【名前】荒木夢無
【出典】オリロワ4
【性別】男
【年齢】不明
【人物】
傍若無人な不良高校生。
喧嘩が得意で一人で化物を倒したり組織を潰したりするほど。
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【あらすじ】
登場話で鬼の椿と殴り合った後、気が合ってコンビを結成。
鬼との因縁が強く、忌影丸とは椿を殺され幾度となくぶつかり合うが、最後は窮地を彼に救われる奇妙な結末を迎える。
仲間の摩耶香が『審判』のタロットカードで殺戮兵器化した時には、死ぬ寸前の彼女から絆のタロットを託され、それが奇跡を引き起こして摩耶香の自我を取り戻すことに成功する。
主催戦では仲間と協力して獄羅童子と激闘を繰り広げ、勝利する。
ノヴァ戦では苦戦を強いられるが、ノヴァでも唯一奪うことの出来なかった絆が、夢無達に勝利を齎す。
エピでは仲間達と生還を喜び合い、自分以外の高校生で唯一の生き残りである凜吾と高校生活を過ごす。芦塚が新しい教師になり、見覚えのある馬が理事長になったりもした。

【本ロワの動向】
再びバトルロワイヤルに参加させられた夢無は、イラつきながらも変わらず対主催を貫くことを決意する。

名簿の中に仲間たちと共に打倒したノヴァの名があることに疑問を感じながら、復活したのならばもう一度ぶちのめすだけだと考える。

拳を握りしめた彼の前に現れたのは、征服王イスカンダル。
夢無が殺し合いを乗り越えた一騎当千の強者であることを見抜いたイスカンダルは
夢無に誘いをかける
軍門に下り、世界を征する愉悦を共に分かち合う気はないかと。
全て最果ての海(オケアノス)を夢みる気はないかと。

夢無ははっきりとその誘いにNOを突きつけた。

夢無「あいにくだが、俺は誰かの下で拳を振るう気はないぜ。征服王」
イスカンダル「こりゃー交渉決裂かぁ。勿体ないなぁ。残念だなぁ」

頭を掻くイスカンダルに、夢無は拳を構えた。
夢無の心意気に応じて、イスカンダルは自らの宝具を発動した。
イスカンダルと共に夢を見て絆を結んだ朋友たち、『王の軍勢』。
一人一人が一騎当千の強者たち。

晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。
無数の軍勢を前にしても、夢無はひるむことなく、逆に笑って見せた。
拳を固く握り、兵士たちの中へと走りだす。

「征服王だか何だか知らねえが、こんなんじゃ俺の拳は止まらねえぜ!!」

剣で切り裂かれ、槍で突かれ、騎兵に轢かれ。
それでも決して歩みを止めることはない。
ただひたすらに拳を振るって兵士をなぎ倒し、征服王の元へとたどり着く。
全身が血に塗れ、刃が体に突き刺さり、立っているのがやっとの状態。
しかし拳はほどくことなく、最後にイスカンダルに一撃をかました。

「見たか征服王…こいつが、俺の拳だ…!」

自慢の拳を空に向け、笑顔と共に夢無はゆっくりと地に倒れた。
最後まで自らに屈することなく拳をかまして死んでいった夢無をイスカンダルは英霊にも並ぶ見事な漢と認め、敬意を評した。

オリロワ4では主人公格として活躍し生還した夢無であったが、オールリピでは最初の死亡者となった。
しかし死してもなお、笑顔で死んだ姿はセリューと光希には名前も知らない参加者の死に嘆き憤り「腑抜けてる場合じゃない。私達が戦わなくちゃ犠牲者が次々と出る」と元の正義感を呼び覚まさせ、ゼロには笑顔で死んでいる夢無の顔を見て「こんな風に笑って死ねるなら、もう一度最後まで抗うのも悪くはないか」と思い起こさせ、彼女たちの再起のきっかけとなる熱い漢の生き様を見せた。

夢無の決して強敵にも引かず、諦めない魂はきっと彼女たちに引き継がれたのだろう。


【称号:漢の拳は砕けない】
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最終更新:2024年01月16日 12:19