学園祭の騒動でぶっ壊れた校舎は、ようやく復旧された。
そこで俺達新聞部は、ぶっ壊れるまでの学園祭のレポート記事や、石神瞳がおこした事件について
記事をまとめて配るべく、理事長の許可を得ていち早く学校で記事作りに励むこととなった。
萌「はぁ……明日から学校再開されるっていうのに、まだ記事が書き終わらないよぉ…」
胡「モカぁあ!!あんたどの面さげて言ってるのかぁしらぁ~!!
あんたがここ数日つくね君の血ぃっ吸ったから、貧血気味で記事作成に集中できなかったんじゃない!」
萌「だ、だってだって!ご、ご無沙汰だったから、が、我慢できなくて♥」
胡「だからといって毎日吸うなぁ!!」
み「そういうアンタだってそのたびに、介抱と偽ってその巨乳でつくね窒息させようとしてたじゃない」
紫「そうです!それでみぞれさんとくるむさんが、喧嘩するから遅れるんですぅ。
だからあたしが何時も止めるはめになるんですぅ。」
胡「何よ!ただちょっとあたしのきょにゅーで、つくねを癒してあげてただけよ!
そういう紫ちゃんだって好きあらば、つくねに抱きいてたじゃない!」
紫「この巨乳淫魔ぁ~……何かあればすぐ乳じまんですかぁ~!まったく持って嫌な女ですぅ!」
胡「アンタだって性悪魔女じゃん!語尾が『ですぅ』だし!
どっかの性悪人形の真似したって、二番煎じなだけよ!」
この通り……みんな久々に俺にあったせいか、何かと俺とスキンシップと取ろうとして来た。
誰かがスキンシップを取るたびに、他の娘たちが喧嘩をおっぱじめるので中々進まない。
瑠「皆さん、落ち着いて。これでは終わるものも終わりませんよ」
そう言いつつ、なぜか熱っぽい視線を送ってくる瑠妃さん。
瑠妃さんは学校の職員であって新聞部のメンバーではないが、どこからか新聞作りがあまり進んでないというのを聞いて
今日になって突如手伝いに来てくれた。
萌「そういいながら、瑠妃さんだってつくねばっかり見て、全然てが動いてないじゃないですか
これじゃあ、手伝いに来てくれた意味がないですよ」
瑠「べ、別につくねさんと、仕事サボってまでちょっとでも一緒いたいからなんて、これっぽちも思ってないんだから(棒読み)」
み「誰もそんなことは聞いてないんだけどな」
瑠「と、とにかく!早く記事つくりしないとじ、時間がないですよ!」
ようやく、騒動が収まってそれぞれの仕事に戻った。
月「はぁ、それにしてもあと一人は助っ人ほしいよなぁ……
猫目先生かギン先輩がいてくれたらいいのに……」
萌「猫目先生は、『あたしはこの機会に、休めるだけ休むから適当にして』だもんね」
胡「ギン先輩はそもそも居ても居なくてもも一緒でしょ。何もしないんだから」
紫「きっとどこかで女の尻でも追っかけてるに違いないですぅ」
み「ま、でもこの調子なら何とか間に合うでしょ」
瑠「そうですよ。あたしも手伝いに来ましたから」
月「そうだね。ぐちぐち文句言っても仕方が無いよね。
よーし、みんな頑張るぞー!」
皆「おーっ!」
紆余曲折はあったけど、皆新聞をつくる!という思いはひしひしとあるので
今漸くにして一致団結することが出来た。
このまま順調に終わるかと思われていたところで、事件が起きたのだった。
【発端】
リ「うぅ~~……あのクソ理事長仕事、仕事押し付けて自分だけ旅行に行きやがってぇ……」
そう呻いているのは、学園祭の時、騒動の原因となったツクモガミのリリス。
彼女は騒動の後、理事長に捕まりパシリとしてこき使われる羽目に。
理「これからは学園のために身も心もささげて貰うよ。断ればどうなるか、わかってるだろうねぇ? ヒヒヒヒヒ~~」
そう言われれば、殺されても仕方が無いところまでやってしまった彼女にとっては、断る理由などなかった。
しかし彼女は元来遊び好きであるので、さすがに最近になって仕事に嫌気がさしてきたようだ。
リ「ああぁ~もう!考えれば考えるほどむかつくぅ~!
私だって休んで遊びたい~!これまで休まず働いてきたんだから、休ませてくれたって良いのにぃ……」
ぶつぶつ言いながらも、せっせと資料を運ぶリリス。
リ「あ、そういえば今日一回も瑠妃の姿見てない! 瑠妃だって仕事があるのに、どこをほっつき歩いてんのよ!」
瑠妃のやつ、絶対仕事をサボらせないんだから!と強く思うリリス。
程なくして、瑠妃のいる場所を見つけた。
リ「瑠妃の奴ゥ~……一体何してんのよ!楽しそうに新聞作りなんかしてぇ~!!
……あっ、今ウットリした視線をあの男に……なるほど、あの男が目当てで……これは理事長にほうこk…」
理事長に報告と思った矢先、ふと思うところがあったリリス。
リ(考えてみれば、理事長だって遊んでるしね。真面目にやってるほうがバカってものだわ
そ・れ・に……ふふふ、瑠妃だけじゃなくて他の女もあのつくねとかいう男が目当てね♪)
このリリスは妖怪の本性を暴くという能力を持っている。それはただ単に本来の姿に戻すというだけでなく
その妖怪の本心も暴くことができる。そんな能力を持っているため
リリスは妖怪の今一番強く思っている思念を感じ取ることが出来るのだ。
リ(うひひ。みーんなつくねと、あーんあことやこーんなことしたいって思ってるのかぁ♥
よぉし、理事長もいないことだしこの私が煩悩を介抱してあげないとね♪)
今まで抑圧されていたせいもあり、リリスの悪戯心はもう抑えられないところまで来てしまった。
がんがん!!がんがんがんがん!!!
萌「誰だろ?何だか呼んでいるみたいね?」
紫「誰でしょ?生徒はまだ登校日じゃないし。先生達なら入ってくれば良いのに」
月「まあとにかく開けてくるよ」
がらぁっ!!ぴゅるるるるる!
月「うわぁあ!?お、お前は……リリス!?」
瑠「あっ!?や、やばっ!!あ、あのねリリスty」
ぴかぁああああああああああ!!!
「きゃああああっ!!?ま、まぶしい!!」
月「こ、この光はまさかっ!?」
リ「んふふ!そう、妖気を含んだ光よ。それじゃ!」
一目散に逃げるリリス
月「リリスの光って確か、妖怪の本性を暴く効果が……はっ!?もしかして!?」
月音は、いやな予感が過ぎった。
そして、そぉ~~っと振り抱えった。
『うわぁあああ!!?』
振り返ったその瞬間、俺は鼻血をぶばぁっーーーー!と噴出してしまった。
その溢れんばかりの大きいおっぱいを、惜しみなくさらけ出した胡夢ちゃんが目の前にいたからだ。
「つくねぇ~、あたしもう我慢できなぁ~い♥」
そういって飛びついて来て、俺の顔にその豊満なおっぱいに押し付けてきた。
むにゅむにゅとした暖かかくて柔らかい感触と、ちょっと硬い突起物の感触が俺のほっぺを襲う。
「ねぇ~……私もうつくねとは、ただの友達のままじゃ嫌なの……ね、このまま私と一緒に……だめ……?」
そう言いつつさらにおっぱいをむにゅ、むにゅ、と押し付けてくる。
彼女のお誘いに俺は
選択肢
【あ、あのおっぱいを存分に味わいたい!】
【よ、よくないッ!ていうか、当たってるッ!この前みたいに未知のモノがホッペに当たってるゥゥゥ】
→【あ、あのおっぱいを存分に味わいたい!】
(あ、あのおっぱいを存分に味わいたい!)
豊満でやわらかいおっぱいを無遠慮に凝視する俺。胡夢ちゃんは期待したようなまなざしを送っている。
「どうしたの?あたしのおっぱい……、遠慮なく触って良いのよ……?」
言われるがまま、その豊満なおっぱいに手を出そうと……
「…何をしようとしているのだ……つくね……」
感情を押し殺した声で、ぼそっっと言う話すみぞれちゃん。無表情なのがまた怖い……
「つくねさん、見損なったですぅ!巨乳なんてただの脂肪の塊ですぅ。デブですぅ!」
怒る紫ちゃん。しかしその怒った顔もあどけなさがあるので、また可愛らしい。
「つ、つくねさん……む……、胸ならあ、あたしの揉んで下さい! きゃっ!」
嬉し恥ずかしそうに、何故か自分のを揉めという瑠妃さん。
「つくね、見損なったぞ……巨乳に惑わされるなんて……もう一人のあたしが幻滅してるぞ……」
リリスの光によってバンパイア化した萌香さんが、今までにない表情で睨んできた。
あんな顔、公安や反学派との戦いの時だって見たことがないよ……
皆それぞれこめかみに血管を浮かべていた。それはそれは非常にお怒りの様子……
このままでは何をされるかわからないと感じた俺は、助けを求めるように胡夢ちゃんの顔を伺った。
「あら、みんな。つくねがあたしのおっぱいを選んだのを怒ってるみたいだけど、そんなの当たり前じゃない。
男はみんな巨乳好きなんだから。あーやだやだ。みんな乳が大きくないからって僻んじゃってさ♪」
俺の期待むなしく、わざと挑発するような物言いをする胡夢ちゃん。その一言で教室が一気に殺気に包まれた!
「……いいだろう……その魔乳を一生氷付けにしてやる……」
「その前に私の重力魔法で、永遠に垂れ乳にしてからですぅ!」
「あ、あの私は、くるむさんの魔乳から、つくねさんを取り戻すために…」
「身の程知らずが……バンパイアの力をまた思い知りたいようだな…」
そういって身構えてくるみんな。だがくるむちゃんは、怯むどころかまったく動じていない。
そ、その自身はどこから? 多勢に無勢。こ、このままじゃ、や、やられちゃうよ!
「ふん、舐めないでよね!今のあたしは無敵なんだから!」
そう言うやいなや、胡夢ちゃんの目が怪しく光って、皆それを見てしまった。
「……つくねはあたしの物だ。お前達には渡さん!」
「それはこっちのセリフですぅ!ストーカー女は引っ込んでろですぅ!」
「ダメよ紫ちゃん。……つくねさんはあたしのものなんだから(ぽっ)」
「お前ら、どうやら最強のバンパイアに楯突くようだな……良いだろう。表へ出ろ。
まとめて全員教育してやるっ!」
そういって窓ガラスをぶち破って。全員運動場でどんぱち戦い始めた。
『くるむちゃん……い、一体これは?』
「うん?ただ単にチャームをかけただけよ?戦いをおっぱじめるように。」
『ちゃ、チャームって、初めて出会った時に、くるむちゃんに惚れる様に仕向けたあの妖術のこと?」
「そうよ。それをちょっと応用させたのよ。ふふん!!すごいでしょ?」
チャームとはサキュバスが他の異性を虜にする妖術である。
それを誘惑でなくしかも同姓に使えたなんて知らなかった。あれ? でもそれなら何故今まで使わなかったんだろう?
「というのは冗談で、同姓を操るなんて普段は出来ないの。けど私達サキュバスは、性的興奮すると
妖気が一時的に上がるの。だからみーんな操れたの。モカはロザリオ外さないと全力出せないしね☆」
不思議に思っていた俺の疑問に、ウィンクしながら答えてくれた。
「それよりつくねぇ~。これで邪魔はなくなったからぁ、続きしようよ♪」
『そ、そうだね。で、でもあれ、ほっといて良いのかな?』
ちらっと運動場の方を見やる。
うわぁ……運動場が滅茶苦茶に荒れてるよ……
「そんなこと今はどうでも良いからぁ……今は……あたしだけを見てぇ……」
そんなことはどうでも良いとばかりに、胡夢ちゃんが怪しくささやいてきた。チャームを掛けてきた様子は無いが
それでも濡れた目でそんな風に言われれば、チャームに掛かったも同然だ。
彼女以外のことは、すぐにどうでもよくなった。
↓につづく
最終更新:2023年07月03日 21:52