやっぱり、かっこよく」
「うん」
そっとリカちゃんの肩を抱き寄せて、
「そしてエレガント?」
「うん」
そっと梨華ちゃんの顎を指で上げて、
「やさしく」
小さく開いたままのやわらかい唇にキス。
「うん」
そっとリカちゃんの肩を抱き寄せて、
「そしてエレガント?」
「うん」
そっと梨華ちゃんの顎を指で上げて、
「やさしく」
小さく開いたままのやわらかい唇にキス。
おーじさまは、あくまでも、優雅に…ね。
「そして、ワイルドに」
「え…え!?」
「え…え!?」
ばふっ。
ソファに梨華ちゃんをやさしーく押し倒して、
「いかがです? お姫様」
まっすぐに見つめて微笑んだら、ほら。愛しいお姫様のほっぺが薔薇色。
唇を寄せたら、すうっと瞳を閉じた梨華ちゃん。
ソファに梨華ちゃんをやさしーく押し倒して、
「いかがです? お姫様」
まっすぐに見つめて微笑んだら、ほら。愛しいお姫様のほっぺが薔薇色。
唇を寄せたら、すうっと瞳を閉じた梨華ちゃん。
ね、梨華ちゃん。
あたしの前では、ずーっとお姫様でいてほしいなぁ。
あたしの前では、ずーっとお姫様でいてほしいなぁ。
(2006/11/23)