【名前】 眼喰 孤美(まなばみ ひとみ)
【性別】 女
【年齢】 20台後半
【職業】 秘書
【特徴】 美人眼鏡、ストレートヘアー
【好き】 眼鏡を掛けた自分、貢いでくれる男、飼っているペット達
【嫌い】 眼鏡を外した自分、軽い愛の男
【特技】 秘書の必須スキル全般
【趣味】 トレーニング、ペット飼育
【人間関係】
【詳細】
―――とある貧困街の一家庭に、少女はいました。
彼女の家は貧しく、また少女の顔は美しくなかったため、学校ではよくいじめられていました。
少女は自分の不遇を呪い、せめて美しい顔が欲しいと願ったある日、少女の前に魔女が現れました。
魔女は少女に眼鏡を与え、「この眼鏡を掛ければ貴女は美しい顔を手に入れるでしょう」と言いました。
胡散臭いもののタダで貰った少女は、早速鏡の前で眼鏡を掛けてみました。
すると、目の前の鏡には眼鏡を掛けた美少女の姿が映っていたのです!
両親や周りの人達もその美しさを称賛し、いじめがなくなるどころか男達にチヤホヤされるようになり、少女は多福感に満たされながら青春時代を過ごしました。
やがて一人の好青年と恋に落ち、幾ばくかの交際期間を経て、ついに彼女自身にとって大切な一夜を迎えようとしました。
―――しかし、彼と甘い一時を過ごそうとした矢先、悲劇が起きました。
薄明りの部屋で彼女が眼鏡を外して彼に向き合うと、彼は恐怖に満ちた形相を浮かべ、一目散に部屋から逃げ出しました。
「ば、ばけもの!目のない化物だぁーッ!!!」
彼に拒絶された事にショックを受けた少女でしたが、この後さらなる衝撃が彼女を待ち構えていました。
手元にあった手鏡で自分の顔を見ると、なんと、眼の部分だけが消え去りのっぺらになっていたのです!
やがて少女は理解しました。この眼鏡は呪いのアイテムであり、眼鏡を掛けている間は美顔にするが外すと醜い顔以上に残酷な素顔に変えてしまう、ということを。
彼女は絶望しました。そして魔女を恨み、探しました。しかし、見つかりませんでした。
そして彼女の素顔を知ってしまった人達は次々と彼女の前から姿を消していきました。
少女は思い悩んだあげく、家と故郷を捨て、人前では絶対に眼鏡を外さず、美貌のまま生きていく道を選びました。
猛烈な努力の甲斐もあって新生活では素顔がバレる事はなく、また近寄ってくる男達の貢ぎ物で貧困からも無縁のものとなりました。
今では一企業の秘書として働き、充実した職場と生活を送っています。
そこにはある程度の人間関係、ある程度の人間不信、もてはやされる幸福と正体がバレる恐怖、それらがせめぎ合っているものの。
彼女はこれを貫き通す決意を持って孤独に生きています。
【備考】
眼だけがのっぺら。まゆげ、鼻、口、耳は普通にあります。
素顔の時に眼が消えるのは呪いによる認識障害であり、素顔の状態でも彼女の視界は確保されています。
奥底の無意識な願望として、素顔を見ても真実の愛を分かち合える王子様を求めています。
なお、上記の経緯もあって処女です。
以下、彼女の知らない眼鏡の説明文
「美しきを求める者よ。汝、恋に落ち初夜を迎える直前に、我が呪いは満たされる。
汝の瞳は実像を失い、我写す虚像の瞳が残されるのみ。其は、人ならざる貌を隠さねばならぬ永劫なり。
この呪いを解きたくば、虚像なき汝をも愛し愛せる真実の絆を示せ。」
【イメージAA】
八神マキノ
最終更新:2020年07月23日 10:00