【名前】中原中也
【性別】男
【出展】文豪ストレイドッグス
【架空学園3におけるロール・設定】
常に黒い帽子を被っており、性格は好戦的な不良。
この世界では半グレ集団を率いている。
小柄だが体術使いで、自身の異能も相俟って高い戦闘力を持つ、武器としてナイフを使える。
好戦的な性格だが舎弟想いである。
異能の名前は『汚れつちまつた悲しみに』、触れたものの重力のベクトルと強さを操ることができる。
自分や対象の重力を操作する事で、物体を重くするor軽くする、相手の攻撃をかわす、地面をひび割る、対象を地面にへばり付ける、自身に撃たれた弾丸を止める等、かなり多彩な使い方が可能である。また、自分以外のものに重力操作を行使するには基本的に触れなければいけないが、ある程度離れていても地面から能力を伝播させることで、重力操作可能だと思われる。
なんらかの事情で記憶喪失になっており、一定期間(原作だと八年前)より前の記憶がない。
一方元ネタの元ネタの出身地が山口県だった中也は、差別されている埼玉県人(とバーニッシュ)とか特にどうでもいいスタンスである。
また、原作では劇場版見る限り仲は良好そうなのに対して、この世界では芥川のことを「陰険野郎」、芥川側からは中也を「チビ猿」呼ばわりして険悪な状態にあり、日常パートでありながらガチ異能バトルを行っていたほどである。
半グレ軍団率いていることもあってクラスからは孤立気味。
本人は自覚しているため、あんまり気にしていないけど、普通に接したのは皐月様(一度殴り合った)と彼女の金魚の糞扱いしている光輝以外あまりいない。
例外として愛子先生はことあるごとに中也に説教したりしてきて苦手にしているが、基本いうことは聞いている。
【今ロワでの動向】
いきなり殺し合いのために拉致されて見せしめに何人も生徒や教師が殺された。
だが中也はあくまで冷静に、この殺し合いを生き残るスタンスを決める。
といっても殺し合いに乗るわけではなく、かといって対主催でもない生存優先スタンスだった。
念のため支給品を確認すると、武器の類はなく、ハズレ支給品が一つのみだった。
そのハズレ支給品とはクラスメイトの「樫野杏寿のネタ帳」
中学校時代から書き溜めた、彼女の厨二病ネタが描かれたキャンパスノートという名の寄書。
中也はポカンとなった、で、捨てた。
しばらくは誰にも会えなかった中也だったが、道中でクラスでのやかましさナンバー2とナンバー1のなぎこさんとアスランに捉まってしまった中也。
もちろん、めっちゃウザそうに対応する。
共に殺し合いを打破して一人でも多く脱出しようぜ!という二人の提案自体は至極まともなのだが、とにかく五月蠅い。
中也自体は別にマーダーでも対主催でもない立ち位置だったのが災いし、うるさく説得してくる。
パリピガールとやかましい青年のサンドイッチにされげんなりする中也は素直に可哀想だったと読者も言っていた。
だが、そのお陰か観念した中也が対主催寄りのムーブするようになったのだった。
そして道端で木に引っかかって気絶していたアスランと同じ模型部のアラタを拾う中也一行。
眼を覚ました彼曰く、どうやら殺し合いに乗ったリオとシュカとの戦闘中、崖から落ちて、木に引っかかたことで命からがら助かったらしい。
学園ではそこまで仲が良かったわけではないが、なぎこやアスランに比べれば100倍は話が通じるアラタの仲間入りに、少し安堵する中也だった。
しかし、やかましくも楽しい時間は唐突に終わる。
彼らが次に接触したのは時峰。
そして次の瞬間にはなぎここと清少納言は体中を無数のナイフで刺され、死亡していた。
明らかに時峰による殺害であった。
時峰になぜなぎこを殺したのか聞くと、「怪しかったから」とだけ返した。
そして同じく「怪しい」という理由で時峰はアスランにも襲い掛かる。
だがなぎこ死亡でアスランがまさか正当にキレた……時峰の時止めを前にしても捉えきれないアスランの動き(時峰の能力発動前に殴ってくる)と中也の『汚れつちまつた悲しみに』の重力操作、アラタのLBXによる援護によるコンビネーションで時峰を追い詰めていく。
だが三人に時峰を殺す気がなかったのか災いしたのか、最終的にどうにか能力を発動させた時止めで逃げだされてしまった。
埋葬されるなぎこの遺体。
親友のリク死亡、なぎこ死亡、時峰が(おそらく)狂ってしまった件に同伴していたアラタはすっかり気落ちしてしまっていた。
そんなアラタに発破かけたのが中也だった、このままウジウジしていても邪魔だけからという理由もあったが。
「生きるんだろ、リクの分もよぉ!てめぇがメソメソしていたら意味ねえじゃねぇか!」
その熱い言葉はアラタの魂を呼び覚ました、ところが
アラタ「そうだな! 亡くなったアイツの分も……」
と言いかけたときにリオが襲来、アラタは両足を焼き切られてしまう。
しかも今のリオは野獣先輩を殺して奪ったメテオドライバー装備しており、仮面ライダーメテオに変身している。
アラタの足がなくなったから、アスランか中也のどちらかがアラタを担ぎ、どちらかがリオとタイマンしないといけない。
そこで中也はアスランにアラタを任せ、リオと相対することになる。
中也は仮面ライダーメテオ・リオと戦いつつ、観察。
観察の結果、仮面ライダーとやらの力の源がやかましい腰のベルトにあることに気づいた中也は『汚れつちまつた悲しみに』を駆使して、リオのメテオドライバーを破壊し変身を解除させる。
メテオドライバー破壊後は両者の殴り合いにもつれ込んでいた。
中也は時峰戦の疲れが抜けきっておらず、リオはこれまでの連戦で疲れていたからだ。
中也にとってはバーニッシュとか埼玉とかどーでも良いのだが、リオのその態度が気にくわなかった。
リオはバーニッシュ差別に耐えられなくて暴力に走ったという体だったが、中也から見れば力にものを言わせるやり方はリオ自身が嫌う東京の人間と何も変わらないように見えたからである。
アスランはアラタを担きながら、今回ばかりは空気を読んでリオと中也の二人の戦いを見守っていた。
リオは殴り合う中で中也の正体に気づいていた。
マッドバーニッシュの中でも噂だけはあった人口異能の入れ物、人外であるアラハバキであることを。
これに衝撃を受けたのがアラタ、逆にアスランは何かを知っているようであった。
そして殴り合いの結果は中也の勝利。
中也に殴り飛ばされてリオは目が覚めたな、その後にアラタがアスランに支えられながらもリオを許した事で行動を共にすることにした。
模型部はバーニッシュであるリオのこと差別せず、中也側もこれ以上殴る気も失せていた。
ちなみに爆走する暴走車(圭一たちが乗っていた物)の走る姿は、殴り合いが終わった中也たちにも目撃されていた。
その後、休息を取りつつ中也たちはどうしたかと言うと、支給されがらもまともに動かす前に破壊されたドットブラスライザーとリクの使っていたダブルオースカイのミキシングをアラタがやりはじめ、それにリオが手を貸していた。
一方、放送で愛子先生が死亡したことを聞いた時は中也が「クソが」って呟いた……何だかんだで慕っていたのであろう。
そんな彼らの前にガロが現れ、首輪解除と真実を知りたいなら地下施設に集まって欲しいという。
地下施設に到着。
そこに待っていたのは童磨、圭一、シュカ、ロゼ、巽、婚后、ヴァレリア、タケルと生き残ったクラスメイトが一同に会する形となった。
ちなみにアラタ曰く殺し合いに乗っていたシュカは雛見沢症候群という病気で狂わされていたらしく、さりとてリクを殺したのは事実なので謝った。
さらにこの殺し合いの主催の一人であったハズの茅場がそこにはいた。
主催であったはずの茅場(ヒースクリフ)は、VR空間である以上、絶対に外れないハズだった生徒たちの首輪を彼は外していった。
彼は最初から主催を裏切るつもりだったのである。
主催の目的は特殊な特殊な電波を放つことで感染した者を自由に操ることができてしまう、雛見沢症候群とサイタマラリアをかけあわせた雛見ザワイタマウィルスの実験であり、そのためにVR空間に生徒や教師を押し込めて実験。
実験が成功すれば、日本中にウィルスを拡散し、人心を操ることができてしまうという極めて危険な計画だった。
バーニッシュによる世界大炎上により、世界でまともに済める国は日本しか残っていない、ともすれば雛見ザワイタマウィルスは実質世界征服すら可能なウィルスだったのだ。
そして『闇に蠢く者』と呼ばれる御伽話「無惨鬼」に登場する悪しき鬼の末裔の集団。
タレスを首領とし、世界の裏で暗躍しており、非道な研究や実験を繰り返していた。
この世界における埼玉差別、バーニッシュの出現、雛見沢の大災害も闇に蠢く者たちの仕業。
アスランの遺伝子操作および両親と親友キラの死亡。
異能の入れ物として作られた中也にも関わっていると言われている。
特に異様なまでの埼玉県民・バーニッシュ差別はこの闇に蠢く者の扇動によるものであり、全てではないが作られた差別だったのである。
理由は組織の天敵である鬼殺隊の末裔(ロゼなど)を埼玉に封じ込めるための作戦であり、危険なバーニッシュを埼玉に押し付けることで埼玉の更なるイメージダウンを図るための策略だったのだ。
そして茅場の真の目的はVR空間内にて日本に蔓延る差別の大本であるクレイ・建造・タレス。
妄執に取りつかれた田無、一見するとまともだが選民思想により新たな差別を生むだけのセレディを一掃すること。
さらに特殊な電波を放つことで感染した者を自由に操ることができてしまう雛見ザワイタマウィルスの根絶であった。
そのために、機を伺って主催達をVR空間から、対主催生徒が全滅するまで逃げられないようにプロテクトをかけてきた。
しかし、「何者か(ネタバレしてしまうとサラ)」の妨害により対主催生徒たちも主催が全滅するまで仮想空間から逃げられないようにされてしまっているらしい。
ここからは対主催生徒と主催たちとのガチンコバトルでどうにかするしかない。
更に茅場は語る。
雛見沢大炎上で死んだと思われた梨花は生きている。
また行方不明だったリクの想い人であるサラ、クラスメイトで唯一この殺し合いに招かれてないと思われた御坂が主催に囚われていると。
梨花・サラ・御坂は、女王感染者・制御・特殊な電波を出すなど雛見ザワイタマウィルスを制御するのに欠かせない存在だ。
救出の必要がある。
さっそく茅場と生き残りの対主催は作戦会議を開き、主催本拠地である学校エリアへの殴り込み作戦がたてられた。
圭一を中心としたアスラン、シュカ、ヴァレリアは梨花の救出へ。
タケルを中心とした婚后、アラタ、リオのグループはサラの救出へ。
巽を中心としたロゼ、中也、童磨のチームは御坂の救出へ。
ガロと茅場はロボットであるグレンラガンに乗り込み、クレイ・建造を倒すことが作戦として決定、少しの休息を挟み、出発とした。
いよいよ、始まった主催戦。
対主催生徒たちはグレンラガンの背に乗る。
ところが、学校が突然巨大ロボに変形し、夥しい弾幕を放って近づけないようにした。
ここでリオが、囮となり、グレンラガンはリオが囮となっている隙に地面を掘って学校ロボの足から侵入することにする。
しかし、その代わり囮となっていたリオが犠牲になり、途中で茅場たちの目論見に気づいたクレイたちは地下に向けて攻撃を開始。
辛うじて生徒たちは学校ロボの内部へ侵入できたものの、
1人、グレンラガンに取り残された茅場はガロをクレイがいる理事長室部分にラガンごと投げ込み、学校ロボのビームにより爆発四散した。
リオの死に関しては中也はただ「馬鹿野郎が……」と吐くのだった。
仲間の死を悲しむ間もなく、中也たち対主催生徒たちはそれぞれの目的を果たすべく、学校ロボの内部で捜索をする。
そしてたどり着いたのは体育館にあたる場所……そこにタレスと囚われた御坂が待っていた。
鬼の末裔であるタレスは群馬の遺跡で見つけた石仮面による吸血鬼化を自らに施した。
それは群馬に伝承される鬼神出雄(ディオ)が使ったとされた危険な代物である。
そして強化されていたせいで中也達を押されていた。
対抗する為には中也の暴走形態と言える「汚濁」を使うしかないのだが、ただし太宰がいないせいで使うと死ぬまでバーサーカーと化してしまう……さて発動させるのかさせないのか悩んでいた途中で、タレスは訴える。
タレス「貴様らにわかるか?
我々は鬼だからという理由で迫害を受けた。
人間どもの能力や技術は進歩し、やがては夜出歩くことさえできなくなった」
タレス「人と交じり、退化して人間と謙遜なくなった鬼共は意外と少ない。
生まれを選ぶことはできず、鬼として生まれれば京都の闇に蠢くしかない」
タレス「今しかないのだよ、東京を破壊し鬼が自由を勝ち取るには」
その言葉に中也たちは激昂する。
ロゼ「そうやって自分たちが迫害されたから今度は迫害する側にまわると?」
巽「お前たちが暗躍してやったことは何だ? 共存という道を選ばず、自分たちの理想だけを押し付ける奴らの言うことなんてそんなものが理解されると思ってるのか!」
童麿「君らは単なる子供の我がままと同じだよ、ただ気に入らないから喚いて暴れて自分の主張を通そうとしてるだけ」
中也「いいやガキの癇癪ですまない分、テメエらはガキ以下のクソ野郎ってことだ!」
タレスの思想は、自分たちが支配階層になりたいだけの、単なる我儘な危険思想だった。
こんな奴らに埼玉県民とバーニッシュが踊らされたと思うと、反吐が出た。
とはいえ、このままでは戦況はひっくり返らない。
中也は童磨たちの反対を押し切って「汚濁」を発動させ、荒覇吐となる。
ただ中也もタレスを撃破した後に荒覇吐を倒すか遠ざけてもらう算段があっての発動だった。
雛見沢ザワイタマで操られた御坂美琴……彼女の超電磁砲ならいくら荒覇吐でもぶっ飛ばせるだろう
そう信じて命を投げうつ覚悟で発動した。
中也を中心に盛り返そうとする対主催者たち。
だけど石仮面も利用した鬼の力も凄まじく攻め手に欠ける。
そんな中タレスは巽の前に急速接近して、しかし攻撃することなく、妹の來野環を人質に取っているような内容について話始める。
ブラフかもしれない、でもこの場所にいるか、もしくはタレスの配下が此処ではない場所で環を捕まえているのか。
その言葉に確証を持てず、何より突然の妹の登場に動揺する巽。
だがその一瞬が油断となり、タレスが巽に噛みつき鬼の血を注ぐ。
巽に対応する暇も与えられず、彼は屍生人(グール)に変じてしまう……
ただ、タレスの誤算は屍生人になったからって巽を自由に操れるってワケじゃなかった。
(実際、ジョジョ原作のブラフォードも分類的には屍生人のハズなのに理性が普通に残っていた)
これまでの経験で培った意思の強さと性帝化で屍生人化による凶暴化を押さえつける巽。
ここから巻き返すか、と思われたところで
タレス「所詮は京都人ではない獣と、裏切り者の鬼か……
では見せてやろう、獣どもを焼く火を!」
追い詰められて出してきた最後の切り札、要塞すらも破壊する『光の杭』を出してきたのだ。
受け止めようとした霧氷・睡蓮菩薩が一撃で砕け散って、その威力を察した中也が汚濁による
ブラックホールで打ち消そうとして打ち消しきれず。
あわや絶望かと思われたところで、巽が飛び出し、性帝の力を完全解放して相打ちになって消えていった。
タレス「こんな、こんな馬鹿げたもので我らの火がッ!」
切り札を防がれたタレスは自身に残された闇魔法で対抗しようとするも、中也の力には敵わず、その場から退こうとするが、童磨の血鬼術で動きを封じられ、最期はロゼの砕魂による一撃を喰らい、息絶えた。
ここに長きにわたって蔓延ってきた闇を蠢くものは滅びたのである。
タレスを撃破し、あとは荒覇吐をどう止めるかな段階にちょうどそこへ美琴が現れ、中也の目論み通りに超電磁砲を……
しかし彼女の眼は狂気を孕んでいた、それに体中に「ぎ」という文字が浮かんでいた。
美琴は雛見沢ザワイタマウィルスLv5に至り、晴れない疑心暗鬼から中也たちに襲いかかってしまったんだが、そこは童磨が血鬼術で抑える、が。
電熱がすさまじくて氷が溶かされてしまう、逆に凍結を強くしすぎたら彼女を冬眠を通り越して凍死させてしまう。
そこで、彼女の電気を耐電性能のある剥き丸で抑えるロゼと、暴走により意思がないハズなのに仲間を殺さないように動いていた御坂を捕まえる中也もとい荒覇吐の援護もあり、童磨の決意の血鬼術により御坂は冬眠状態となり、暴走は止まった。
この暴走していた御坂を抑えていたのが功を奏したのか。中也はそのままタレス戦後は能力で暴れ続けるかと思われたが荒覇吐の力使い果たして動けないという状況に収まった。
目覚めた後に童磨に「動けないから背負え」というのは彼らしい一言である。
また童磨は、先祖返りの影響なのか先祖の鬼の記憶がふいに浮かび、涙を浮かべていた彼に中也は一言。
中也「お前…泣いてんのか?」
童磨「えっ?あれ……」
そのほかの場所でも主催は全滅し、梨花もサラも救助された。
VR空間から現実空間に戻ると外では速水校長ら大人たちが彼らを救うために尽力していたことを知る。
中也「タレスの言っていた世界よりは今の世界の方が随分マシだな」
タレスは滅んだが闇に蠢く者の残党はまだ残っている。
その残党狩りを童磨の宗教団体や中也率いる半グレ集団が行っていた。
童磨「エガちゃんのやり残し、俺たちが引き継がないとねぇ」
中也「で? なんで俺まで手伝わされてんだ?」
童磨「え? 俺たち友達だろう?」
中也「地獄に落ちろ、クソ野郎」
いやお前が言うんかい。
中也「まあ、しばらくは退屈しなくて済みそうだ」
中也は風で飛びそうだった黒い帽子をかぶり直し、そう言った。
最終更新:2025年06月19日 06:27