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和泉 海里

いずみ かいり


データ

名前:和泉 海里(いずみ かいり)

年齢:16歳

性別:♂

身長:185cm

体重:93Kg

髪:金色 肌:白 瞳:茶色

誕生日:8月20日

1人称:俺

システムデータ

 スタイル:◎カタナ・●カブト・カゼ

 一般技能:デ・ダナン、操縦

容姿に関する設定

 暗めの金色の髪にがっしりとした体躯をしているが、何しろ三白眼で目つきが鋭いので凶暴な人間と勘違いされがち。ちなみに金髪は地毛。

 なんというか、生まれる場所を間違えちゃった感じかしら?海外だったらセクシーとか言われてもてそうなんだけど、ここ日本だと流行らないタイプなのよねー。

 アイルランド系の父方の血を確実に受け継いでるのか、日本じゃ珍しい妖精系の能力の使い手って話。

 外見とぶっきらぼうなものいいで周りに警戒されてたけど、今は案外いいやつって知れ渡ってるんで、金髪コンプレックスは多いんだからもうちょいもててもいいと思うんだけどねー。

 しかし、彼に想いを寄せた女子は何故かもっといい物件が見つかるという不思議なうわさが……これは絶賛彼氏募集中の私も試してみるべきかしら?(新聞部調べ)

設定

 和泉海里は高天原学園入学と同時期に防人としての活動を開始している。

 日本で活動する組織としては大きくはない、デ・ダナンの戦士として、妖精の秘宝である魔剣の一つ『フラガラッハ』を手に幾多の妖魔を切り伏せている。妖精馬やバイク等、あらゆる乗り物を使いこなす優秀な乗り手としての素養もある。

 彼がその魔剣を手にするようになった経緯は決して語らないが、別段それはかっこよくもなく、むしろカッコ悪いエピソードだからに他ならない。

 海里には中学2年まで想いを寄せていた幼馴染がいた。お互いの事を知り尽くしていたし、喧嘩もするけどすぐに仲直りする理想的な関係だった。

 漠然と、このままこいつとずっと上手くやっていくんだろうなぁ、と海里は思っていた。しかし、それはあっさりと覆ってしまった。

 なんと、海里の数少ない友人の一人が幼馴染に対して猛烈なアプローチを始め、そしてそれが実ってしまったのだ。

 なまじ、友人がいい奴で真剣である事も知っているし、幼馴染の気持ちがはっきりとそちらに向かっている事もよくわかってしまっているので、海里としてもあきらめざるを得なかった。

 二人を祝福して、宙ぶらりんな気持ちで迎えた三年の春休みに、海里は両親と共に父方の祖父母のいるアイルランドへと帰省した。

 当然の様に落ち込み気味の海里に、祖父母は近くの湖の散策を勧めた。気分転換に、という気遣いでもあったが、妖精が心を癒すという伝説もあっての事だった。

 そしてそこで海里は一人の少女と出会った。その少女は紫鏡 ふらわと名乗り、やはりアイルランドに旅行に来ていると語った。

 なんだか初めて会った感じもしなくて、海里はすぐに彼女と打ち解け、なんとはなしに色々な話をした。

 気がつくと日が落ち始め、黄昏時になった頃、そろそろ帰ろうと立ち上がった時に、得体の知れない獣の吠え声を二人は聞いた。

 当時の海里は知らなかったが、それはこちらの世界に染みだしてきた数頭の獣型の妖魔であった。

 海里は何となく危険を感じて、ふらわの手を引いてその場を離れようとしたが、時すでに遅く森の木々の合間から得体の知れぬ獣が飛び出してきた。

 パニックに陥る事はなかったが、打つ手がある訳でもなく、海里はふらわの前にかばうように立っていた。ただ、獣を見据え、さりとて打開策もない。

 せめて何か武器はないのか、そう思った海里の左手をふらわがやさしく掴んだ。

 「武器ならあるよ。さぁ、あいつらをぶっちめて、ちょっとすっきりしよう?」

 そう言って、ふらわは自らの胸元へ海里の手を導いた。手の甲には柔らかな感触、そして掌にはひどく手に馴染む硬質の感触。

 海里は半ば無意識にそれを引き抜いた。その手にはひと振りの剣が握られていた。

「何が好きな人ができたの、だ、このくそったれがぁああああっ!!」

 完全な八つ当たりの台詞と共に繰り出した剣は獣をたやすく両断した。しかも困ったことに、海里は非常にそれですっきりしてしまったのだ。

 襲い来る獣型妖魔を海里は次々と両断していった。その度に心の澱が晴れていくのを感じた。

 実のところ剣に麻薬的な力がある訳ではない。あるべき場所へと来た、そんな安心感が強かっただけだった。

 妖魔を全て斬り殺した後、剣がひとりでに海里の手から離れ、そしてふらわの姿にもどる。

 海里が何かを言う前に。

「ぱんぱかぱーん!あなたは紫鏡 ふらわこと魔剣フラガラッハの正当な所有者に決まりましたー!なお、返品は不可ですので末長くよろしくー」

 先制するようにふらわが言った。

 押しに弱いという訳でもないのだが、海里は受け入れて彼女と行動を共にするようになった。

 彼女から妖魔の存在とそれと戦う必要性を聞いて、戦う事は嫌ではなかったし、彼女と戦うのは心地よかった。

 日本に帰ってからも彼女との関係は続き、彼女の勧めもあって高天原学園へと入学した。

 そんな訳で、海里本人としてはあまりかっこよくもない事なので、事の発端については語りたがらない。

 でも、彼自身は今の在り方に満足しているし、これからも続けていきたいと思っている。

「なにしろ、返品不可らしいしな」

 照れ隠しにそんな事を言いながら。


最終更新:2011年05月06日 17:09