用語集
あ行
エピローグ
タイトルをローマ字変換し、一文字目を並べてみると「てんぐのしわざ」になったのは有名な話。
果たして偶然か、それとも……
か行
さ行
空亡(そらなき)
このロワにおける真の主催者――とされている存在。
実際には、どのような存在か、いや、そもそも、本当にいたのかさえも分かっていない。
本来は真珠庵の百鬼夜行絵巻のラストで妖怪を押し潰す最強の存在――なのだが、実はとそんな妖怪は存在しない。
妖怪ロワにも参加していたゲーム、大神のラスボスの元ネタとして語られたのだが、実際は、空亡とは、一日の暦の切れ目のことであり、百鬼夜行のラストの時間帯である。
いないのにいる、いるのにいない。それが空亡であり、その意味では、このロワにおける空亡そのものでもある。
登場は最終話のみ。
主催者と名乗っていたヤマタノオロチ@大神とサンクトゥス@Devil May Cry4が倒された後のことである。
主催者を倒したはずなのに殺し合いの舞台を覆う結界は消えることなく、その謎を探っているうちに次々と消えていく生き残りの妖怪たち。
その不可解な現象を前にして、消されるのを待つだけな対主催達が推測した存在――それが空亡である。
曰く、妖怪を集めて殺す現象
曰く、九十九人の参加者による殺し合いが偶然にも導いてしまった百物語の百番目
曰く、
妖怪いちたりないが警告していた足りないものの正体、百人目の参加者
曰く、人間たちに妖怪ロワを観測させ、妖怪の存在を取り戻す者
曰く、古き妖怪を滅ぼし、新しき妖怪を生み出しし者
曰く、人の心の闇より生まれた妖怪の心の闇より生まれし、妖怪の妖怪
これらの考察はどれも納得のいくものであり、しかし、どこか矛盾を孕んだものであった。
最終回後も住民たちにより考察がなされたが、結局は、分からない、のである。
戦闘描写は皆無。外見さえも描写されていない。
最後の生き残りであるダンテの前に姿を現したようにとれるが、この存在に挑んだダンテを待っていたのは、無慈悲な死亡表記のみ。
スタッフロール後のエンディングでは人間と共に生きることを決めた妖怪のシンボルとなったアイテムたちが太陽の光とともにこの存在を抑えこみに行った描写もあるが……。
その結果は語られじまい。
エピローグにおいて、数々の不穏な事態は起きていれども、空亡と思われる描写は一切ない。
果たして、空亡は封印・討滅されたのか。
それとも、ひとまず目的を遂行しきったが故に、自分から一時姿を消しただけなのか。
結局、何もかも分からず終いであり、わからないことこそが一番の恐怖なのである……。
た行
天狗の仕業
本ロワにおける流行語。
実は序盤どころかキャラクター投票の段階で、中々うまく集計できない時点で使われていた。
以来、
妖怪いちたりないの誕生や、誤爆投下、所謂イデ、作中におけるマーダーの不調や、有力対主催の死など、何から何まで天狗の仕業だとして住民にネタにされることになる。
……しかし。
いつからだろうか、一切の笑みが混ざることなく、まことしやかに天狗の仕業だと語られだしたのは。
メリーさんを殺したと天狗が自白した頃にはまだ笑いがあった。
だが、最終回が投下され始めてからはどうだ。
途中で一度、投下が途切れた――天狗の仕業だ
投下再開後にそれまでの熱血展開から一変して鬱エンドへと急転直下した――天狗の仕業だ
エピローグのタイトルを縦読みすると――天狗の仕業だ
エピローグの一話目で蘇り黒幕だと描写された――天狗の仕業だ
他のエピローグにも天狗を思わせる描写があった――天狗の仕業だ
エピローグの締めもまた――天狗の仕業だ
完結後にある書き手の痕跡がWIKIや我々の記憶からすっぱりと抜け落ちていたのも……。
そして、このロワが始まる前の妄想リピーターロワでも、次の
麻雀ロワでも。
天狗の仕業だという言葉は、本編や住民により使われていたのである……。
果たして、どこからどこまでが天狗の仕業だったのか。
敢えて天狗が全ての謎を自分の仕業にしたという説もあり、その実態は謎に包まれている。
こうして今、編者がWIKIを編集しているのも、もしかした
な行
は行
半妖
読んで字のごとく、半分だけ妖怪の存在。
犬夜叉のように人間と妖怪の子どもの場合や、
上白沢慧音のような後天的なものとがある。
クォーターである
奴良リクオや、先祖返りである
白鬼院凛々蝶など、幾つかのバリエーションも見られた。
本ロワでは、妖怪と人間との関係性がクローズアップされ、鉄砕牙・獣の槍のような妖怪では扱えない武器もあったため、半妖も大きな意味を持つこととなった。
また、半分だけ妖怪という性質上、舞台を覆っていた対妖怪用の結界を始めとした、主催者たちの干渉を受けづらくもあった。
しかし最終話ではそのせいで仲間たちが消えていく中、後々の方へと残されて、人一倍の恐怖と絶望を味わう事にもなる……。
ま行
や行
ら行
わ・を・ん
わしのせい
天狗の仕業と対になる天狗の名言。
殺害者や死因が不明だった
メリーさん殺害の自白を始め、天狗の仕業とされた時など、ことあるごとに、天狗はこの言葉を口にしていた。
「はいはい、わしのせい わしのせい」などバリエーションも豊富。
言っても信じてもらえず、ムキになって「わしのせいなんだって!」と主張したり、かと思えば濡れ衣に対して投げやりに口にするなど、ギャグとしても使われていた。
しかし、エピローグでは天狗がこのロワの黒幕ともとれる発言で使用し、また最後の最後には妖怪らしく用いられるなど、完結後にはがらりと印象の変わるセリフであった。
英数字
最終更新:2014年10月14日 06:03