【名前】千手観音
【出典】GANTZ
【性別】不明
【年齢】不明
【支給品】絶刀『鉋』@刀語

【本ロワの動向】
おそらくガンツミッション前からの参戦だと思われる
剣ロワ開幕以前から強マーダーになりえるだろうと予測されていた千手だが、意外にも序盤は戦闘に参加せず、どちらかと言えば中立の状態を保っていた
普段から仏像に擬態していたため、静止した状態の千手観音を参加者と判断せず、素通りした参加者も多数存在したが、この時点で千手が彼らに危害を加えるようなことはなかった
大抵の異星人は見慣れていたからかかなりピンポイントで千手を星人と判断したライアン(もっとも本人はアーク星人のしわざだと思い込んでいる)も無害と判断したのか放置している
千手が本格的に行動し始めた切っ掛けは、対主催の明&ラ・ピュセルとピュセルの悶絶顔を拝むために一般ノンケを装っていた虐待おじさんのグループとの接触であった
なぜこの場に仏像が? と訝しむ一同の前で千手は仏像の擬態を続けていたが、グループのリーダー格であった明がその高すぎる想像力によって千手の正体を見破ってしまう。
明は千手を彼岸島においての邪鬼の類だと判断し敵対、戦闘が勃発
3対1という状況下で始めこそ千手が不利かと思いきや、ほぼ一体で玄野を除く東京チームを殺害した星人だけに善戦
多くの手札をもつ上に、いくら攻撃しても無限に体を再生することができる千手が有利に。そのまま徐々に明たちを追い詰めていくが……

虐待おじさん「誰が追っていいつったオラァ!!(特攻)」

一緒に行動するうちに情が移ったのか、明チームの虐待おじさんが千手に特攻
ラ・ピュセルから支給品のガンツスーツを譲り受け、おじさんも強化されていたが、悲しいかな千手の攻撃はスーツの防御力を無視するのであっさりと返り討ちにするも、その隙に明たちの逃走を許してしまう
結果こそ引き分けだったが、実質この戦いの勝者は殆ど消耗のない千手であった

この後、千手は虐待おじさんの脳髄を補食し、記憶と言語能力を吸収。
自分の正体を知ってしまった明たちの情報をおじさんの記憶から把握した千手は、情報の漏洩を防ぐためか、ふたりの抹殺を選択する
なお、無口キャラであった千手はこの時点で虐待おじさんの口調で話すようになる 
これによって、原作を把握しても若干文章で表現しづらいキャラであった千手を書きやすくなったのか、おじさんのキャラクターを引き継ぐことでぐっと描写しやすくなった

明とラ・ピュセル抹殺のため、会場を探索していた千手が次に遭遇したのはポルナレフ&九兵衛一行。
千手はただの仏像のふりをしてふたりをやり過ごそうとするが、
ポルナレフが千手の口元に付着した血痕、虐待おじさんの脳を補食した痕跡に気がついてしまい、そのまま戦闘に
さすがの千手もポルナレフのスタンド『シルバーチャリオッツ』には驚いていた
ついでに新たな情報でも得ようと考えたのか、久兵衛の脳髄を補食しようとするも、間一髪でチャリオッツが妨害。
レイピアの突きで追撃してくるチャリオッツに強酸で応戦するも、人体を容易く溶かす酸をアーマーを犠牲に耐えきったチャリオッツのさらなる猛攻にさらされ、スタンドという得体の知れない能力に驚異を感じた千手が撤退を選択し、ポルナレフも千手を新手のスタンドかと危惧し深追いしなかったことで、この戦いは痛み分けで終わった

道中ガッツやゾロなどとも遭遇、戦闘を経験している。ゾロ戦においては、手の数の多さにゾロに危機感を覚えさせるが、

千手「動くと当たらないだグボォ!!?」
ゾロ「てめえで絡まってんじゃねェか!」

など武器が腕に絡まって動けなくなったりなど、ワンピースのノリに近い雰囲気であったが、こちらも結局引き分けに終わっている

千手は道中タグチのいる購買部にも近付いたことがあったが、タグチのマホウで迎撃されてすぐに逃走している
大きさ関係なく真っ二つにできるマ剣と体を再生させる時計ごと千手観音を壊しかねない全体攻撃の紅蓮光球が使えるタグチと千手観音は相性が悪く、この展開では少しの戦闘でその不利を悟って逃げた千手観音の学習速度の高さが際立っていた




千手「見つけたぞ」
ラ・ピュセル「あなたは……っ!!」
千手(虐待おじさん)「おじさんはねぇ、君みたいな可愛いねぇ、この悶絶顔が大好きなんだよ!」

殺し合いも中盤に差し掛かったところで、ついに明を失って心体ともに疲労した状態のラ・ピュセルを発見。
理性的な声のあとに虐待おじさんボイスで話す千手のホラーチックな描写は原作ガンツの絶望感を巧みに表していると好評であった
明を失ってしまった直後だということもあり、虐待おじさんの声で喋る千手に動揺し隙をさらしてしまうラ・ピュセル
千手はそのまま強酸で彼を殺害しようとするも、割って入ったキクチヨによって妨害され、千手の酸が効かない頑丈さの装甲の前に不覚をとられてしまい、ラ・ピュセルを救出されてしまう

キクチヨ「ずいぶん細っこいけどよ、ノブセリ(機械のサムライ)だな、てめぇ!!」

千手「ふざけんじゃねぇよオイ!誰が大声出していいっつったおいオラァ!!(大声)あぁお前はよぉ!現地の生物じゃねえなぁ!!ふざけんじゃねえよオイ!」

キクチヨ「なんだなんだなんだ!壊れてんのか?俺様が引導渡してやるでござる!」

全く話の噛み合わない二者、現地の生物ではないがラ・ピュセルを助けたキクチヨを敵と判断した千手
引導を渡すと息巻いていたキクチヨだったが、強酸だけでなく多数の剣に再生機構持ちであった千手の敵ではなく、レーザーを刀の超振動で弾くなど善戦するが、千手の時計のことを知らないキクチヨがノコギリ刀で千手を両断し油断してたところに、復活した千手の不意打ちに対処しきれず千手の勝利かと思われたが……
究極生物に立ち向かった明の背中を思い出しながら奮起したラ・ピュセルの援護により両者の逃走を許してしまう

このあと、フェルグスに撃退され満身創痍の錆を発見、殺害し補食した。なお錆と千手の戦闘は刀語リスペクトなのか驚きの全カット……

殺し合いの半ばも過ぎた頃、虐待おじさんの仇に燃えるラ・ピュセルとキクチヨのふたりと合流していた皐月様組との決戦が始まる

ラ・ピュセル「お前はここで倒すっ!!」

千手「それは此方の台詞でござる」

ラ・ピュセル「その声は……まさか、また他に誰か食べたんだなっ!!」

千手「興奮させてくれるねぇ!好きだよ、そういう顔!」

千手「拙者にときめいてもらうでござるYO!!」

虐待おじさんと錆の混ざった口調と声で喋ることにより、他の人間を補食したことを察したラ・ピュセルを激怒させる千手
このとき一部の読み手からは錆とおじさんの台詞の妙なマッチ具合から『ホモ臭くなった千手』と称されていた
戦闘開始直後にキクチヨを吹き飛ばし、残りの二人に襲いかかるも、
ラ・ピュセルからの情報で、自身の再生能力の存在を知られていたため不意をつけず、途中で復帰してきたキクチヨも加わった3対1という数の差と純潔を装備して底上げされた皐月の身体能力の前に千手も苦戦を強いられるが、千手もこのロワでたんかんの戦闘をして学習し、皐月の剣にも徐々に対応していく。
さらに錆の脳から吸収した記憶から彼の技を再現し、爆縮地、速遅剣、一揆刀銭なども使用し始め徐々に3人を押していく

そしてこのとき、ラ・ピュセルにも知られていなかった千手の手札、体を再生させる時計の物質消滅機能(触れた相手の肉体を端から徐々に消していける能力)によって皐月の右足を純潔の生命繊維ごと消去してしまう
早期に異常に気づかれ、幹部を切り落として処置されたため皐月を殺すことはできなかったが、彼女を戦線離脱させることに成功する
3人のなかでも最大の戦力である皐月様のリタイアにより千手が有利になるかと思いきや……
ここにきて、幾ばくかの攻防の中でついに生命線である時計の存在に気づかれてしまう
弱点を把握されたことによって、一気に戦況が傾いていく

「サムライはなぁ…刀持ったら、迷わねえもんなんだよ!」
「やれ、颯の字!!男を見せろ!!」

千手に捨て身で特攻するキクチヨ。咄嗟にレーザーで応戦しバラバラに切り刻むも止まらない。ギリギリで応用の思い付いたラ・ピュセルの魔法によって、巨大化されたキクチヨのノコギリ刀が千手の下半身を押し潰し、動きを止められてしまう。
その隙が致命的となり、ラ・ピュセルの巨大化した剣が時計ごと千手を一刀両断する
この一撃でラ・ピュセルの勝利かと思われたが、まだ千手は生きていた。
破壊された千手観音の外装を捨て、そこに潜んでいた千手本来の姿ーー異形の本体がラ・ピュセルの心臓を貫く。が、返す刀で切り裂かれ今後こそ敗北。相討ちとなり死亡した

最終殺害数は4名と今回のマーダーの中では平均的な位置付けだが、ラ・ピュセルとの絡みなど、今回のロワで多かった『因縁の対決』のひとりとして活躍した参加者であると言えるだろう
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最終更新:2024年07月22日 11:40