【名前】ザルナ・アエゴーシュマ
【性別】男性
【年齢】二十代前半
【職業】根なし草の流浪の身。ただし家の遺産はかなり持っている。
【特徴】顔立ちは整っているがその姿は襤褸切れを纏った乞食のよう。聖者の如き微笑みは時として悪魔として映る。
【好き】人間、泥臭さ、崇高な理念に隠れた醜い本心
【嫌い】聖人君子、完璧なもの
【特技】
「最低最悪」。
その名の通り、もたらす効果もその理念も最低で最悪な力。
 人間のエゴ、弱さ、愚かさ、浅ましさ、醜さといった負の心、徹底した人尊侮辱の力を総じてそう呼称される。
 ザルナが持つのは「獣姦胎児の脳漿杯(ビースト・カリス)」。穢わらしい、低俗な欲望のみを実現させる汚濁の杯。
 ネットの乱雑な書き込みにあるような、幼稚で身勝手な望みが最も叶えやすい。その域は生死や次元の差、現実改変にまで届く。
 誰であろうと区別なく望みを叶えるが、本質はその人間の性根の底を証明させる悪辣な人格否定。
【趣味】
無償の願望成就。ネット巡回。
【詳細】
さる名家の出自だが、そこで繰り広がれる肉親同士の醜い権力闘争に疲れ家を出て流浪の度を続けてる。
……というのが表向きの経緯。実際はザルナの力を求める家族に望むままの結果を与え、互いに潰し合う様を愉しみ続けてきた。
本人は人間を愛しており、醜さと汚さにまみれた姿こそ人間に相応しいと豪語する。
故に、醜くも必死に生きあがく者、凡庸でも懸命に人生をかける者には善悪問わず素直に好意を抱く。
逆に、非の打ち所がない(とされる)人間には露骨に機嫌を損ね、容赦なく貶めにかかる。
それで内の醜さが見えればそれも良しとするが、本当に完璧な人格を持つ者には、嫌悪を超えたその存在そのものへの憎悪を抱く。
「悪魔は人間が好きだから破滅させたがる。天使は嫌いだから律したがる」が持論。

【備考】
今は「最低最悪」と仇名されてる術法だが、元は仏教が開かれるより以前、欲望を現実のカタチで目の当りとすることで自己の虚弱さに打ち克つという
精神の修行、医療行為を目的として開発されたワクチンだった。
だが次第にそれらの初志は失われ、今では容易く手に入る武力、人を歪ませる悪能として濫用されてしまっている。
この力を正しく扱う者には、自らの醜さを自覚し、それを受け止める心が必要となる。

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最終更新:2014年07月23日 22:15