未知との遭遇 - (2011/02/13 (日) 09:05:02) の最新版との変更点
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**未知との遭遇 ◆1yqnHVqBO6
「あのぅ、この扉はどやって開けたらよいのでしょう?」
「昔の日本にその手の物はなかったんだったか。見てな」
そう言うとカントリーマンは朧の前でドアノブを回し、ドアを引くという一連の動作を見せた。
彼女はそれに礼を言った後、改めておっかなびっくりドアノブに指を伸ばすが
「あ、あれ?」
目の前で開け方を教えられてもやはり文化の違いというものは如何ともしがたいのか、
朧は慣れぬ手つきでドアを開けようと奮闘する。
回しながら引くんだぞと教えると、カントリーマンは先程まで診断していたベッドに横たわる城戸真司という男に目を向けた。
彼がこの二人に会ったのは爆発音が聞こえた場所に身を潜めながら向かった時である。
懸命に負傷し気を失った男性を運ぼうとする少女を見つけ、声をかけようかどうか迷ったが
二人の前に結局は姿を見せることにした。
やけに前時代的な服装をした少女は現れた老人に対して警戒心を見せることもなく助けを求めた。
曰く、自分を守るためにこの男は戦い傷ついたから助けたいと。
その訴えを得られる情報と戦力目当てに承諾したカントリーマンは
朧という着物を纏った少女から男を受け取ると担いだまま来た道を戻り民家へ入った。
傷を調べたところ腹部に軽い火傷と打撲を負っていたが命に別状はなく戦闘するにも異常はないだろう。
断定はさすがにできないがこの男と手を組むだけで
チャン右頭に対抗出来る戦力を手に入れられると考えるのは無謀というよりただの馬鹿だが
いないよりはマシである。
カントリーマンの所有戦力とハッキリ言えるのは
自身と近くの地中に潜ませている元精力家のジジイゾンビのみだ。
これであの化物を超える化物に挑むのは阿呆どころか白痴者の謗りをうけるだろう。
それに朧から話を聞いたところによると彼女たちを襲った者もかなりの実力者であったらしい。
50を越える数がこの会場にいる以上、戦力の確保は急務だ。
それにどうしても気になることが一つある。
「なあ、朧とやら。聞きたいことがあるんだが」
「なんでしょう?」
ようやく開けることに成功したドアを押したり引いたりしながら
しげしげと見つめていた朧は振り返る。
「お前さんは何者だ?」
未だ目を覚まさない男の脈拍を測りながらカントリーマンはそう問いかける。
違和感を抱いたのは男の怪我の処置が終わり、
念のためと朧の服を脱がせどこかに異常がないか診察した際のことだ。
口に出さないようではあるがどうやらよほど白人である彼の容貌が珍しいのだろう。
診察を受けている間、朧はじっと彼を凝視していた。
身をおかす病から奇異の目で見られることに慣れるとまではいかないが
仕方ないことだと受け入れてはいたので
見つめられることに対して不快感を抱くことはなかった。
だがカントリーマンが妙に思ったのは診察をしていた彼自身の体調である。
妙に体が気怠いのだ。最初は気のせいだと思ったがもはや体の不調はその範囲を越えている。
そう、まるで旅人の戦力を左右する想波そのものを封じられているような感触を受けるのである。
そもそも朧に城戸真司の怪我の理由を尋ねた際も魔人のような少年に襲われて負傷したと言っていたが
彼女に詳しく聞こうとすると口を濁らせたのだ。
隠し事をしていることを強く咎める気はない。
彼も最終的には手を差し伸べた者達を殺すつもりでいることを隠しているのだからお互い様だ。
だが朧の能力が予想通りのものだとしたのなら
対チャン右頭において欠かせない戦力になる可能性が高い。
「答えるわけにはいけねえってことかい?」
「わたしは……忍者です」
「OH……NINJAか。こんな所で目にするたあ思わなんだ」
なるほどNINJAならばしょうがないとカントリーマンは思った。
日本で古来より活躍してきた闇に生きる者達。
アメリカでポピュラーな忍者といえば偉大なネズミであるスプリンター老師や
日本の戦国時代に活躍したとされる忍者マスターキリギ等がいるが
目の前の少女も彼等と同類ということなのだろう。
チャンのような根っからの戦闘のプロに接触ができたのは彼にとって何よりの朗報と言えた。
「それで、何ができるんだ?」
「破幻の瞳という瞳術を。あらゆる忍法を打ち消す生得の術でございます」
朧の返答を聞き、試しに旅人としての能力を発動しようとしたが上手くはいかない。
ならば彼女のいう破幻の瞳はNINPOUどころか旅人の力すら封じるのだろう。
いや、それとも旅人とはNINJAとしての力を得ることができるものなのか。
そんなことはどうでもいいがやはり朧は打倒チャンにおける超有力な駒、
それどころかこの戦いを根底から覆すジョーカーと見て良い。
彼女が言っていた他の仲間も同じような能力を持っているのなら
少しでもまだ見ぬ彼等の情報を得るべきだとカントリーマンは判断した。
「他のNINJAはどんなことができるんだ?」
「もうしわけございませぬ。さすがにみなを教えるというわけには……」
「ああ、秘伝というヤツか。
そりゃ仕方ねえが……みんなお前さんみたいな能力の持ち主なのかい?」
「いえ。お婆さまが言うにはわたしの瞳は特殊だそうで」
「なら他はまあ、何だ。普通の能力ってことか?」
「甲賀忍のことは存じあげませぬが恐らくは……
ええっと、か、かんとりぃまん殿はお医者様なのですよね?」
「呼びやすいように呼んでかまわんぜ。そのとおり医者だがどうかしたのかい?」
「ならばか……か……かとり殿。
隠しておきながら図々しい願いであることは百も承知なのですが
薬師寺天膳という者に会うことができたら
例えその者が殺められていたとしても見捨てず看病するようお願いできませぬか?」
朧の言葉にはさすがのカントリーマンも怪訝な表情を隠しきれない。
「すまん。言っている意味がよくわからんのだが」
「薬師寺天膳という男は不死の妙術を持つ忍なのです」
カントリーマン、絶句。
正にそうとしか表現しようのない顔になったカントリーマン年齢二十代。
「ま、待て待て。それはあれか。何かの比喩か?」
「いえ、言葉のとおりです。天膳は決して死なぬ体を持っております。
お婆様が言うには百年以上は生きているそうで」
朧が告げる薬師寺天膳という男の存在。
それはカントリーマンを苦悩に追い込む。
不死。それは彼が追い求めていた物であり、医学が目指す到達点である。
ウェルナー症候群という奇病を持ち、
自分や同じ病に苦しむ人々を救うために旅人となり医学の壁を壊そうと
奮闘してきた彼にとって当然のように不死を体質として持つ男の存在は衝撃的に過ぎた。
今はまだ予断を許さないが、もしも薬師寺天膳という
男の体をサンプルとして入手することができれば医学の壁を
自らの力だけで壊すことができるのかもしれないとカントリーマンは考える。
それが本当だとすれば彼は…………
微かな呻き声がカントリーマンの隣りから聞こえてくる。
城戸真司が目覚めるのはもうすぐだろう。
あのまま放っておいたら恐らく自分と同じように
爆発音を聞いてやってきた参加者に殺されていた。
自分が助け、治療をした命。
医者としてソレを嫌いになれるはずがない。憎むことができるはずがない。
殺さないですむのなら、命を足蹴にせずにすむのならと思わないでもない。
だが殺さなくてはならない。
今この瞬間を生きる一人、ないしは数十名の命のためではなく
未来に生きる大勢の命を救うために殺さなくてはならない。
人の身でできることには限りがある。
そもそも薬師寺天膳は過去に生きる者とは言え不死の存在。
そしてウェルナー症候群を発症する者が最も多い日本に生きる人間。
そんな存在がいる国でも治療法を確立するには至らないのだ。
例えカントリーマンが薬師寺天膳を説得するか檻にでも入れるかしても
治療法を見つけることが絶対にできるとは言えない。
そもそも持ち帰ったところで自分に残された研究に費やす時間自体が多くない。
ウェルナー症候群の症状として代表的なものが両側性白内障である。
本来は老化に伴い発症、進行する目の病ではあるが
遺伝性早老症によりその進行は絶望的なほどに速まる。
いくら良いサンプルを見つけたところでマイナーに過ぎない病例。
研究を継ぐ者すらどれほどいるかもわからないのだ。
彼が欲しいのは絶対の確信が持てる物。
たった一つの光明に惑わされるわけにはいかないのだ。
「どうかなさいましたか。かとり殿?」
「なんでもないさ。天膳……だったか。
いいぜ。そいつにもしもの事があったら面倒みてやる。
それより寝坊助さんがようやく目を覚ますみたいだぜ。
ねぎらいの言葉でもかけてやんな」
【C-4・民家/1日目/黎明】
【カントリーマン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:健康
[装備]:奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、首輪(是方昭吾)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝する。
1:城戸真司、朧を利用する。
2:チャンに勝ち得る方策を模索する。
3:薬師寺天膳の体に強い興味。
[備考]
※是方昭吾の死体をアンデッドとして従えました。
※陽炎、相馬光子の武器を毒と判断しました。
【奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~】
カントリーマンの専用武器。非常に鋭利な刃物。
凄まじい速さの外科手術を可能とする。
【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
[状態]:全身打撲(処置済み)、軽度の火傷(処置済み)、気絶
[装備]:カードデッキ(龍騎)
[道具]:基本支給品一式、桜田ジュンの裁縫道具セット@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:戦いを止める
1:???
2:朧と共に動く
3:神崎は焦ってる…?
[備考]
バジリスク勢は六名全員が味方だと認識しています
※参戦時期は後の書き手の方にお任せします
【朧@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態]:良好
[装備]:鉈@バトルロワイアル
[道具]:基本支給品一式、、BIM(クラッカー型)×6@BTOOOM!
[思考・状況]
基本行動方針:弦之介達と合流する(その後のことはまだ考えていない)
1:真司、カントリーマンと行動を共にする
2:弦之介様に会いたい……
[備考]
破幻の瞳の効果について:防人や仮面ライダーが技を発動時には技を消失させ、しばらく見つめることで変身も解除される。
旅人の場合はしばらく見つめていることで戦力の低下と魔法の使用が不可となる。
他の世界の参加者についてどのように作用するかは不明 朧は制限を正確には認識できていません。
※参戦時期:漫画版1巻、不戦の条約が解かれたことを知る前から参戦
|[[雷帝の調教]]|投下順|[[]]|
|[[雷帝の調教]]|時系列順|[[]]|
|[[Reanimate/再活性]]|カントリーマン|[[]]|
|[[赤龍激突]]|城戸真司|[[]]|
|[[赤龍激突]]|朧|[[]]|
**未知との遭遇 ◆1yqnHVqBO6
「あのぅ、この扉はどうやって開けたらよいのでしょう?」
「昔の日本にその手の物はなかったんだったか。見てな」
そう言うとカントリーマンは朧の前でドアノブを回し、ドアを引くという一連の動作を見せた。
彼女はそれに礼を言った後、改めておっかなびっくりドアノブに指を伸ばすが
「あ、あれ?」
目の前で開け方を教えられてもやはり文化の違いというものは如何ともしがたいのか、
朧は慣れぬ手つきでドアを開けようと奮闘する。
回しながら引くんだぞと教えると、カントリーマンは先程まで診断していたベッドに横たわる城戸真司という男に目を向けた。
彼がこの二人に会ったのは爆発音が聞こえた場所に身を潜めながら向かった時である。
懸命に負傷し気を失った男性を運ぼうとする少女を見つけ、声をかけようかどうか迷ったが
二人の前に結局は姿を見せることにした。
やけに前時代的な服装をした少女は現れた老人に対して警戒心を見せることもなく助けを求めた。
曰く、自分を守るためにこの男は戦い傷ついたから助けたいと。
その訴えを得られる情報と戦力目当てに承諾したカントリーマンは
朧という着物を纏った少女から男を受け取ると担いだまま来た道を戻り民家へ入った。
傷を調べたところ腹部に軽い火傷と打撲を負っていたが命に別状はなく戦闘するにも異常はないだろう。
断定はさすがにできないがこの男と手を組むだけで
チャン右頭に対抗出来る戦力を手に入れられると考えるのは無謀というよりただの馬鹿だが
いないよりはマシである。
カントリーマンの所有戦力とハッキリ言えるのは
自身と近くの地中に潜ませている元精力家のジジイゾンビのみだ。
これであの化物を超える化物に挑むのは阿呆どころか白痴者の謗りをうけるだろう。
それに朧から話を聞いたところによると彼女たちを襲った者もかなりの実力者であったらしい。
50を越える数がこの会場にいる以上、戦力の確保は急務だ。
それにどうしても気になることが一つある。
「なあ、朧とやら。聞きたいことがあるんだが」
「なんでしょう?」
ようやく開けることに成功したドアを押したり引いたりしながら
しげしげと見つめていた朧は振り返る。
「お前さんは何者だ?」
未だ目を覚まさない男の脈拍を測りながらカントリーマンはそう問いかける。
違和感を抱いたのは男の怪我の処置が終わり、
念のためと朧の服を脱がせどこかに異常がないか診察した際のことだ。
口に出さないようではあるがどうやらよほど白人である彼の容貌が珍しいのだろう。
診察を受けている間、朧はじっと彼を凝視していた。
身をおかす病から奇異の目で見られることに慣れるとまではいかないが
仕方ないことだと受け入れてはいたので
見つめられることに対して不快感を抱くことはなかった。
だがカントリーマンが妙に思ったのは診察をしていた彼自身の体調である。
妙に体が気怠いのだ。最初は気のせいだと思ったがもはや体の不調はその範囲を越えている。
そう、まるで旅人の戦力を左右する想波そのものを封じられているような感触を受けるのである。
そもそも朧に城戸真司の怪我の理由を尋ねた際も魔人のような少年に襲われて負傷したと言っていたが
彼女に詳しく聞こうとすると口を濁らせたのだ。
隠し事をしていることを強く咎める気はない。
彼も最終的には手を差し伸べた者達を殺すつもりでいることを隠しているのだからお互い様だ。
だが朧の能力が予想通りのものだとしたのなら
対チャン右頭において欠かせない戦力になる可能性が高い。
「答えるわけにはいけねえってことかい?」
「わたしは……忍者です」
「OH……NINJAか。こんな所で目にするたあ思わなんだ」
なるほどNINJAならばしょうがないとカントリーマンは思った。
日本で古来より活躍してきた闇に生きる者達。
アメリカでポピュラーな忍者といえば偉大なネズミであるスプリンター老師や
日本の戦国時代に活躍したとされる忍者マスターキリギ等がいるが
目の前の少女も彼等と同類ということなのだろう。
チャンのような根っからの戦闘のプロに接触ができたのは彼にとって何よりの朗報と言えた。
「それで、何ができるんだ?」
「破幻の瞳という瞳術を。あらゆる忍法を打ち消す生得の術でございます」
朧の返答を聞き、試しに旅人としての能力を発動しようとしたが上手くはいかない。
ならば彼女のいう破幻の瞳はNINPOUどころか旅人の力すら封じるのだろう。
いや、それとも旅人とはNINJAとしての力を得ることができるものなのか。
そんなことはどうでもいいがやはり朧は打倒チャンにおける超有力な駒、
それどころかこの戦いを根底から覆すジョーカーと見て良い。
彼女が言っていた他の仲間も同じような能力を持っているのなら
少しでもまだ見ぬ彼等の情報を得るべきだとカントリーマンは判断した。
「他のNINJAはどんなことができるんだ?」
「もうしわけございませぬ。さすがにみなを教えるというわけには……」
「ああ、秘伝というヤツか。
そりゃ仕方ねえが……みんなお前さんみたいな能力の持ち主なのかい?」
「いえ。お婆さまが言うにはわたしの瞳は特殊だそうで」
「なら他はまあ、何だ。普通の能力ってことか?」
「甲賀忍のことは存じあげませぬが恐らくは……
ええっと、か、かんとりぃまん殿はお医者様なのですよね?」
「呼びやすいように呼んでかまわんぜ。そのとおり医者だがどうかしたのかい?」
「ならばか……か……かとり殿。
隠しておきながら図々しい願いであることは百も承知なのですが
薬師寺天膳という者に会うことができたら
例えその者が殺められていたとしても見捨てず看病するようお願いできませぬか?」
朧の言葉にはさすがのカントリーマンも怪訝な表情を隠しきれない。
「すまん。言っている意味がよくわからんのだが」
「薬師寺天膳という男は不死の妙術を持つ忍なのです」
カントリーマン、絶句。
正にそうとしか表現しようのない顔になったカントリーマン年齢二十代。
「ま、待て待て。それはあれか。何かの比喩か?」
「いえ、言葉のとおりです。天膳は決して死なぬ体を持っております。
お婆様が言うには百年以上は生きているそうで」
朧が告げる薬師寺天膳という男の存在。
それはカントリーマンを苦悩に追い込む。
不死。それは彼が追い求めていた物であり、医学が目指す到達点である。
ウェルナー症候群という奇病を持ち、
自分や同じ病に苦しむ人々を救うために旅人となり医学の壁を壊そうと
奮闘してきた彼にとって当然のように不死を体質として持つ男の存在は衝撃的に過ぎた。
今はまだ予断を許さないが、もしも薬師寺天膳という
男の体をサンプルとして入手することができれば医学の壁を
自らの力だけで壊すことができるのかもしれないとカントリーマンは考える。
それが本当だとすれば彼は…………
微かな呻き声がカントリーマンの隣りから聞こえてくる。
城戸真司が目覚めるのはもうすぐだろう。
あのまま放っておいたら恐らく自分と同じように
爆発音を聞いてやってきた参加者に殺されていた。
自分が助け、治療をした命。
医者としてソレを嫌いになれるはずがない。憎むことができるはずがない。
殺さないですむのなら、命を足蹴にせずにすむのならと思わないでもない。
だが殺さなくてはならない。
今この瞬間を生きる一人、ないしは数十名の命のためではなく
未来に生きる大勢の命を救うために殺さなくてはならない。
人の身でできることには限りがある。
そもそも薬師寺天膳は過去に生きる者とは言え不死の存在。
そしてウェルナー症候群を発症する者が最も多い日本に生きる人間。
そんな存在がいる国でも治療法を確立するには至らないのだ。
例えカントリーマンが薬師寺天膳を説得するか檻にでも入れるかしても
治療法を見つけることが絶対にできるとは言えない。
そもそも持ち帰ったところで自分に残された研究に費やす時間自体が多くない。
ウェルナー症候群の症状として代表的なものが両側性白内障である。
本来は老化に伴い発症、進行する目の病ではあるが
遺伝性早老症によりその進行は絶望的なほどに速まる。
いくら良いサンプルを見つけたところでマイナーに過ぎない病例。
研究を継ぐ者すらどれほどいるかもわからないのだ。
彼が欲しいのは絶対の確信が持てる物。
たった一つの光明に惑わされるわけにはいかないのだ。
「どうかなさいましたか。かとり殿?」
「なんでもないさ。天膳……だったか。
いいぜ。そいつにもしもの事があったら面倒みてやる。
それより寝坊助さんがようやく目を覚ますみたいだぜ。
ねぎらいの言葉でもかけてやんな」
【C-4・民家/1日目/黎明】
【カントリーマン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:健康
[装備]:奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、首輪(是方昭吾)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝する。
1:城戸真司、朧を利用する。
2:チャンに勝ち得る方策を模索する。
3:薬師寺天膳の体に強い興味。
[備考]
※是方昭吾の死体をアンデッドとして従えました。
※陽炎、相馬光子の武器を毒と判断しました。
【奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~】
カントリーマンの専用武器。非常に鋭利な刃物。
凄まじい速さの外科手術を可能とする。
【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
[状態]:全身打撲(処置済み)、軽度の火傷(処置済み)、気絶
[装備]:カードデッキ(龍騎)
[道具]:基本支給品一式、桜田ジュンの裁縫道具セット@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:戦いを止める
1:???
2:朧と共に動く
3:神崎は焦ってる…?
[備考]
バジリスク勢は六名全員が味方だと認識しています
※参戦時期は後の書き手の方にお任せします
【朧@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態]:良好
[装備]:鉈@バトルロワイアル
[道具]:基本支給品一式、、BIM(クラッカー型)×6@BTOOOM!
[思考・状況]
基本行動方針:弦之介達と合流する(その後のことはまだ考えていない)
1:真司、カントリーマンと行動を共にする
2:弦之介様に会いたい……
[備考]
破幻の瞳の効果について:防人や仮面ライダーが技を発動時には技を消失させ、しばらく見つめることで変身も解除される。
旅人の場合はしばらく見つめていることで戦力の低下と魔法の使用が不可となる。
他の世界の参加者についてどのように作用するかは不明 朧は制限を正確には認識できていません。
※参戦時期:漫画版1巻、不戦の条約が解かれたことを知る前から参戦
|[[雷帝の調教]]|投下順|[[CONTRACT]]|
|[[雷帝の調教]]|時系列順|[[I want to cry for you]]|
|[[Reanimate/再活性]]|カントリーマン|[[絆を結び/憎しみを放つ]]|
|[[赤龍激突]]|城戸真司|~|
|~|朧|~|
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