ロボ・サイボーグキャラ バトルロワイアルまとめwiki内検索 / 「第二回放送」で検索した結果
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第二回放送
第二回放送 ◆2Y1mqYSsQ. PDA内に内蔵された、デジタル型の時計が十二時を示す。 画面が点滅し、本日二度目の放送が鳴り響く。 『――インフォメーションメッセージ』 合成電子音が、死者を知る時間だと告げた。 死んだものを悲しんでいる者にも、戦いを続ける者にも、会場を探索している者にも、PDAにより放送は発せられる。 『12 00時点における本プログラムからの脱落者をお知らせします。 No11 ゲジヒト No35 初音ミク No23 タチコマ No49 ロボ No43 メカ沢新一 No31 ノーヴェ No15 城茂 No48 ロックマン No06 絡繰茶々丸 No12 KOS-MOS No01 R・田中一郎 No47 ルーン・バロット なお、進入禁止エリアは13 00を... -
◆2Y1mqYSsQ.
...え切らない 115 第二回放送 116 涙の証明 涙の証明(中編) 涙の証明(後編) 118 贖罪のススメ 119 この箱を見ていたら無性に被りたくなった 120 ターミネーター、手がかりあり 124 飛びます、飛べます、飛ばします 125 戦っちゃいますか?(前編) 戦っちゃいますか?(後編) 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(1) 真っ黒焦げの凶暴な卵(2) 真っ黒焦げの凶暴な卵(3) 真っ黒焦げの凶暴な卵(4) 131 仮面のはがれた殺人機械 134 彼のいない発電所 141 因果は巡る 144 悪 146 北西からの声 148 閉幕と始まり1 閉幕と始まり2 閉幕と始まり3 149 血塗れの指先1 血塗れの指先2 血塗れの指先3 153 あなたはここにいますか? 前編 あなたはここにいますか? 後編 156 最終回(1) 最終回(2) 最終回(3) 最終回(4) 最終回(5) ... -
【日中~夕方】
... 登場人物 115 第二回放送 ◆2Y1mqYSsQ. シグマ 116 涙の証明涙の証明(中編)涙の証明(後編) ◆2Y1mqYSsQ. F-8 東G-8 中央G-8 発電所内 エックス、クロ、広川武美、グレイ・フォックス、草薙素子、ウフコック・ペンティーノ 117 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ ◆hqLsjDR84w C-6 路上C-6とD-6の間 路上 アルレッキーノ、ミー 118 贖罪のススメ ◆2Y1mqYSsQ. C-6 校門 ハカイダー、フランシーヌ人形、神敬介 119 この箱を見ていたら無性に被りたくなった ◆2Y1mqYSsQ. F-3 道路 獅子王凱、ゼロ、灰原 120 ターミネーター、手がかりあり ◆2Y1mqYSsQ. D-3 基地 T-800 121 ヴェロ ◆40jGqg6Boc H-2 路上H-1 ゴミ処理場 風見志郎、ボイルド 122 俺の名... -
俺の名前を言ってみろ!
...スゲームの促進。 第二回放送の時点で半数近くが脱落、予測よりもデスゲームに乗った者は多い。 今後もデスゲームの促進に向けて行動する。 その際気をつけるのはT-800だろう。 T-800が壊し合いに乗るとは思えない、合理的に考えてT-800が殺し合いに乗る可能性は10%を下回る。 ならば今もT‐800はこの壊し合いを破壊する為に行動しているだろう。 ゲームに支障をきたす前に破壊しておきたい、だがその前にエラーの修復が先決。 万が一の確率でも、奴に勝機を与える訳にはいかないからだ。 次にシグマウィルスの性能についての調査、これは早急に行動を起こさなくてはいけない。 デスゲームは順調に進んでいる、……順調に進み過ぎている。 このペースが維持されればあと半日で、残りの生存者が5人程まで行く。 人数が減ればペースもいくらか落ちるだろうが、同時にこちらがシグマウィルス... -
第1回放送までの死亡者
第1回放送までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 深夜 王ドラ ギンガ・ナカジマ 006 ギンガ幻影 頭部破壊 乾坤圏 深夜 村雨良 ハカイダー 018 白いカラス――はぐれ者 腹部破壊 蹴撃(月面飛行蹴り) 黎明 則巻アラレ ルドル・フォン・シュトロハイム 036 不幸運ぶ黄金の風 射殺 マシンガンアーム 黎明 ルドル・フォン・シュトロハイム 則巻アラレ 036 不幸運ぶ黄金の風 誘爆 んちゃ砲による誘爆 黎明 セリオ コロンビーヌ 041 真夜中のサーカス 撲殺 グラーフアイゼン 黎明 R・ドロシー・ウェインライト 009(島村ジョー) 047 人間でない者たち/されど、人間だった者たち 爆破 衝撃集中爆弾 早朝 ドラ・ザ・キッド 009(島村ジョー) 052 決意をこの胸に――(後編) 爆破 衝撃集中爆弾 早朝 パンタローネ 009(島村ジョー) 057 LOVE... -
第2回放送までの死亡者
第2回放送までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 朝 ゲジヒト ギンガ・ナカジマ 078 もう一度歌声を 胸部破壊 拳(魔力強化) 朝 初音ミク R・田中一郎 078 もう一度歌声を 射殺 グロスフスMG42 朝 タチコマ ディムズデイル・ボイルド 087 良心の価値 圧殺 スプリットミサイル 午前 ロボ ロボ 089 兄弟/姉弟/家族(中篇) 全身爆破 自爆装置 午前 メカ沢新一 神敬介 089 兄弟/姉弟/家族(後編) 首切断 長ドス(斬撃) 午前 ノーヴェ ノーヴェ 089 兄弟/姉弟/家族(後編) ショック死 地面との激突 午前 城茂 神敬介 094 Wake Up . The ヒーロー その3 首切断 長ドス(斬撃) 午前 ロックマン 灰原 096 リアリスト 首切断 リシュウの仕込み杖(斬撃) 午前 絡繰茶々丸 コロンビーヌ 102 千の偽り、万の嘘 首切断... -
第3回放送までの死亡者
第3回放送までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 日中 草薙素子 グレイ・フォックス 117 涙の証明(後編) 内臓損壊 貫手 日中 クロ エックス 117 涙の証明(後編) 感電&爆破 小型発電機&ファルコンアーマーのバスター 午後 灰原 ディムズデイル・ボイルド 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(2) 失血死 ハカイダーショット 午後 獅子王凱 T-800 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(3) 首切断 グランドリオン 午後 T-1000 ゼロ 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(3) 熔解 熔鉱炉への落下 午後 ディムズデイル・ボイルド 風見志郎 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(3) 焼滅 火柱キック 午後 ギンガ・ナカジマ スバル・ナカジマ 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(4) 撲殺 振動拳 午後 風見志郎 シグマ 128 揺れる心の改造人間 斬撃 Σセイバー 午後 グレイ・フォ... -
【101~150】
...ス、ナタク 115 第二回放送 ◆2Y1mqYSsQ. 日中 116 涙の証明涙の証明(中編)涙の証明(後編) ◆2Y1mqYSsQ. F-8 東、G-8 中央、G-8 発電所内 日中 エックス、クロ、広川武美、グレイ・フォックス、草薙素子 117 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ ◆hqLsjDR84w C-6 路上、C-6とD-6の間 路上 日中 アルレッキーノ、ミー 118 贖罪のススメ ◆2Y1mqYSsQ. C-6 校門 日中 ハカイダー、フランシーヌ人形、神敬介 119 この箱を見ていたら無性に被りたくなった ◆2Y1mqYSsQ. F-3 道路 日中 獅子王凱、ゼロ、灰原 120 ターミネーター、手がかりあり ◆2Y1mqYSsQ. D-3 基地 日中 T-800 121 ヴェロ ◆40jGqg6Boc H-2 路上H-1 ゴミ処理場 日中 風見志郎、ボイルド... -
死亡者リスト
死亡者リスト 1日目 第1回放送までの死亡者 第2回放送までの死亡者 第3回放送までの死亡者 1日目終了までの死亡者 2日目 バトルロワイアル終了までの死亡者 -
大切なものを喪う悲しみ(後編)
...(中編) Next 第二回放送 投下順で読む Back 大切なものを喪う悲しみ(中編) Next 第二回放送 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) 風見志郎 121 ヴェロ 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) 獅子王凱 119 この箱を見ていたら無性に被りたくなった 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) ゼロ 119 この箱を見ていたら無性に被りたくなった 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) ドラス 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(1) 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) チンク 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(1) 114 大切なものを喪う悲しみ(中編) ナタク 127 真っ黒焦げの凶暴な卵(1) -
涙の証明
...で読む Back 第二回放送 Next 涙の証明(中編) 投下順で読む Back 第二回放送 Next 涙の証明(中編) 105 鬼【イレギュラー】 エックス 116 涙の証明(中編) 96 リアリスト グレイ・フォックス 116 涙の証明(中編) 111 煮え切らない 草薙素子 116 涙の証明(中編) 110 往く先は風に訊け クロ 116 涙の証明(中編) 110 往く先は風に訊け 広川武美 116 涙の証明(中編) -
第4回放送までの死亡者
1日目終了までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 夜中 神敬介 チンク 142 狂い咲く人間の証明(3) 爆破 チンクのIS 夜中 ナタク ドラス 142 狂い咲く人間の証明(4) 吸収 ネオ生命体の姿となったドラスの身体 夜中 チンク エックス 142 狂い咲く人間の証明(1) 失血死 エックスのバスター 夜中 エックス ゼロ 142 狂い咲く人間の証明(5) 首切断 カーネルのセイバー 最後の言葉 名前 最後の言葉 神敬介 「エックス、もうお前は止まっていいんだ」 ナタク 「お前は死なん」 チンク 「――――して……っ、いた、の……かも……しれな、い……な…………」 エックス 「消え、ろォッ! イぃぃレギュラァァぁァアあアアアアーーーーーッ!!」 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 エックス 5人 K... -
第一放送
第一放送 ◆DNdG5hiFT6 工業区コロニーの幹線道路から少し外れた場所……争いの去ったこの場所にただ一つ残された機械がある。 成人男子の掌で扱えるほどの何処か手帳にも似た小型機械……ディムズディル・ボイルドとの戦いの最中紛失した風見志郎のPDAである。 主催者から唯一直接的な形で支給されたこの携帯機械は幾多の機能を持っている。 それは支給された物品を入れるための“袋”であったり、現在位置を知るための“地図とコンパス”であったり、自分の言葉を繋ぎとめるための“メモ帳”でもあったりする。 そして開始から6時間たった今、新たな機能が目を覚ますこととなる。 『――インフォメーションメッセージ』 主無きPDAから誰のものでもない、どちらかと言えば女性のものに近い合成音声が流れ出す。 『06 00時点における本プログラムからの脱落者をお知らせします。 ... -
このまま前へ進むのみ
このまま前へ進むのみ ◆Nfn0xgOvQ2 何事も無くD-5シャトルの発着場まで着いた敬介・サブロー・フランシーヌの三人は、まず発着場内を探索した。 三人の中でサブローは率先して発着場内を進んでいく。 サブローにしてみれば、この発着場内に誰か―例えば先程の青い髪の女―が潜んでいて、自分と仮面ライダー一号との決闘に水を差されては困る。 それで無くても既にフランシーヌを傷つけられている、本郷が来る前にこれ以上人質を傷つけられる事は、サブローの悪としての誇りが許さなかった。 故にあたりを窺うサブローの眼差しは、獲物を狙う鷹の様に鋭かった。 探索した結果、発着場内には誰かいた形跡は有ったものの、他に誰かが潜んでいるという事は無かった。 敬介は服装を探索中に見つけたツナギに着替えた、前の服はあまりにも血とオイルで汚れすぎている、あのままだといらぬ誤解を招きかねないからだ。 ... -
待ち人来らず? ならば往くのみ!!
待ち人来らず? ならば往くのみ!! ◆9DPBcJuJ5Q アルレッキーノは猫の自動人形を小脇に抱えてD-5のシャトル発射基地に着くと、早速、エックスとソルティ、そして茶々丸を捜した。 チンクやドラスという危険な自動人形の情報や、彼らに隠していたあの男のこと。話さなければならないことは、多くあった。 だが、施設のどこにも彼らの姿は無かった。 エックスとソルティに関しては、彼らが残っていた部屋からソルティが残したメモが見つかった。 『アルレッキーノさんへ。エックスさんと一緒に先に出ます。ソルティより』 恐らく、あの後にエックスが起きて、アルレッキーノがここに戻るのを待たずして彼らはここを発ったのだろう。これは、仕方の無いことだ。なにしろ、アルレッキーノがシャトル発射基地を発ったのが第1回放送の直後、4時間以上前だ。 ……それでも、目的地や合流場所の指定ぐらいは... -
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ ◆hqLsjDR84w 「何だよ、これ……」 テレビ局――視界に入らないのは疲労のせいだよね、うん――へと向かう道中、足を止めた僕とアルレさん。 誰かに話しかけるワケでもなく、ただただ言葉が勝手に落ちていた。 その理由は、目の前に広がる惨状。 スーパーの一部が抉り取られ、その内部を曝け出してしまっている。 その周辺に散らばっているのは、残骸となってしまった機械。 もしかしたら……いや、絶対にそれは僕と同じくサイボーグだった。おそらくは参加者。 しかしそれが分かったところで、もう手遅れなのは明らか。クロ+ガトリング=破壊の公式と同じくらい確実。 気絶してさえいなければ、ここで何かが起こった時に気付いたかもしれない。 そう思うと、何とも自分が情けなかった。 「まだ、中に誰かいるかもしれないな」 ... -
贖罪のススメ
贖罪のススメ ◆2Y1mqYSsQ. 目を覚ますと天井が視界に入った。全身がズキズキ痛み、特に胸は怪我が酷い。それもそうだ。装甲を剥がして暗闇の種子を引き抜いたのだ。 スラリとした長身の誠実そうな青年、神敬介はため息を吐いた。物憂げな瞳に深い哀しみが宿っている。 (俺が……この手で……) 望んでいないとはいえ、敬介の手は血で汚れている。三影英介ことタイガーロイドに負け、バダンに捕えられたのが始まりだ。 暗闇大使によって彼の一部を植え付けられ、味方を殺す罠としてサザンクロス内部に放置されていた。 現在、どういう経緯を辿ったのかは不明だが、千切れた左腕も再生されてこの殺し合いの舞台へと放り込まれている。 敬介が出会った参加者は少なくない。蜘蛛のような戦車。赤い鎧を着た青年。自分が操られていると知り、止めるために戦ってくれたエックス。 そして……ドラスと呼ばれた... -
鬼【イレギュラー】(後編)
鬼【イレギュラー】(後編) ◆2Y1mqYSsQ. ≪何で……≫ 「バロット……」 一番に戸惑いの声をあげたのは、バロットであった。分かっている。 誰よりも認識能力が高く、状況を整理できたバロットは、あ~るの意図をちゃんと理解した。 だからこそ、不愉快だった。許せなかった。 そんな自分が、醜かった。 ≪ミクを殺して……KOS-MOSとラミアを襲ったのに……なんで最期だけ……≫ 理不尽だ。バロットは辛うじて、その言葉を飲み込んだ。仲間を失った怒りをぶつける対象が消えたのだ。 すべては、運が悪かった。そうとしかいえない状況だったのだろう。 詳しい事情はまだ分からないが、バロットのその推測が正しいのであれば、ミクが死んだ悲しみを、KOS-MOSが殺された怒りを、どこにもぶつけることができない。 誰もが一生懸命に生きて、起きたすれ違いなのであろう。 (ウ... -
メガちゃんのパーフェクト考察教室
メガちゃんのパーフェクト考察教室 ◆Nfn0xgOvQ2 『インフォメーションメッセージ』 軍事基地に向けての移動中、雪原地帯のコロニーへ続く連絡通路のすぐ手前。 メガトロンとその背中に乗るコロンビーヌの耳に、三回目の放送を告げる声が聞こえてくる。 飛行中のメガトロンは慌てて高度を落とすと、少々荒々しく着地した。 その荒々しい着地に、コロンビーヌは少々ムッとしながらも黙って放送を聞き続ける。 PDAが告げる十一人の名、そして追加された二つの禁止エリア。 その放送が終わるまで、二人は静かに聞き入っていた。 放送が終わった直後、メガトロンは堪らず喝采を上げる。 「いよぉ~し、あの凱って特撮野郎と風見ってスカした奴、奴ら両方ともくたばりやがったぜぇ! …俺様の手で直接始末出来なかったのはちと残念な気もするが、邪魔者が一度に二人も消えてくれて万々歳... -
ココロの在処(後編)
ココロの在処(後編) ◆9DPBcJuJ5Q ▽ 予想外の事態の連続に、ギンガは困惑していた。 戦闘力など皆無に等しいと判断したロボットの、予想以上の粘り。 突如として戦闘を中断し、ロボットを庇い、その直後に何故か行動を停止した銀色のカメンライダー。これによりカメンライダーを無力化できたのは良かった。 だが、己が戦っていた相手が倒されたことに激昂し、今、自分へと襲い掛かってくる、カメンライダーと同等の力を持つ黒いサイボーグ。この存在が最たる計算外だ。 何者にも気取られぬ内にロボットを破壊し、その後は身を隠して銀と黒のサイボーグの決着を待つはずが、このような事態になってしまった。 しかし、カメンライダーとロボットの撃破は失敗したものの無力化には成功。黒いサイボーグもカメンライダーとの戦闘で消耗している。結果だけ見れば、当初の予定と大差ない。 ギンガは計... -
嵐の前(後編)
嵐の前(後編) ◆9DPBcJuJ5Q ▽ まず行われたのは、現状を全く把握できていないマッハキャリバーへの基本的な情報の提供だ。 シグマによって数多の世界から50人が拉致され、殺し合いを強制されていること。参加者には爆弾が埋め込まれていること。 そして、スバルの仲間はセイン、ノーヴェ、ギンガが死亡し、残っているのはチンクだけだということだ。 マッハキャリバーは状況を理解すると、真っ先にスバルを案じた。スバルはそれに対して気丈に振舞っていたが、無理をしているのは明らかだった。 次いで、本郷達が求める情報――エックスの所在について尋ねたところ、スバルが会っていたのだ。彼は第3回放送の前に修理工場に現れたらしい。 そして、エックスはボブの威嚇射撃にも過剰に反応して攻撃を仕掛け、ボブが交戦の意志を放棄してもそれをあっさりと切って捨て、スバルも危うく殺されるとこ... -
マップ
【第一放送まで】 【MAP(仮)】 -
飛びます、飛べます、飛ばします0
飛びます、飛べます、飛ばします ◆2Y1mqYSsQ. 「ビーストモードア~ンドビークルモード!」 メタルボディのティラノサウルスが叫び、背中に金髪の少女を乗せて背部の飛行ユニットを起動させた。 勢いよく地面から離れ、ぐんぐんと高度を上げていく。コロニーの天井にぶつからないように気にしながらも、背中の少女へと恐竜は話しかけた。 「ほ~ら、見てよ! コロンちゃん! 俺様の華麗な飛行を!」 「言われなくても見ているわ……背中に乗っているから見ないといけないんだけど」 コロンビーヌの金の髪が後ろに流れ、妖艶な表情でため息をついた。自慢の金髪はところどころ焦げている。 コロンビーヌが出会った時点のメガトロンは、飛行能力も輝くメタルボディでもなかったのだ。 なのに、彼女は今メタルボディの恐竜に変身したメガトロンの背中に乗って、風を感じている。 なぜこうなったのかは、... -
飛びます、飛べます、飛ばします
飛びます、飛べます、飛ばします ◆2Y1mqYSsQ. 「ビーストモードア~ンドビークルモード!」 メタルボディのティラノサウルスが叫び、背中に金髪の少女を乗せて背部の飛行ユニットを起動させた。 勢いよく地面から離れ、ぐんぐんと高度を上げていく。コロニーの天井にぶつからないように気にしながらも、背中の少女へと恐竜は話しかけた。 「ほ~ら、見てよ! コロンちゃん! 俺様の華麗な飛行を!」 「言われなくても見ているわ……背中に乗っているから見ないといけないんだけど」 コロンビーヌの金の髪が後ろに流れ、妖艶な表情でため息をついた。自慢の金髪はところどころ焦げている。 コロンビーヌが出会った時点のメガトロンは、飛行能力も輝くメタルボディでもなかったのだ。 なのに、彼女は今メタルボディの恐竜に変身したメガトロンの背中に乗って、風を感じている。 なぜこうなったのかは、... -
高みからの声-Climax Jump
高みからの声-Climax Jump ◆hqLsjDR84w 小さな電子音を鳴らし、PDAの画面がデジタル時計へと移り変わる。 三度目となる放送の開始時間を表示すると、またしてもPDAに異変。 その存在を主張するかのようにディスプレイを明滅させ、マイクから音声を流し始める。 『――インフォメーションメッセージ』 そして告げられるは、この六時間で破壊された参加者達の名。 それ等がどのような経緯で破壊に至ったのかは、関係がない。 意地を見せ付けて散ったのだろうと、醜態を晒した挙句に倒れたのだろうと、気付かぬうちに粉砕されていようと。 共通するのは、もう二度と動き出すことのない――――残骸(ジャンク)になってしまったということ。 生前の行動など関係なく、淡々と残骸となった順に告げていく。 黄金色に輝く勇気を秘めた勇者も、ただ命令に従っていただ... -
スクラップ置き場
ここは戦い敗れた者たちの記録が刻まれた場所。 最新の放送までに斃れたものたちの戦いの簡単な 軌跡が、転送されて参ります。 ※ネタバレにご注意ください。 あ行/か行/か行2/さ行/た行/な行/は行/ま行/ら行/わ行 -
Strays in the dawn
Strays in the dawn ◆ss6T.bLZ42 D-5、シャトル発射場前施設の一室。 辺りは薄暗い。部屋の明かりをつけず、カーテンも閉めているからだ。 ベッド近くの小机に付属していた卓上照明が、唯一の確かな光源である。 椅子に腰掛けたソルティが抱えているのは白い布巾数枚と、お湯の入った緑の風呂桶。 エックスの損傷は、ほぼ全身にわたっている。 壁に打ちつけられた後頭部と背部、何よりもXキックを受け止めた胸部。バスターを含め四肢の欠損がないことが唯一の救いといえた。 青いアーマーは乾いた砂や土でくすみ、赤みがかったオイルが口元を濡らしている。 修理はできなくとも、汚れを拭くぐらいはしたい。ソルティを駆り立てたのはそんな思いだった。 ここはシャトル発着を待つための休憩所のようなものだろうか。 そう推考しながら、布巾を湯に浸してベッドに横たわるエッ... -
Rock And Call
Rock And Call ◆1eZNmJGbgM 現在地、F-5とG-5の境界線。そこでは参加者の一人、ロックマンが東へと向かい懸命に走り続けている。 目指すはH-5、この場で出会ったかけがえのない友、ドラ・ザ・キッドの元へ。 「待っていてキッド、今君の元へ駆けつけるから……!」 そう呟き、走るスピードをさらに上げる。彼の中ではキッドはいまだ存命中であり、新たな敵に遭遇し 交戦中。そのためにブルースシールドを転送した。 これが彼の、ロックの中での真実。いや、そう信じたいがための都合のよい妄想であることに ロックも心のどこかで気付いているのかもしれないが、感情がそれを許さない。 だがしかし、現実は非情である。夢ばかり見ていれば、現実に打ちのめされる時が必ず訪れる。 そこには人間だろうが機械だろうが一切の区別はない。ただ平等に、あらゆる可能性、妄想を打... -
この箱を見ていたら無性に被りたくなった
この箱を見ていたら無性に被りたくなった ◆2Y1mqYSsQ. 快調にサイドマシーンを走らせる凱は、ゼロに放送の時間であることを促され、一旦工場の駐車場へと止めた。 放送を聴くために凱はPDAを取り出す。ゼロの方を向くと、スクラップ工場のほうへ視線を向けている。 凱はそこでゼロがハカイダーとの決闘を約束していることを思い出した。 「ゼロ、ハカイダーのことを考えていたのか?」 「……ああ。おそらく、待っていればあいつは確実にここへくるだろうな。だが、俺たちに奴を待つ時間はない」 「……その通りだ。シグマを倒すため、本郷さんに合流しないとな」 ゼロは無言で頷いた。そのほかにも、ハカイダーを止めて、神敬介の凶行を止めなければならない。 彼らにはやることが多い。今はとりあえず、放送へと耳を傾けた。 「なに! メガトロン……あいつは生きていたのか!?」 「厄... -
◆DNdG5hiFT6
◆DNdG5hiFT6 氏が執筆した作品 045 Take me higher!(前編) Take me higher!(後編) 068 運命交差点(前編) 運命交差点(後編) 071 第一放送 082 モバイルレディ・Ⅱ 086 怪人タイプゼロ C-6ブロックの決斗! 氏が登場させしたキャラクター 2回 ゼロ、ノーヴェ 1回 風見志郎、クロ、ギンガ・ナカジマ、獅子王凱、神敬介、スバル・ナカジマ チンク、T-1000、ドラス、広川武美、本郷猛、マルチ、ミー、メカ沢新一、ロボ コメント 広い範囲のキャラの大人数予約だったので、どうなるのかまったく読めなかった「運命交差点」。ああなったスバルを先に見せられたことで、一気に惹きつけられました。 ブレイクライナーキックの名付け親でもあるw -- 名無しさん (2008-10-05 17 32 44) ... -
ドラ・ザ・キッド
【名前】……ドラ・ザ・キッド 【作品名】……ザ・ドラえもんズシリーズ 【年齢】……不明(おそらく10~20代くらい) 【声優】……難波圭一 【性別】……男 【外見】……テンガロンハットをかぶり、カウボーイのような服を着た黄色いドラえもんな感じ 【スペック】……ドラえもんを基準として説明するならばパワーは約129.3馬力となる。ボディも頑丈であり、深海や宇宙空間も移動可能 【武装】……常に右手にくうき砲を装備している。また、テンガロンハットの中から秘密道具を出すことが可能。(ドラえもんの四次元ポケットのようなものだろう) また、ハットには有害な電気を遮断する機能がついており、暴走したダディ13号の洗脳を受け付けなかった ベストにはグラスファイバー制のロープがあり、投げ縄としても利用できる 【特殊能力】……のび太と互角と言われるほどの射撃の名手で、そ... -
嵐の前(前編)
嵐の前(前編) ◆9DPBcJuJ5Q 自然公園エリアの森の中を、2台のバイクが疾走する。 1台は『白いカラス』という、名前からして反骨精神の固まりのようなマシン。本来の操縦者はハカイダー。広川武美を後部座席に乗せて現在操縦している本郷猛=仮面ライダー1号に決闘を挑んだ悪の改造人間である。 もう1台は、ライドチェイサー『シリウス』。現在搭乗しているソルティ・レヴァントのかつての仲間であり、現在融合して操縦しているミーの悪友であるクロを殺した者=エックスが主に操縦していたマシンである。 なんとも皮肉な乗り合わせでマシンを操りつつ、彼らは森を走り抜ける。 その操縦技術は瞠目に値するものであり、本郷もミーもまるで障害物など無いように木々の間をすり抜けていく。 本郷猛、ひいては仮面ライダーのバイクの操縦技術については、最早言うまでも無いだろう。超一流の操縦技術に、超一流の... -
宇宙の橋の悪夢 T-1000
宇宙の橋の悪夢 T-1000 ◆2kGkudiwr6 液体化してシャトル発着場に侵入したT-1000は、参加者がいないことを確認した後に人型を構成した……否、しようとした。 だが実際に構成できた姿は、そこかしこに液体金属の色や形状を残した不完全なもの。 体を構成する液体金属自体は既に99.99%を回収済みであり、行動に支障はないが…… 制限の影響かあるいは度重なる戦闘の影響か、擬態機能に僅かなエラーがある。 この状態で人目に付くのは避けるべきだろう。 「…………」 顔をどことも言えぬ方向へ――もっとも、T-1000の顔はあくまで顔のようなものだが――向けながら、 僅かな間T-1000は静止し、現状についての思考を開始する。 脱落者は10名。 全参加者の五分の一と考えれば、壊しあいは順調に進んでいると言える。 自身も既に一度シグマウイルスの注入に成功... -
用語集
あ~る氏ね 参加者の1人R・田中一郎を指した言葉。 本編を読めば分かるが、あ~るはとんでもない勘違いでマーダーとなり、その軽薄な言動と冴えない外見も相まってロボロワ住人から大いに嫌われていた(ネタ的な意味で)。 そんな調子だった為に、当然、取り返しの付かないことをしでかしてしまった……のだが、彼は意外な最後を遂げ、その影響はとある参加者の運命を大きく変容させた。 渾名・呼び名一覧 【仮面ライダーSPIRITS】○本郷猛:本郷さん、技の1号/○風見志郎:風見さん、V3ァ!、自重しない男 ○神敬介:敬介、仮面マーダー、Xカイゾーグ/○城茂:茂、歩く誤解フラグ/○村雨良:村雨 【魔法少女リリカルなのはStrikerS】○スバル・ナカジマ:スバル/○ギンガ・ナカジマ:ギンガ/○チンク:チンク姉 ○セイン/... -
分けられたモノ
分けられたモノ ◆c92qFeyVpE 情報交換、それは二人に少なからず衝撃を与えていた。 話せば話すほどに食い違う互いの世界に、先にある可能性を思いついたのは茶々丸だ。 すなわち――異世界。 アルレッキーノは突拍子もない話に全てを理解はできていなかったが、自動人形ではない自動人形が存在する、ということは理解できたようだ。 ある程度の情報を交換し、飛行場に入った二人は内部の構造に圧倒されていた。 「……解析不能、シグマはこれほどの技術を持っているのですか……」 「む、茶々丸、あれは」 材質・設計・機能、それら全てが理解の範疇を超えている中、一つだけ妙に馴染み深い物、デスクトップ型のパソコンが置かれている部屋を見つける。 すでに起動していたそれを調べていくと、二つのファイルが出てきた。 「このテキストファイルはこの施設の説明ですね…... -
愛しい人は今どこに?
愛しい人は今どこに? ◆c92qFeyVpE 「ここにも無いようですね……」 「なかなか見つからないものねぇ」 E-3の飛行場を探索し終わり、茶々丸は小さく呟いた。 E-5、E-3の飛行場を探索したものの目当ての物は見つからず、シャトルの説明を何度も読むこととなった。 それでも何かを見落としていないか丁寧に捜索し続ける茶々丸を見ながら、コロンビーヌは息を吐く。 (茶々丸ちゃんってば、よく頑張るわねぇ) コロンビーヌは分割ファイルの捜索に、あまり積極的に協力していない。 茶々丸にその事を悟られないよう「フリ」だけはしてるが、それだけだ。 (爆破されて勝ちゃんのところに戻れなくなるなんて、絶対ごめんだしねぇ……あらん?) そういえば、と改めて茶々丸を見つめる。先ほどからPCの検索を続けているが、やはり成果はあがっていないようだ。 「反抗した... -
密林考察にうってつけの時
密林考察にうってつけの時 ◆1eZNmJGbgM (……不自然だわ) それが彼女―メスg…草薙素子―が放送を聞いた素直な感想だった。 死者の人数の多さに思う所はあるものの、彼らがどのような人物なのか推測すらできない以上大した 意味を持たない。いま自分の傍らにある遺体―あえてこう呼ぶ―がドラ・ザ・キッドであるという事が 放送とPDAの両方で確認できたぐらいである。あとはこの場に召喚された者の中で唯一顔見知りの タチコマの名が呼ばれていないこと、その程度であった。 それより重要なのは禁止エリアの告知。もっと言い切ればH-8、なぜそこが選ばれたのか。 主宰者が言うところでのこの「壊し合い」を進めるなら、もっと行動に制限を設けられる地区にするべきだろう。 例えば自分の近辺ならH-4、ここを禁止エリアにすれば右下から右上のエリアに移動するにはF-4を 通るし... -
閉幕と始まり3
閉幕と始まり3 ◆2Y1mqYSsQ. □ 再び、舞台は宇宙要塞へと戻る。 放送を二十分前に控え、シグマは玉座にてモニターを見つめていた。 イーグリードも現在行われる激闘に胸を痛めているのであろう。放送のたびに、苦痛の表情を浮かべていた。 やがて放送用のデータファイルをまとめていると、緊急回線に通信が入ってきた。 「どうしますか? シグマ隊長」 「構わん。つなげ」 シグマの指示に乗っ取り、イーグリードがパネルを操作した。 モニターには金髪の白人が映り、必死の形相でシグマへと懇願してくる。 『シグマ、手を貸してくれ! こちらの世界へ向かうロックを解く! 急にスカイネットが……』 「ほう、スカイネットが反乱を起こしたのか。過去と同じく」 シグマはその言葉を聞き、静かに肩を揺らして低く笑った。 モニター越しの相手は訝しげにシグマを見ている。 ... -
エンカウント
エンカウント ◆d.NbLKVxEc 茂は今、体験した事のない史上最大の危機に陥り、明らかに恐怖していた。 それは生命の危機では無い、そんなもの茂は今までに何度も乗り越えている。 ならば、歴戦の戦士である茂をそこまで恐怖させるものとは? そう、それはガチムチのホモ野郎による、自分の貞操の危機であった。 (やべえ、やべえよおやっさん。掘られる未来しかうかばねぇ) T-1000との戦いで使ったチャージアップ。 その時の疲労が残っており、茂は満足に動くことが出来なかった。 それさえなければ、今すぐ逃げだすなり戦うなり出来るのだが、生憎そうもいかなかった。 戦う事はおろか、逃げる事も出来ない。 もはや茂は、まな板の上の鯉であった。 目の前の筋骨隆々とした西洋人男性、そう思われる人物が茂を見つめ、いや舐めまわすように眺めながら問いかける。 「これから俺が... -
真剣勝負
真剣勝負 ◆OMvIrf4g9o 夜明け。 夜空が白け太陽が昇り始め、月の光が薄くな光景は見る場所で見れば絶景であった。 まるでバトルロイヤルに生き残った者達を祝福するかのように。 太陽は空を照らすためではなく、その光で参加者達をはっきりと浮かび上がらせるために存在していた。 そんなときはどこかでなにかが始まる。 己が目的を達成するために彷徨う狼たちの物語は、そうした朝日が昇る時間にはじまった―――。 大地へと光が降り注ぐ一角に、バイクに押し倒される形で一人の男が倒れていた。 男の素顔は真っ赤なモノアイだけが浮かぶ仮面により隠されているため、寝ているのか起きているのか それとも――――死んでいるのかすら判別できない。が、通常の人間とは違う筋肉を外気に晒している肉体は、 広範囲に渡り損傷していたが、かすかに胸が上下しているため男が生存して... -
テンプレ
【参加者の持ち物】 スタート時、参加者がそれ以前に所有していた武器類、その他の所有品は没収されている。 代わって、参加者にはそれぞれ1台ずつPDA(携帯情報端末)が支給される。 ●PDA(携帯情報端末)の機能について ・機能は「マップ表示」「参加者名簿」「テキスト作成」「時計」「支給品転送」「支給品データファイル」の6種類。 「マップ表示」:ゲームの舞台となる会場のマップを表示。コンパスもあわせて表示される。 「参加者名簿」:ゲームの参加者となる49体の名称が記された名簿を表示する。 「テキスト作成」:テキストファイルを作成する。 「時計」:現在時刻を表示する。開催者側の指定する時刻はこれによって確認する。 「支給品転送」:開催者側から支給されたアイテムを手元に転送する。手元にあるアイテムを再転送することも可能(詳細... -
ターミネーター、手がかりあり
ターミネーター、手がかりあり ◆2Y1mqYSsQ. T-800は首と胴の分かれた城茂の死体から離れていく。このままこの場にいるのは、茂を殺した相手の格好の的だからだ。 城茂の戦闘力は跳びぬけており、生きておればシグマやスカイネット、T-1000に対する戦力となりえた。 有効な戦力が減ったことを自覚しながら、T-800は傍に放置されている大型バイクHARLEY-DAVIDSONのIDをPDAで読み込んだ。 そのまま歩いて場を離れる。周りは一面雪景色。ここでバイクに乗るのは自殺行為だ。 テントローのような超性能バイクを失ったのは痛手だ。雪でも問題なく走破できる。 あるいは、バイクの運転技術が異常に優れているか。T-800には雪の中でバイクを乗りこなせる、仮面ライダーのような操作技術はない。 時間はかかるが、歩いて移動するほか手のとりようがなかった。 □... -
オール反BR派 対 大デストロン (3)
オール反BR派 対 大デストロン (3) ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ [06 00――宇宙要塞内部 管理室] 「ははっ! 見てみろよ、シュワちゃん。こいつらメチャクチャ焦ってやんの」 放送を終えたメガトロンが、モニターを指差して高笑いする。 一時間ほど前は虫の居所が悪そうだったが、この部屋内を物色して少しずつ上機嫌になっていった。 会場内の録画映像などは目を通してもいないのに、必ず持ち帰ると言い張っている。 参加者が死んでいく様を見てみたいらしい。 モニターから視線を外そうとしないメガトロンに、声帯模写技術を駆使して二役を演じたT-800が問いかける。 「二体ほど来るのだろう。準備しないでいいのか?」 「やることないしな~。シュワちゃんもでしょ?」 「まあな」 コロンビーヌから貰った補給装置で、メガト... -
究極の虚無をもたらす者
究極の虚無をもたらす者 ◆hqLsjDR84w しつこく鳴り響いていた黒電話のコール音は、七度目から先がなかった/諦めた/ブチギレた。 ボイルドが冷却時間を認識してから十分経過、擬似重力の展開を試みる――不可能。冷却時間は未だ続いている。 以降十分経過ごとに、擬似重力の展開を試みる――三度の失敗を経た末に成功。 張り巡らされる強固な殻。周囲の瓦礫、その影響を受ける/あらぬ方向へ。 擬似重力の展開を行ってみて不可能だと理解してから、再度ボイルドが展開を試みるまでの時間は十分/五回とも同じ。 すなわち、展開を試みる限り冷却されないというワケではない。 理解したボイルド、展開に成功した擬似重力を最大出力=逆ダブルタイフーン/ハカイダーショット/タチコマの最期の攻撃を受けた時と同程度に。 四分を回った時点で加速度的に落ちていく出力、五分を前にして消失。 最大... -
男の世界(前編)
男の世界(前編) ◆hqLsjDR84w 集められた五十の機械達による壊し合いプログラム、バトルロワイアル。 その開幕の火蓋が切って落とされてから、キッカリ六時間が経過する。 すると、参加者に配られたPDAより無機質な女性の声で放送が流れ出す。 知らせるのは、六時間の間に破壊された参加者の名。そして、そこに入れば仕掛けられた爆弾が爆発してしまうという禁止エリア。 それ以外は一切告げることなく、放送は終了。再び、PDAは物言わぬ機器へと戻る。 放送を行うのは、全てのPDA。放送行わぬPDAは存在しない。 たとえ、複数のPDAを一体の参加者が所持していようと。 たとえ、水中に投げ込まれていようと。 たとえ、熱や電気、重力などによる攻撃を受けていようと。 たとえ、他の機能を利用中だろうと。 たとえ、持ち主が逝去していようと。 PDAは、何... -
ユガミズム
ユガミズム ◆hqLsjDR84w 東へ戻れと促すベルトコンベアは少女の妨げにはならず、少女は雪原エリアまで来ていた。 マップで言うところのB-1、鉱山の端を滑るかのように器用に疾走する。 既に聞き取ることなど不可能な距離まで来ているというのに、少女は脳内でリピートし続ける銃声に怯えながらライディング・ボードを駆動させる。 戦闘の邪魔にならないよう適度な長さに整えられた青い髪は、流れる汗のせいで額に張り付いている。 赤黒い傷口を晒す肩口より先がない右腕、焼き切られたがゆえに出血していないのは不幸中の幸いか。 少女の名、スバル・ナカジマ。かつて正義を志していた――否、現在も正義に身を任す少女。 シグマに集められた参加者は全てが機械、姿は違えどこれまで見てきたガジェットと同じで意思など持ち得ないただの破壊者。だから、破壊せねばならない。 少女は現在も正義の道... -
んちゃ! メガトロンだよ!
んちゃ! メガトロンだよ! ◆c92qFeyVpE ティラノサウルスという恐竜を知らない人はほとんどいないだろう。 人間とは比べ物にならない強靭な恐竜の中でも、最も強いと言われる恐竜である。 そのティラノサウルスが、工場のど真ん中を歩いていると言ったら何人が信じるだろうか? 加えて言うならば一般的に認識されているティラノサウルスとは大きく異なる個体のようだ、 大きさは精々長身の人間より二回りほど大きい程度、その肌の色は紫色と異色を放っている。 そして何より―― 「ふん、俺様の部下もサイバトロンの連中もいないのか」 PDAを使い、人語を喋っている。 「優勝者は望みを適えると言っていたな……面白い」 この恐竜の名はメガトロン、この壊し合いの参加者であり、当然ロボットである。 彼はしばらくPDAをいじり、現在位置を把握するとゆっくりと歩き始めた。 ... -
SPIRITS/魂の群れ(後編)
SPIRITS/魂の群れ(後編) ◆40jGqg6Boc 「うーん不味いかもしれない」 エリアD-7で二人の参加者がほぼ縦一列に疾走する。 時折跳躍を混ぜて、KOS-MOSとラミアから逃走し続けるのはR。 理由は簡単。わざわざ自分が不利な条件でゲームに臨む必要もないからだ。 しかも先程銃を撃ってきたKOS-MOSは風貌からかなり手の込んだ参加者のようだ。 恐らくとてつもない力を秘めているに違いない。 反撃は完全に捨て去り、Rは逃げる事だけに集中している。 その事が幸いしてか、未だKOS-MOSに追いつかれてはいないが除々に距離は縮んでいるような気がRにはした。 「警告。私のカタログスペック、そして貴方の推定されるそれには明確な差があります。 計算では私が貴方に追いつくに要する時間は約30秒、直ちに停止及び武装の全面解除を推奨します」 ブロー二ン... -
↓↓ ↑ →
↓↓ ↑ → ◆hqLsjDR84w 工業地区コロニーと自然公園コロニーを結ぶ幹線通路を目指し、コロンビーヌとメガトロンは足を進めていた。 コロンビーヌはタブバイクを所持していたが、巨大なメガトロンと二人乗りなどどだい無理な話であるわけで。今はPDAに戻してある。 とりあえずは協力関係にあるものの、両者とも優勝を目指しているのだ。 所持する情報を共有しようということで始まった談話であるが、互いの口から零れる言葉は何とも物騒なものであった。 やれ誤解を広めているだの、不意打ちしただの、何人殺しただの、交わされている会話はそういう内容のものである。 二人ともある程度言い尽くしたかなというところで、コロンビーヌは金色の髪を掻き揚げながら大きく溜息を吐いた。 「……で、あなたの本性を知っている参加者は誰だったかしら? 今度は、特徴も一緒にお願い」 「えーとだな... -
閉幕と始まり1
閉幕と始まり1 ◆2Y1mqYSsQ. 暗闇の中で、ゆったりとした服装の男が両腕を広げる。 頭頂部で二つの房に別れた帽子。白いメイク。大きな赤い鼻。ゆったりとしたズボン。 トランプのジョーカーの絵柄に描かれるような、ピエロが待ち受けていたかのように挨拶をした。 「『ロボ・サイボーグキャラ・バトルロワイアル』ご来場の皆様、因縁が歯車、情念が発条(ぜんまい)を回す不思議なサーカスへようこそ」 ピエロが滑稽な動きで、スポットライトを浴びながらお辞儀をしてきた。 そのまま彼の右手にある古いテレビに、一人の男が映る。 「シグマ。この演目の主催にして、最後の男。しかし、彼が彩る番組には不自然な点がいくつもあります」 そういい、ピエロがくるりと一回転。右手にはいつの間にか持ったのか、テキオー灯を愉快な仕草で見せ始めた。 もう一つ、沈黙していたテレビの画面に宇宙空間に浮... - @wiki全体から「第二回放送」で調べる