【名前】榊遊矢
【性別】男性
【出典】遊戯王ARC-V


【架空学園2におけるロール・設定】
この混沌とした世界においても、相変わらず彼はエンターテイメントデュエリストを目指して日々邁進している様子。
遊戯王シリーズの主人公としての強さも健在であり、ギャンブルで無敗のセレスであってもDM勝負には彼のデュエル能力と俺ルールや超展開などの前では太刀打ちできない程であった。
また正義感も強く、「皆を笑顔に」をモットーに学園や街の問題を解決するために尽力しているようだ。
特に鬼人正邪が異人たちを集めての学園テロ事件の際にはそれを未然に防ぐために立ちはだかり、突如現れたアマゾンネオと共に阻止することに成功した。
その最中に正邪の抑圧された思いも理解したのか、そのまま少年院送りにならないように正邪を庇い許した。
その後ハリーやジョルノの調査もあって原因の一部が取り除かれ不安の種はなくなったが、その事件以降正邪から何かと下剋上心を向けられているようである。(遊矢本人は気付いていない?)

なお余談だが、架空学園2でのデュエルルールはARC-V準拠であり、リンク召喚などの新マスタールールは導入されていない模様。
また、霊術使い、星杯、閃刀のキャラは同級生として登場するためそれらに関するカード群は存在していない。

さらに余談だが、今回の遊矢は覇王ズァークが封印された後の新生遊矢なのでは?と噂されている。
架空学園2における異次元統合も原作におけるARC-V次元の代わりに創世されたのでは?とも考察されているが、真相は定かではない。(考察者:項目製作者)


【今ロワでの動向】
「皆を笑顔に」をモットーとする遊矢とバトルロワイアルは当然相容れないものであった。
この状況を何とかするために行動を始めた遊矢は、特殊対策機関・特定有害生物対策センター「4C」に辿り着き、建物から出てきたスルーズを発見する。
クラスの優等生である彼女ならこのような醜悪なゲームに乗らないと疑いもせずに遊矢は近づこうとしたが、非情な事にスルーズから銃撃されてしまった。
初撃は運よく当たらなかったものの、明らかに殺意を持って追いかけてくるスルーズに臆した遊矢は踵を返し、とにかく走り逃げた。
ちなみに身を守る物(ディエルディスクなど)は持っていなかったが、そこは持ち前のアクションで何とか銃撃を回避し続けた。
それでも飛翔するスルーズからは逃れられず、徐々に追い詰められた遊矢はやむなく小屋に逃げ込んだ。
銃弾が当たる前に扉を閉めて一安心した遊矢であったが、しかし運が悪いことにそこは火気厳禁の弾薬・燃料の保管庫であった!
しかも割れた窓ガラスから手榴弾のような物を投げられるという追い打ち付き!
この絶望的な状況に一瞬青ざめる遊矢だが、しかし「ある物」を見つけていた彼はこの土壇場にてデュエリスト特有の機転と行動力を発揮する。
それはカービィが通学などの移動手段によく使う綺羅星「ワープスター」、それが何故か危険物保管庫に置かれていたのだ。
遊矢は咄嗟にワープスターを掴んだが、次の瞬間にはワープスターは超スピードで動き出し壁をぶち壊して外に飛び出したのだ。
ちょうどそのタイミングで建物も大爆発、間一髪で遊矢は脱出成功したのだが、必死にワープスターにしがみついた彼には喜ぶ余裕などなかった。
制御不能なワープスターはそのままどこかの地面にぶつかり、なんの準備も出来ていない遊矢はズゴーーーと地面を転がった。
幸いにしてここまでの間に酷い怪我を負うことはなかったが、全身かすり傷だらけになったので遊矢は休息するために近くの店に身を置くことにした。
そこはどこか既視感を覚えるような小さいホビーショップであり、その店内にてやっと決闘者の剣と盾・デュエルディスクとDMカードデッキを手に入れた。
ちなみにこの時入手したデッキはアルカナフォースをメインとしたデッキであり、初見では特性を掴みきれなかったため遊矢はカードの検分・検証し始めてしまう。
そこは決闘者の性ゆえか、殺し合い云々などそっちのけで長時間没頭し続けることに。
おい、バトルロワイアルしろよ。


一通りカードデッキを確認(と傷の手当)を終えたところで放送が流れ、何も出来ていない自分に焦りを覚えた遊矢はすぐさま駆けだした。
外に出た遊矢はしばらくして人影を発見し近づいたが、なんと殺し合いに乗った一方通行と鉢合わせしてしまった。
問答無用で攻撃してくる一方通行には説得も通用せず、やむを得ず遊矢はDMモンスターズで対抗し始めた。
ちなみにこの時、生身の最強超能力者vs生粋の決闘者の戦闘は何故かデュエル風に進行することに。
さらに何故か一方通行はプレイヤー兼モンスターという扱いとなり、フィールド上にいる限り戦闘・効果・魔法・罠で破壊されない&バウンス無効などという特殊ルール付き。
その上ベクトル操作もモンスター効果扱いであり、遊矢側のモンスターの攻撃を反射して逆に撃破する、などと原作のようなやりたい放題のチートっぷり。(もし一方通行のDMカードがあったら絶対裁定で混乱しそうである)
逆に一方通行もデュエルの影響を受けているのか、各種フェイズはともかくターン毎に攻防を入れ替えてるようである。
加えて、ベクトル操作の弱点はそのままだったり除外など一部耐性なしと一方通行側も万全というわけではないので、それを軸に遊矢は攻略を試みた。
そして不慣れなデッキでも得意のエンタメデュエルでなんやかんやと押し通した遊矢は、なんとか勝負を引き分けに持っていき一方通行を退ける事に成功した。


ちょうど一方通行戦が終わったところで、遊矢の元に今度はデュオが接触してきた。
どうやら騒ぎを聞きつけて現場に駆けつけてきたようで、危害を加える同級生も多数いるので一緒に行動しよう、とデュオから提案を持ち掛けられる。
遊矢はその言葉を疑うことなく信じ、やっとまともな人と出会えた事にも安堵してディオと行動を共にする事に。
このタイミングで第二回放送が流れたが、同時に学校で戦闘が行われている事を察知したため二人は現場に急行する。
そして事切れた女神官と、ひでを殺害したアマゾンネオとダルクの二人を目撃する。
笑顔とは程遠い苦痛の顔を浮かべた犠牲者達を見てしまい、彼らがマーダーコンビであると思い込んだ遊矢は怒りのままに二人の元に駆けつけた。

 「おまえら、なんで人殺しをしたんだっ!!」

その言葉が深く突き刺さり動揺で口を閉ざす千翼、代わりにダルクが釈明を述べるが状況に説得力がなく、さらにデュオが危険な奴らを排除すべきだと煽り立てる。
疑うに値する情報の数々には遊矢も思考も麻痺してしまい、自身の心の奥底にある闇が拡散するが如く激情によって彼らの排除も辞さない寸前だった。
だが、最終的に遊矢は友達を疑うことなんてできなかった。
正邪の件で共に事件を解決した千翼が訳もなく人を襲う訳がないと信じ、ダルクの説明を聞き入れ女神官を襲ったアマゾンひでを止めるために仕方がなかった事だと無理矢理納得した。
女神官の死因が背後からの刺殺だったという疑問をディオが突き立てるものの、それも何かの間違いか別の出来事があったのではと推測。
そして遊矢はディオを説得するために振り返って対面した。
そのディオの顔には驚きと失望、困惑と怒りが混ざった複雑な表情を浮かべていたが、遊矢は構わず彼らを擁護する言葉を並べ立てた。

―――だから、この時遊矢はデュオだけに集中して周囲の異変なぞ頭に入らなかった
―――だから、ダルクが発した鋭い言葉には反応が追いつかず
―――そして気付けば、遊矢は無数の触手に貫かれていた

実は、心身共に限界に近づいた千翼に追い打ちを掛けるように投げかけた遊矢の言葉を受けた事で、化物である自分は殺されるべきだと千翼は諦観に支配されてしまっていた。
そして千翼は遊矢に殺されるために無防備な状態で立ち尽くしていたが、遊矢が態度を変える直前でついに理性が決壊、暴走したアマゾンの本能が赴くままに目の前にいた遊矢を襲ってしまったのだ。
友達を疑いきれず信じて庇った、その矢先に起きたこの惨劇。
本来遊矢の視点からしたらまんまと騙された、裏切られたようにしか映らないだろう。
だが、遊矢の思考が回る前に暴走アマゾンは彼をズタズタにしその命を喰らった。
ゆえに、最後まで友達の事を信じたまま亡くなったことは不幸中の幸いだったのかもしれない。

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最終更新:2019年05月26日 21:40