たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
アタリマエっていうこと
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rm96
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「梨華ちゃん。ありがとね」
ライブのリハーサル中の休憩時間。なんとなくいつものように一緒にいたよっちゃん。
まっすぐにあたしを見て、いつもとはちょっと違うすごく穏やかな顔。
「どうしたの?」
「うん。なんかさ…いっつも一緒にいるじゃん。気がつけばさ」
「うん」
「やっぱさ、思ったんだ。それが…なんかすごいなぁ…って」
まっすぐにあたしを見て、いつもとはちょっと違うすごく穏やかな顔。
「どうしたの?」
「うん。なんかさ…いっつも一緒にいるじゃん。気がつけばさ」
「うん」
「やっぱさ、思ったんだ。それが…なんかすごいなぁ…って」
一緒のオーディション受けて、一緒に受かって、一緒に悩んで、一緒に笑って…。
先に卒業したあたし、のの、あいぼん。でも気がつけば一緒にいて…。
先に卒業したあたし、のの、あいぼん。でも気がつけば一緒にいて…。
「落ち着くんだよね。やっぱ」
「うん」
「だからさ…」
どこか落ち着かないような感じの手がなんかかわいくて、そっと握ったらおやって顔をしてからうれしそうに目を細めた。
「これからもだよ」
「うん。でさ…」
「何?」
「誕生日おめでとう」
ずっと後ろ手に持っていた小さな箱。
開けたら中にはピアス。一つを取り出すと、今自分が付けているのを外して箱の中へ。そして箱から出したものを自分の耳につけた。
どうって笑うから、かわいいよって。
くすぐったそうに笑ってたけど、ふいにまたすごく穏やかな顔になって、ぎゅっと強く握られた手。
「その…生まれてきてくれて、ありがとね」
きっといつもだったら言っても言われても照れちゃう言葉。なんだかすっと胸に入ってきた。
「うん」
「だからさ…」
どこか落ち着かないような感じの手がなんかかわいくて、そっと握ったらおやって顔をしてからうれしそうに目を細めた。
「これからもだよ」
「うん。でさ…」
「何?」
「誕生日おめでとう」
ずっと後ろ手に持っていた小さな箱。
開けたら中にはピアス。一つを取り出すと、今自分が付けているのを外して箱の中へ。そして箱から出したものを自分の耳につけた。
どうって笑うから、かわいいよって。
くすぐったそうに笑ってたけど、ふいにまたすごく穏やかな顔になって、ぎゅっと強く握られた手。
「その…生まれてきてくれて、ありがとね」
きっといつもだったら言っても言われても照れちゃう言葉。なんだかすっと胸に入ってきた。
「ありがとう。ひとみちゃん」
いくつになっても、どんなときでも、こうしてとなりにいて、あたしたちは手を繋ぐ。
(2007/2/20)