【名前】シノン (本名:朝田詩乃)
【出典】ソードアート・オンライン
【性別】女
【年齢】15
【キャラ解説】
ファントム・バレット編から登場したヒロイン。
銃火器による銃撃戦がウリのVRMMOガンゲイル・オンライン(GGO)の数少ない女性プレイヤー。
スナイパーとしてはGGO内でもトップクラスの実力の持ち主。
アバターは水色の髪が特徴だがリアルでは黒髪メガネっ子。
大会では「銃撃されたプレイヤーが現実でも死に至る」事件の犯人である「死銃」を倒すためにキリトと共闘する。
死銃の用いる五四式・黒星を見て発作を起こし、自分までもが死銃の標的になっていることを知り取り乱すが、キリトに助けられ、互いに過去の罪を告白することで、彼の強さの何たるかを悟った。その後、キリトとの協力により死銃を倒し、彼との同率とはいえ一応の優勝を果たした。
試合後、錯乱し無理心中を図る新川恭二(死銃事件の主犯)に襲われるも桐ヶ谷和人(キリト)の助けで事なきを得る。
幼い頃に父が他界し、母もその時に精神年齢が逆行したことから、母を守らねばという義務感を強く抱くようになった。
11歳の時に母を襲った強盗犯を射殺してしまい、それが銃器に対する強いトラウマとなってPTSD、学校でのいじめや恐喝に悩まされていた。
GGOにログインしている時は銃を見たり触ったりしても発作が起きないため、トラウマの克服を目標にダイブを続けている。
事件解決後、和人たちの計らいにより、当時の事件で結果的に自分が救った女性と、彼女が当時身ごもり事件後無事に誕生した娘と対面し、謝罪と感謝を受けて自分の抱える罪と向き合い、前に進むことを選んだ。
ロワではトラウマ払拭後からの参戦となる。
【あらすじ】
銃ロワにてのび太と対主催タッグを組む。
当初はのび太の射撃の腕前がプロレベルな事にシノンが驚愕したりと楽しそうなコンビだったが、DB史上最低の馬鹿者であるマーダー・ライフル銃の男の襲来で一変する。
戦闘の過程でシノンを守るためにのび太が咄嗟に撃った弾丸が的確に急所に当たってライフル銃の男を殺すことに繋がり、のび太はそのまま錯乱して逃げ出してしまう。
状況は自分が11歳の時に母を守るために強盗を射殺した時と同じであり、のび太のショックを理解できるシノンは彼を助けるために追う。
のび太を探す過程でロベルタなどの対主催と情報交換するが、のび太が殺し合いに乗ったという不穏な噂を耳にする。
後半、研と共に警察官組を襲来してきたのび太を説得するが、ゴルゴとリンゴォとの接触・戦闘を経て漆黒の殺意に目覚めてしまった彼には通じず、容赦なく射殺される悲しい結末を迎える。
【本ロワの動向】
対主催として行動を開始。
名簿にのび太の名前があることを知り、今度こそのび太を正気に戻すために奔走を始める。
あの優しかった少年に死銃のような真似事など似合わないというのがシノンの考えであった。
しかし、他の参加者となかなか接触できないまま、時間だけが過ぎていく。
そして探索中にシノンは大量の人間より大きい卵が放置されている一帯に迷い込む。
彼女がなんだこれは思った瞬間、会場にいたるところに卵の中からヴェロキラプトルに似たような怪獣が次々生まれていく。
この卵はゴジラが産んだものであり、ベビーゴジラが孵化していった。
シノンは生存のために応戦するも、支給品がハンドガンだけだったために苦戦。
その銃の腕で数匹は撃ち殺すも、弾が切れれば銃士は戦うことができない。
壁際に追い詰められ、複数のベビーゴジラに囲まれ、喉元や腕、腹部や太ももに次々と食らいつかれる。
耐え難い激痛とリアルタイムで体から吹き出す血と引きずり出される己の臓物を見せつけられ絶叫するシノン。
生きながら食い殺される痛みと恐怖は死銃事件を乗り越えた彼女にとっても発狂ものであった。
(私、また何もできてない。
何が足りなかったの……? 教えてよキリト……)
自分の最期を悟り、対主催としてものび太を救うことも何も成せないまま死んでいくことに絶望し涙するシノン。
そうして彼女の意識は漆黒の闇の中へ墜ちていった……
余談だが別世界線である
猫ロワでもシノンは人外の怪物に捕食されている。
肉が美味しいのか、どういうわけか彼女は捕食と縁があるようだ。
大きな共通点は死ぬまでに何も成すことはできなかったという悲愴さだけである。
最終更新:2024年01月21日 22:27