【名前】エーデルガルト=フォン=フレスベルグ
【性別】女
【出展】ファイアーエムブレム風花雪月
【架空学園3におけるロール・設定】
原作では進むルートによってだいぶばらつきがあるが、本ロワで使われた原作通りの設定部分は以下の通り。
学生ということで第一部を基軸に使われている。
薄い紫の瞳に少しグレーがかった白色のロングヘアーで容姿端麗。
学生時の制服は優等生らしくきっちりとした着こなしで、赤いマントを肩から着けている。
性格は冷静沈着、帝王学や歴史を熱心に学んでいる。
典型的な委員長タイプで、個性豊かだが一歩間違えれば問題児な生徒たちを纏めている。
日頃の立ち居振る舞いや言葉遣いにはそれらしいものがあり、周囲から「気品の高い少女」という印象を持たれている。
また、嫌いなことに「取り乱すこと」を挙げており、感情の起伏や品のない態度を出来るだけ抑え、常に冷静でいるように振る舞っている。
が時折、直情的な性格が出てしまうことがある。
好きなもの、優秀な者・史観や戦略の議論・大自然・美しい風景。
嫌いなもの、古い価値観・紋章・ネズミ・鎖・泳ぐこと・取り乱すこと。
レズビアン寄りのバイセクシャルの疑惑アリ。
ここからは本ロワオリジナルの設定。
日常の回想で生徒会長エーデルガルトはともかく生徒会のヒューベルト(何歳なのだろうか、この世界の彼は……)の影が濃く、暗躍を意味匂わせている。
鬼龍院皐月が前任生徒会長だったが、壊惨総戦挙でエーデルガルトが勝ち抜いて現生徒会長になったとされている。
童磨の宗教団体と付き合いがあるらしく、皐月が「何故あんな胡散臭い連中とエーデルガルトの付き合いが……?」って疑問を抱いていた。
具体的には皐月が選挙で負けたのは原作との違い(強気の仮面を被っているが原作と比べると精神的に脆い部分)もあるが、本来の皐月の支持者が謎の「失踪」を遂げたあと、一週間ほどしてから「エーデルガルト支持者」として帰ってきたのも原因であり、有力な部下がいなくなって勢力地盤を失ったところにエーデルガルトが台頭した形になったためである。
とはいえ、会長としての仕事ぶりは至極真面目で、オカルト部の日常で安寿が頼子みたく何かしら召喚しようと召喚術式一人で頑張って作成したはいいけどいざ本番で失敗して変な化け物召喚してしまい、学園中を巻き込んだハプニングになった際は、勿論無事解決したあとにオカルト部は全員まとめて先生と共に説教を受けさせている。
ガロは学生の身分でありながら、この世界でもバーニングレスキュー所属なのには変わらず、ノリが熱いのは相変わらずだったがその裏返しでエーデルガルトは信頼している。
またバレンタインデーの一幕では
エーデルガルト「あら皐月、随分とチョコを貰ったのね」
皐月「ああ……正直こんなに貰って困っているのだが……」
エーデルガルト「で、その中に本命はいたの?」
皐月「……は?」
と嫉妬を匂わせる、年相応らしい一面も。
また、オカルト部への先の説教中に内心では杏寿のネーミングセンスに関心してる描写もあったり、あだ名はエガちゃんなどお茶目な部分も。
また、クラスメイトの誰かに好意を持っているらしく、修学旅行の際、吊り橋から落ちて川に落下→泳げなくて死にかけたところを助けてくれたのがきっかけで「その人」が好きになっているが、それが誰かは他人には打ち明けていない。
【今ロワでの動向】
教師である茅場たち主催に拉致され、首輪を嵌められたエーデルガルトたちは生徒・教師同士の殺し合いを強要される。
エーデルガルトはあくまで表面上は冷静さを保っていたが、その片方の握った拳に血が滲み出ていたのに気づいた者はいただろうか。
エーデルガルト、生徒会長だけあって表向きは頼れる対主催として行動をしていた。
だが学園パートでの暗躍を考えると胡散臭いって立ち位置で序盤は読み手から色々疑われる羽目になる。
そして彼女は行動を開始。
探索の道中にエーデルガルトにとって友でもあるガロ、そして童磨を発見した。
しかし、二人は獅子の怪人(レオゾディアーツ/弦太朗)と時峰に襲われている。
声からして弦太朗らしきレオゾディアーツは「裏切られた」と言いながら、ガロと童磨を襲い、時峰はその弦太朗の援護をしている。
問答無用で襲ってくる弦太朗レオゾディアーツ&時峰の能力で圧倒される童磨とガロを最終的にエーデルガルトが割って入って助けて逃げたした。
支給品のフラッシュグレネードが役に立った。
2人を引っ張っていく途中で「この殺し合いは生徒会長……いや学校ぐるみの罠だ!」という明らかに普段の弦太朗からは言わないようなセリフをはっきりと耳にしてエーデルガルトは走った。
なんとか弦太朗と時峰から逃げ出せた三人。
ガロ曰くリクやアラタ、弦太朗と時峰の五人でグループを組んでいたが、そこへなぜか自分の首を狙うシュカが襲来。
突然、弦太朗と時峰が暴走して味方であるリクを投げナイフで刺し、リクはシュカに殺され、アラタは気絶中に崖墜ちして行方不明。
童磨はその後にやってきたが、後はエーデルガルトも知っての通りである。
そして、三人だけになった時、筆談にてエーデルガルトや童磨の真の目的や暗躍の理由が明かされた。
なんと二人は純粋な対主催だったのだ。
童磨とエーデルガルトが学園生活の影で共謀して何かを企んでると思われてた(主に皐月に)のは、教団の古い資料の調査や信者からの協力を経て埼玉や東京などの諸問題の原因を突き止めて解決しようという普通にまっとうな理由だったのである。
判明するまで読者から二人とも原作イメージでサイコとか裏切るとか言われてたが、そんなことなかったのである。
エガ「協力感謝する、童磨」
童磨「いやいや、俺も八千重ちゃんに怒られたくないからね。
痛いんだ、あの子の張り手」
ガロ「おまえら二人でそんなことしてたのか……俺たちの知らないところで」
そして、メタ的には怪しく見られていた二人とガロは、首輪解除と後は主催関連の考察に尽力することに。
まずはエーデルガルトが殺し合いが始まる数日前に、突き止めていく中で資料からこのような言葉がキーワードでてきたのを教える。
『 鬼 』と。
おまけに雛見沢症候群の資料も見つかり、羅漢者に幻覚を見せるそれは弦太朗の症状と一致している可能性があった。
さらにその見つけた資料にはなぜかクラスメイトのアスラン・ザラの写真が挟まっていたことが発覚する。
あのガロの百倍はうるさいアスランが殺し合いに関与しているのだろうか?
まだ危険人物と断定できないが、本人に直接聞く他ないようだと結論づけた。
また、童磨側も自分が教祖を務める宗教が『鬼舞辻無惨』を名乗る男に半ば乗っ取られかけてること告白する。
エーデルガルドが調べたところ、その『鬼舞辻無惨』は偽名のようだ。
というのも、この世界には「無惨鬼」という名前での昔話が存在し、『無惨』はその登場人物である。
言うなれば「私は
桃太郎」と名乗ってるのと同じなのだ。
この御伽話をざっくり解説すると、傍若無人な鬼の首魁が、あまりにもが暴虐すぎたため。
退治しにきた侍はおろか叛乱を起こした鬼に討たれ。
人間と良き心を持った鬼たちは手を取り合って幸せに暮らしました…というおはなしである。
この世界の日本に住んでいれば誰でも知っているような昔話であった、
では童磨の宗教団体を乗っ取りかけてる『無惨』とは何者なのか?
『鬼』と『アスラン』との関係はどういうことなのか?
弦太朗や時峰の暴走の理由とは?
ここらでまだまだ情報不足な考察をいったん打ち切り、更なる情報収集のために三人は会場を彷徨うことになった。
その時に放送が流れ、多くの犠牲者が出たことを二人は知る、さらに童磨にとって大切な親友である八千重の死を知る。
童磨は泣きはしなかった……本人曰く悲しくないというよりは彼女が死んだという実感が持てないらしい。
涙は出てないが扇子を持つ手は確かに震えていたのをエーデルガルトとガロは目撃する。
このままではエーデルガルトの『想い人』もいつかは……モタモタしている場合ではないと、無理をしてでも童磨をなんとか引っ張り、三人で会場の探索を続けようとした。
しかし同行しているガロもまた、いつもの元気がない様子である。
行方不明のアラタこそ無事だったが、弦太朗と時峰の件をまだ引きづっているのか。
その時、童磨はガロに言った。
童磨「級友が殺し会うのを止められず無力感に苛まれてるんだな。
そんなに思い悩んでも何かできるわけじゃないんだから君は隠れて自分の身を守ることだけ考えてればいいんだぜ」
この発言に反発したのを切っ掛けにしたガロは童磨との対話から、殺し合い途中からずっとショックを受け続けだったガロがキッパリと「この殺し合いに燃え盛る憎しみと殺意の火を消す」のを宣言するのだった。
童磨もキャラがキャラだから本気で言ったのかと思われてたけど、意図的に発破をかけたのだとエーデルガルトは盟友故に理解していた。
ガロに信頼を置いてたエーデルガルトも彼の結論にはご満悦。
エーデルガルト「ならば私たちは同志よ! 私たちは今から、火消しの風(フォイアヴェアヴィント)を結成するわ!」
ガロ「ふぉ、ふぉいあうぇあ……?」
童磨「あー……、すまないね。エガちゃんは本気で言っているんだよ、だからちゃんと聞いてあげておくれよ」
エガちゃんセンスを発揮してて、ガロはポカンと、童磨はクスリと笑っていた。
そして三人は、とある地下施設の調査をすることに。
そこでガロがパワードスーツほどの大きさの何かを見つける。
――彼らはまだ知らない。それこそ、かつて埼玉グレン団のリーダーが乗りこなしたグレン団の象徴にして最終兵器。
――『グレンラガン』であることに。
しかし、それから間もなくして放送が流れる。
放送では皐月の名前があり、グレンラガンを調べていたエーデルガルトの手が止まる。
そうなのだ。
エーデルガルトの想い人とは同性の『皐月』その人だったのである。
修学旅行で吊り橋から落ちた際、溺死しかけたところを助けのは皐月だった。
それ以来、皐月への好意を隠しつつも彼女を恋愛対象として愛していた。
その彼女が亡くなったのだ。
急に取り乱すエーデルガルトに童磨やガロは困惑する。
ガロ「落ち着けエーデルガルト!」
童磨「エガちゃん……今の放送の中に君の好きな人がいたんだね……」
エーデルガルト「……そうよ、私はその人を守るためにも、こうして探索を続けていた。
でも、間に合わなかった……私は無力よ……!」
2人の前で大粒の涙を流すエーデルガルト。
だがその悲嘆が呼び水になってしまったのか、この地下施設に弦太朗ことレオゾディア―ツが襲来。
ガロから聞いてた以上に変わり果てた皐月の片思いの男にエーデルガルドは――
エーデルガルト(皐月の片想いの男がこんな有様で……
いや、これは単純な発狂じゃない。
まさかこれは雛見沢症候群なのでは?)
ガロの必死の説得を無視、エーデルガルト&童磨とぶつかり合う弦太朗。
ガロとエーデルガルトは容赦ない弦太朗ことレオゾディアーツの攻撃にボロボロにされる。
そこで正気を失ってるとはいえ現実の親友を無視し、幻想の級友だけを見る弦ちゃんを見た童磨は
童磨「…今の弦太郎には友情やダチなんて言葉、使って欲しくないよ」
と呟いてからの
――血鬼術 蓮葉氷――
扇子を振るうことで蓮の花のような氷を発生させる技を発生させた。
その冷気は掠っただけでも凍結させられる程に強烈で、レオゾディアーツの片腕が凍り付く。
Dゲームプレイヤーのシギルでもない異能をいきなり発現させたことに、童磨自身も驚く。
エーデルガルト「……そうか、あなたも『鬼』を先祖に持っていた。
これまでスタンド『ホワイトアルバム』を使い続けたことで血鬼術を先祖返り的に使えるようになったのね」
童磨「エガちゃん、何をいきなり何を言って――」
エーデルガルト「今は戦いに集中しなさい! あとで全部教える」
童磨も知らない『ナニカ』を知っているエーデルガルト。
だが、今は彼女の言った通り戦いに集中すべきだ。
童磨は血鬼術発現の影響で相性が悪いのか外れたスタンドDISCをガロに渡し、ギアッチョのようにホワイト・アルバムの鎧を纏わせる。
弦太朗が召喚していたレオ・ダスタードはホワイト・アルバムを纏ったガロにまとめて殴り飛ばされ、更に童磨の血鬼術でレオゾディアーツの機動力を封じ、好機と見たエーデルガルトが支給品の戦斧を叩き込んだ。
それでも破れかぶれで咆哮を放つが、童磨とエーデルガルトの援護を受けたガロが突っ込み、「目を覚ましやがれ!」と拳を叩き込んだ。
これで決着かと思われた。
追い詰められた弦太朗がフォーゼ原作では未使用だったレオゾディアーツに秘められた特殊形態・超新星を使うまでは。
まるでフォーゼのコズミックステイツにも似た色のレオ・ゾディアーツに進化した弦太朗に一転攻勢をかけられるエーデルガルトたち。
ガロのホワイト・アルバムの鎧は砕かれ、童磨の血鬼術も躱していく。
その様子を見たエーデルガルトは「もう手遅れね……ごめん、サツキ」と呟き、雛見沢症候群を治療することを諦め弦太朗をここで殺す決意をするエーデルガルト。
今まで手加減し、使えなかったその身に宿した力を解放すると、原作での二部にあたる姿……覇骸エーデルガルトに近い異形の姿に変身した。
そこまではともかく、いきなり「血鬼術――閃花」って言い出し、強力なビームのようなものを発射した。
ガロ・童磨視点だと超展開とも言える彼女の変化に驚きを隠せない。
そんな二人を尻目に、エーデルガルトは弦太朗に容赦ない血鬼術による光線の嵐をぶつける。
エーデルガルト「……爆ぜ散るがいい。嘆く間もなく……消す」
そして動けなくなったところでいよいよトドメを刺そうとした瞬間。
皐月様のやめて! という幻聴が聞こえて寸前で術を止めてしまった。
エーデルガルト「皐月……はッ」
それが致命的な隙となり、レオゾディアーツの爪で腹を貫かれて、エーデルガルトはそのまま上下に引き裂かれた。
しばらくは鬼の末裔故の生命力で生きていたが、ガロたちや皐月への謝罪の言葉を吐きながらエーデルガルトは死んでいった……
エーデルガルトを殺して尚も弦太朗は止まらず、最早殺戮を振りまくだけの怪物になってしまった。
そしてガロと童磨は弦太朗を狂気から解放する為にも殺す事を決意。
ガロ「俺があの時お前を止められてたら、こんな事にはならなかったんだよな…。だからよ、もういい加減終わりにすんぞ弦太郎…!!」
童磨「…ごめんね弦太郎。色々考えてみたけど、俺にはこんな方法しか思い浮かばなかったよ…」
――血鬼術 結晶ノ御子――
二人の攻撃の気配を察知して避けようとする弦太朗だが、何故かその場から動くことができない(エーデルガルトが放った「閃花」には原作だと敵への足止め効果がある)。
そのままホワイトアルバムと、童磨の血鬼術の氷が弦太朗を包み込んでいき――
童磨「疲れただろう。もうおやすみ、弦太朗殿」
ガロ「……お前の火、こんなやり方で消したくはなかったぜ」
弦太朗ことレオゾディアーツは生命活動を停止、凍死した。
弦太朗戦の後、エーデルガルトに『私に何かあったら私のデイパックを探って欲しい』と言われていたのを思い出してエーデルガルトの荷物を漁る童磨。
そこに記されていた遺言のメモから、エーデルガルトは鬼の係累で『闇に蠢く者』の実験体の一人だったこと、学園の生徒会長に登り詰めたのも闇に蠢く者の暗躍の結果だったこと(表向きの旗頭として利用する気だったらしい)が記されていた。
だから先の戦闘で童磨も知らない血鬼術のことを知っていたのだ。
しかしエーデルガルト本人は闇に蠢く者に叛逆する気であり童磨と接近したのもそのためことが明かされた。
メモの中に残されていた闇に蠢く者の情報と自らが鬼の末裔であることから、「闇に蠢く者と無惨鬼は繋がっていた」って考察に繋がる。
そしてもう一つ、危険なウィルス、特殊な電波で人心を操ることも可能な雛見ザワイタマに関する情報も入っていた。
だから雛見沢症候群のことも知っていたのかもしれないと童磨とガロは考察。
なんならエーデルガルトは調べるまでもなく全てを知っていた可能性さえあった。
だが、今までクラスメイトたちを裏切っていたわけではないとガロと童磨は理解している。
真実を教えるにはどうしてもタイミングが必要だったのだろう。
タイミングを間違えてしまえば主催にバレて、エーデルガルトの首輪もしくは真実を知った者の首輪は爆破されていたことだろう。
そのタイミングが死後になってしまったのがエーデルガルトの不幸か。
また記された情報には試薬品であるが雛見沢症候群の特効薬があり、それを使えば雛見沢症候群を治せるとあった。
弦太朗以外にも雛見沢症候群にかかったものはいるだろう。
特効薬がまだ残っているなら救いの手になる。
そして最後に記されたのは『タレス』
『闇に蠢く者』と呼ばれる謎の集団の首領。
この世界の裏で暗躍しており、非道な研究や実験を繰り返していた。
この世界における埼玉差別、バーニッシュの出現、雛見沢の大災害も闇に蠢く者たちの仕業。
タレス本人はエーデルガルトの保護者であるアランデルに擬態していた。
エーデルガルトが生徒会長戦挙に勝利したのもタレスの暗躍が絡んでいるが、エーデルガルト本人は闇に蠢く者たちの暗躍を快く思っておらず、排除したいと考えていた。
『闇に蠢く者』たちの正体は遷都し首都になった東京を憎む京都人の集団である。
ロワ開催の目的は、東京の権威を地に落としての京都の復権。
そして鬼による人類の支配。
人類のためにもこいつらだけは、タレスだけは必ず潰してほしい、とメモには書いてあった。
ガロ「ああ、潰すぜ、絶対にな……弦太朗をあんな目に会わせた奴らなら特にな」
童磨「かけがえのない八千重ちゃん、エガちゃんのためにもくだらない殺し合いは終わらせよう」
エーデルガルトと弦太朗の遺体は二人の男により埋葬された。
そしてエーデルガルトの遺志は受け継がれていく。
最終更新:2025年06月10日 16:47