【名前】ブロリー(旧)
【性別】男性
【出展】ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
【支給品】妖姫・七殺天凌@Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2
【スタンス】無差別マーダー

【ロワでの動向】
悟空に破れた後からの参戦
当初こそは名簿を確認したり支給品を取り出したりと大人しかったが、敗北の記憶が色濃く残っており、直ぐ様覚醒。衝動のまま破壊の限りを尽くすこととなる
因みに支給品として支給された七殺天凌は泣いても良い。流石に支給された相手が悪かった……


まず出会ったのはひよこちゃん。ただのひよこと侮るなかれ、アクマ化していたためまさかのブロリーと拮抗。お互い残像だらけの読み手全員ヤムチャ状態

「ひよこが悪魔だぁ? 悪魔は、オレ一人で充分だあッ!!!」

最終的に周囲一体ごと破壊するエネルギー波で殺害。いくら残像を作ろうがそれすら関係ないゴリ押しで打ち破るのはまさしくブロリー
この一件でGGGベイタワーが崩壊し、さらに対主催である超ブロリーの悪評が広まったりと被害はそれなりに凄まじいものであった

次に出会ったのが破壊天使ことガッちゃん。皮肉にも天使VS悪魔の構図である
当初こそガッちゃん砲の威力に拮抗気味であったが、戦いの中で成長していくサイヤ人の特性によってパワーアップを果たし、全力のガッちゃん砲をイレイザーキャノンで押し返し見事勝利をもぎ取った

次に出会ったのが神々への復讐者、アルケイデス
伝説の超サイヤ人相手ではいかにアルケイデスであろうとも苦戦必須であり、心眼を駆使し攻撃を回避するのがやっと、最終的に神々への復讐が最優先だったこともありアルケイデスは一時撤退を果たした



ロワも中盤となり彼が次に襲いかかったのははフェイスレス一派
最も戦ったのはフェイスレスによって改造され傀儡と化したかつての乱世の覇王こと項羽。サイヤ人としてのパワーをフル活用するブロリーに対し、未来予知や覇王の武などを駆使しブロリーの攻撃を受け止めるのではなく、「受け流す」ことで対応する項羽

項羽が逃げている間に一人用のポッド@ドラゴンボールZで逃走を図るフェイスレス出会ったが、よりによって親父ぃのポッドを利用したのが運の尽き、ブロリーの記憶を刺激してしまい

「親父ぃ……何処へ行くんだぁ……?」

まさかの原作再現。フェイスレスの乗った一人用のポッドを項羽に投げつける。哀れフェイスレスはポットごと爆発四散。ただしこの攻撃は項羽には通用せず、途中で夫の救援に駆けつけた虞美人の登場もあり、撤退を余儀なくされた
ただ、ブロリーからの視点では項羽に遊ばれていた感覚だった(実際の項羽側は未来予知で受け流せなかったら相当やばかった)ため、この怒りと屈辱により超サイヤ人3化。
直後、この怒りのままにペイルライダーに襲いかかり、ウイルスなんぞ知ったこっちゃないと気弾の消滅させた
(ペイルライダーは空中で撃破されたため会場への被害は微々たるもので済んだ)

その後は自動改札を気弾で蹂躙したり、何か挑んできた変なやつ(婁震戒)を消し飛ばしたりしながら会場を飛び回っていたのであるが、自分と似た同じサイヤ人の気配を感じ、そこへ急行することへ―――これが今後の彼の命運を分けることとなる


所変わって地上、横浜駅近く
ペイルライダーの病原菌に侵され、大切な友人のために残り少ない命のまま戦う葉風美織
相手は心優しきもう一人の『ブロリー』を仲間としたドラえもん組

美織は最後の賭けとしてウルトゥームの力を用いブロリー(超)を道連れにしようと目論むも、このタイミングで

「――ブロリー、です」

と、MADみたいな挨拶をしながら、旧ブロリーと超ブロリーの判別がつかないほど疲労困憊していた美織をビンタ一発で瀕死状態に、ついでに岩盤もお見舞い

と、'前座'はこれまでにして改めてブロリー(旧)はもう一人の自分と対面することとなる
同じサイヤ人、同じ戦闘民族、同じ『ブロリー』。旧ブロリーからすれば弱気な超ブロリーの存在は気に食わず、その感情を抜きにしても同じサイヤ人として血が旧ブロリーを闘争へと駆り立てる

このまま新旧対決が始まるかと思いきや、このタイミングでアルケイデス=サンの不意打ちエントリー!
アルケイデスの狙撃は自分ではなくもう一人の自分を狙ったものであったのだが、まだしぶとく生き残っていた美織を潰すのに手間取っていたせいで、横浜駅によるエリア改変が発生。結果として伝説の超サイヤ人は再び神殺しの復讐者と退治することになる


あの時とは違い、アルケイデスも魔力補給のために殺すつもりでいたのか両者いい具合に体が温まっている
――両者の激突は始まった

ブロリーのギガンティックミーティアをアルケイデスが避け、アルケイデスの『ステュムパリデスの怪鳥』をホーミング気弾で全て撃ち落とす。
もはや人の領域を超えた戦いであり、両者制限されている癖してエリア一つが吹き飛ぶほどの力の放流が迸る。
その果てにブロリーは伝説とされている『超サイヤ人'ゴッド'』への神化を果たす――



それがいけなかった――アルケイデスは元より神々への復讐を願う、神殺しの復讐者。それ故に神性特攻を持ち合わせるアルケイデスに対し、逆にゴッドへの変貌遂げたブロリーとの相性は抜群だったのだ

数値上こそブロリーのパワーはアルケイデスを上回っていたのだが、ブロリーですら制御しきれぬほどに『神化』が続き、神性てんこ盛りになり止まらぬ神化に戸惑うブロリーを見てアルケイデスは勝機とばかりに『射殺す百頭』を繰り出す


『射殺す百頭』の弩は、見事荒ぶる暴虐の神の胸板を射抜き、ブロリーの命は尽きた















―――はずだった。ブロリーは実は死んでいなかったのだ
『神化』へと至ったブロリーに目をつけた主催によって神の力を与えられ、強制的に復活。神化し続ける神の力も制御できるようになり

「俺は…神だ!!」

――伝説のサイヤ人ゴッド・ブロリー、再誕
荒ぶる力とサイヤ人の闘争本能のまま、主催本拠地で戦っている者たちを皆殺しにすべく飛び立つのであった






たどり着いた場所は主催の計画の要たるアトラスの大樹『ユグドラシル』の周辺

そこではユグドラシルに根付いた無限力に呼びかけるためにアイドル達(+メタルゾンビ)が大合唱をしており、そこに主催から遣わされた御使いの軍勢やキュービィが歌を止めるべく襲いかかっている状況であった


狭い世界 塞ぐ蓋

枯れた夢 絡む蔦



ブロリーからすればどちらも関係なく、ただ殲滅するべき敵として眼前にあった
だが、神化を得たブロリーは自らの意思とは関係なく、闘争本能と神威の赴くまま、アイドル組『のみ』を滅さんと巨大な気弾を放つ


深い霧 叫ぶ今

すべて吹き飛ばす Like a Blizzard



―――その気弾はもう一人のサイヤ人である、青い髪の『自分』によって防がれた


Break the ice break the ice break the ice now

Break the ice break the ice break the ice now



だが、そんな事は関係ない。ならばその邪魔をしたサイヤ人を『神々の意思の元』破壊し尽くすだけ

「お前が俺のジャマをするというのなら、オレは全てを――『神々に歯向かう何もかもを』破壊し尽くすだけだぁッ!!!!」

「お前じゃ、僕には――俺には勝てない。『何もない』お前じゃあ」


Break the ice break the ice break the ice now

Break the ice break the ice break the ice now



戦いは一方的だった―――旧きブロリーを、新しいブロリーが圧倒していたのだ

神となっても追いつかない、追いつけない

戦闘力、気の使い方、反応速度、反射神経、感の鋭さ、耐久力―――そして心のあり方。

全てが叶わない、追いつかない、追いつけない―――そんなバカな


そびえる巨大な壁

越えるのは誰のため

oh oh oh oh

自分を目指して



眼の前の現実が受け止められず発狂するかのごとく、氷獄の山嶺の頂に降り立ち

全力の『ギガンティック・ミーティア』を以って、新しく忌まわしき『自分』を葬ろうとする

だが、相手がとった行動は『両手を前方に突き出し、凝縮した気を掌に集める』行動

もちろんこの行動に旧きブロリーは、見覚えがあった―――だからこそ全力をもってギガンティック・ミーティアを放った。

「無駄なことを…今楽にしてやる――沈めぇッ!!」


ありふれた正解より

ひとつだけの答えを

oh oh oh oh

選ぶのは他の



「か~、め~、は~、め~、―――波アアアアアアアァァァァァァッッッ!!!!!!!!」

新しきブロリーが放ったのは、紛れもない『カカロット』が使った――かめはめ波

旧きブロリーが放ったギガンティックミーティアの超巨大気弾は新しきブロリーの『かめはめ波』によって押し返されていく。まるで、ブロリーが知らない世界における結末が如く


誰でもないのさ

ここにしかない未来へ



急遽バリアを展開するも、気弾ごと押し返されたエネルギーはバリアすらも飲み込み、暴虐の魔神の体を飲み込んでいく

「お前は、きっと、もう一人の俺だったんだ。俺も、そうなってたかもしれなかった。違ったのは……」

新しきブロリーは呟く、お前はもう一人の自分だ。自分が辿るはずだった末路の一つだと

そして、自分もまた、バアや、チライやレモや、のび太、ドラえもんがいなければ、こうなっていたと

ブロリーには一切できないモノであった

自分には存在せず、相手には存在したもの、それは―――


物語は続いてく



「……友達が、いてくれたか。それだけ。

サヨナラ、『ブロリー』」





『友達』―――自分に足りなかったものを最後まで理解することなく

旧き魔神の超戦士は―――閃光の中に影も形もなく消し去さられ、二度と覚めることのない永遠の眠りにつくのであった
+ タグ編集
  • タグ:
  • 混沌ロワ5
  • 安定のマーダー
  • 己のもう一つの可能性に負けた男
  • 敗因:トモダチ
最終更新:2024年01月19日 22:46