【名前】セレスティア・ルーデンベルク
【性別】女
【出典】ダンガンロンパ

【架空学園2におけるロール・設定】
超高校級のギャンブラー。前回架空学園の蛇喰夢子のようなポスト・賭博狂。
「ウソ」をつく天才であり、賭博において連戦連勝の負けなしであった。
なお、本人曰く数々の有名ギャンブラー達(他作品の主人公や強敵など)とも勝負を交わし軽くひねったらしい………信じるか信じないかは、あなた次第。
もし蛇喰夢子と勝負していたらどうなるだろうか?と考えられずにはいられない。

実はセレス(以下省略)という名前も偽名であり、本名含めて生粋の日本人であるが『自分の世界観』を大切にしている。
なので本名を偶然知ってしまったひでが調子に乗って言いふらそうとした時には、本気でブチ切れて罵倒しながら焼きを入れた。

賭け勝負を日常とする彼女は同級のクマ吉が持ち掛けた脱衣麻雀すら快諾し、当然の如く大勝して彼を下僕にした。
ただし、決闘者・榊遊矢とのDM対決では彼のエンターテインメントデュエルに翻弄され敗れてしまい、彼女のプライドに一つの汚点を付けてしまった。
以後彼に対抗心を抱いたセレスは、変装も偽名も解いて赤間コーポレーションにお忍びで通うようになり、DMで再戦し今度こそ勝利しようと努力しているようだ。


+ 【賭博裏の前日譚】
ある時期、セレスは『都市伝説』の謎を追っていた。
特に『窓のないビル』に居るこの世界を統べる存在を探していた。
その理由は、より強く危険な相手と命懸けの賭事をしたいというギャング狂の性が強かった、それだけのために…?
やがて手掛かりとなる男を見つけ、彼が仕掛ける闇のゲームに挑んだ。
負ければ魂をコインに変えられてしまう恐怖の罰ゲーム、勝てば『窓のないビル』に唯一転移できる謎の『女』について吐いてもらう。
そのような無謀な勝負をシンプルなポーカー対決で決めようとする狂気の沙汰。
だが互いにイカサマを仕掛け騙し見抜き合い、周囲をも巻き込むそれは賭博師同士の汗水流す真剣なライアーゲームであった。

数回の勝負の末、セレスは見事に相手を完膚なきまでに打ちのめした。
久々の痺れるような勝負に謝辞を述べつつ、しかしセレスは罵るように敗者にアンティを迫った。
だが男は喉まで来た言葉を発せず、痙攣のように身を震わせながらテーブルの上に倒れた。
驚き呆れそして困り果てたセレス、そんな彼女の元に意外な人物が姿を現した。
突如一人の美女が意識不明の男を容赦なく蹴飛ばし、空いた椅子に座って自己紹介した―――貴女が探している謎の『女』である、と。
そして「今度は私が相手してあげる」と『女』に誘われたため、これはチャンスと思いセレスはそれに乗った。
今度は『窓のないビル』の主に対峙する権利を賭けて、絶対的なる自信を賭けて次なる闇のゲームに挑んだ。

(この時のゲームの内容は不明。ノゲノラの「チェヌ」みたいな盤遊戯だったかもしれない)

結果は、まさかの惨敗。
「ウソ」の天才であるセレスが手も足もでない程に『女』の方が上手であり、その事実は彼女を屈辱で震え上がらせた。
その姿を見て『女』は邪悦な笑みを浮かべ、罰ゲームの一つとしてセレスに呪詛をかけた。
それは身体や寿命には影響しないものの、精神的に相手に逆らえなくなるような呪いであった。
さらに『女』は一つのビデオテープをセレスに渡し、それも罰ゲームとして観るように促した。
逆らえないセレスは近くにあった再生装置にセットして―――その内容により恐怖に打ち震えた。
もう一つの世界の自分の結末を見せられてトラウマを植え付けられたセレス。
「あなたもこうならないよう気をつけるように、ね」と背後から耳元へ囁く『女』。

その後、セレスは都市伝説の探求を中止した。
以後、謎の『女』やその背後にいる存在からは干渉を受ける事もなく、セレスはポーカーフェイスのままいつも通りの日常を過ごしていった。



【今ロワでの動向】
突然の殺し合いに巻き込まれたセレス。
見せしめが殺される場面を目撃し、いつも通りの平然さを装っていたが、実際には以前に観た衝撃映像がフラッシュバックしたため内心恐怖していた。
そして気が付くと、セレスは優美で広々とした部屋の中でティーテーブルの前に座っていた。
その卓上には一枚のメッセージカードが置かれており、目を通すと以下のような事が書かれていた。

  • 貴女がいる教会の敷地内から出てはならない。もし出た場合、5分後に首輪が爆破する。この事を他の参加者に語るのも禁ずる。
  • 我々について知っている事を語ってはならない。常に貴女を監視している。破ればその首が飛ぶと思え。
  • 賭博を行った結果相手が勝利し情報を求めた場合、一つだけ知っている情報を、我々に関する情報でも開示しても構わない。ただし闇雲に勝負を仕掛けたり、貴女がわざと負けるようなことをしたら、こちらの判断で喋れなくする措置を取る。

つまり、「変な行動を起こすな」「本分である賭博でのみ取引可能」というよく分からない脅迫文であった。
これもまた主催者達が仕掛けた戯れの一つなのだろうか、とセレスは思いつつも特に逆らうつもりもなく。
相手の意図は分からないが状況に適応して安全な立場でいるためにも突飛な行動を起こさない事を心に決めた。
とはいえ、ずっとお飾り人形のように動かない訳にもいかないので、教会内を探索するために部屋から出た。
意外にも教会は広大であり、庭園から外観を見た際には小さなお城のような大聖堂であった。
予想外のスケールで自分好みだと感心するセレス、しかし感動する彼女の所へ一人の邪魔者がやってきた。
以前懲らしめたひでが無遠慮に庭園にやってきて、ナイフで襲い掛かってきたのだ。
だが、戦闘の心得はなくとも「フェイント」なら得意なセレスは隙を見せたひでを逆に蹴り飛ばした。

 「クソガキがぁ!ぶち殺すぞぉ!ちょん切るぞぉ!」
 「あ~痛い痛い痛い!!痛いっすよも~!い~た~い~!」

Fランクのひでなんかに舐められた、その事にブチキレたセレスは我を忘れてひでを罵倒した。
だが何度も踏みつける内に足を滑らせ、ひでの菊穴にヒールの踵をブスリと突き刺してしまった。

 「あああもうやだあああ!!!」
 「わ、わたくしのお気に入りの品が……」

逃げるひでの事など眼中になく、精神的にダメージを受けたセレスは悲しみに暮れながら教会に戻っていった。
とりあえずヒールは脱ぎ捨て、ティールームで好物のロイヤルミルクティーを飲んで心を落ち着かせようとするセレス。
気分転換にと彼女は未検分である自分の支給品を確認してみる事にした。
色々と入っていたがその中でも彼女の目に止まったのはデュエルディスク、それに遊矢のカードデッキ+その他のカード数枚であった。
まさかの宿敵のデッキを渡されて顔を顰めるセレスであったが、どうせ暇なので研究がてらデッキレピシなどを確認して時間を潰したのであった。



第一回放送後、赤々とした包帯を腕に巻いた白井黒子が教会に足を運んできた。
応急処置しか出来ていない痛々しい姿を見過ごすわけにもいかず、セレスは黒子を簡易医療セットがある部屋に移して手当てをしてあげた。
その際、
  • ここに来る前に黒子は手負いのキャラを手当てしたが放送後に彼に襲われなんとか逃げてきた
  • キャラが巷で囁かれている仮面ライダーは千翼であり自分を襲ってきた、と嘘かもしれない話を聞いた
という情報を教えてくれた。
お返しにセレスは(嫌々ながら)先程のひで襲撃について伝えておいた。
その後、痛みも治まった黒子が一緒に外に出て共に行動しないかと提案してきたが、セレスはそれを拒否。
流石にそれは制限に抵触するので何も語らずにいたが、怪しんだ黒子がさらに詰め寄ってきたためギャンブル勝負をしたら教えてあげると宣言した。
当然、賭博では話にならないと自覚している黒子はそれを拒み、強硬手段として ≪ 空間転移(テレポート) ≫ を使おうとしたが、

 「ああそれと、永続(トラップ)幻影霧剣(ファントム・フォッグ・ブレード)』を発動。
  このカードが存在する限り、対象は攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。
  これで貴女の ≪ 空間転移(テレポート) ≫ は使えませんわ」

と、既にセットしていたカードの効果で黒子の超能力も封殺した。(なお決闘脳な俺ルールにツッコミは厳禁である)
成す術がなくなった黒子が諦めて教会を出ていったあと、セレスは危険な橋を渡らずに済んだ事への安堵と相手を裏切る行動に多少の後ろめたさを噛み締めていた。



しばらくして、今度はジョルノ・ジョバーナが彼女の元にやってきた。
曰く、白井黒子とすれ違い経緯を聞いてセレスに会いに来たとか。

 「セレス、これは噂なんだが君は最近、赤間コーポレーションにお忍びで通ってるらしいね。
  わざわざ、そのゴスロリ衣装やウェッグを外して行くぐらいに。
  ―――この架空学園についても、何か知ってることがあるんじゃないか?」
 「…………」

開口一番に出たジョルノの指摘に対して、ポーカーフェイスの沈黙で応じるセレスであったが、

 (え、えっ、なんでそれを知っているの!?
  え、うそ、マジで恥ずかしいですわ!!?
  あとその噂の出所はどこッ!?)

と心の中で思っていたのかもしれない……しれない?(セレスうっかりぽんこつ説)
ともあれセレスは彼の問いに答える訳にもいかず、先と同じようにギャンブルを持ち掛けた。
そしてジョルノが応じたため、ちょうど第二回放送が迫っていたのを機に突飛な発想を得たセレスはシンプルな賭けを提案した。

 『次の放送までに男子と女子、どちらが多く名前を呼ばれたか』

複雑な駆け引きもなく、異能やイカサマも意味がない、ただ単純な情報の読み合いと予測、そして運任せの勝負。
訝しむジョルノであったが一考してから『男子』を選び、そしてセレスは『女子』を選択、二人は次の放送まで待つことにした。
―――ちなみにこの勝負、『男子・女子共に同数』『性別不明と男子or女子が同数』『男子・女子・性別不明どれも同数』などの穴場な選択肢もあったが二人とも無視した。



数刻の静寂を裂いて、第二回放送の死者発表が告げられた。
これまで呼ばれた名前は『ライナ』、『ヒルド』、『ナランチャ』、『スルーズ』、『ハリー』、『カービィ』、『女神官』―――――
つまり男子2名、女子4名、性別不明1名―――――セレスの勝利であった。
正直この結果が出るまで不安を抱いてたセレス、自分の勝利が決まった瞬間は少しだけ安堵した素振りを見せた。

 「私はああはならない」

―――多分、別世界の自分は似たような殺し合い(ギャンブル)でしくじってあのような結末を迎えたのだ。
―――だから、私は失敗しない、負けるわけにはいかない。
そのような思いからか、はたまた見えない恐怖心が溢れ出たのか、セレスは小声で言葉を漏らしてしまった。
ジョルノに聞かれてしまったかもしれないが構わない、とりあえず彼から何を奪おうかと考えを改めたところでガラスが割れる音が響いた。
弾け飛んだステンドグラスの中からセレスの下僕となったクマ吉が現れ、すぐさま奇妙な短剣をジョルノに突き刺して戦闘を始めた。
どうやらクマ吉はセレスを守るために暴れており、ジョルノはセレスに事態収拾に手を出してくれることを望んだが、セレスは動かなかった。

 「ジョルノ、あなたは私とのギャンブルに負けました。
  だから私は勝者の権限として、あなた達の争いには干渉しないことにしましたわ」

セレスとしてはそのどちらにも味方する気にはなれず、今度は目の前で行われる本物の命の駆け引き(ギャンブル)を面白い見物として傍観する立場に回った。
しかし、戦闘は彼女が予想していたものとは別の結末を迎えてしまった。
クマ吉のショットガンが突如暴発し、二人とも倒れてしまったのだ。
ジョルノは比較的大丈夫そうだったので、セレスは血まみれになったクマ吉の元へと咄嗟に近づいた。
クマ吉はもう助からない状態であったが意識はまだ残っており、そしてなんと死に際にセレスへ愛の告白を語り始めた。
突然の事に驚くセレス、あくまで下僕で駒でカモだと思っていたクマ吉が本気で自分のナイトになろうとしていた事に、今になって気付いたのだ。

その衝撃に狼狽えていたセレス―――その隙を、第四の人物が見逃さなかった。
ずっと物陰で騒動を伺っていた殺人鬼・キャラが飛び出し、奇襲でセレスの足の腱を切断したのだ。
してやられた彼女は、しかし最後の足掻きで『光の護封剣』を発動させキャラの追撃がこれ以上できないように封殺した。
だが、キャラは一枚上手だった。実は事前に教会各所に爆弾を仕掛け、そのスイッチを押したのだ。
連続する爆発音、そして崩落を始める教会。この場にいる誰も彼もが動けない。
このまま全滅か―――いや、まだだ、自分達はダメでも、まだ「希望」は残せる!
動けないセレスはドリルウェッグの中に隠していたビデオレター入りUSB、そしてデッキ入りのデュエルディスクをジョルノに投げ渡した。

 「ジョルノ!それをあげますわ!すぐに脱出しなさい!
  それともう一つ、もしこのゲームの主催者と対峙するなら!
  ――――――――に気を付けなさい!」

助けようとするジョルノを制し、もはや主催者の指示など関係なくセレスは大声をあげた。
最後の方は瓦礫に寸断されてしまい聞こえなかったかもしれないが、やれるだけのことはやった。
そしてセレスは下を向いた。目の前のクマ吉は、すでに事切れていた。

 「クラスメイトを裏切り続けた代償としてこんなエロ熊と最期を共にするなんて……
  でも、不思議と悪くは――」

最期に何か芽生えを感じながら、セレスは轟音の海に飲み込まれた―――――















―――そして、死者スレにて―――

  バ カ ッ プ ル 爆 誕 

最期の間際にセレスの乙女回路がバグったのか、変態紳士の熊相手にイチャイチャする始末。
しかも彼女史上初のBランク認定まで至った(Aランクはもっと真っ当な熊になってから)。
これには「僕と同じ下僕枠なのに、なんでリア獣になるんだぁーーー!!!」と草葉の陰で山田が悔し哭きするのも止む無しである。

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最終更新:2019年01月22日 19:47