ページ下部の家系図も適宜参照してほしい。


松井一族の歴史



松井一族は四国の寒村に代々生きてきた一族であり、現在は村を政治的にも経済的にも支配しているが、その歴史は過酷であった。

そもそもの発端は江戸時代に、渡辺勘兵衛が恋慕していたスイを松井一族のものが軟禁したことである。
これを恨みに思った勘兵衛は松井一族に呪いをかけた。
このため、これ以後松井一族は呪われた一族として村人から忌み嫌われ、迫害を受けることになる。


生前の女神松井とその両親を殺したのも、松井一族を憎んだ村人たちであった。


そんな松井家に生まれ、自身も酷い迫害を受けて育った源慈は、その悔しさを胸に事業に打ち込み多額の富と権力を手にした。
これにより松井一族は、源慈の庇護のもとで迫害から逃れられることになった。


だが、松井一族の躍進の裏には彼らを利用しようとするトキアイグループの存在があった。
その影響下から逃れるため、松井一族は密かに対トキアイ用の松井最終兵器の開発を進める。
この中心人物となったのが源慈・昇三郎・松井さんの松井家三代であった。



血縁関係の考察




昇三郎が源慈の息子であることが判明したことにより、昇三郎と凜・春香・海流の三姉弟の父母のどちらかは兄弟ということになる。
また、昇三郎の娘であることが判明した松井さんは、凜や亜季子たちの従姉ということになる。

なお昇三郎は46歳、源慈は67歳であるため、実の親子関係にあったとしても不思議ではない。
また松井さんは28歳であるため、昇三郎が18の時の娘ということになる。

松井草二の一家は松井一族に属することは判明しているが、源慈率いる本家との関係は不明である。
草二は54歳であるため源慈の実の息子とするにはやや無理がある。
年齢的には弟である可能性があるが、あの源慈が実の弟がリストラされて困窮しているのを黙って見過ごすとも考えにくい。
ここで注目されるのが甚平の存在である。

甚平から見ると、 甚平の父の妹の息子(要するに従兄)が草二である
甚平は37歳なので、かなり歳の離れた従兄になる。
なお草二の母はどんなに若く見ても現在70歳近い高齢であり、その兄である甚平の父は当然より年上である。
つまりこの兄妹は源慈よりもやや上の世代になる。
年齢から考えると、源慈の兄・姉である可能性が高い。
そしておそらくこの二人、少なくとも甚平の父は、源慈が松井家を再興するよりも前に、迫害に耐え兼ねて村を出たのではないだろうか。
そうであるなら源慈が草二の窮状を救わなかったのも、知りようが無かったからだと説明できる。

なお、「松井さん」というのは松井一族の中で最も優れた頭脳を持った者が代々受け継ぐ称号であり、当代松井さんの前は甚平が名乗っていた。
甚平はまだ37歳なので、かなり早くに称号を譲ったことになる。
当代松井さんの頭脳の価値を見抜いたからであろう。
甚平の前はおそらく昇三郎ではなかったかと思われる。
なお、当代松井さんの本名は不明であるが、「本名を知ったら死ぬ」というのも彼女固有の能力ではなく歴代松井さんが代々受け継いでいる能力かもしれない。
(少なくとも父の昇三郎は松井さんの本名を知っていないはずがないが、死んでいないため一族のものには無効な能力なのかもしれない)。

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最終更新:2015年09月04日 19:38
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