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*共和国環状線ついに開通!
★ここに駅の絵。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■共和国環状線の開通''}}
それは共和国のほぼ全土を結ぶ壮大な鉄道事業であった。
同じtera共和国内とはいえ、輸送の問題が常につきまとう現状にあって、この環状線の建築は悲願にも近い。
この路線の開通によって、利便性は向上し、また先の情勢不安で難民となった国民達の帰還の足となることだろう。
鉄道が通れば流通が盛んになりその地域の経済が活発化する,というのが通例である。
鍋の国に於いては各国の珍しい食材(鍋の具)を容易に入手出来るとあって、諸手を上げてこの計画に賛同することとなった。
共和国環状線は島国である鍋の国に敷かれる初めての鉄道である。
建造計画会議は藩国首脳陣によって選出されたプロジェクトチームによって幾度も行なわれた。
そしてここでもやはりT11におけるI=D工場の空襲問題が取りざたされた。
共和国天領とは現在和平交渉を模索中であるものの、未だNWは戦時下であることには変わりなかった。
主要大規模建築物は攻撃の目標になりやすく、
軍事目的にも使用されるであろう鉄道はI=D工場と並んでターゲットになりやすい施設である。
ひとたびそれが行なわれれば日常を暮らす人々の犠牲を生むことは容易に想像出来た。
そこで、プロジェクトチームは線路を含む駅構造物を全て地下階層へ建造することを提案した。
東京に多く存在する共和国藩国のどの国から路線が敷かれるのかはまだ計画中であったが、
鍋の国は島国であり、他国からはゲートを使用するより海底トンネルで結ぶ構想が有力であった。
そのため、一度も地上に上がることなく鉄道を敷くことが可能である。
地下化により鉄道施設の隠蔽効果はもちろん、建設の為の土地買収も不要であり、近隣住民への騒音対策にもなる。
藩王は快くその計画書に承認の印を押した。
しかしこれに激しく反対する一派もいた。
そう。鍋の国にも“鉄”ちゃんはいたのだ。
「オール地下路線区など邪道ッ!ケバ打ちできんではないか!」
主に反対したのは「撮り鉄」であった。
海底トンネルからそのまま地下構内を走られてはせっかくの勇姿を撮影出来ないからだ。ただそれだけだった(笑
しかし、ダイヤ鉄、モノ鉄、乗り鉄らは反対運動はしなかった。
彼らは鉄道が地元を走るというだけで夜も寝れないほど興奮し、
まだルートも決まってないのに共和国の地図を広げ、妄想の中で路線を書き込み、勝手にダイヤをこさえ、
まだ設計段階でしかない車両を予想してNゲージ模型を作りまくった。
環状線構想が始まってから、彼らの脳内は既にお祭りであった。
なのでいくら撮り鉄が激しい反対運動を起こそうとも、
着工の遅延の方を問題視するその他の鉄ちゃん達たちが押さえ込むことによって、
計画はほぼ予定通りに進行したのである。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■鉄道開通とその効果''}}
鍋の国では鉄道誘致に便乗し、同時に駅周辺及び階層を商業特区に再開発する計画も進行していた。
流通の要である鉄道駅に不可欠な物流センターを貨物区上層に併設し、
また地下化したため空いた地上部に大型のショッピングモールを新造、
さらに大人数収容可能な避難シェルターに加えて、アミューズメント施設としてクアハウスや宿泊施設も用意するという大型プロジェクトである。
これにより鉄道運営以外にも大口の雇用が必要となり、先の情勢不安で職を失った人々や新しい国民の就職口となった。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■駅の構造''}}
国の窓口となる鍋駅は大きく5層に別れる。
&color(#ff3366){''最下層:貨物区''}
貨物のみを扱う区域。商用、軍事用の共用である。
今後開発されるであろう大型貨物車を見越して、坑道は客車用の倍の広さを持つ。
※現在の貨車ではアビシニアン級の大型I=Dの搬送はそのままでは不可能なため、パーツ毎にばらして輸送することになる
地下1層の倉庫区とは大型エレベータ8基により連結し、スムーズな物流が可能。
&color(#ff3366){''地下3層:旅客区/旅客駅''}
坑道幅及び軌間は共和国旅客車両共通仕様。上下及び特急用に4つのプラットホームを持つ。
鉄道及び駅施設の集中管理システムもこの区画にある。
&color(#ff3366){''地下2層:避難用シェルター/クアハウス''}
鍋の国には有事の際の避難用シェルターが各所に設けられているが、この施設が国内最大となる。
共和国環状線は大型輸送機関であるため、難民受け入れ、国外脱出などの窓口としての対応も考慮されている。
またクアハウスにも宿泊施設が併設されている。(※クアハウスについては個別記事参照)
&color(#ff3366){''地下1層:倉庫区/流通センター''}
ここも鍋の国最大の貨物流通センターとなる。
鉄道によって国内に入ってきた物資を国内に効率よく配送し、また国内の物資を集積、輸出する為のシステムを一手に賄っている。
&color(#ff3366){''地上層:総合ショッピングモール''}
食に関する複合大型ショッピングモール「ワールド・パン・バザール」
(※「ワールド・パン・バザール」については個別記事参照)
&size(15pt){&color(#3333ff){''■安全管理''}}
国際鉄道である共和国環状線は、駅そのものが入出国窓口である。
多種多様な人々や物資が送られて来るのはいいのだが、招かざる客の入国も懸念された。
先の共和国天領から送り込まれたと見られる狙撃グループの犯行で、ゲートや港、海岸線などの警備は厳しくなったのだが、
それにも増して鉄道の警戒は重点的に行なわれる事となった。
全てトンネル化したために、管理は多少楽ではあったが、専用の鉄道保安局を設置し、
入出国者のチェック含む乗客貨物の安全管理全般、及び軌道内点検を行なっている。
但し、あまりに厳しすぎるチェックで観光客などに不快感を与えたり、物流の足を止める恐れがあるため、
海底トンネルから続く軌道内に低磁気スキャナー等を設置、事前に中央管理システムで照合するなどして効率化を図っている。
*総合ショッピングモール【ワールドパンバザール】
【ワールド・パン・バザール】
天井がガラス張り(※ 参照)の名前の通り主に鍋に関する食の複合ショッピングモール。
鍋料理レストラン、食品マーケットは国内最大級の施設で、ここでしか手に入らないものも多く、駅利用客のみならず国内からも大勢の人々が訪れる鍋の国の新名所です。
■総合鍋専門店 「WPAP(World pots and pans)」
世界各国で愛され続けている調理用具である様々な鍋や釜を扱うお店です。
土鍋、鉄鍋、石鍋…素材はもちろんサイズ、用途にあわせたお鍋や釜をプロ用から家庭用まで幅広い品揃えでご用意しております。(※調理用具やそれに類するお鍋、お釜のみの取り扱いとなります。そちら方面の方はご了承下さい)
鍋料理専用のものばかりではなく、製菓用の銅鍋や寸胴鍋などの種類も豊富にご用意しております。
鍋だけを扱っているとは思えないほどの広さの売り場で、貴方も新しい発見してみませんか?
[ご注意]
・老舗スッポン料理店から入手する“使い古されたまる鍋”は完全予約制で、購入時に審査(技術、設備の有無)が必要になります。
・店の中央に飾られた「黄金のしゃぶしゃぶ鍋」は非売品です。
・当店で圧力鍋を買う場合、「3」の倍数の注文はお受け出来ない事となっておりますのでご了承下さい。
■総合鍋料理店「FOND」
ちゃんこ、すき焼き、おでん、水炊きなど和風鍋はもちろん、チゲ、火鍋、フォンデュ、ブイヤベース……などなど、世界中の鍋料理が堪能出来る鍋料理のエキスパートレストランです。
鍋の国オリジナルレシピも取り揃えておりますので、この機会にぜひご賞味ください。
また、お客様持込みの食材を鍋にするオーダーも受け付けております。シェフがお客様のご要望を伺って、お好みや食材に合わせたベストな鍋に仕立てます。
店内にはエアコンが完備されており、個室ではお客様のご要望で室温を最強まで下げる事も可能です。
もちろん鍋の国そのままの気候で味わっていただくオープンエアなエリアもありますので、国民の皆様はご安心下さい。
※マイ鍋の持込みは鍋の状態/料理法によってはお断りする場合があります(破損保証出来ない為)
■フードコート「鍋奉行」
カフェテリア形式の軽食コーナーです。
乗り継ぎなどで時間がない方の為に既に調理済みの鍋をご用意しております。
おでんや土手鍋など、スナック感覚の鍋やプリン鍋、フルーツ鍋などのスイーツ類も豊富に揃えております。
猫舌の方の為に、適温急冷ファンが備え付けられたテーブルもございます。
■総合鍋具マーケット「P-mart」
鍋の具材やたれ、調味料になりそうなものなら何でも取り扱うフードマーケットです。
共和国環状線を利用して各国から運ばれた特産品、新鮮な海の幸、香り豊かな山の幸、こんなものも鍋の具に?と不思議に思う食材など、様々な素材を取り揃えております。
奥の方はちょっとした水族館や動物園のようで、歩き回るだけでも楽しい食品市場です。
購入頂いた食材は隣の「FOND」やフードコートへ持ち込めばその場で美味しい鍋に調理してもらえます。
■テーブルウエアハウス「午後の鍋」
鍋にかかせない取り皿や大皿、菜箸やあく取りお玉など、鍋以外の食器や器具類を扱うお店です。
アンティークからデザイナーズ、新技術を利用した調理器具まで、各種取り揃えております。
闇鍋で使用する暗箱、カセットコンロやボンベ等はこちらでの販売となります。
■ファッションハウス「Kettle Holder」
鍋を調理する時、食べる時、貴方はどんな服を着ますか?
鍋の国のファンションコーディネーターがご提案する、様々なシチュエーションにあわせたウェアを取り揃えております。
鍋つかみのオーダーメイドも承っております。
■ファンシーショップ「ナベノクニ」
鍋の国の象徴である“鍋”や“眼鏡”、そして“王猫さま”をモチーフにしたグッズを各種取り揃えております。
鍋に入った王猫さまぬいぐるみや、眼鏡に付ける鍋料理ミニチュアサンプルのチャームがお土産に人気です。
奥のコーナーではお手持ちの眼鏡をその場でオーストリア産のラインストーン等を使用したデコ眼鏡に、また専用の耐熱クリスタルガラスを使用したデコ鍋(こちらは3日ほどお時間を頂きます)に装飾するサービスも行なっております。デザインのリクエストは自由。世界でたった一つの眼鏡や鍋を手に入れてみませんか?
■ドラッグストア 「Pファーマシー」
“鍋してて火傷しちゃった!”“白菜を切ってて指を……”
モール内には薬局も備えております。医者に掛かるのが苦手な貴方もこれで安心。
店内には救急治療薬の他、本格的な医薬品も取り揃えています。
また鍋の国の医師が開発した“医療鍋”を効能別に一食毎にレトルトパックしたものも取り扱っており、自宅で療養されている方へのお土産品としてもご愛顧頂いております。
その他にも様々な店舗が近日オープン予定。
「ワールド・パン・バザール」は貴方の鍋ライフを完全サポートするショッピングモールです。
*駅といえば駅弁!しかし鍋の国の駅弁は一風変わって…?
*旅人、那限逢真・三影の観光記
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*共和国環状線ついに開通!
★ここに駅の絵。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■共和国環状線の開通''}}
それは共和国のほぼ全土を結ぶ壮大な鉄道事業であった。
同じtera共和国内とはいえ、輸送の問題が常につきまとう現状にあって、この環状線の建築は悲願にも近い。
この路線の開通によって、利便性は向上し、また先の情勢不安で難民となった国民達の帰還の足となることだろう。
鉄道が通れば流通が盛んになりその地域の経済が活発化する,というのが通例である。
鍋の国に於いては各国の珍しい食材(鍋の具)を容易に入手出来るとあって、諸手を上げてこの計画に賛同することとなった。
共和国環状線は島国である鍋の国に敷かれる初めての鉄道である。
建造計画会議は藩国首脳陣によって選出されたプロジェクトチームによって幾度も行なわれた。
そしてここでもやはりT11におけるI=D工場の空襲問題が取りざたされた。
共和国天領とは現在和平交渉を模索中であるものの、未だNWは戦時下であることには変わりなかった。
主要大規模建築物は攻撃の目標になりやすく、
軍事目的にも使用されるであろう鉄道はI=D工場と並んでターゲットになりやすい施設である。
ひとたびそれが行なわれれば日常を暮らす人々の犠牲を生むことは容易に想像出来た。
そこで、プロジェクトチームは線路を含む駅構造物を全て地下階層へ建造することを提案した。
東京に多く存在する共和国藩国のどの国から路線が敷かれるのかはまだ計画中であったが、
鍋の国は島国であり、他国からはゲートを使用するより海底トンネルで結ぶ構想が有力であった。
そのため、一度も地上に上がることなく鉄道を敷くことが可能である。
地下化により鉄道施設の隠蔽効果はもちろん、建設の為の土地買収も不要であり、近隣住民への騒音対策にもなる。
藩王は快くその計画書に承認の印を押した。
しかしこれに激しく反対する一派もいた。
そう。鍋の国にも“鉄”ちゃんはいたのだ。
「オール地下路線区など邪道ッ!ケバ打ちできんではないか!」
主に反対したのは「撮り鉄」であった。
海底トンネルからそのまま地下構内を走られてはせっかくの勇姿を撮影出来ないからだ。ただそれだけだった(笑
しかし、ダイヤ鉄、モノ鉄、乗り鉄らは反対運動はしなかった。
彼らは鉄道が地元を走るというだけで夜も寝れないほど興奮し、
まだルートも決まってないのに共和国の地図を広げ、妄想の中で路線を書き込み、勝手にダイヤをこさえ、
まだ設計段階でしかない車両を予想してNゲージ模型を作りまくった。
環状線構想が始まってから、彼らの脳内は既にお祭りであった。
なのでいくら撮り鉄が激しい反対運動を起こそうとも、
着工の遅延の方を問題視するその他の鉄ちゃん達たちが押さえ込むことによって、
計画はほぼ予定通りに進行したのである。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■鉄道開通とその効果''}}
鍋の国では鉄道誘致に便乗し、同時に駅周辺及び階層を商業特区に再開発する計画も進行していた。
流通の要である鉄道駅に不可欠な物流センターを貨物区上層に併設し、
また地下化したため空いた地上部に大型のショッピングモールを新造、
さらに大人数収容可能な避難シェルターに加えて、アミューズメント施設としてクアハウスや宿泊施設も用意するという大型プロジェクトである。
これにより鉄道運営以外にも大口の雇用が必要となり、先の情勢不安で職を失った人々や新しい国民の就職口となった。
&size(15pt){&color(#3333ff){''■駅の構造''}}
国の窓口となる鍋駅は大きく5層に別れる。
&color(#ff3366){''最下層:貨物区''}
貨物のみを扱う区域。商用、軍事用の共用である。
今後開発されるであろう大型貨物車を見越して、坑道は客車用の倍の広さを持つ。
※現在の貨車ではアビシニアン級の大型I=Dの搬送はそのままでは不可能なため、パーツ毎にばらして輸送することになる
地下1層の倉庫区とは大型エレベータ8基により連結し、スムーズな物流が可能。
&color(#ff3366){''地下3層:旅客区/旅客駅''}
坑道幅及び軌間は共和国旅客車両共通仕様。上下及び特急用に4つのプラットホームを持つ。
鉄道及び駅施設の集中管理システムもこの区画にある。
&color(#ff3366){''地下2層:避難用シェルター/クアハウス''}
鍋の国には有事の際の避難用シェルターが各所に設けられているが、この施設が国内最大となる。
共和国環状線は大型輸送機関であるため、難民受け入れ、国外脱出などの窓口としての対応も考慮されている。
またクアハウスにも宿泊施設が併設されている。(※クアハウスについては個別記事参照)
&color(#ff3366){''地下1層:倉庫区/流通センター''}
ここも鍋の国最大の貨物流通センターとなる。
鉄道によって国内に入ってきた物資を国内に効率よく配送し、また国内の物資を集積、輸出する為のシステムを一手に賄っている。
&color(#ff3366){''地上層:総合ショッピングモール''}
食に関する複合大型ショッピングモール「ワールド・パン・バザール」
(※「ワールド・パン・バザール」については個別記事参照)
&size(15pt){&color(#3333ff){''■安全管理''}}
国際鉄道である共和国環状線は、駅そのものが入出国窓口である。
多種多様な人々や物資が送られて来るのはいいのだが、招かざる客の入国も懸念された。
先の共和国天領から送り込まれたと見られる狙撃グループの犯行で、ゲートや港、海岸線などの警備は厳しくなったのだが、
それにも増して鉄道の警戒は重点的に行なわれる事となった。
全てトンネル化したために、管理は多少楽ではあったが、専用の鉄道保安局を設置し、
入出国者のチェック含む乗客貨物の安全管理全般、及び軌道内点検を行なっている。
但し、あまりに厳しすぎるチェックで観光客などに不快感を与えたり、物流の足を止める恐れがあるため、
海底トンネルから続く軌道内に低磁気スキャナー等を設置、事前に中央管理システムで照合するなどして効率化を図っている。
*総合ショッピングモール【ワールドパンバザール】
【ワールド・パン・バザール】
天井がガラス張り(※ 参照)の名前の通り主に鍋に関する食の複合ショッピングモール。
鍋料理レストラン、食品マーケットは国内最大級の施設で、ここでしか手に入らないものも多く、駅利用客のみならず国内からも大勢の人々が訪れる鍋の国の新名所です。
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*駅といえば駅弁!しかし鍋の国の駅弁は一風変わって…?
*旅人、那限逢真・三影の観光記
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