レーティング論


企画のレーティングは主催者の意向を提示し、安心して参加・閲覧してもらうためのものです。

国によって、レーティング基準は違います。
それを把握した上で、その企画におけるレーティングをwikiに記しましょう。

レーティングに関しては、「完全アウト」「完全セーフ」は提示できても、トワイライトゾーンが広く、個々の事例を説明していると際限がないのが実体です。
同じ行為でも、世界観や描写の仕方によってはOKであったりします。
これまでも幾度となく論議されてきましたが、公式な線引きはありません。
判断に迷う場合は、他の参加者のためにも、「完全セーフ」の領域で演出するよう心がけましょう。

また、レーティング注意のついた企画でも、必ずエログロを行わなければならないという企画は少数で、多くは「エログロ展開があっても大丈夫な人のみ参加・閲覧可能」あるいは「表現に規制をかけたくないためR18としているが、エログロ推奨ではない」という主旨です。

レーティングは「これはダメ」「ここまではOK」を個々に説明するためのものではなく、企画の方向性を示すもののひとつと考えましょう。
同じ恋愛村でも、好き☆のときめきを楽しむ村なのか、エロいプレイを楽しむ村なのか。
企画の主旨や村の雰囲気をブチ壊さないために、やっていいこと悪いこと、を考えて演出してください。


筆者の知見からすると、鬱エロや陰惨グロを前提とした村は参加者のストレスも高めになります。
最初はカップリングの決まっているペア村や、フられる恐れのない乙女村などで遊んでみましょう。


レーティングを越える描写が発生してしまった場合、最悪、企画人はエピで村編集をしてレーティングを変更することになります。
これは、終了した村を読もうとする人への配慮です。
後で変更してもらえばいいや、と意図的にレーティングを踏み越えるのは絶対ダメ! です。


グロについて


スプラッタ・残虐行為などの「身体的グロ」と、
ヤンデレや鬱展開などの「精神的グロ」に大別されます。

ラブコメや学園もの企画などでは、PCの死亡自体が禁止、もしくは想定外とされる場合もあります。
禁止されていないからとリストカットを繰り返したりしないように。
優先すべきは企画の主旨です。

バトル村や対立軸が前提の企画では、流血が禁止されることはほとんどありませんが、負傷描写の程度には注意しましょう。
グロ禁止の場合、臓器破壊はNGと考えてください。(腹から腸がはみ出したり、拷問で皮を剥ぐなど)
ただし、ラスボスの心臓を貫いてトドメを刺すなど、企画の主旨によってはOKな範囲(行為と描写を含めての意味※)もあるので、企画の方向性に沿った描写をしましょう。

※「首を刎ねた」はOKでも、「刃こぼれした部分を使って頸動脈をグチャグチャと…」というような詳細描写はNGということもあります。


肉体的損傷描写を伴わないけれど、相手に精神的に負荷をかける行為は「精神グロ」として制限対象となることがあります。(ゲテもの喰い、略奪愛、浣腸など)

これも個々のリストアップは無理なので、企画の主旨を鑑みて、大丈夫な範囲で遊びましょう。


エロについて


一般レートの場合、プラトニックなラブの描写に留めましょう。
可能なのは「軽いキス」と「抱擁」くらいまでです。
小学生に見せても問題ない、を基準に。

R15・軽エロなどの場合、性交渉があること事態は認められますが、描写は暗転・隠喩などに留められます。

エロOKならば、具体的な描写も可能です。
ただし、「エロはあってもいいけど主目的ではない」「強姦・乱交上等」「ハッピーエンドを目指そう」「救いのない展開を目指す」など、企画の傾向に沿った演出を心がけましょう。
陵辱エロ村で純愛以外イヤ、というのは困りものです。


生殖に直結しないプレイとしてのエロは、人によって許容範囲に相当な差があります。
殊に、エログは接触確定を多く含みがちになるので、要注意です。

エロあり+グロ禁止村では、ピアッシングなどにも注意です。



★まとめ

  • レーティングは、個々の行為の成否を判断するものではなく、企画の方向性を示すもののひとつである
  • 同じ行為でも、描写によってはOKだったり、ダメだったりすることがある
  • ともかく、企画wikiをよく読んで、企画の主旨に合致したロールをしよう



















最終更新:2014年05月26日 21:53