【名前】ヘンリー・ジキル(エドワード・ハイド)
【性別】男
【出展】Fate/Grand Order
【架空学園3におけるロール・設定】
原作設定では十九世紀の小説『ジキル博士とハイド氏』の登場人物、もしくはそのモデルとなった人物。
19世紀ロンドンにて、善なる「ヘンリー・ジキル博士」は悪性を取り除くを霊薬を作ろうと研究を重ねるが、できあがった薬を飲んだら粗暴な人格「エドワード・ハイド」が誕生した。
ジキルは薬を何度も服用しハイドが自由な生活を送ることでストレスを発散していたが、やがてコントロールができなくなったため博士は過ちを犯す前に自殺した、というお話。
Fate世界では碩学者の一人であり、魔術にも多少縁のある美形な好青年である。
生前には名探偵や犯罪王とも関わりがあったとか。
FGOではアサシンクラスで顕現、ジキルはサーヴァントと認識されない程にひ弱だが宝具の霊薬を飲む事で凶暴なハイドへと変貌し攻撃性が増す。
ちなみに、FGOより先に『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』にてバーサ―カーとして召喚されている。
とはいえ、目立たず普通に喋れるジキルが行動して戦闘時に霊薬を飲んで暴れる、というプロセスは変わらない。
それと細かい事だが、FGOのハイドは人型のままで凶器を振るうが、蒼銀は人狼の姿となりより危険度が高い。
この世界においてのジキルは錬金術を齧ってて魔法の薬が作れるという理由で杏寿がその薬目当てに絡んだのが仲良くなる切っ掛けとなり、杏寿、頼子、リリカにヴァレリアが所属するオカルト部に入部している。
また、クラスメイトとしては杏寿、巽とは特に仲良しだったという。
なお、オカルト部は(概ね杏寿のせいで)騒動を巻き起こすことが度々多く、常識人な彼はだいたいツッコミ役に回っていた。
バレンタインではなぎこさんがチョコもらっていない男たちにチョコを渡していった事もあったが、そのチョコ、オカルト部の杏寿が作った『闇に潜みし永久の知識を得られるエリクサー、その代償に(以下略』とかいう意味不明な長文の試作チョコで、食べた者全員がもれなく嘔吐下痢に苦しめられることになった。
杏寿(素)「隠し味に生のブドウを発酵させて作ったジュースを入れてみたんだけど、まずったかな?」
ジキル「そのブドウ、発酵じゃなくて腐敗してない?」
またリリカの実家にオカルト部の面々+αが訪問する回においては、リリカの実家がある群馬県がロンダルキア顔負けの鬼畜エリアで野生のエルダーグール@FGOやエレメントが徘徊してるジャングルであり、現地人の部族に生贄にされかけた杏寿に頭を悩ませる場面もあった。
――なお、ハイドについては、殺し合いが始まるまで誰にも把握されていない。
度々、霊薬『密やかなる罪の遊戯(デンジャラスゲーム)』でハイドになっていたジキルだが『ある者たち』によって体をいじられてしまう。
その結果、日常回のラスト、すなわち殺し合いが始まる前日ではとうとう、ハイドをコントロールできなくなり、霊薬なしでもハイドになってしまう末期状態となってしまった。
これ以降、ハイドについての謎は下記の動向をご覧されたし。
【今ロワでの動向】
主催に拉致され、クラスメイト同士の殺し合いを強要されたジキル。
しかし、彼はそれどころではなく、内にいるハイドを抑えるのに必死だった。
会場に転送後、彼はとある小屋に引きこもり、必死に内なる悪であるハイドを抑え込もうとする。
だが、抑えきれない……ジキルはハイドが目覚める前に自殺を考え、支給品のナイフで自分の心臓を突き刺そうとするが――できない。
もはや体の支配権も握られてしまったのか自殺もできない状態に陥っていた。
そこへ少女――杏寿の声が聞こえた。
ジキルは小屋から出て駆け出した。
何やら頼子が殺し合いに乗った芥川に襲われてピンチらしいが、それよりもまずジキルは杏寿に自分から逃げるように声を上げた。
だが、よく聞こえなかったのか、返って近づいてくる。
同時に楽しかった学園生活の、オカルト部での日々がフラッシュバックし、同時にそれが黒く塗りつぶされていく。
――だめだ杏寿、今の僕に近づくな!
それがジキルとしての人格の最後の意思であった。
時刻は
第一回放送が流れた直後のことである。
次の瞬間、ジキルが味方だと思って安心しきった杏寿の左眼をナイフで『ハイド』はくり抜いた。
ハイドに変わってから杏寿を死ぬまでナイフで痛めつけ、混乱と絶望と恐怖の混じった声で杏寿は「いつものジキルに戻って……」と最期の言葉を絞り出す。
ただ、その言葉にハイドは「恨むんならジキルのヤツじゃなく、アイツらを恨むんだな」と呟いてた。
さらに杏寿を殺したハイドは近くで芥川と戦闘中の頼子にも背後から忍び寄り、首筋をナイフで斬って殺害。
頼子のダイイングメッセージ代わりにミケが消える前に拡声器で他の対主催に芥川やハイドが殺し合いに乗っていることをバラそうとするが、その直前に芥川の羅生門に食われてミケも消滅する。
頼子殺害後に一触即発になる芥川とハイド。
本当はお互いに殺し合いを望んでいたのだが、まだまだ序盤で殺すべき相手が沢山いる状況なので、互いに手を引き数が減ってきた頃合いに再戦することに。
こうしてハイドは第一回放送直後にて顕現し、直後に二人を殺害……しかもどちらもジキルが大事にしていたオカルト部の部員という鮮烈な殺し合いデビューを果たした。
次にハイドは麗・婚后・郁子の一行を発見。
次の標的と定めてジキルとして、およびステルスマーダーとしてすんなり潜入することに。
なお郁子から「前から思ってたんだけどジキルくん、郁子と一回やってみない? 結構自信あるんだよ私」
と出会ってからの最初の会話がこれだったのでハイドと周囲の二人も若干引いていた。
その後、近くにジールが彼たちの前に現れ、傷ついた巽の前まで誘導。
巽の治療をお願いしてジールは復讐のために一人密かに去ってしまった。
麗と婚后はジールを追いかけることに。
そして、グループの中で一番薬学に詳しいということでジキル(ハイド)が治療に当たり、郁子はその二人の護衛に当たるよう麗から指示を受けた。
麗と婚后は消えたことだし、されひと暴れするか……と思っていたハイドだったがいつの間にかナイフが全部破壊されていた。
実は会った時点でハイドの企みに気付いた郁子が彼のナイフを全部こっそり奪って破壊していたのである。
ただ郁子側も殺す気はなく、「(非常事態で)ジキルがちょっとおかしくなってる」程度だと思っててハイドについてよく知らなかったから、とりあえず凶器になりそうなモノを奪っておく程度しか対策なかった。
だがジキルはともかくハイドは素手でも人間を殺せるくらいの膂力はある。
しかしハイドはそれでも郁子に正面から戦う気はなく「刃物がなけりゃ仕方ねえ」と内心で呟き、巽を治療しはじめた。
時は経ち。
ジキル(ハイド)の治療の甲斐あって目覚めた巽。
しかし立ち上がって早々、巽は郁子を性的に襲い始める。
というのも、やはり「霊薬『密やかなる罪の遊戯』に近いモノを調合して服用させた」によって悪性が目覚めた巽はそのまま目の前にいた郁子を襲ったのだ。
……そして正気に戻った巽の目に映ったのは服が乱れてご満悦状態の郁子。
巽の状況整理が追いつかないところへ、さらにハイドが近寄ってガラスの破片で郁子の首を掻っ捌く。
そう、これはハイドの作戦だったのだ。
元生徒会長の皐月の次くらいには強い郁子と戦えばハイドと言えど苦戦必至・良くて相討ちになるので、彼女が極度の色狂いなのを利用して巽に襲わせて絶頂させて隙を作るというものであった。
目論見は当たり、そしてハイドは、巽の内にいる悪なる存在に告げる。
道徳心に縛られずに、共に自由な悪逆を愉しもう、っと……
なおプレイの中で郁子の射〇管理が入っていたせいで、郁子の許可なしで射〇できなくなった臨戦態勢の巽が取り残された模様。
これにはハイドくん流石にドン引き。
しかもなんかハイドに対してまで欲情する巽に、別の意味で危機感を覚えるハイドであった。
気を取り直し、悪逆の道に走ったならその証拠として郁子の死体をバラバラにしろと巽に命令するハイド。
巽はその指示にしたがったのか、彼女のもっていた支給品の刀で郁子の遺体をバラバラにしていく……
これで仲間ができたと嘲笑うハイドなのであった。
ハイドと巽はその後、ここからほど近い図書館エリアに移動。
途中の放送で芥川の死を知ったが、再戦できなくてちょっと残念がるハイドであった。
そして図書館エリアには麗・ロゼ・婚后・ヴァレリア・リリカ・時峰と一同に会することになった。
婚后たちは巽やジキルが郁子を殺したと自分たちを糾弾する。
しかしそこは「郁子は何者かに殺された」と発言する。
巽と組んでも流石に2VS6は分が悪すぎる、なんとか押し通したいところだったが、そこへ幸か不幸か、狂気に堕ちたマーダーエレン先生が乱入。
駆動鎧にシギルにバットにスタンドとフル装備のエレンに8人で挑むことになる。
ところが時峰、ヴァレリア、リリカ、婚后さん、麗、ロゼ、巽、ハイドと数の上では優勢なのにドラゴンズ・ドリームの指示で絶運に恵まれたエレンに一方的に生徒たちがボッコボコにされる。
具体的にはハイドやロゼのような近接攻撃勢の足並みが揃わなかったため(つまり不運により)、衝突してエレン先生の反撃にあった。
他もスタンドのせいかうまく機能していない。
だがドラゴンズ・ドリームのある意味弱点でもある『中立である』ことで吉の方角のことをペラペラこちらにまで話し、それに賭けた婚后と巽がその風水の位置に移動。
だが移動出来たはいいがこのタイミングで婚后に植え込まれていた羅鬼化カプセルによって羅鬼化が進行し怪物化。
敵が増えてしまった。
時峰の焦り方もあり直感で今の婚后は危ないと感じたハイドは支給品の槍を投げて婚后を殺害しようとするが、一歩遅く『大蛇のような羅鬼』になった婚后は側にいた巽を投げ飛ばし、槍を蹴って弾き飛ばす。
そしてロゼを庇った麗が死んだ。
しかし生徒側もやられてばかりもいられない。
ズボンをいきなり降ろした巽がなんと羅鬼化した婚后と交わり、殺さずに気絶させた。
ヴァレリアがリリカの血を吸ってパワーアップし、さらに吉の方角から仮面ライダーゴーストに変身したタケルがキックで図書館の壁に大穴を空けてくれたため、図書館から脱出することができるようになった。
同時にハイドは巽が思ったような悪逆を披露してくれなかったことにいら立ち、そろそろ頃合いかと、行動を起こそうとした。
リリカ「タケル、ヴァレリア頑張って、あなたならきっとエレン先生に勝てるんだから
あなたたちのためにも絶対に生き延びて見せる!」
時峰「いいや、君たちはここまでだ」
次の瞬間、少女の祈りは時峰が隠し持っていたサイレイサー銃で眉間を貫かれることで終わりを告げた。
巽やロゼの足にもナイフが入る。
巽「時峰……なにを……!」
ロゼ「おまえたちは!」
時峰「数を減らすにはタケルとヴァレリアをエレンから引き離している今しかない。
騙して悪いが優勝を狙っている。
恨んでくれても構わない」
ハイド「巽ィ、おまえにはガッカリだよ。もっと楽しいもんが見れると思ったんだがなあ!」
まさか時峰も殺し合いに乗っていたのは嬉しい誤算だったが、マーダー同士共同戦線を張ることにした。
そしてそのまま巽とロゼを二人を仕留めようとする時峰とハイド。
だけどその前に時峰が今居た位置からちょっとだけ動いた。
ハイドが不思議そうに顔を傾げたその直後に。
圭一「だぁぁぁれぇぇぇかぁぁぁぁぁぁっ 止ぉぉぉめぇぇぇてぇぇぇくぅぅぅれぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
圭一たちがブレーキがぶっ壊れて暴走車と化した車もろとも図書館に突っ込んでハイドに直撃した。
あぁ、ハイドくん可哀想に……
と思いきや、完全にブチ切れた彼は隠し持っていた現地調合霊薬を自分に打ち込んで大型の人狼形態になった。
ハイド「もうめんどうだ!ここでテメーらを諸共始末してやる!!」
人狼化したハイドが、それだけじゃなく肉体を変化させて異形の姿へ変わっていきながら戦う。
同時にその回の回想で、ジキルに実験をしたのが鬼の生き残りを中心とした『闇に蠢く者たち』という組織で、ハイドへの変化は鬼化に近いモノだったのが明かされた。
御伽話の無惨のような、管みたいな肉塊での殺傷力の高い薙ぎ払いを救援にきた圭一・シュカ・愛子たちにも叩きつけていた。
言わば人狼ではなく鬼狼というべき形態だった。
手負いのロゼと巽を時峰に任せ、自分は圭一たちを殺すために戦いを挑む。
後に羅鬼化が解けて別の変異をした自らをゼノヴァイパー・リリスと名乗るようになった婚后も駆けつけてくるが、今の鬼狼と化したハイドを止められるほどではなかった。
そしてフォーゼドライバーで仮面ライダーフォーゼに変身していた圭一、自分の能力(シギル)で管を切り払えた朱歌、羅鬼化&元々の空力を操る超能力でガードできる婚后だったが、全員自分を庇うのが精一杯で、自衛しきれなかった愛子には足を負傷させ、そしてハイド自身の手刀でトドメを刺して殺害した。
エレンとの戦いを終えたタケルやヴァレリアも駆けつけるが手遅れである。
圭一「てめえ!よくも愛ちゃんを……先生を……」
タケル「人の命をなんだと思ってるんだ!」
ハイド「おまえらだって、実験動物とはいえひでは散々いじめたろ」
ロゼ「それは……」
ハイド「オレにとっての「ひで」はおまえらなんだ。
人間や生き物や自分より劣るもの・違うものを虐げたがる悪逆がある!
オレはその悪逆さに従ったまでのことよ」
「ひで」とは嫌悪される害獣で下手するとバーニッシュや埼玉県民よりも虐げられた存在である。
「差別」とは人が回避できない悪逆だとハイドは認識していた。
タケル「…確かに君の言う通り、俺たちは「ひで」を嫌悪し取り返しのつかない事をしてきた」
ハイド「そら見ろ。結局お前らも「けど!」…あ?」
タケル「だからこそ、後悔しているからこそ!もう同じ過ちは犯さないって決めたんだ!
種族や住む場所が違っても手を取り合い、一緒に生きていくことが出来る。
俺はその事を繋いで行く為に戦う!」
タケル魂の眼魂を通して見た過去の光景、その中には先祖の天空寺猛が、『日の呼吸の剣士』に「例え種族が違い争い合った者同士でも、分かち合い共に生きていくことはできる。その事を伝えていきたい」と告げた瞬間があった。
タケルの言葉に加えて巽もジキルもハイドも友達として止めようとしているから、ハイドの苛立ちがより高まっていた。
そんな中タケルは過去の記憶から鬼に有効な術を見つけたようだ。
また戦っていく内に鬼狼ハイドの身体に所々ヒビみたいなものが少しずつだができていた。
改造されすぎた体に限界が来ているようだ、その前にここにいる奴らだけでも皆殺しにするとハイドの攻撃は激しさを増した。
ここでロゼが刀を手に我が家に代々伝わる奥義を試してみるかと、ダメ元でハイドの肉塊に攻撃するが、なんと簡単に斬れてしまったではないか。
ハイドは知らないが、ネタ晴らしをすると閃刀姫―ロゼの本名は「継国 炉世』
御伽話「無惨鬼」に登場する「お侍さん」の直径の子孫であり、彼女は末裔として鬼に最も有効な日の呼吸を習得していたのだ。
そこでタケルたちは、タケルの術でハイドの動きを妨害しのロゼが斬るという作戦を立てる。
だけど術を発動するのは時間がかかり、ロゼをハイドの本体に近づけるのも二人だけでは無理。
そこで圭一、ヴァレリア、シュカ、婚后、巽が援護する形なった。
そうはさせまいとさらに暴れるハイドだったが
巽「本当は自分を許容して欲しかったんじゃないのか、受け入れられないことを恐れただけじゃないのか!」
ハイド「ンなわけねえだろ! テメエの妄想をオレに押し付けんじゃねえよ!」
巽「そうやってお前の方から拒絶して、ただ周りを排除すれば良いと思ってるのがダメだって言ってんだよ、この分からず屋!」
ハイド「オレは化け物のはず…そのハズだ」
婚后「残念ですけど、わたくしも既に見た目も怪物なら、お友だちも先生もろくに守れなかった醜い怪物ですわ。
し・か・も非処女。
でもそんな私でも友を助けになるぐらいは!」
羅鬼で強化された空力使い能力はLEVEL5に匹敵した嵐を巻き起こし、突破口を作り出す。
婚后「さあ、おゆきなさいロゼ!」
ロゼ「麗様の意志を継ぎ、埼玉の剣を見せつけるなら、今!」
最終的にロゼがハイド本体まで肉薄したところまで来た
だが、振り下ろす前に転がっていた愛子の死体を拾い、それを盾にし、それを斬らせた。
動揺するロゼの刀を剛腕で叩き折り、刀が折れて作戦失敗させた――かに見えた。
マーダー同士で味方だったはずの時峰が能力を限界行使してまでロゼを庇い、更に新しい刀・鬼狩柳桜を渡していく。
ハイドは「時峰、おまえまで……!」と怒り、彼に致命傷を与えた。
だが、それだけ時間が稼げればタケルには十分であった。
タケル「待たせてごめん!皆離れて!」
『陰陽開眼!鬼封オメガドライブ!』
ハイド「なっ、クソッタレがぁぁぁぁぁぁああああっ!!!」
動きを完全に封じられた鬼狼ハイド。
そのハイドにロゼは秘奥義である『埼玉流抜刀術奥義:砕魂(サイタマ)』を叩き込み、ハイドの首を落とした。
ハイドは鬼の生命力故か、まだ生きていた。
ハイド「なん、で、こんな奴らにィ…」
時峰「こんな奴らだったからだよ…」
だが、もう時間の問題だろう。
ハイド「畜生……畜生……なん、で……だ、たつ、み……」
「お前も……俺を……理解して……くれ……ねぇのか……よ……」
巽「俺がお前を理解できていたとは俺には断言できない、だけどこれだけは言える」
「お前は誰も相手のことを理解しようとしなかった」
ハイド「は、はは……そうかよ、巽」
ハイド「そう、だな……俺は、結局、『僕』の事すら、理解、出来な、か――」
ハイドはとうとう灰となり、消えた。
彼の行動の数々は外道としか言いようがないものであったが、皮肉にも彼の存在がここまで生き残った対主催に「差別という悪逆」について考える成長の機会を与えた。
特に巽には……
ハイドという悪逆の成れの果てに勝つためにはお互いを差別せず信じあうことでしか成し得なかったのであろう。
そして、ここから始まる主催戦も……
最終更新:2025年06月12日 17:47