たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
たいくつな時の過ごし方
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rm96
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「まっつー」
「ん?」
返事は返ってきたけど、雑誌を見たままのイトシイカノジョ。
にじにじと寄って、一緒になって雑誌を見る。
「ん?」
返事は返ってきたけど、雑誌を見たままのイトシイカノジョ。
にじにじと寄って、一緒になって雑誌を見る。
「…」
「…」
「…」
まじめに読んでるのかなぁって思ったら、そうでもないらしい。
なんとなくめくってるだけ。
「まっつー」
「ん?」
「ん?」
「ん? って、ごっちん今呼んだでしょ」
「呼んだねぇ」
「だから、なに?」
「うん?」
「ごっちん」
「うん」
まっつーの手からたいしてマジメに読んでもない雑誌を取り上げると、
「たいくつ」
押し当てるようにまっつーにキス。
なんとなくめくってるだけ。
「まっつー」
「ん?」
「ん?」
「ん? って、ごっちん今呼んだでしょ」
「呼んだねぇ」
「だから、なに?」
「うん?」
「ごっちん」
「うん」
まっつーの手からたいしてマジメに読んでもない雑誌を取り上げると、
「たいくつ」
押し当てるようにまっつーにキス。
ちょっとだけ長く。
ひとーつ、ふたーつ、みっつで離れた。
ひとーつ、ふたーつ、みっつで離れた。
一瞬目をぱちくりさせて、そのあとやれやれってふかーいため息。
「ごっちん」
「ん?」
「なーんでそーゆーことするかなー」
「なんで? んー。たいくつだから」
「そーゆーもん?」
「そーゆーもん」
「いやさぁ、もっとこーなんていうのかなぁ、そう、こうさぁ」
そっとあたしの顎を指で上げて、
「真希…」
囁いた声がやさしい。
「ん?」
「なーんでそーゆーことするかなー」
「なんで? んー。たいくつだから」
「そーゆーもん?」
「そーゆーもん」
「いやさぁ、もっとこーなんていうのかなぁ、そう、こうさぁ」
そっとあたしの顎を指で上げて、
「真希…」
囁いた声がやさしい。
目を閉じたら、触れた唇。
熱くて、やわらかい。
熱くて、やわらかい。
「…」
なぜか真っ赤になってるまっつー。
ほっぺに触れたらやけどしそうなくらい熱くなってるし。
「亜弥」
そっと唇を寄せたらゆっくりと閉じていくまぶた。
なぜか真っ赤になってるまっつー。
ほっぺに触れたらやけどしそうなくらい熱くなってるし。
「亜弥」
そっと唇を寄せたらゆっくりと閉じていくまぶた。
かわいいなぁ。
きゅって、あたしのシャツを掴んでるし。
きゅって、あたしのシャツを掴んでるし。
ひとーつ、ふたーつ、みーっつ、よっつ、いつつで離れて、おまけに一つ。
「ごっちん」
「ん?」
「まだたいくつ?」
「まっさかぁ。まっつーは?」
そしたら、ちょっと考える振りして、いじわるーく笑った。
「たいくつ」
何? そのたのしそーなカオ。
「そりゃこまったねー」
「ん?」
「まだたいくつ?」
「まっさかぁ。まっつーは?」
そしたら、ちょっと考える振りして、いじわるーく笑った。
「たいくつ」
何? そのたのしそーなカオ。
「そりゃこまったねー」
そして近づく唇と唇。
そんなこんなな冬の午後。
(2006/11/27)