あれから何日経っただろうか、もう一人の俺とみさえがいなくなってしまい今はしんのすけとひまわりの面倒は俺が見ている、風間君も心配してくれているのかよく家に来てくれる
「おいしんのすけ、ちゃんとおもちゃ片付けなきゃダメだろう?」
「ロボとーちゃんやっといて~!」
「全く...💧」
「しんのすけ、ちゃんと自分で片付けないとダメじゃないか」
世話は本当に大変だが、今は楽しく暮らしている...そんなある日の事だった、久しぶりにあの子達が会いに来てくれた
~ピンポーン~
インターホンが鳴ったので出てみると
「ロボひろしさん、お久しぶりです」
「あ、フェイトちゃんになのはちゃん、それにレヴィちゃんとシュテルちゃんまで」
何とフェイトちゃん達が会いに来てくれたのだ、風間君からフェイトちゃん達は次元管理局だからいつでも会えるとは聞いてたけど...まさかこんなに早いとは💧まぁしんのすけ達もまた会えて良かったと喜んでるし、俺も内心また会えて本当に良かったと思っている
ーーーーー
あれから何日経ったのだろうか、元の世界に戻ってきたフェイトは
ひろしの最後の言葉を思い出していた
ーーーしんのすけやみさえ、ひまわりとシロに伝えてくれ...とーちゃんは最高にカッコよかったって...ーーー
「...」
まだひろしの願いを叶えることができていない、そしてきっとロボひろしも一人で二人も子供を育てるのは大変だと思ったフェイトはあることを決めた
「恩返し...しに行こう」
ひろしとロボひろしに守ってくれたり支えてくれたフェイトは恩返しをすることを決め、はやて達に許可を得て時々会いに行くことを許された、そして会いに行こうとした時になのは達が声をかけた
「フェイトちゃん、私達も連れていって?」
「なのは?それに、シュテルにレヴィ?」
「私もフェイトちゃんを助けてくれたお礼を言いたいし、風間君にもまた会うって約束したからね」
「僕も!ロボクロスに助けてもらったから恩返ししたいんだ!」
「レヴィ、ロボクロスではなくてロボひろしさんですよ💧」
そしてフェイトはうんと頷き、みんなでしんのすけ達に会いに行った
ーーーーー
フェイト達は無事にしんのすけ達に会うことができた、なのはは風間君と話し、レヴィ達はロボひろしに感謝の言葉を告げひまわりの遊び相手をしていた、そしてフェイトはしんのすけに伝えた
「しんのすけくん、君のお父さんは命を懸けて私を助けてくれた最高にカッコいいお父さんだったよ」
「とーちゃん、フェイトちゃんをお助けしたんだね、やっぱりオラのとーちゃん凄いゾ~」
しんのすけは明るく振る舞ったが内心辛いだろうと悟った、だからこそ自分にできることは支えてあげること...あの時ひろしが自分にしてくれたように...フェイトはそう思った
ーーーーー
ロボひろしとフェイトはそれぞれあることを思い出していた、ひろしとみさえに「
お約束」したことを思い出し、やがて決意した...
(俺ができることは...もう一人の俺とみさえの...)
(私ができることは...ひろしさんとみさえさんの...)
(意志を引き継ぐこと!)
二人は同時にそう心の中で誓った...ある夫婦の願いを叶えるため、二人の息子と娘を支えていく...と...
「...」
そしてしんのすけ自身もひろしとみさえの遺影写真を見て心の中で呟いた
(とーちゃん、かーちゃん...ひまわりとシロはオラとロボとーちゃんで面倒を見るからゆっくり休んでね...オラ、とーちゃんとかーちゃんのこと、絶対に忘れないゾ...オラ達を育ててくれてありがとう、世界一のとーちゃんとかーちゃん...)
しんのすけもまたひろしとみさえの『意志を引き継いで』ひまわりとシロの面倒を見ると決意した、写真から二人が「頑張れ」と微笑んで応援しているように見えた...
ーーー【今もオラ達は笑顔でいます、元気です】ーーー
エピローグ クレヨンしんちゃん&魔法少女リリカルなのは おわり
最終更新:2020年05月22日 10:20