ハッピーパウダー

概要

ハッピーパウダーとはハッピーターンについている粉のことである

詳細

そもそもハッピーターンとは亀田製菓が1977年に発売した楕円形の洋風せんべいのことである。
この名称は商品開発当時、第一次オイルショックの影響で不景気であったことから、「幸福(ハッピー)」が客に「戻ってくる(ターン)」よう願いを込めて名付けられたものであるが、
形からは全く幸福が戻ってくるような気配はなく、単純にめんどくさいから楕円にしとこうという製作者の意図がよみとれる。
1997年から愛され続けてきたハッピーターンだが、2009年には「ハッピーパウダー」の量を通常の2倍にした「ハッピーパウダー200%ハッピーターン」がコンビニエンスストア限定で発売されており、さらに2010年4月からはセブン-イレブン限定の商品としてさらにパウダーの量を増やした「ハッピーパウダー250%ハッピーターン」が発売されるようになった。

これがchise氏の


という名言に繋がることになる
当初、この発言を聞いたときは、ハッピーパウダーとかそんな名前の粉ないだろwwwwうそつけwwwwとか思っていたが本当にあったのである、恐るべきハッピーパウダー。

起源

今は昔、約10数年前、筆者はまだ幼稚園児であった
幼稚園の私は平日は朝から幼稚園に通っていたわけだが、休日はボーイスカウトという習い事に参加していた
そしてこのボーイスカウトの中でも、ビーバースカウト、いわゆるボーイカウトの傘下となる小学校入学直前の1月から小学校2年生までを対象としたチームに所属していたのである
毎日の活動はイエス様にお祈りをし、お菓子をいただき、ちょっと遊ぶ、というものであった
最初は何が何だかわからないままビーバースカウトの活動に参加していたが、それは案外私の心をいやしてくれるものであった
特にお菓子の時間がそれである
お菓子の時間には必ずボーイスカウトの隊長がお菓子も持ってきてくる
お菓子はもちろん、そう。

ハッピーターンである

毎回のお菓子の時間に毎回現れるハッピーターン
今日のお菓子は何かな今日のお菓子は何かなとワクワクドキドキしながら待っていたが
いつもハッピーターンなのである
ずっとハッピーターンのターン

最初はとてもおいしいお菓子だと思いながら食べていた私であったが
ある時からなぜいつもハッピーターンなのだろうと疑問を持ち始めていた
そして、そろそろ他のお菓子がいいなと思い始めていた頃にはその疑問はハッピーターンへの嫌悪へと変わってしまっていた
飽きてしまっていたのである

ある活動の日
私はいつも通りボーイスカウトへの登校を完了し、イエス様にお祈りをしてる最中だった
特に何かがあったわけでもない
しかし、イエス様の像にお祈りをしながら私はつい思ってしまったのである

「どうか今日のお菓子の時間にはハッピーターンが出てきませんように」

そしてその祈りは現実へと変わる
ついにそのお菓子の時間がやってきた
自分の席へと座ると部屋の入口にはお菓子の袋を持ってきた隊長の姿が
その姿はまるで戦場から無事生還したかのような輝きをはなっていた
まるで「やっと手に入れたぞ」というメッセージがそのドヤ顔にはこめられていた
そして右手にがっしりと掴まれた袋にはなんと元来のハッピーターンではない、

「パウダー250%ハッピーターン」

と書かれたハッピーターンがそこにあった
私は呆然と立ち尽くした

「いや、ハッピーターンやん」

しかしその思い込みも数分後には覆される
なんとそのハッピーターンは元来のものとは全く違った味がするのである
なんだこれは!!
私は二度目の呆然状態となった

「これだ・・・!」

呆気にとられると同時に私は感動していた
自然と涙があふれだす
私が無意識の内に欲していたのはこの味、この濃い味だったのだ
250%、そうだ250%なのだ
そう確信した私にはその後ビーバースカウトを退団することも難しいことではなかった

ビーバースカウト退団した今、
パウダー200%ハッピーターンは製造を中止している。

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最終更新:2011年05月30日 03:09
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