【架空世界におけるロール・設定】
この世界ではゼノヴァイパーは歪蛇戦隊というスーパー戦隊扱いでありドンブラザーズの後輩戦隊に当たる。
しかし、原作ロワ同様に戦隊間の仲が悪く、ゼンカイザーブラックである介人から信用されてない。
彼自身の基本設定は
オリ学園ロワのそれと同じようであるが、元ロワと違い他のゼノヴァイパー仲間と共に戦闘に(気が進まない中、主に零や聖によって強制的に)参加させれることもあるようだ。
原典とリピロワ2019のように性格と反比例する戦闘の素質の持ち主である……かは不明。
前日譚において。裕太が初変身で羅鬼から自分の身を守るためにゼノヴァイパーに変身したが、変身解除したら全裸になる仕様を知らなくて、羅鬼撃退後に路地裏で全裸なところを後からやってきた、鬼頭はるかもといオニシスターに目撃される恥ずかしい羽目になった。
事情を話したらはるかもわかってくれたみたいでこれが縁で、はるか及び先輩戦隊であるドンブラザーズとゼノヴァイパーが知り合うことに繋がる。
ヨミガエリまどか戦において、ゼノヴァイパー組(ただし直人と姫来は諸事情により欠席)も駆けつけており、裕太も緑のゼノヴァイパー・レオパルドとして(半ば零により強引に)出撃する。
ヨミガエリまどかが倒れた際、零は悪人ほむらを討つまたとないチャンスとして、ヨミガエリまどかだった結晶に縋り泣きじゃくるほむらに総攻撃を仕掛けるよう指示を出したが、命令に従った聖はともかく、京太郎は「ヒーローがやることじゃない」と止めに入り、裕太は「撃てない」と拒否。
意見が割れてる最中にほむほむを取り逃がす形になるのだった。
この時、裕太がほむらを撃てないと言ったのは「優しさ」か「甘さ」か「怯え」か、裕太自身にもわからなかった……
【今ロワでの動向】
いきなり殺し合いに連れてかれ、見せしめとしてゼンカイザーブラックこと介人が殺害されたことに怯えを覚える裕太。
ひとまず、自身の安全の確保とこれからどうするべきかの指示が欲しかったため、同じゼノヴァイパー仲間や先輩のはるかにあることを優先して行動をすることに。
しかし……魔晄炉の近くまで来た裕太は変わり果てた姿になったゼノヴァイパー・サクヤこと
大泉聖、否、羅鬼ヤクシャとなってしまった彼女を発見してしまった。
聖「ヨクモコンナ姿ニ...ソラ・ハレワタァールゥ!!」
裕太「その声...サクヤさん!?」
聖「...ニゲテ、裕太クン」
裕太はまだ正気を保っていた聖の指示に従って――というより聖の醜くなった姿に耐えきれず、逃げだしてしまった。
裕太は知らないことだが、魔晄を過剰に浴びた人間はモンスター化する。
聖はそれにより羅鬼へと変性してしまったのである。
これについて逃げ出した裕太は一つの可能性を思いつく。
裕太「ひょっとして、いつかはサクヤさんみたいに羅鬼になる、ゼノヴァイパーって呪われた力なんじゃないか!?」
この考察、実は半分ほどは合っており、聖が羅鬼化したのは魔晄によるものだが、ゼノヴァイパーは人の道を踏み外すほど精神的に追い詰められると羅鬼化する。
ゼノヴァイパーと羅鬼は表裏一体。
偶然とはいえ真理を裕太は知ってしまったのだ。
そんな彼の前に拷問野郎にしてお手手野郎、ハンディハンディが襲来。
裕太は咄嗟にレオパルドに変身し、腕をガトリングに変えて応戦することに。
だが、ハンディハンディは胴体にいくら撃ち込んでもすぐに再生してしまい、だったら弱点かもしれない手型の頭を……とガトリングの狙いを変える。
しかし、そこで羅鬼化した姿の聖の姿がフラッシュバック。
このまま、戦い続ければ自分もいつかは羅鬼に――その一瞬の怯えが仇となりハンディに噛み殺されることになる。
結果として見れば、本来の実力も出せなかったのが、ハンディへの敗因となった。
食い殺される中で彼が最期に思い浮かべたのは先輩である鬼頭はるかの顔だった。
(鬼頭先輩なら、こんな時、どうしましたか……?)
はるかだったら、持ち前の精神力と勝気で恐怖を退けたかもしれないし、自分が羅鬼化する未来も変えられたかもしれない。
彼の幸運はハンディが死体を食べつくしたので後に狂った聖に骸を食べられずに済んだこと、そして早死にしたことにより慕っていたはるかことオニシスターが呆気ない最期を迎えたことを知らずに済んだことに尽きる。
最終更新:2025年05月25日 15:46