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【名前】船坂弘
【性別】男
【出典】現実
【支給品】
【台詞】 「皇軍兵は、死なず!」
【人物】
大日本帝国の軍人。太平洋戦争で活躍。「不死身の分隊長」「生きている英霊」と呼ばれた恐ろしく不死身な軍人。死亡確認されても蘇生したなどの様々な伝説を持っている。

【ロワでの動向】

太平洋戦争の最中にロワに巻き込まれた彼だが、不幸にもオープニングの見せしめに選ばれ、首輪の爆発によって命を落とした。意外すぎる退場に住民からは驚きの声があがった。




しかし死体を放置した結果、奇跡的に息を吹き返したので殺し合いの舞台へと送られる。残念ながら治療はされなかったので、船坂は首に大きな傷を負いながらのロワ参戦となった。

そんな船坂がまず出会ったのは高町なのはと峰不二子の二人組。
二人共日本人で、敵意はなかったため殺し合いには発展せず。
見せしめに死んだはずの船坂の姿に驚く二人だが、どちらも女性なれど経験豊かな猛者。
すんなりと事実を認め、なのはが船坂に回復魔法をかけた後、情報交換をした。

この時船坂は二人が自分から考えて未来の人間だと知り、日本が戦争に負けたことを知る。
正に太平洋戦争の最中からこの地に呼ばれた船坂。
その時の彼の心境はいかなるものだったのか。
彼は無言で話を聞き、こう言った。

船坂「世界から日本は消えなかった。ならば、我らの戦いは無駄ではなかったのだろう」

この後、船坂は支給されていた各種の回復アイテムをなのは達に渡している。
自分には回復魔法があるからいい、これは大怪我をしている貴方が使うべきだと渋るなのはだが、船坂は譲らなかった。
曰く、回復魔法のお礼と。

実は口にこそ出さなかったが、船坂は二人を軍人として捉えてはいなかった。
殺す覚悟はあるが戦場で死ぬ覚悟はない不二子や、圧倒的な戦力は保有しているが、人を殺す覚悟のないなのは。
特になのはの理想は素晴らしいと称えたが、所詮理想論と割り切っていた。

二人と別れてしばらくして、放送で二人の名前が呼ばれた。
やはり彼らにこの戦場は厳しすぎたと思うと同時に、二人の仇を打つことを決意。
しかし、船坂が不二子を殺したボイルド、なのはを殺した大道と出会うことはなかった。

船坂弘は途中でボン太くんの着ぐるみを発見する。最初はただの着ぐるみだと判断したが調べた結果、戦闘用強化服であることが判明。
なのはのような強力な力を持つ者相手にも勝利を収めるために、船坂はこれを着用した。
ここに不死身のボン太くんが誕生する。

船坂弘の軍人ロワでの戦いで最も特筆すべきことは「スーパーロボット大戦」だろう。
これは、軍人ロワの性質上、巨大ロボットのパイロットが多数参戦していて、更に彼らに巨大ロボットが支給、もしくは現地調達、時には強奪で、結果的にロワ会場のあちこちでスーパーロボット同士の戦いが激化し、最終的にはそのほとんどが一箇所に集合し、死闘を繰り広げた事件である。
様々な作品のパイロットや機体が集まったこの事件は住民から「スーパーロボット大戦」と称され、事実スーパーロボットが入り乱れる大激戦になった。

そして、そこにボン太くんは参戦した。2メートルほどの体躯で巨大ロボットに挑んだのだ。
しかも「ふもっふ」といった言葉しか話せないため、彼の味方をする者もいない。
現地調達したサブマシンガンと銃剣で、ボン手くんは必死に戦うが、いかんせんともしがたい戦力差。
案の定、彼は踏み潰され、蹴り飛ばされ、焼き払われた。

が、その程度でボン太くんIN船坂が死ぬはずがなく、他のパイロットを戦慄させながら、戦場で暴れまわる。
撃墜数こそ無かったが、参加した多くの参加者と住民に強烈な印象を与えた。

スパロボ大戦も終わり、船坂は大破したボン太くんの着ぐるみを脱ぐ。
外殻のボン太くんは戦闘不能だが、中身の船坂はまだまだ元気だった。

なお、彼の状態表には骨折や貧血、臓器破壊などが詳細に書かれていたが、必ず(戦闘に影響はありません)と書かれていたため、住民は「どうすれば戦闘に影響が出るのか」と不思議がったという。

その後、ヒトラー(ニコニコ動画)と袂を解かったシュトロハイムと遭遇。
共に同じ戦争で戦った同盟国として意気投合、一緒に行動することになる。

思えば、船坂が同行者を得たのはこれが初めてだった。
シュトロハイムから貰った携帯食料を食べた瞬間、彼の満身創痍な体があっというまに回復して、シュトロハイムが唖然とするという一場面もあった。
なお、この時船坂は「昔から傷が治りやすい性質だった」と真顔で答えていた。

しかし、安息の日々も長くは続かず。
裏切り者のシュトロハイムを抹殺するため、ドイツのスーパーエース、ルーデルが空襲してきたのだ。
スーパーロボット大戦に参加していたルーデルは実は船坂とは初対面ではなかったのだが、その戦いでは結局顔を合わせることはなかったため、二人はその事実に気がつかなかった。

空から襲いかかるルーデルに成すすべもない二人。
二人とも耐久力には自信があるため、多少の被弾はものともしないが、相手はスーパーエース。
徐々に船坂とシュトロハイムの動きは鈍り、限界が近づいていた。

そして、先に限界が来たのはシュトロハイムだった。
彼は自分の死期を悟り、ルーデルに決死の特攻を仕掛ける。
その隙に船坂は戦線を離脱。全ては主催打倒と日本への帰還のため。
漢の別れに、涙はなかった。

だが、ルーデルの攻撃によって、全快していた体は再びボロボロになっていた。
さらに持っていた銃器の弾丸は底をつき、持っているのは折れた刀のみ。
ゾンビのような姿で、会場を歩き回る船坂。
とにかく強力な武器を探さなければ、と密林を駆け回る船坂の前に現れたのは。

「おやおや、死人に出会ったのは初めてだよ」

マーダー四天王の一人、白兵戦最強、キング・ブラットレイ。
最悪の相手だった。

もはやこれまで、と誰もが思うような絶望的な状況。
だが、船坂は折れた日本刀を構え、静かに臨戦態勢に入った。

「そんな体になってもまだ生にしがみつくか。私が引導を渡してやろう、死人よ」
「皇軍兵は、死なず!」

それは船坂の掲げる信仰であり、信念であり、生き様だ。

そして、船坂は人生で最も過酷な戦いを始めた。



決着は一瞬だった。いつ死んでもおかしくない重症の男が折れた日本刀でキング・ブラットレイに挑む。
大総統を知っている者がこれを聞けば、あまりの滑稽さに大笑いするだろう。
ブラットレイの刀は船坂の心臓を貫いた。
これで、此度の戦いもブラッドレイが勝ち、彼のキルスコアが増える。ただそれだけのことだ。

さて、これはあくまで仮の話だが。
船坂弘の部下に「船坂弘が、満身創痍で、折れた刀で、恐ろしく強い敵に挑んだらどうなる?」と質問したとしよう。
ならば、部下はこう言うはずだ。
「それでも勝つのが我らが隊長だ」と。

ブラットレイはその瞬間、確かな恐怖を感じた。
そして、心臓を貫いたこの男がまだ生きていることを直感で理解する。
ならば首を撥ねるのみと、刀を抜こうとして
「ぐおっ……」
刀を持っていた腕から血が吹き出る。
船坂はポケットに隠し持っていたサバイバルナイフで、ブラットレイの腕を刺したのだ。

それでも武器を離さず、冷静な判断ができるのがキング・ブラッドレイという男。
咄嗟に刀を心臓から抜き、距離をとった。
首を狙わなかったのは先程のようなカウンターを恐れたためか。

ナイフを構え、大総統に近づこうとする船坂。
しかし、彼の反撃はここまでだった。

船坂弘、立ったまま、戦死を遂げる。

そして、軍人ロワイアルで彼が蘇生することはなかった。



が、大神隊長やキリコの活躍によって軍人ロワイアルは終わりを告げ、会場は崩壊する。
そして、船坂の遺体も時空の狭間に吸い込まれた末、彼のいた世界へと帰還した。

その結果、主催者にかけられた「殺したら死ぬ」というあまりにも重すぎる制限が解除され、彼は蘇生する。
意識を取り戻した船坂が真っ先にやったことは、戦場へと舞い戻ることだった。

この戦争がどういう結末を辿るのかは知っている。
だが、1兵士にすぎない自分は自分のできることをするだけだ。

戦場で今日も彼は戦い続ける。

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最終更新:2014年09月13日 14:11