【名前】スルーズ
【性別】女性
【出典】Fate/GrandOrder

【架空学園2におけるロール・設定】
ワルキューレ姉妹の一人。
ヒルド、オルトリンデと共に三つ子で生まれた姉妹であり、スルーズは彼女らを纏める長女である。
また、FGOでは神話通りの戦乙女であるが、今ロワでは普通の人間である。
成績優秀なマジメちゃん。クールでお堅い。
あとブリュンヒルデお姉様の事が大・大・大好き。(親愛的な意味で)
でもだからって三姉妹でストーカーするなよ……(なお眼鏡のイケメンが登場したことで最近イライラしている様子)


【今ロワでの動向】
殺し合い開幕のセレモニーとしてお姉様・ブリュンヒルデを殺されてしまい、泣き叫びながら会場に送られてしまう。
しばらく悲しみに暮れていたが、やがて一つの結論に辿り着いてしまう。

「お姉さま蘇生のために……優勝を狙う……!」

その生真面目な性格ゆえに、そして肉親を殺されたショックにより、狂った判断が殺し合いのルールを肯定してしまったのだ。
ただ、同じく会場に妹達(ヒルドとオルト)がいるため彼女らの事をこの時はまだ決められずにいた。


彼女の開始地点は特殊対策機関・特定有害生物対策センター「4C」@仮面ライダーアマゾンズ。
お誂え向きに豊富な銃器・武具も貯蔵されていたため、基本支給品を含めて潤沢な戦力確保を為し得た。
ちなみに白鳥礼装で飛翔する彼女はよく短機関銃を用いたため、「おまえはどこぞのウィッチーズか」と読者からよく突っ込まれていた。


そして建物から出たところを同じく敷地内に訪れた榊遊矢に見つかり、即座に短機関銃をぶっ放す。
とはいえ銃器を使い慣れている訳ではないので上手く当たらず、また逃げ出した遊矢は優れたアクションで巧みに躱し続けた。
それでも追いかけるスルーズは飛翔しながら冷徹に退路を断つ事で終始優位に立っていた。
やがて遊矢は小さな建物に逃げ込み、スルーズは破損した窓から手榴弾を投げ込んだ。
そして(何かに引火したのか)大爆発を目撃した瞬間、これで一人仕留めたと彼女は気分を高揚させていた。
が、爆発四散する建物の中から高速で飛翔する物体にしがみついた遊矢が盛大に脱出するところを目撃。
予想斜め上の事態にさすがの優等生の思考も停止してしまい、唯一本能的に動いていた目線の先ではすでに綺羅星の大きさ程度に見える遠くまで逃げられてしまった後だった。
仕留めきれなかった事に悔しがったものの、スルーズはすぐに頭を切り替えて次の獲物を探し始めた。


だが、第一回定時放送でヒルド死亡を聞いてしまい、より狂気と焦燥が進んでしまう。
より危険な思想が彼女を蝕む中、今度はナランチャと上条当麻の二人組を発見する。
学園において優秀な彼女にしてみれば、彼ら二人は落ちこぼれであり疎ましい存在であった。
いつもバカばかりやっていて、このような剣呑な状況でも馬鹿みたいに陽気に踊っていた。
自分が必死になっている時にそんな彼らを見てしまったら――当然、脳内の何かが“プッツン”していた。

「この……クサレ脳ミソがァーーッ!!!」

一方的に暴言を吐きながら突撃するスルーズ。
相手もスタンドを具現化させたため空中戦に専念していたが、相手の攻撃手段がナランチャのスタンドしかない事に気づく。
なので一旦黒髪ツンツン頭の事は忘れて、次第にナランチャ本体を執拗に狙い始めた。
――が、その判断が仇となってしまった。
彼女が高速機動で動く最中、“ピューーー”っという音が急接近していることに気づく。
振り返った視線の先には、複数のロケット花火と遠望に見える人影。
しまった!と思ったと同時に花火が炸裂し、スルーズは態勢を崩してしまう。
思考の制御が追いつかないまま地面に落ちてゆき、何かにぶつかってしまった。

短時間の気絶からスルーズが回復した時、彼女の二つの豊丘に黒いウニが挟まっていた。
―――そして気が付いたら、原形が判別できないほどに顔面が腫れ上がった上条さんが倒れていた。
赤面して息を切すスルーズ、やがて万死に値する最低野郎をぶち壊そうと武器を構える。
だが、それを妨害する『エアロ・スミス』の体当たりをまともに受けて吹っ飛ばされてしまった。
そのままvsナランチャとの第二ラウンドに移行するスルーズ。
しかし何故か白鳥礼装が起動できなくなり、今度は地上戦を余儀なくされる。
さらに銃も弾切れとなり、ナランチャの猛攻を止められない危機に陥ってしまう。
万事休すか……そして、スルーズは最後の切り札をきった。

「真名解放──宝具『偽・大神宣言(グングニル)』!!」

支給品の中に入っていた、かの大神が愛用した武具の劣化複製品。
しかして、その真名を開放すれば投擲目標に必中する機能は衰えていなかった。
スルーズの渾身の一槍は、ナランチャの攻撃を許す前に的確に彼を貫いた。
致命傷であることは一目瞭然だった。それでも宿敵の執念は凄まじく、最後の猛反撃を始めた。
だから彼女は一生懸命に逃げて、隠れて、時に手持ち盾で急所を防ぎ、多数の傷を負いながら―――最終的に耐えきってみせた。
満身創痍ながらも、今度こそ敵を確実に排除すべく、もう動かなくなったナランチャをメッタ刺しにした。

やっと一人殺害できた。
ここまでの苦難を考えると挫折しそうな気分にもなった。
でも、これでスタートを切る事ができて自信を取り戻した。
だから彼女は、この清々しい達成感に酔いしれる瞬間を存分に噛み締めた。










その隙が、彼女が抱いた最期の想いだった。
一発の銃声と共に、彼女の頭から紅い花が咲いた。
彼女は何も気付くことなく、これ以上何も感じることもなく、無情に崩れ落ちた。
――その様子を手下人の桐山は遠くから黙って見ていたのだった。

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最終更新:2019年05月26日 21:32