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スペクタクルとリアリズム

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匿名ユーザー

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まず始めに
今回はサッカーの話ですが、サッカーの知識はほとんど必要としません。
また、C21に通じるものが僅かながらあるのでできれば読んで頂きたいです。

先日、とあるスポーツ雑誌がサッカーの特集だったので、立ち読みをしました。
今回は監督について多く書かれてあったので思わず購入しました。
この雑誌で私が一番興味を持ったのは監督の「スペクタクル」派と「リアリズム」派を分けた表でした。

では、「スペクタクル」「リアリズム」とは何か。

「スペクタクル」とは華麗なサッカーをし、観客を魅了することが大切だという考えである。
この場合、攻撃的サッカーであることが非常に多く、「スペクタクル」=「攻撃的」とも言われる。
主にスペインのクラブ(正確にはファン)がこの考えを持っている。

「リアリズム」とは勝利を絶対のものとすることが大切だという考えである。
この場合、守備的サッカーであることが非常に多く、「リアリズム」=「守備的」とも言われる。
主にイタリアのクラブ(正確にはファン)がこの考えを持っている。

両者の共存は有り得ない。2つの中間的考え方ならあるが、両者の特徴を全て出すことは不可能と言える。

私は言うまでも無く「スペクタクル」派である。
それは何故か・・・

「リアリズム」は大まかに言えば、1点取って後ろの方でパスを回して時間を稼ぐサッカーである。
それでファンやプロを夢見る少年達に何が与えられるというのか。
私には「退屈」しか感じない。
「退屈」という恥を晒してまで勝利にしがみつく姿というのは、金に拘る現代の大人と同じに思える。

「スペクタクル」は大まかに言えば、美しさのためにリスクを負う、つまり試合に直接関係の無いことのために敗北の可能性を広げるということである。
確かに馬鹿な話だろう。美しさが賞金獲得に繋がることはないのだから。
しかし、美しさはファンを魅了し、ファンからチームは絶大な支持を得る。

サッカーのクラブはファンがあって始めて成り立つものである。
無論、ファンが求める魅力は「スペクタクル」だけとは思っていない。
しかし、一番魅力があるものは「スペクタクル」である。

だからこそ、私は言わせて頂きたい。
「美しく勝利せよ」

ここで1つ勘違いをする人がいると思うので書いておきたいと思う。
「スペクタクル」=「美しい」ではあるが、「リアリズム」=「勝利」ではない。
「リアリズム」に勝利が約束されてはいない。あくまで勝利の可能性が高いだけである。

美しく勝利することはかなり難しい。
だが、FCバルセロナはそんな困難なことに毎年挑み続けている。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
美しく勝利するには相当なリスクを負わなければならない。
しかし、挑戦すること自体が美しいのであり、挑戦した上で勝利すれば最高の美しさを手に入れることができる。
(無論、敗北すれば場合によっては色々と大変だが。)

尚、我々バルサのファンは敗北の理由を「スペクタクル」とはしない。
我々にとって「スペクタクル」は基本であるからだ。

オマケ
これ書くのに2時間近くかかりました^^;
C21との関係はご自身でお考えください。


カテゴリ: [サッカー] - &trackback() - 2007年05月25日 06:58:03
  • んー・・・つまりは、保守的にばっかならずに攻めてみようぜ!ってことですかね・・・。間違ってたらすいません^^; -- ロディ (2007-05-25 21:02:19)
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