【名前】SCP-096
【出典】SCP Foundation
【性別】不明
【愛称】シャイガイ
【支給品】
【キャラ解説】
SCP-096は人型の生物で身長がおよそ2.38mあります。筋肉量がとても少なく、事前分析で軽度の栄養失調を確認されています。両腕が身体とひどく不釣り合いな長さをしており、それぞれ約1.5mの長さがあります。皮膚のほとんどに色素がなく、体毛は一切ありません
通常は比較的おとなしいSCPですが、何者かがSCP-096の顔を直接でも映像記録を通じてでも写真を通してさえでも見たら、ひどく苦悶し始めます。
そうなった場合、SCP-096は顔を両手で覆い、叫び始め、泣き、支離滅裂なことを叫び始めます。そしておよそ1,2分後にSCP-096は顔を見た人間に向かって走り始めます(以下顔を見た人間をSCP-096-1とする)
このときSCP-096の進行を妨げる方法はありません。SCP-096-1がどこにいてもSCP-096の反応変わらず、本能でSCP-096-1の居場所をつきとめているようです
SCP-096はSCP-096-1に辿り着くと、SCP-096-1を殺して[削除済]しはじめます。SCP-096-1は追跡から100%逃れられません。


【SCP-096の収容違反中に関するレポート】

SCP-096は意図しない収容違反に対して消極的な姿勢で、暫く会場を彷徨いていました
野放しとなったSCP-096と最初に遭遇したのは
SCP-096と同じ目的のために拉致されたアジア人男性のレイタロウ・クラニ氏です。なおクラニ氏は不運にもSCP-096の顔を視認し、SCP-096-1と認定されました
SCP-096は叫び始め、SCP-096-1に襲いかかりましたが、SCP-096-1はこれに応戦しました。
この間SCP-096-1は数10回に及ぶ致命傷を受けていましたが、生存しており、なおかつ逃走するようすも見られませんでした
SCP-096はSCP-096-1を殺害しようとあらゆる攻撃をしましたが、そのどれもが目的を達成できませんでした


【首輪に録音されていた音声ログ】

クラニ氏:おや? こんにちは。とてもユニークなお姿ですが、アルメイルの方ですか?

SCP-096:(この時点で叫び始める)

クラニ氏:あれ?どうしました? 具合でも悪いのですか そう言えば貴方、とても痩せていますね。お腹がすいているのですか?奇遇ですね、私もなんで…(肉を殴打したような音)

クラニ氏:ありゃりゃ

これ以降はSCP-096の叫び声と激しい戦闘音で、会話の殆どが記録できませんでした



最終的にSCP-096はSCP-096-1との戦闘により、深刻な「傷」を負い、動揺しました。そしてまだSCP-096-1が生存しているにも関わらず、逃走するという興味深い結果となりました。SCP-096-1はそれを追いませんでした
SCP-096-1はその後、SCP-096によって与えられたただならぬ損傷のすべてが再生していることが判明しています

クラニ氏を新たなSCPとして収容する試みは現在検討中です

この男が我々の世界に来ることは何としても阻止しなくてはーDr.??

またSCP-096は、憲法18条と記載された人物とも遭遇しています
残存する資料によると、憲法18条は推定レベル4クラスの現実改変者であり、あらゆる干渉を受け付けず、一方的に物理的影響を及ぼせる怪人としての精神体を、全世界どこへでも出現させる能力を有する全身麻痺患者のようです

単独で国家を滅ぼした男を野放しにするなんて、いったい何を考えてやがったんだ?ーエージェント???

憲法18条はSCP-096-1に認定され、SCP-096の攻撃対象になりました。
しかしこの時点でSCP-096は少なからずダメージを受けており、また憲法18条の能力が比較的高かったこともあり、またもやSCP-096-1の殺害に失敗しました。

Euclidクラスのオブジェクトを退ける連中がこうも多いとは……ーDr.???

この記録によると、SCP-096が最後に遭遇したのはシバ・タツヤ氏です
シバ氏は『魔法』と称されるオブジェクト技術が公式に存在する世界の組織、国立魔法大学附属第一高等学校に所属するアジア人男性です
シバ氏は今回の収容違反を引き起こした組織からの脱出において、大多数の集団と軋轢をお越し、戦闘になったところを、意図的にSCP-096と遭遇させられました。
例によってSCP-096の顔を確認したシバ氏はSCP-096-1となり、096により致命的なダメージを負いました。
しかしシバ氏は即座に彼の世界の『魔法的』技術を使用し、096を原子分解し殺害することに成功しました



どうせならあの糞ったれの682も殺ってほしかった。だが、この男が096を終了させた技術を我々が解明すれば、より危険なオブジェクトの終了手段の確立に大きく前進するだろうーDr.???



今回の096、682の収容違反における、その目的についての詳細文書、及びレポートは、収容違反の3日後にO5-?のオフィスに放置されているところを発見されました


我々の予想し得ない勢力からの干渉は防げなかったが、それが仕方なかったと言うことにはならない
我々が思っている以上に、連中はオブジェクトについて知りすぎているーO5?





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最終更新:2024年07月25日 22:50