【名前】清少納言
【性別】女性
【出展】Fate/Grand Order

【架空学園3におけるロール・設定】
あだ名はなぎこさん。以下愛称として清少納言ではなくこちらで表記する。
原作にてまさかのパリピギャルとして登場したぶっ飛び系清少納言。
まあ前例として鯖化することでキモヲタになった黒髭の海賊とかいるしな……
口癖は「いとをかし」ならぬ「いとエモし」、何気に意味は同じではある。


ロワが始まる数日(と言っても1ヵ月ぐらいはありそうだが)にやってきた転校生であり、クラスの中では新参者。
しかし陽キャラ故のコミュ力の高さ故にすぐに大半のクラスメイトと打ち解けていた。
気づけば、弦太朗、郁子、八千重、オカルト部と次々と友達を作っていた。

朱歌らクラスメイトとは放課後は良くコンビニやショッピング、カラオケなどに行ってエンジョイし、体育祭ではドスケべ音頭を踊り、バレンタインデーでは杏寿の作ったチョコを配ったりした。

そんな彼女だが出身地は不明。
百美に尋ねられた時にはぐらかしていたが、都会指数そこそこってことで見逃されていたそうな。



【今ロワでの動向】
殺し合いでも変わらず、テンション高めななぎこさん。
そんななぎこさんに最初に会ったのは弦ちゃんこと弦太朗であった。
いつもはなぎこさんに負けないぐらい明るい性格の弦ちゃんであったが、今回ばかりは慕っていた田無が主催として現れたことによりテンション駄々下がり状態。
そんな彼を励ますために精一杯のエールと支給品のミネラルウォーターを差し出すのであった。

「これでも飲んで落ち着いて」

元気をもらった弦ちゃんはなぎこさんにお礼を言おうとするが、忽然と姿を消す。
どうやら深い森の中で逸れてしまったらしい。


そんな逸れたなぎこさんが次に出会ったのはアスランであった。
……がこのアスラン、ふたば仕様でとにかくうるさい。
弦ちゃんと逸れてしまったので一緒に探して欲しいと言うと快諾はしてくれたが、やかましい。
なぎこさんもやかましい方なのでやかましさ二倍である。
そんな道中で中也を二人は捕捉、とりあえず対主催の志は同じであるので徒党を組むことにはなったがめっちゃウザそうに渋々ついていく中也とまったく気づいていない二人のパリピと壊れたスピ―カーは行く。



だがそんな中、いつもの調子を崩さずムードメーカーだったなぎこさんが、アスランと中也の目の前でいきなり刃物でメッタ刺しにされた死体となった。
下手人は時峰であり、彼の体は何かから逃げてきたのか煤と泥で汚れていた。
なぎこさんを殺した理由は「怪しかったから」と時峰は答える。
もちろんそんな理不尽な理由でクラスメイトを殺したことにアスランは激昂し、中也も静かに怒る。
そしてクラス同士の戦いが始まってしまうのだった。

その足元に転がる清少納言の骸――パリピギャルが生き残れるほど、殺し合いは甘くはなかったのだった……









































なぎこさん「なぎこさんのお話はこれで終わりと思った?
      残念! この物語は死後こそ大事なのだ。
      それじゃあ SAY! SHOW NOW GO ON!」





【真相】

時は飛び、主催戦へ。
そこで生き残りの対主催生徒たちは、主催の一人であり、闇の京都秘密結社『闇に蠢くもの』の首魁であるタレスから転校生・清少納言の正体を明かされる。
彼女は京都が送り込み、田無もとい鷹野の指示で動いていた構成員だったと。

さらに言えば、清少納言は人間ですらない。
オカルト部が起こした召喚事故の余波で召喚された、使い魔(サーヴァント)であった。
この召喚事故は怪物やひでを召喚したというトラブルを巻き起こした大失敗に終わったかに見えたが、実はこの世の摂理すら折り曲げてサーヴァントを受肉した状態で呼び出すことに成功しており、田無(鷹野)が秘密裏に回収して組織の手駒に加えたのである。

さらにバレンタインで杏寿が作ったチョコに特殊な薬品を上掛けして、薬物の反応を見てこの殺し合いに招くクラスを選定。
さらに雛見沢症候群で苦しんだシュカ・弦太朗に関しても介入しており、シュカには殺し合いが始まる前日にショッピングに出かけた際に、タピオカミルクティーにウィルスを仕込んでいた。
さらに殺し合い開幕早々に傷心の弦太朗にも慰めるふりをして渡したミネラルウォーターにもウィルスが入っており、殺し合いの悲劇を加速させていたのだ。
時峰はやり方にこそ問題はあったかもしれないが、直感は間違っておらず、本人も意図しない形で「隠れた殺し合いの扇動者」を殺すことで悲劇を食い止めていたのだ。



上記だけ見ると、とんでもない外道に見える清少納言。
ただ、彼女はクラスの敵であった事実には変わりないが、クラスを破壊したくないのも正直な気持ちであったことを付け加えておく。
というのも彼女は、自分を保護してくれた鷹野に忠誠を誓っており、それを実行しただけである。
召喚された際に受肉したばかりで動けないところを怪物に喰われかけたところを鷹野に助けてもらった恩があり、また鷹野の生涯に自身と縁の深い中宮定子(一条天皇の薄幸な皇后)と重ねていた節もある。
鷹野もまた、清少納言を娘か妹のように大事にしていた。

鷹野は主催戦にて乙女座のゾディアーツ化した姿の上に清少納言の第二霊基を纏い、アスランたちを苦しめた。
これは鷹野と清少納言の絆が織りなすものであった。
アスランたちの「似合ってないゾ(意訳)」という言葉に怒ったのも、単に美貌を責められたからではなく、清少納言の形見となった服装をけなされたと受け取ったからかもしれない。


事実、鷹野も清少納言に親しくなったクラスメイトを地獄の淵に叩き落とす片棒を担がせたこと、そして死には心を深く痛めており、弦太朗の件も含めて後の拳銃自殺の原因ともなっている。
そして友人か主かの板挟みの中で、主と共に行く道を選んだ清少納言自身は――



「ごめんねーげんちゃん、それにちゃんシュカも。
あたしも本当ならこんなくだらない殺し合いよりも、みんなと馬鹿騒ぎしていた方が何ッ億倍も楽しかったしー。
でも、『鷹野』から指示がきちゃったからねー……めんごめんご☆」


弦太朗の前から姿を消した直後、アスランと合流する前。
誰も見ていない場所で悪役のようなセリフを吐きつつも、その頬にはつうと、雫が一筋流れていた。


「夜もすがら契りし事を忘れずは こひむ涙の色ぞゆかしき」――中宮定子
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最終更新:2024年01月19日 22:27