【名前】閃刀姫-レイ
【性別】女
【出典】遊戯王OCG
【架空学園2におけるロール・設定】
一人の人間が多種多様の武装・機材を用いる事で大軍を凌駕する事をコンセプトとした決戦兵器―――
それが「閃刀」及び「閃刀機」であり、その担い手たる「姫」が“レイ”である。
状況によって武装を換装する様はロックマンに似ているからか、この世界の「閃刀」シリーズはシエルに開発・作製されたという設定になっている。
また数々の脅威が迫っている世界観のため、リクやカービィと共にAIBに所属している。
ちなみに一人決戦兵器として軍人気質になった影響か学園生活に馴染めていないが、新たな親友フレンダのお陰で徐々に楽しい生活を送っているようだ。
なお、学園祭ではノリノリのフレンダに付き合わされてメイド服姿になったレイちゃん、凄く恥ずかしそうな表情をしていた。かわいい。
【今ロワでの動向】
この悪辣な催し物はどこかの宇宙人の仕業なのでは?と疑い、クラスメイト同士で殺し合うなど是とする訳もなく事態解決に動く。
ちなみに支給品に入っていた武器は「閃刀」のみ。
レイにしてみれば閃刀機なしでの任務遂行は余りない事だが、日々鍛えた武術もあるためさほど気にはしなかった。
周囲に気を使いながら行軍を続けると、やがて複数回の爆発音を察知。
その震源に向かって進むと、フレンダvsフーゴの対戦を愉悦に浸りながら観戦しているディオを見つけた。
レイは怪しく思いディオから事情を聞こうとしたが、彼はすぐさま逃走してしまった。
とりあえずディオのことは放っておき、喧嘩している二人を仲裁するために間に割って入った。
「双方、そこまでだ!」
二人に対話の場を設けた事で無事に誤解を解くことに成功し、そのまま三人で行動をとることにした。
その後、単独で動いていたうさみちゃんが加わり、さらにリク達三人とも合流する。
特にAIBの同僚であるリクと行動できる事は彼女にしてみても心強いものであった。
これならフレンダ達を護りながらふざけた主催者達を打倒できる、とレイの希望は強くなっていった。
―――しかし、集団の中に潜む一つの悪意に、彼女は気付く事はなかった。
落ち着ける場所として灯台に向かい、安全確認も兼ねて灯台周辺の探索を各々で始める一団。
レイは一足先に灯台の最上階に向かい、そこでとある「閃刀機」を見つけた、が。
そのタイミングで怪獣が灯台を攻撃したため、レイは灯台の崩壊に巻き込まれてしまった。
身体は軽傷で済んだもののすぐに脱出は不可能な状態となり、レイは状況確認のため小さい窓から外を見た。
ちょうど朝倉リク、否、ウルトラマンジードが背後にいるフレンダ達を守りながら怪獣・ギャラクトロンと戦っている場面であった。
とりあえず皆の無事に安堵するレイ、やがて怪獣が隙を見せてジードがトドメを刺せる千載一遇のチャンスがやってきた。
―――レッキングバーストを撃てば怪獣を倒せる、その背後の灯台も巻き込まれてレイも死んでしまう、代償を伴う勝利であった。
しかしレイは自分の身のことなど全く考えなかった。フレンダや皆が無事であれば“それでいい”と思っていた。
だからリク、私に構わず怪獣を倒せ―――そう願った。
だが、ジードは、リクは、必殺技を撃たなかった。
なにをもたもたしている、早くしろ!っとレイが焦っている内に、やがて怪獣が光線を放った。
それはジードやフレンダ達に向かっていき、着弾時の衝撃はレイがいた灯台にまで届いた。
吹き飛ばされたレイは慌てて外を見直した。
そして―――フーゴ、オルトリンデの前で燃え盛る少女の姿を目撃してしまった。
「 ぁ ぁ ぃゃ いや いやああああああああああ!!!」
―――少しの間、悲痛な慟哭が続いた。
そして感情の制御が働かない最中、レイは先の衝撃で瓦礫から姿を出したソレを見た。
X-003 カガリ@遊戯王OCG
彼女が戦場にてよく着用する閃刀機の一つ、閃滅モードにて敵陣を殲滅するための武装スーツ。
彼女は即座にそれを装着して無理矢理外に出た。
ジードは既に消えており、怪獣だけが残って暴れていた。
だからレイは、親友を奪った怪獣・ギャラクトロンに鬼神の如く迫り、何度も何度も斬り掛かった。
ちなみにこの時オルトリンデも怪獣と戦っていたが、彼女達の間に連携らしいものは存在していなかった。
なぜなら、一騎当千の閃刀機では他者との連携が見込まれていないから―――なによりレイの頭は怒りに満ちていたから。
それでも、二人はギャラクトロン相手に善戦していた。
やがて、オルトリンデが無数の槍でギャラクトロンを串刺しにしたところで、レイは全力の一撃を放った。
『閃刀術式-アフターバーナー』
不死鳥の如く翼と閃刀を燃え上がらせ、そのまま最大戦速で敵に突撃する閃刀姫-カガリの必殺技。
レイの激昂も上乗せされたその絶技は見事に届き、ギャラクトロンの片腕を切り落としめた。
だがレイにはまだ物足りなかった。完全に息の根を止めるまでは仇討ちは終わらない。
だから続けて突撃し直そうとしたが、彼女の猛攻も遂に止められてしまった。
痛みに悶えるギャラクトロンはシャフトの鉤爪でレイを捕え、握り潰し、彼女を放り投げたのだ。
複数箇所の骨が折れ、地面にぶつかった衝撃で全身に激痛が走り、もはや全身創痍の虫の息状態だった。
もはや何もできない状況だが、唯一、親友であるフレンダの近くにまで飛ばされたのが不幸中の幸いだった。
レイは苦痛を堪えて彼女の亡骸の前まで這いずった。
彼女が一人寂しい想いをしないように、最後まで一緒にいようとしての行動だった。
「なんで……どうして、私ごと撃ってくれなかったんだリク……」
その言葉だけを口にして、失意の中レイは息を引き取っていった。
閃刀姫-レイの物語は終了した。
だが、彼女の閃刀は、その後もいきつづけた。
レイの閃刀機は奇跡的に折れておらず、それが仲間に受け継がれ、新たな剣に転生した。
そして彼女の一刀は確かに仲間を守り、最後には主催者を打倒したのだった。
最終更新:2023年09月11日 10:35