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◆01. 【南北エスタミル】















今度は視点を『グイン』の沿岸部に移す。





『グイン・サーガ』沿海州エリア。
レント海に面した貿易都市の集合体で、
北方のキレノア大陸と南方大陸を繋ぐ航路の北端にあたる。






















これらの諸国の中で、『グイン・サーガ』の主役の1人である
イシュトヴァーンの少年時代の舞台となるのが
ヴァラキア公国である。





ヴァラキア公国は貴族や富裕層が住む上ヴァラキアと、
娼婦、孤児、泥棒ら貧困層が住む下ヴァラキアに分かれ、
貧富の差が激しい。





















『ロマサガ』でヴァラキアに対応するのはエスタミルである。
イナーシー海に面した大都市で、北方ローザリア大陸と
南方のユーエン大陸を繋ぐ入口でもある。





























エスタミルは貴族や富裕層が住む北エスタミルと、
孤児、追い剥ぎら貧困層が住む南エスタミルとに分かれ、
貧富の差が激しい。

























エスタミルという都市名の元ネタは5世紀から6世紀にかけて
存在していた遊牧国家エフタルと、
インド南部にあったタミル国だろう。




エフタルはタタール族が住むガザフステップの南にあった国で、
戦争で中央アジアの交易路を押さえる事によって
東西交易の通行料で大いに栄えた。
しかしそれが災いしてやがて周辺国に包囲殲滅される。

『ロマサガ』のエスタミルも同じく
ローザリア大陸とユーエン大陸を繋ぐ海峡の両端を押さえる事により
交易で大いに栄えた町である。




























ちなみに現実のエフタル族の文化はアニメ映画
『風の谷のナウシカ』における風の谷の民
エフタル族の元ネタにもなっている。














































































































































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最終更新:2020年04月19日 22:57