【名前】翠下弓奈
【元ロワ】
音楽ロワ
【主な支給品】
ナギナギの実@音楽ロワ(ONE PIECE)
【キャラの解説】
輝光翼戦記 天空のユミナのメインヒロイン。地球人とアルゴダ星人のハーフ。
頭は留年が確定するほどよろしくないが、その雑草魂は本物。
当初は星徒会長になれば留年が回避できるということで、ルックス以外は短所しかない彼女は生徒達からイメージ向上とアイドル的印象を得て選挙に勝つために歌を歌っていたが、それがやがて宇宙をまたにかける戦いに身を投じるきっかけとなるのだった。
ゲームにおけるキャラ自体の性能としては強力な補助スキルを持っている後方支援のエキスパート。
【これまでのあらすじ】
頼れる仲間達と強運に恵まれ、殺し合いを生き残ったユミナ。
殺し合いは主催が倒れた後に、皆で大合唱をして
グランドフィナーレを迎えた。
その大合唱の中にはもちろん彼女の姿があった。
【本ロワでの動向】
生還者であるユミナは音楽ロワと同じく対主催として行動開始。
殺し合いを強要する主催者に従う理由など彼女にはないのだ。
特に彼女には前回の殺し合いから信じてるものがあった。
忘れられない大合唱……それこそ対主催や元マーダー問わず全ての者が心を通い合わせていた、永遠に心に残るだろう感動的な瞬間であった……
また、彼らと歌いたい、その願い故にユミナは殺し合いに乗るわけにはいかなかった。
マーダーでも説得すれば、殺し合いを止めさせられると信じていた――具体的には対主催に転向したミッドバレイのように。
そうして彼女は己の歌と雑草論を信じて全ての者に殺し合いをさせないように動き出したのだった。
だが……
彼女が動き出してすぐに見つけたのは前の殺し合いにおいて面識のあるミッドバレイと、彼の相棒であったルナサである。
面識のある相手にさっそく会えたことを幸いに思い、ユミナは一緒にこの殺し合いを破綻させようと声をかけるが……
ユミナ「えっ」
突然、音楽が鳴り響いたと思うとユミナの視覚と聴覚が封じられ、更に頭の中をシェイクされるような激痛が襲う。
さらに追討ちをかけるが如く、弾幕が彼女の身体を貫き……次の瞬間にユミナという少女は血を吹き出す蜂の巣状の肉塊に変わっていた。
その最後はとても、とても呆気ないものであった……
彼女は気づくべきだった。
マーダーから足を洗って対主催に心変わりする事もあれば、優勝と生存のためにマーダーに返り咲く可能性も考慮すべきであった。
ミッドバレイはルナサとこの会場で会い、再びマーダータッグに戻ったのである。
そしてミッドバレイのウルトラショックソニックウェイブが彼女の視覚聴覚を封じ、避ける術を失った彼女をルナサが弾幕で仕留めたのである。
なまじ知り合いということで油断していたため、防御や反撃も頭の中から抜けていたこともユミナが泣きを見た原因である。
余談だが、亡くなった彼女の支給品である悪魔の実の一つナギナギの実はミッドバレイに奪われ食された。
殺し合いを止めようと動くつもりが、結果としてマーダーの戦力強化に繋がってしまうとは皮肉としか言い様がない。
彼女の失敗を上げるとするなら自分の体験した音楽ロワでの出来事、それが殺し合いの全てであると誤解したことだろう。
同じ人間でも次の機会に味方になってくれるとは限らない、そして強運は何度も続かないのだ。
そしてグランドフィナーレ……その時は確かに対主催や元マーダー問わず全ての者が心を通い合わせていた感動の瞬間である、それは事実だ。
だが、それはその一瞬に限られた出来事であり、心を通わせたのも一瞬だけだったという真実を、ユミナは見落としていた。
一度通わせた心が永遠に続くとは限らない、という考えに彼女は思い至らなかったのだ。
前の殺し合いの時と同じように行動し他者に接触すれば同じように感動のフィナーレを迎えられると信じたユミナ。
だがそんな彼女のフィナーレは非業なる死で幕を下ろしたのだった……
最終更新:2015年01月07日 00:36