あ行


滓露倭学園

読み方はオリロワがくえん。
このロワの登場キャラは滓露倭学園の生徒・教師、または関係者のみ限定である。
いわゆるマンモス学校であり、あらゆるタイプの異能者が存在する。
異能や人種は心剣使い、ゼノヴァイパー、カタナ、魔法の使い手、羅鬼など様々。
そして(学園キャラ限定だから当然なのだが)オリロワでも最も多くの学生キャラが存在する。

……が内情はオリロワ史上最凶レベルの危険な学校である。
その理由は

○多くの生徒がサイコパス・または殺人経験あり
○参加者の内、完全な無能力者はひとにぎり、しかもその中でまともと言える生徒は僅か三人程度しかいない
○そのくせセキュリティはガバガバで殺人鬼や危険な妖怪、羅鬼にモロに潜伏されている
○ぶっちゃけ主催がロワを開かなくても将来的に崩壊していくとしか思えない人間関係の数々

などなど、多くのスレ住民が「こんな学校行きたくねえ」とツッこむレベルである。
過去のオリロワでもどっかの組織に狙われてたり、戦争地帯だったり、悪の養成所だったという学校があったが、明らかに滓露倭学園は郡を抜いている。
ただし、マンモス学校なので、あくまで能力や人格、果ては過去が危険な人物だけ抽出して殺し合いに参加させられた可能性もあり、他の生徒は意外と普通なのかもしれない。


また、主催の阿頼耶の台詞から察するに、この世界は異能者が溢れかえってカオスで危うい状況に陥っているらしく、学園の外も同じくらい危険な世界になっている可能性がある(要考察)。

か行

究極の魔道書

主催者のまとめ役である阿頼耶が所持する本作におけるキーアイテム。
多くの魂を生贄に捧げることで世界の再構築さえ可能な願望実現装置。
過去のオリロワには似たような物が存在しているが、代償が異常に大きかったり寿命の問題があったり、一度叶えてしまうと取り返しのつかないものであったのに対し、こちらは使用前に多くの生贄が必要なこと以外は使用にデメリットがない。
阿頼耶の目的は異能者と怪物だらけで危険な世界であるオリ学園世界を憂い、参加者を生贄として異能がなく多くの人々が幸せに暮らせる世界を作ることであった。
阿頼耶は他の主催仲間にはこのことを隠し、表向きは殺し合いの目的を「粛清と娯楽のため」としか伝えず、魔道書のことも隠蔽していた。

ところがどこからか情報が漏れ、阿頼耶が究極の魔道書を持っていることを他の四人に知られる。
阿頼耶が1番強いこともあって表面的でこそ対立しないが、己の願いや消滅を回避するために主催陣営は水面下で内ゲバを始めてしまう。
最たるものは裏切りの濡れ衣を着せられた天津(ヘパイストス)は更迭されるが、争奪戦のライバルが減ると思い込んで誰も助けることはなかった。


なお究極の魔道書には以下のような一節が書かれている。

『機械仕掛けの女神は狂気よって産み落とされた』
『怒りの日は来る。悪魔は朽ち果て、始まりの少女は嗤う』

阿頼耶はこれについてお茶を濁すようなことを呟いていたが……

+ ...
事の真相

実は究極の魔道書は阿頼耶が所持する前に(最低でも一回以上)使われている。
むしろ、現在の混沌とした世界は前の持ち主が魔道書を使用したことで再構築されて出来上がった世界であった。

魔道書を使用し、この殺し合いにおいても真の黒幕と言える存在……それは放送係・表側八千重である。

補足するとキャラシートにおける設定に嘘はないのだが、設定にある「滓露倭学園」は過去の滓露倭学園のことであり、彼女をスカウトしようとした殺し合いを企む主催者達とは「阿頼耶たち」のことではなく、もっと以前に画策した集団によるものである。
彼女は最初に魔道書を使用する前はただの人間に過ぎなかったが、殺し合いのゴタゴタの最中で幸運により魔道書を手に入れ、人間の殻を捨てた永遠に老いない体と、世界を現在の異能と人外と危険が跋扈するカオスな世界に作り替えたのだ。

若き日のひとみ、敷丸(鬼若)、阿頼耶、翼(人体模型くん)が戦った魔物との最終決戦にも介入したらしく、戦い(人と魔物の殺し合い)の中で命を散らした犠牲者の魂を生贄に世界の再構築が行われたとのこと。
これにより羅鬼やゼノヴァイパー、四人しかいなかったハズの心剣使いが世界中に現れ、余計に混沌な世界と化した。
(ひとみの視点では魔物の首領が置き土産として闇の能力を拡散した結果によるものに見えた、または首領がばら撒いた闇の能力が首領当人の想定を越えて増大させられたものと思われる)
ちなみに再構築の煽りにより死亡した翼が冥府に行けずに人体模型として世に留まらねばならなくなり、ヨンマルも無理やり世界を再構築した弊害により周囲に猫扱いされる認識障害に苦しむことになる。
なお四人しかいなかった心剣使いやカタナの存在、包平などの一部キャラの設定と矛盾してしまうが、これにも理由がある。
世界再構築は現在だけでなく過去にも適用されるため、それまでなかった歴史が改変により組み込まれたためである。
ドラえもんに例えるとセワシを生み出すには、のび太としずかちゃんを必ずくっつけないといけないのと同じ理屈で、タイムパラドックスを解消するためと言えばわかるだろうか。
ぶっちゃけ、半数近い参加者・この世界の悲劇の元凶はこの八千重である。
少なくとも阿頼耶にしてみれば世界を滅茶苦茶にした仇敵で間違いあるまい。


本作の殺し合いにおいても八千重は自身の分身であるセトを操って裏工作を行い、主催内の内ゲバを煽り、とうとう主催戦の中で阿頼耶を殺して魔力が溜まった魔道書を取り戻した。
そして対主催に語られた彼女の目的は阿頼耶の理想の逆。
「自分が楽しむためだけに、飽きてきた世界をもっとカオスに作り上げる」という身勝手極まりないものであった。
仮に願いを叶えさせたら破滅的な世界になるのは想像に苦しくない。


しかし、殺した阿頼耶は分身で、奪った魔道書もページ数枚だけ破いて挟んだだけの偽物で発動できず。
キュアノスと融合し女神ヤティエルとなった八千重の肉体は対主催の奮闘により、介錯させられ死亡。
だが八千重は殺された時の対策として肉体と魂を分離(キュアノスの件も含めると分離融合することが彼女の固有能力なのだろうか…?)、そして究極の魔道書そのものと融合。
阿頼耶が使用しようとした瞬間を狙って、自分の欲望を叶えるつもりであった。

だが、翼らの説得によって改心し、八千重の思惑に気づいた阿頼耶は究極の魔道書の焼却を決意。
八千重は見苦しく命乞いをするが、自分本位でいつまでも成長しない子供の我儘に大人が付き合うわけもなく……願望器に囚われた真の黒幕の魂は爆炎の中に消えていった。

さ行


ゼノヴァイパー

一部学生キャラが覚醒したヒーローへの変身能力。
変身者はそれぞれに固有能力を持ち、個性はバラバラである。
主に人類の敵である羅鬼と戦っており、人々を助けているようだ。

……だが、変身者の性格には必ずと言っていいほど欠陥があり、参加者として招かれた七人も欠陥人間揃いである。

○冷徹なリアリスト
○ド天然
○独善的
○臆病
○ビッチ
○不感症
○野獣

色合い的には戦隊ヒーローっぽいのだが、上記の尖った性格から基本的にゼノヴァイパー同士で衝突することも多く、一緒に戦うことは少ない。
ゼノヴァイパーと直訳すると「歪んだ鎖蛇」だが、性格の歪みという一点ならあながち間違いではない。
また変身すると服が溶けるのか、解除すると決まって全員全裸になる。
約二名、人前で裸になっても羞恥心がまったくないため、惜しげもなく全裸(+ふんどし姿・スク水姿)を晒した。


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行

羅鬼

読みはラキ。オリ学園の世界を脅かす魔人種。特撮ものの怪人枠。
姿やモチーフとなった動物などは決まっておらず、作られた者や人間や鼠が何らかの事情で羅鬼した者など様々。
全ての羅鬼に共通していることがあるとすれば異能を持たない人間よりは強力な身体能力、そして人間への擬態能力を持ち、社会に溶け込むことができる。
特に擬態能力は完璧で、羅鬼を7人以上学園の中に送りこんでも正体を明かすその日まで全く気づかれないレベルである。

基本的に破壊と食人への衝動を持ち、危険な存在だが衝動さえ押さえ込めれば共存ができないわけではない。
実際、黒崎薫子と白沢麗華は互いに愛し合うことができ、在寮寝杜ヨンマル(中身は人間)は親友の関係を築くことができた。
最終話でも将来的に人と羅鬼が共存できる未来を暗示させているともとれる。

わ・を・ん


英数字



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2019年09月05日 20:49