…月日は過ぎて…
「自分をさらけ出す勇気」を取り戻した蒼星石は、次々と新しい試みを試した。
真紅が「もっと幻想的な曲を歌ってみたいのだわ」と言えば、ゴシカルな曲のみで構成したアルバムを作った。
水銀燈が「ハードなソロを弾きたいわぁ」と言えば、ギターソロメインのヘヴィメタルのみのアルバムを作ってみた。
翠星石が「ツーバスをドカドカしたいですぅ」と言えば、次のライブにはツーバスがセッティングされた。
薔薇水晶が「……もっとシンフォニックな曲が…やりたいな」と言えば、キーボード中心のシンフォニックなロックのアルバムを作った。
雛苺が「雛はもっとダークなのが歌いたいのぉ!」と言えば、メロデスのみのアルバムを作った。
もちろん、メジャーレーベルでこれだけ好き勝手やるのは至難の業だった。
実際、雛苺の意見を採用したアルバムを作る時は完全にレーベルと喧嘩になった。
その時、蒼星石がレーベルの社長に吐いたセリフは今でもメンバー内の語り種である。
「僕達はただ好きな音楽を好きなようにやりたいだけだ」
「首切るなら早く切ってよ?レコーディングに支障が出る」
ちょっと前まで悩んでいたのが嘘のようだった。
このころはあまりに楽曲に纏まりがなく。当然、人気も落ちていた。
そして、ローゼンメイデンは一度メジャーから姿を消すことになる。
しかし、再びインディーズに戻った彼女たちはレコーディングやライブを数多くこなし、
全員の趣味が上手くまとまった、今のローゼンメイデンの姿になって再びメジャーに返り咲いた。
新しいレーベルは非常に自由なスタイルだった。
社長が薔薇水晶の父親だったのだから、当然だ。
「(…でも、いくら娘が可愛いからって会社を建てちゃうとは…)」
何という親ばかだろうとメンバー全員が思った。
こうして、現在。ローゼンメイデンは過去に類を見ない特殊なロックバンドになった。
アンダーグラウンドなロックから、一般にも受けるポップロックまで…
音楽性はとても幅が広い。
リスナーからの苦情や、宗教団体や保護者団体からのクレームは相変わらず多い。
でも、蒼星石はもう迷わなかった。
そして、こう言ってのけるのだ。
「僕達はただ、やりたいようにやっただけだ」
と…
「Rock is NEVER DEAD」
Lyrics ID:6m6Z7Qz50 氏(306th take)
作詞作曲 蒼星石
編曲 ローゼンメイデン
きっかけは大したことじゃない ただ叫んでみたかった
そんなときロックは僕に 居場所を与えてくれた
どうしようもない怒りを ぶつけたかったのさ
そんなときロックが僕を 受けとめたくれた
暴れたいけど暴れられない
全国の健常な若者達に
一時だけ狂気を
プレゼントしてくれる
情けない自分に 嫌気がさしたのさ
そんなときロックは僕を 慰めてくれる
ただ真面目に振る舞うのは もうウンザリなんだ
さぁロックをやろう 君も飛べるよ
空を砕けと ギターが唸る
咆吼は闇を突き抜けて
僕の行き先を 示しだしてる
転がり続けよう
Rock is NEVER DEAD
忘却の光に 怯えて
虚無の闇を 恐れて
立ち上がれない僕に
必用なのはLSD(クスリ)じゃなくて
Rock&Roll!
空を飛べと ギターが叫ぶ
音は炎になって燃え狂う
僕はただ 転がり続ける
頂点に向かって
Rock is NEVER DEAD
最終更新:2008年03月20日 12:54