【名前】キュルル
【性別】不明
【出典】けものフレンズ2

【人物】
アニメ『けものフレンズ2』における主人公。
ある日、廃墟と化していた謎の施設の中にあるカプセルのような物の中で目を覚まし、ジャパリパークを宛てもなくさまよっていた所をカラカルと出会う。
自分の帰るべき「家」を曖昧ながら覚えているようで、サーバルとカラカルと共に「おうち」を探すための旅に出る。

前作のかばんと比べると自己主張が強く、子どもっぽい性格だが
旅の途中で出会ったフレンズの抱える問題に自分なりに知恵を出して解決しようとするなど、根は優しい性格。
目覚めたカプセルの中に入っていたスケッチブックに絵を描くのが好きで、出会ったフレンズに贈ることが多い。

アニロワ6での動向】
ジャングルエンでかばん(2の方)と出会う前からの参加。
そのためかばんとイエイヌが見せしめで溶かされた時には呆然と眺めていたものの、当初読み手が予想していたほどの動揺はなかった。

知り合いを探していたキュルルが遭遇したのはラッキーマン(追手内洋一)。
一時行動を共にするが、マーダーのヴァネッサと遭遇し2人の戦闘が始まったことではぐれてしまう。

次に出会ったのはマーダーの垣根帝督
殺し合いに巻き込まれた事や殺そうと思っていた一方通行があっけなく死んだことでイラついていた垣根から攻撃される。
殺意を向けられて怯えるキュルルだったが、持っているのは支給品の水鉄砲のみ。
ただ夢中で水鉄砲を垣根に撃つことしかできず、無駄な抵抗だと思われたが
なんと水鉄砲の中身はアニメキャラクターを絵の具に戻してしまうディップ@ロジャー・ラビット。
これは見せしめで参加者の数名を溶かし、また首輪に入っていると主催から言われた液体であった。
ディップのかかった垣根はドロドロに溶けてしまい死亡、その場には生き残った安堵よりも人を殺してしまった恐怖からブルブルと震えるキュルルだけが残された。
また直後に放送でサーバルの死が告げられたが、なぜかこの時はその事についての動揺は少なった。

カラカルやラッキーマンを探し続けるキュルルは大きな声を聴き、その場に向かうことにした。
ただその声とはマーダーのダグラス・バレットが拡声器で他参加者に向けた宣戦布告だった。
そうとも知らずその場に向かったキュルルはバレットと孫悟空の戦闘に巻き込まれ顔面を骨折する重傷を負ってしまう。
バレットと悟空の戦いが終わった時にはキュルルは既にその場から逃げ出していた後だった。
なおラッキーマンとはニアミスしており、キュルルがその場に落としたディップ入りの水鉄砲は彼に拾われた。

度重なる危険人物との遭遇や負傷から憔悴しきったキュルルだが、放送でカラカルの死を知る。
生まれて初めて出会い、短い間だが自分のおうちを探す旅についてきてくれた2人ともが死んでしまい絶望するキュルル。
そしてカラカルが鬼島ほまれという人物に殺されたと知ったキュルルは後先考えず行動に出る。
累・矢琶羽の鬼コンビが対主催達と戦闘をしている場に飛び込み鬼島ほまれの危険性を空気を読まずに喧伝し始めたのだ。
唐突な乱入者だったがガチ戦闘中の彼らにはキュルルに構っている余裕はなく、両陣営から相手にされず戦闘は途絶えなかった。
しかしこの行為により鬼島ほまれというマーダーの存在がその場に居合わせた者達に知られることとなる。

バトルロワイアル終盤になり、『殺し合いのループ』という真実が明らかになる中、キュルルについてもある真実が判明する。
実はキュルルには主催の1人である 玉藻前@ゲゲゲの鬼太郎 による呪いがかけられていた。
それは殺し合いの中で発生した死霊・怨念・呪詛などをキュルルの魂にまとわりつかせ肥大化させるという呪いであり、
またジョーカーとして殺し合いを円滑に進めるために玉藻前によって操られる洗脳の呪いであった。

玉藻前はバトルロワイアルに乗じて参加者の魂や呪詛などをこっそり集めてまとめて喰らい自分の糧とするつもりだった。
呪いと洗脳による行動によりキュルルは無意識に死や参加者間の不和を拡散するよう行動する事が多かった。
開始前の見せしめやサーバルの死、危険な目に遭っても精神年齢にしては不自然なほど動揺せず、会場を歩き続けて参加者と積極的に関わろうとしていたのは
この呪いによるところが大きかった事が明らかとなった。
勘のいい参加者や「気」の類を察知できる者の一部、また死神のウルキオラなどはキュルルの異常な状態に気付いていた。

玉藻前にとって予想外な出来事だったのはキュルルは今回の殺し合いだけでなく、殺し合いのループという因果の捻じ曲げによって発生した
数多の時間軸、数多の殺し合いで発生した呪詛を集めていたことだった。
そのあまりに膨大な呪詛はラッキーマンの幸運の星を曇らせるほど。
後に玉藻前はキュルルの呪いから解放された魂に後押しされたグレイとウルキオラによって討たれることになり、
自分で自分の首を絞める結果になった。

玉藻前の呪いから解放され完全に正気に戻ったキュルルは
最終局面で主催に抗う対主催達に、未だに優勝を狙って襲い掛かろうとする鬼島ほまれを含むマーダー達に「こんなことやめよう!」と呼びかける。
しかし手を血に染める覚悟を決めた者や自分の欲望にどこまでも忠実な外道、彼らにキュルルの声が届くことはなく、命を落とした。

開始当初から主催により呪いをかけられ、数多のマーダーと遭遇し、修羅と化したリピーターの街雄鳴造からも(苦渋の決断の上)駒として利用されるなど、
殺し合いの場では苦難に見舞われたが、それでも自分を通そうとする姿を見せた。

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最終更新:2019年11月19日 21:16