【名前】空条徐倫
【性別】女
【出展】ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

【架空学園3におけるロール・設定】

原作よろしく流石に囚人ということはないが、模範的ではないが響ほどはグレていない不良寄りのギャルというポジションである。
親父である承太郎との仲はここでも不仲。

親の承太郎は他のクラスの担任であり、億泰(承太郎のクラスの生徒)に親子仲心配されてるほど。
また、スタンド『ストーン・フリー』は既に使えるが、覚醒のプロセスが原作と違い、スタンドの矢によるものではなく、父親と同じように自然発生的に生じたものとなっている。
なお、スタンド能力は隠している様子(仲間内以外では基本的に隠していた原作と同じだが)。

圭一・アスランによる更衣室ノゾキ事件では率先して犯人しばき倒してる辺り、良識はある様子。
バレンタインデーでは、親(承太郎)が女生徒からチョコもらいまくって複雑な顔をする様子を見せたり、童磨に「そうかぁ、徐倫ちゃんは承太郎殿が好きだけど思春期だから親に対して素直になれないんだね!」と煽られて怒って彼の膝を蹴ったりもした。

ただ、童磨がその後に言った「親子関係は尊いものだよ、大事にしなきゃ」という言葉も受け取っている。


【今ロワでの動向】

路線は対主催。
幸いにもこの世界の徐倫にも黄金の魂があり、見せしめにされた級友の死に怒り、主催に反旗を翻す道を選んだ。

しかし、この徐倫、スタンドは使えるようにはあったが、このスタンドによる実戦経験がほぼ無い。
自分の体を糸に変えたりすることまでは把握しているが、戦い方がさっぱりわからなかった。
ひとまずはスタンドに頼らず、自分は無能力者の人間と大差ないと思って慎重に行動していくことに。

その慎重さが幸運か、はたまた祟ったか殺し合い開始しばらくは誰とも会えなかったが、ここで元生徒会長である皐月と合流する。
そして彼女は徐倫の予想した通り、殺し合いに乗っておらず、むしろ叩き潰すと宣言してくれた。
これほど心強い味方はいないと、徐倫は内心思っていた。

一方、合流した皐月から奇妙な話を聞いた。
それはクラスメイトであり、現・生徒会長のエーデルガルトの動きが殺し合いが始まる前から怪しいということ。
具体的には本来の皐月の支持者が謎の「失踪」を遂げたあと、一週間ほどしてから「エーデルガルト支持者」として帰ってきたことに始まり、有力な部下がいなくなって勢力地盤を失ったところにエーデルガルトが台頭した形になったというのだ。
生徒会長を決める壊惨総戦挙の顛末は知っているが、そんな裏事情があったのは徐倫の目をもってしてもわからなかった。(政治に興味がないということもある)

この殺し合いに何らかの秘密が隠されているかもしれないとして、一先ず徐倫は皐月に従ってエーデルガルトに纏わる手がかりを探すことに。
そして、二人の目についたのがエーデルガルトが入り浸っていた生徒会室だった。
この殺し合いの会場はGBNなどで使う電脳世界に近いが、現実に近い物品の配置のされかたをしており、もしかすると情報まで模倣されている可能性を信じて向かうことにした。


道すがら、皐月はふと徐倫に父親についてどう思うか尋ねた。

徐倫「何を急に」
皐月「いや、なに。
   隣のクラスの億泰から毎日空条家の事情が気になって仕方ないから何とかしてほしいと相談されたのを思い出してな」

徐倫は特別恥ずかしいわけでもないので父親を嫌いになった理由を素直に話すことにした。
まずは徐倫は説明をする前に、自分のスタンドであるストーン・フリーを出して自分の体の一部を紐にしてみせた。

徐倫「アイツを嫌いになった理由はこれよ」

ある日突然、徐倫は幽波紋(スタンド)なる異能を発現した。
実は父承太郎もスタンドを秘密理に隠し持っており、周囲には……特に親子でさえ黙っていたのだ。
隠していた理由は戦いの道具にもなるスタンドを知る必要がないと思っていたからであり、まさか遺伝的な都合で娘にも発現するとは思っていなかったからである。

しかし承太郎の予想に反し、突然の自然覚醒。
徐倫にしてみればいきなり悪霊が取りついたも同然であり、父親の臆病さと隠蔽主義に激怒して反抗期に突入したのだという。

しかし皐月はしばらく考えた後、徐倫を諭しつつ、自分の考えを打ち明けた。
「隠してたのも父親なりの愛情のつもりだったんだ」「家族と向き合ってないのはおまえも同じだぞ徐倫」と。
確かに父の隠し方に問題があったのは間違いないが、スタンドは一歩間違えれば窃盗や人殺しさえ可能な危険な異能である。
故に悪い大人に騙されて犯罪に利用されたり、良くても命を落とす危険があるノイズという怪異狩りを押し付けられるかもしれない。
承太郎の人となりからして自分の身を守るために娘にスタンドのことを明かさなかった、ということはないだろう。
全ては不器用なりに娘を守ろうとした結果なのではないだろうか?

そして父と向き合ってない……というのも、あっている。
徐倫はいきなり生えてきたスタンドにパニックになったとはいえ、それ以上の不利益は父から課された覚えはない。
せいぜい「無暗やたらに使うな」とか「可能な限り隠せ」と言われたぐらいだが、これは隠すことで娘の立場と生活を守ろうとしていたのだろう。
自分の殻に引きこもって意固地なっていたのは徐倫も同じだったのだ。

第三者の意見を聞き、己の思い込みに気づけた徐倫。

徐倫「ありがとう、皐月。
   生きて帰ったらアイツと真正面から話し合うよ」

徐倫「スタンドがあってもなくてもアタシはしっかり生きていけると証明しなくちゃね。
   ……父さんを本当に嫌いになるかは、返答を聞いてからでも遅くない」


急に頑固親父の声が恋しくなった気がする徐倫。
思えば、母の死後、男手一つで徐倫を育ててくれた人だ。
そんな男が最低な人だとは思いたくなかった。
喧嘩など互いが生きていればいくらでもできる。
今はただ、皐月と共に生き延びるための努力をするだけ、と、殺し合いから生き残った後の目標が徐倫の中で生まれるのであった。



そして真実を追い求める二人は、エーデルガルトが使っていた生徒会室(のコピー)にたどり着き、調査をする。
結果、二人は謎の薬品を見つけた。
薬品の名は「C120」――聞き覚えのないこの薬品に関連する資料が無いか、引き続き調査を続けた。

わかってきたことはこれは雛見沢症候群という、体内に入った微生物による風土病を抑えるための薬らしい。
雛見沢症候群にかかるとと麻薬中毒の禁断症状にも似た重度の精神的・肉体的な症状も出てくるそうだ。
これがエーデルガルトにどう関係してくるかは今のところ不明だが、手がかりになりそうな気がする。
単に主催が配置した品である可能性も捨てきれないが、もっていて損はないだろう。

徐倫(そういえば、レナと圭一が壊滅した雛見沢の出身だったわね。
   何か関連があるのかしら……)

徐倫にとってはバーニッシュによる雛見沢大炎上事件と、その出身者であるレナと圭一、そして雛見沢症候群……雛見沢に纏わる何かがこの殺し合いに関連しているようにしか見えなかった。


そんな考察の最中、1人の来訪者が生徒会室に現れた。
弦太郎だ。
トラッシュ(不良)だが絶対殺し合いに乗るハズがない頼りがいのある男がやってきてくれた……と、徐倫と皐月は思った。
が、見つからに様子がおかしい。

弦太朗の学ランはボロボロであり、眼は血走っており、トレードマークのリーゼントは崩れている。
そして決定的におかしい点は「ガロは裏切り者だった!」と罵り、薬のことを教えると、「生徒会がこのバトロワの黒幕なんだ!!!!」と人が変わった様子で怒鳴り散らしていたことだった。
明らかに弦太朗の様子がおかしいと気付いた二人は、この見つけた薬の説明に書いてあった雛見沢症候群なのではないかと確信する。
そしてどうにか薬を飲ませようとしたが失敗し、完全に雛見沢症候群が頭に回ってる弦太朗には話が通じずに「オレを毒殺するつもりなのか!!!」と戦闘になってしまった。
そして弦太朗はスイッチを押して獅子の怪人、おぞましきレオゾディアーツへと変身し襲い掛かる。


怒り狂う弦太朗を前に、なぜかいつもの男勝りな性格が嘘のように狼狽している皐月。
さらに支給品のフォーゼドライバーで変身する際に、ミスでスイッチを落としてしまい変身失敗。

徐倫は皐月のミスをフォローするために、前衛に回り、スタンドを盾に彼女を守るべく囮としてヘイトを稼ぐことにした。
開幕から拳の嵐である「オラオララッシュ」をぶつける。
皮肉にもそれは嫌っていた父が多用していた技だった。
が、いかんせんパワーと技量が不足しており、レオゾディアーツにはあまり効いていない。
弦太朗は防御力にものを言わせて突進し、レオゾディアーツによる爪の一撃を徐倫に与えた。

この時、徐倫は自分の体をほどいた毛玉のようにばらけさせれば避けられたが、不幸にもスタンド戦の経験不足が祟り、判断ミスでそのまま腕を盾にするように防御。
その腕ごとスタンドを割かれ、徐倫は一刀両断されてしまった。
即死である。

弦太朗による殺戮、自分のミスが原因とも言える理由での徐倫が死んだことにより皐月は絶叫。
そして弦太朗は皐月をも手をかけようとするが、偶然にも先ほど切断した徐倫の死体の腕が足に引っかかってしまい、その隙に皐月は生徒会室の窓をぶち破って逃げ出した。
徐倫の犠牲は無駄ではなく、皐月を逃がすことには成功したのだった。






殺し合いの外側、現実世界では一クラスの失踪を受けて「善き大人たち」が総出を上げて動いていた。
その善き大人には校長である速水、物理学教師の戦兎、皐月の母である鬼龍院財閥の羅暁、彼らに交じって徐倫の父親である承太郎もいた。
父親もまた娘のために必死に動いていたのである。

仮に徐倫が生還できていたのなら、彼女は父の愛を知り、父は娘の強さを認め、和解できる未来もあったかもしれない……
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最終更新:2024年01月19日 22:25