【名前】リリカ・フェルフネロフ
【性別】女
【出展】アルカナハート
【架空学園3におけるロール・設定】
見た目は金髪で短めのツインテールの髪形をしており、つり目がちの眼をした少女。
悪魔とのハーフのため、耳がとがっており蝙蝠のような翼や尻尾がある。
翼はあるものの飛行能力自体は持っておらず、滑空したり、聖霊の加護や魔力を以て東京タワーに登れるほどに『跳ぶ』事は可能な様子。
かなりのファザコンであり、自身もちゃんとそれを自覚している。
性格は生来の快楽主義者であり、希代の面倒臭がりで、興味を示さなければ自分から物事に首を突っ込むようなことはしない。
授業はサボるが学校はサボらず毎日行くようで、父親の「学校には行け」という言葉を都合よく解釈している。
戦闘では機動力がメインで基本的な技がほぼ蹴りなので接近戦向け。
契約するアルカナは「風」のテンペスタス。
頼子とは親友同士である。
ここまでは原作と同じ設定。
年齢は原作では14だが、このロワでは高校生相応に引き上げられている。
また頼子、杏寿、ヴァレリア、ジキルのオカルト部に入部しており、オカルト部ではないが納言(なぎこさん)とも仲が良い。
また、リリカの実家にオカルト部の面々+αが訪問する日常回において、実家がある群馬県がロンダルキア顔負けの鬼畜エリアであることが発覚。
野生のエルダーグールやエレメントが徘徊してるんだよ魔境であった。
また現地人の部族の族長にプッチに危うく杏寿が生贄にされかけたところをリリカの父親が助けに来たお陰で間一髪何とかなった。
その肝心のリリカの父親がこの世界ではデーモン小暮なのである。
しかも予想以上に親バカだった(怒らせると怖いが)。
なお、頼子とは特に仲が良いが、その理由は後述の本編にて解説する形となる。
【今ロワでの動向】
いきなり殺し合いを強要され、歯向かったベア先生や生徒が見せしめに首輪を爆破された。
これに恐怖を覚えたリリカは大好きな父親に会えなくなるという恐怖から、主催に歯向かう気がなくなってしまう。
とはいえ、元から厄介事に自分から首突っ込むタイプじゃなく、友人である頼子やオカルト部の面子を殺したくもないので、生き残り優先かつ友人の安否確認に徹し、探索に出かける。
第一回放送までは誰とも会えずに過ごしたリリカだったが、ここで頼子と杏寿の死体を発見してしまう。
特に頼子死亡を知ったあたりから「失うことへの恐怖」が芽生え始めて、結果優勝を目指すマーダーに方針を転換した。
これまで怠っていた支給品を確認する、中には自分じゃ扱えない『刀』と、一枚の写真があった。
それはとある日、リリカは頼子と杏寿とヴァレリア、ジキルそしてなぎこさんと仲良しの印にオカルト部部室で撮った記念写真だ。
――もう二度と彼女たちが揃うことはない
意を決したリリカはマーダーとして行動するために、だが写真は捨てられずにディパックにしまった。
そして巽と八千重のコンビを発見、クラスメイトを始めて手にかけることになるかもしれないが、父親に会えなくなる恐怖心から襲撃を決行する。
手始めに八千重を狙い、彼女はリボルバー拳銃を撃って抵抗するが素人の弾は脅しや牽制にすらならず、リロードの隙を狙われてリリカの蹴りにより藁の中に吹っ飛ばした。
対する巽は静止の魔眼でリリカの機動力を制限することで、コンバットナイフ一本で何とか奮戦されたが
「私だっけこんな事したくない! でもパパに一生会えないなんていや! 頼子たちがいないこれからなんて嫌ッ!」
というリリカの叫びに巽のナイフを握る手が緩んでしまった。
その結果、リリカのキックを受けた巽は民家の壁面に叩きつけられ重症。
彼が朦朧とする意識の中で顔を上げると、そこには何故かここに来ていた馬場とエレン先生によって首をホームランされ息絶えた八千重の死体を発見する。
後から来たリリカも八千重の死には直接手を下したわけではないとはいえ困惑していた。
そこへ今度はジールが唐突に乱入し巽を攫っていこうとする。
その後、ジールはその場で踊り出すという奇行を始めた。
最初は「何やってるんだこの娘?」と呆気にとられた周囲の三人だったが、ここで頭脳明晰な馬場はある危険性に気づく。
ここは風下で巽側は風上、仮にジールが自分やエレンと同じシギル使いで、汗などを通して毒や呪いをばら撒く異能を持っていたとしたら――?
馬場の思考は早く、そして的確であった。
実際、ジールは自分の体から猛毒を出すシギル使いだったのだから。
ジールの目論見に気づいた馬場はすぐさま、エレン先生と共に逃げ出し、リリカも釣られる形で同じ方向で逃げ出した。
何とか逃げおおせたリリカら三人。
なんとなしについてきてしまったがリリカまでついてきてしまったが、ここで馬場はリリカも仲間として引き込むことにする。
エレン先生には「リリカはまだやり直せる」と言って聞かせ、その先生が見てない内にリリカを庇うフリをして脅迫するのだった。
「俺とエレン先生には逆らわない方がいいぜ?
特にエレン先生には表側を一撃で殺せるほどの異能を持ってるしな。
俺を殺そうとしたら、おまえはパパに会う前に死ぬことになると思え」
そう言われたリリカは恐怖心から従うしかなく、馬場のマーダーグループに加わった。
その後、町工場エリアにて三人はいったん休憩を取り、その後移動。
寺エリアに麗・ロゼ・響・カナメ・婚后・そしてヴァレリアら六人を発見。
3VS6では分が悪いのではと思ったが、そこへ殺し合いに乗っていると思われる芥川を発見。
一行のリーダーである馬場により、寺に攻め込むように指示が入った。
友人の一人であるヴァレリアの姿を見て動揺するリリカだったが、エレン先生に「どうせ優勝すれば何もかも元に戻るんだから」という甘言に飲まれて覚悟完了、寺の中に突入した。
寺に入った時にはカナメは芥川に既に殺されていた。
芥川は麗・ロゼ・響を率先して狙い、エレン先生は婚后、そして自分はヴァレリアと相対する形となった。
何気ない日常を取り戻すためにこの手を血に染めるしか方法を見つけられない自分はやっぱり血に飢えた魔族なんだと自嘲するリリカに、殺し合いを止めようとするヴァレリア。
ヴァレリアとリリカの戦いは空中戦にもつれ込み、最終的にはお互いの本心をぶちまけた殴り合いにまで発展した。
また戦闘中のリリカの過去回想で、昔頼子が強姦魔たちに襲われてだいぶ嬲られ無残な姿になった頼子を目撃したリリカは強姦魔たちを全員半殺しにしたという過去があった。
頼子が止めてなければリリカはここで人を殺していた。
そんな過去もあってか友人は大切にしなきゃという意識が根底に芽生えてたのもあったらしくリリカが殺し合いに乗っちゃったのもこのことがあったからであった。
人外の魔窟である群馬生まれの自分と初めて友だちになってくれたのは頼子だった。
頼子のお陰で私は一歩踏み出せた。
ヴァレリアや杏寿みたいな友だちも増えたあんなひどい目に遭ったっていうのに、あの子(頼子)は私の事を案じていた。
私が変な方向に道を踏み外しても、あの子(頼子)が連れ戻してくれた、オカルト部のみんながいた、パパがいた、友達がいてくれた、頼子がいてくれた。
でも、頼子はいなくなってしまった。
杏寿も誰かに殺されてしまった。
死ぬのが嫌だった、友達が死ぬのはもう嫌だった。
そのために誰かを殺すことなんて出来たはずなのに、でもあの時の彼は何故か殺せなかった。
誰かが私を止めようと腕を掴んだ気がした。
でも、私にその手を握る資格はもうない。
だって私は――
ヴァレリアVSリリカでのリリカの回想にて、以前、巽との戦いでリリカは自分の意図しない所で手加減「してしまった」らしいというのを思い出す。
その手加減はヴァレリアにも行っていた。
そして殴り合いにもつれ込んだ戦いだが、最後にリリカが頼子の「もうやめて」という幻聴を聞いてしまったことでトドメの手が止まり、ヴァレリアのパンチが顔面に炸裂したことで決着した。
ヴァレリアもまた、頼子にトドメを刺さず、「もういいんだよ」と諭し彼女の胸の内でリリカは泣きじゃくった。
ヴァレリアや今は亡き友人たちとの友情で目を覚まし、マーダーから足を洗うことになったリリカ。
しかしここで本性を現した馬場が登場し、戦意喪失状態のリリカを攫って行く。
そして追いかけたきたヴァレリアだったが、馬場は崖の前でお手製の首輪爆破装置を見せつける。
そして禁止エリアとの境界線での禁止エリア側の崖の近くにお手製の首輪爆破装置を投げ落とし、誰かの首輪を巻き込んで爆発する前に回収できなくなるようにするぞとヴァレリアたちを脅したのだ。
この場合の人質はリリカだった。
そして二人に服に脱げと命令する。
馬場の二人の友情を利用した策略にリリカも反吐が出た。
しかし、ゲス行為が裏目に出た。
欲望に目を取られ、実はヴァレリアが既に背後にコーとモリーを背後に向かわせてることに気づかなかった。
それどころかヴァレリアがパンツを脱ぎかけたタイミングで馬場殺ろうとナイフ投げてきたジールの襲撃のドサクサのせいで人質のリリカは逃げ出した。
テンパった馬場はリリカに設定した首輪の識別番号を即座にジールのものに切り替え禁止エリアに投げ込む。
だが投げたジールのナイフは馬場の顔の肌を一枚斬り裂く程度に終わったものの馬場を恐怖させシギルのステルスで逃走させるには充分だった。
ただジールは首輪爆発の前にヴァレリアと話す機会があり、自分の代わりに巽のことを助けて欲しいと頼み、彼女は首輪の爆発に飲まれた。
そして婚后とエレン先生のバトルは、馬場の逃走とリリカとヴァレリアがやってきたことを察知して不利を悟りエレン先生側が退散。
このまま寺に戻り麗やロゼと合流しようとするが、寺エリアが禁止エリアになってしまったため麗たちと一時的に分断されてしまう、婚后・ヴァレリア・リリカは一路、ジキルに郁子、巽が待っているらしい小屋に向かう。
幸いというべきか、馬場は道中で流れた放送によると死んだらしい。
あまりにもゲス過ぎた馬場だけは例外的に許せなかったので、彼の死にはホッとしたリリカであった。
……しかしその安堵もすぐに吐き気へと変わる。
件の小屋に到着した三人娘を待っていたのは解体された郁子の遺体であった。
すぐ近くにいた時峰とジキルと巽が既に死んでいた郁子の死体をバラバラにしていたと証言、そのまま時峰も『対主催仲間』としてついていくことになる。
温厚なジキルや巽がどうして……と思うリリカだったが、自分もまだ誰も殺せなかったとはいえマーダーになっていた身、何か事情があるとして二人を追いかける方針に。
まずはここからそう遠くない図書館を目指すことになった。
図書館に到着した一行。
そこには郁子を殺した疑惑のあるジキルと巽、麗とロゼ、リリカ・ヴァレリア・婚后・時峰の八人もの参加者が集う事になった。
婚后たちは巽やジキルが郁子を殺したと巽たちを糾弾する。
しかしそこでジキルは「郁子は何者かに殺された」と発言する。
ジキルと巽は有罪か無罪か、小さな学級裁判が始まろうとした時、エレン先生が乱入してくる。
エレン先生はバットだけでなく駆動鎧にスタンドまで持っていたフル装備であり、狂気度も以前あった時より増していた。
これは裁判でころではないと、八人はエレン先生を止めるために挑むも、数の上では優勢なのに、スタンド『ドラゴンズ・ドリーム』の指示で絶運に恵まれたエレン先生に攻撃が届かず八人が劣勢に立たされる展開になってしまった。
だがドラゴンズ・ドリームのある意味弱点でもある『中立である』ことで吉の方角のことをペラペラ敵にまで話し、それに賭けた婚后と巽がその風水の位置に移動。
ところが移動出来たはいいがこのタイミングで婚后が『何者かによって』植え込まれていた羅鬼化カプセルによって羅鬼化。
蛇のような怪物となった婚后やあのエレン先生をなんとかしないと全滅してしまう大ピンチに陥ってしまう。
そして未だに強大であるエレン先生を止める為にヴァレリアは決意し、リリカにあるお願いをする。
「貴女を信じる」とリリカが承諾、そしてヴァレリアはリリカの首筋を噛む。
吸血によってヴァレリアは一時的にパワーアップし、救援にきた仮面ライダーゴースト・タケルと共にエレン先生と対峙する。
覚醒した友人を見ながら、タケルがキックで空けてくれた大穴(吉の方角)で図書館から脱出する負傷者たち。
リリカ「タケル、ヴァレリア頑張って、あなたならきっとエレン先生に勝てるんだから
あなたたちのためにも絶対に生き延びて見せる!」
時峰「いいや、君たちはここまでだ」
次の瞬間、少女の祈りは時峰が隠し持っていたサイレイサー銃で眉間を貫かれることで終わりを告げた。
そう、時峰も裏切り者だったのである。
婚后を羅鬼に変えたのも時峰の仕業であった。
―――
戦いの最中、エレン先生を倒したヴァレリアは図書館が崩壊したことで(実際は時峰が殺したのだが)リリカが死んでしまったことを知ってショックを受けた。
だが、彼女の友だちを守りたい意思はヴァレリアの血の中で息づいている。
最終更新:2025年06月13日 16:00