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Story  nursery 氏

「Duke」
Music nursery 氏
「ローゼンメイデンが無ければこの計画は無かった」―蒼星石ソロプロジェクト、始動!

ローゼンメイデンの縁の下の力持ち、ベーシスト蒼星石からソロプロジェクト前哨戦、"Duke"が届いた。
今まで、彼女のプレイはリズム隊としてひたすら下から支え、他のメンバーの後押しする・・・
そういうプレイが彼女の「特色」・・・というより正直「それしか出来ない」と高をくくっていた。

次のアルバムによって彼女への評価は180°変わるだろう。
今回届いた"Duke"は来春発売予定となっている同名アルバムのイントロダクションとなる曲である。


Duke ※クリックでダウンロード


ドラムとベースのみという無駄を排したバンド構成。
イントロからの変態的なスラップ速弾き。
変拍子とハーモニクスを取り入れたメロディアスな演奏。
テクニカル、トリッキー、それでいてポップ・・・彼女は"ローゼンメイデン"とは相分かつ世界観をも持っていると思い知らされた。

そこで彼女にこれまでの経緯と今後を尋いてみた。



―いやー、”デューク”。しっかりと拝聴させていただきまして・・・もの凄く驚きました。
 「こんな凄い引き出しもってたのか!」って。

蒼;ありがとう。

―この曲はいつごろ生まれたの?

蒼:えーと・・・今の形になったのはわりかし最近・・・といっても"ルイス=キャロル"(ツアー)の時だから
 もう二年以上前からあったことになるね。でも、リフとかの原型自体はローゼン始まる前からあったよ。

―そんなに前から!?

蒼:うん。でも、原型って言っても「8分の7+4分の4」の符割と「スケール上下+半音ずらし」ってアイデアだけ。
  そんときにはまだ表現しきるだけのスキルが無かったんだ。そして、そのスキルの無いままバンド始めてしまった(苦笑)

―なるほど。「ローゼンメイデンのベーシスト」よりも先にこの曲は生まれていたんですね。

蒼:そうなるね。

―ローゼンメイデンでのあなたのスタイルから大分かけ離れているように思うのですが。

蒼:そうだね・・・初めて聴いた人には誰が弾いてるかすら分からないかもしれない(笑)

  でもそれは楽曲を優先する上では仕方ない事だし、当然の事だと思うよ。
  ローゼンの場合、メタリック、ゴシックというのが多くて、
  ベーシストとしてはどうしても腰を低く構えたプレイが必要になってくる。
  うちのドラマー(翠星石)の暴走をしっかり監視する役目もあるし(笑)

  その条件下で生まれた「ローゼンメイデンの楽曲の持つイメージ、スタイルを表現する」ことに特化したスタイル。
  今まではそれしか見せられなかったってだけだよ。

―なるほど。で、今回ソロプロジェクトに乗り出した経緯について。
 さっきの話によると"Duke"はもの凄く潜伏期間が長かったみたいだけど、これはどうして?

蒼:ああ、それは単純にローゼンが始まってから、スタイルを確立するのに時間かけてたからだよ。
  一旦、"作曲遊び"を止めて腕を磨くこと、「ローゼンメイデン」としての僕を確立することに専念したんだ。

―では、今回、"Duke"お披露目に至った理由は?

蒼:そうだね・・・変な例えになるけど、何と言うか、ずっと身篭ってるような感じだったんだよね。
  今まではそれでも大暴れしてやって来れたんだけど、
  プレイアビリティの向上やローゼンベーシストとしてのスタイル確立につれて、
  僕の知らないところで楽曲が成長していった・・・ 
  そして、"ルイス=キャロル"のころからあのフレーズを弾きたくてたまらなくなってね。
  なんというか、僕のおなかを目一杯蹴るんだよ、曲が(笑)
  で、それならちゃんとした形で産んであげようって思った、この子は日の目をみるべきだって。

―ローゼンメイデンとして出さなかったのは何故?

蒼:ローゼンの子供にしてはローゼンに似ても似つかなかったからだよ(笑)。
  アイデアだけでもローゼンに、とはちらっと思ったけどね。

―このソロに関して他のメンバー達の反応は?

蒼:真紅(Vo,Gt)はそっけなかったね。「まあ、面白いんじゃない」って軽くかわされた(苦笑)
  ヒナ(雛苺:Vo,Cho)は凄い凄いって褒めてくれたよ。
  水銀燈(Gt,Cho)はショック受けてた(笑)・・・まあ水銀燈は速弾きありきみたいなとこあるからね。
  おかげで今、ギターでのスラップを身に付けようと必死だよ。
  薔薇水晶(key)は色々アドバイスをくれたね。キーとかテンポとか・・・

―翠星石(Dr)は?

蒼:ああ、それが物凄い言いようでね(笑)「私のほうが凄いこと出来るです!」とか
  「蒼星石のドラムはお行儀良すぎです!」とか・・・

―あのドラムは蒼星石が?

蒼:うん、全部僕だよ。ドラムセットは姉さん(※Ba蒼星石、Dr翠星石は双子の姉妹である)の自宅の練習用のを使わせてもらった。

―・・・すいません手元の資料になかったもんで・・・巧いですね(呆)

蒼:いやいや(照)でも昔っから姉さんのドラミング見てたから・・・うちに専属の講師がいるようなもんだよ。
  まあ、ドラムは割かし自信あるね、姉さんには勝てないけど。

―ドラムに関して、敢えて自分で叩いた理由は?

蒼:実はあのドラムはガイドライン用(笑)後でスタジオミュージシャンに叩いてもらおうと思ってたんだ。
  それで何パターンか叩いたんだけど、あのパターンを叩いたときにピタッと嵌ってしまってね。
  「・・・これでいいじゃん」・・・まあそういうこと(笑)

―これからの活動について教えてください。

蒼:えーとね、まず"The Dead can Dance tour"のライブ盤出すね。それからローゼンメイデンはスタジオに入る。
  それからソロに関してはアルバムが出るね、皆ヨロシク。
  ・・・実はソロツアーも考えてるんだけど、まだ面子が揃ってないからまだまだ先になりそう(苦笑)
  ま、僕の本分はやっぱりローゼンだし、ちゃんとこうした作品も産んで蹴りもついたし、
  今、ベーシストとして・・・いや表現者としていい状態にあるよ。
  これからも蒼星石、ローゼンメイデンを応援してね!


―ありがとうございました。


最終更新:2008年04月05日 12:30