◆03. 【地底の都】
『グイン』と同時期に大人気を誇ったラノベに『風の大陸』がある。
1989年に刊行された第2巻『精霊の歌』には
砂漠の地底を探索するエピソードが描かれている。
大砂漠を横断する主人公たち。
そのような中、仲間の少女が忽然と姿を消してしまう。
彼女を追って地底への入口を発見した主人公たちは、
そこで地上の災厄を逃れて地底に移り住んだ、
古代人たちの街を発見し、少女と再会する
…といったエピソードだ。
この話はアニメ映画化もされた。
『ロマサガ』のカクラム砂漠の地底の都は、
このエピソードを元ネタにしているとみられる。
アイシャが何とか村に帰ったら村人の姿が消えていた。
彼らを探して大砂漠を縦断していると、
地底への入口を発見。
そこで地上の災厄を逃れて地底に移り住んだ、
古代人たちの街を発見し、そこで村人と再会する
…といったエピソードである。
流砂にハマったら、砂漠のさらに下の階層にある大空洞に落ちていた…
という展開の元ネタは、『風の谷のナウシカ』の
流砂にハマったら、腐海のさらに下の階層にある大空洞に落ちていた…
という展開から発想を得たと思われる。
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最終更新:2020年04月19日 22:59