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届け、いつか(後編) - (2011/12/20 (火) 15:51:24) のソース

**届け、いつか(後編) ◆iDqvc5TpTI

軋む身体を起こしつつ、ブラッドは作戦の失敗を悟った。
作戦自体に穴があったわけではない。
ただ一つ、見落としていたことがあっただけだ。

「時に魂は肉体を凌駕するものだったな」

どれだけ体力が尽きようとも。
どれだけ血肉が削がれようとも。
人は意志の力一つで立ち上がり、突き進むことができる。

「今のおぬしがいい例じゃの。全く無茶をしおってからに。
 ちょっとは夜のノーブルブラッドの強大さを信頼して欲しいものじゃの」
「済まなかったな。イスラ、鯛焼きセットの残りは?」
「さっきまでの持久戦で殆ど食べきってたからね。はい、ド根性焼き。これで最後だよ」

グレートブースターを自分ではなくアナスタシアに施し護ったマリアベルを、更に身を呈して庇ったブラッドは全身の火傷を一層悪化させていた。
ドラゴンクローでガードした顔を除き、皮膚もかなり深い部分まで炭化しておりド根性焼きでさえ回復が追いつかない。
直接狙われたのではなく巻き込まれただけでこの被害とは。
笑えない話だった。
が、納得できはした。
強き意志の力は破壊に転じることもできるのだ。
それがフォースとは真逆の暗き情念の力であるなら尚更に。

「アナスタシア、お主は誰よりもその恐ろしさを知っていよう」
「……炎の災厄は何度アガートラームで引き裂いても滅びなかったわ」

軽傷のマリアベルも立ち上がりながらアナスタシアへと問いかける。

「気付いておるか? 今のおぬしからは僅かにじゃがそのロードブレイザーと同じ匂いがしているということに」
「……」

ブラッドの作戦にイスラが難色を示したおりの説得でマリアベルはアナスタシアが殺し合いにのらんとしていたことを知った。
不思議と驚きはなかった。
そうと分かればアナスタシアにアガートラームを渡すことを躊躇したことにも納得できる。
親友の生への渇望の強さは誰よりも理解しているし、生贄として捧げられた少女が今度は自分の為に生きようとしたことも想像がついた。
納得はできる。
理解もしている。
想像もつく。
よってマリアベルがアナスタシアへと抱いた感情は怒りではなく寂しさで、いやそれはやはり怒りだった。

何故自分達を信じてくれなかったのだと。
人殺しなどという普通でない道を選ばなくとも、ARMSならオディオを倒し、アナスタシアの命も救ってくれると信じて欲しかった。

夢想だ。
現にマリアベル達は未だ魔王を倒せず、かけがえのない仲間であるリルカに[[カノン]]、この地で出会った[[シュウ]]達や見知らぬ誰かも救えなかった。
そもそもアナスタシアは名簿を燃やしてしまっていたという。
マリアベル達の存在を知らないのなら希望を抱きようがない。

それでも。
マリアベルはアナスタシアに名前を呼んでいて欲しかった。
助けてと言って欲しかった。
その一声があろうものならゴーレムのようにどこにいようと飛んで行ったのに。

それもまた戯言だった。
結局は焔の災厄との戦いでも、彼女が『アナスタシアのいる世界』へと跳ばされた後も、マリアベルは助けることができなかった。

「……欲望は、綺麗なものも、汚いものも、ある、わ」

アナスタシアは他人を利用はしても信じることができなくなっていた。
己だけを信じて誰かに助けを求めることを忘れていた。
無駄だと、焔の七日間で諦めてしまったから。
誰もアナスタシアを助けられなかった。
星の数程人はいるのに誰ひとりとしてアナスタシアを助けられなかった。
どころか大半が弱さを理由に助けに来ようともしなかった。
少女一人に全てを背負わせ、災厄が去った後には悲しむでもなく笑っていた。

『アナスタシアのいる世界』からそんな平和になった世界を覗いた時、アナスタシアはきっと大事な何かを失ってしまったのだ。
そんな少女がただ一人心の中で助けを期待した彼女と同じ『生贄』の少年は、

「あ……ぐ、あ、アナスタシアァァァ……死ねええっ!!」 

アナスタシアが原因で壊れた。
アナスタシアよりもよっぽどロードブレイザーに近いものになり果てた。
怒り、苦しみ、憎しみ、悲しみ、呪い。
それら負の念に身も心も満たし尽くした殺戮者に。
ただロードブレイザーと決定的に違う点が一点あった。

悪意が欠けていた。

「なんだよ、まるでこっちが悪いみてえじゃねえか! 戦いづれえ!」

ユーリルに拳を打ち込む度にやるせなさが積もっていく。
読むまでもなくアキラに流れ込んでくるユーリルの心は怒りや苦しみや憎しみや悲しみや敵意や殺意で溢れてはいれども。
悪意は、悪意だけはなかった。
人をして邪悪と決定づける最大の要因が。
大小の差はあれど[[ルカ・ブライト]]やクルセイダーズが纏って止まなかったものが一片足りとも存在していなかったのだ。

其は正しき嘆き。
其は正しき怒り。
其は正しき憎悪。
其は正しき呪い。

負の念自体は人間ならば誰でも持っている。
むしろ人が持つ当然の感情だ。抱いてしかるべき権利がある想いだ。
自分や松、死んでしまったレイや[[サンダウン]]、日勝を動かす想いでもあった。

「うわああああああああああああああああああああっ!!」

なればこそユーリルと剣を合わせた誰もが抱くのは悪への怒りではない。
共感だ。
マリアベルは孤独を。
ブラッドは友を護れなかった後悔を。
イスラは世界と自らへの呪詛を。
ユーリルという鏡に見た。
これもまた道理だ。
この世に負の感情を抱いたことのない人間などいはしない。
どのような聖人君子といえど誰かに、何かに怒りや憎しみを抱いたことはある。
だからこそ糾弾の矛先は迫り来る驚異にではなく護るべき者へと向けられる。

「もう一度問うぞ、アナスタシアよ。おぬしあやつに何をした?」
「僕からも聞くよ、アナスタシア。君は彼に何を言ったんだい?」
「……」

相変わらず返事はなかったがイスラには大体の予想がついていた。
大方自分の時のようにアナスタシアが目の前の少年へと言葉によって斬りつけたのだと。
イスラにとっては一種の信仰でもあり生きる意味でもありイスラそのものでもある死への願望を否定した時のように。
ユーリルの基盤となっていた何か彼にとっては命以上に大切なものへとアナスタシアは罅を入れてしまったのだと。
イスラは心を保つことができた。
不安定ながらも致命傷にならずには済んだ。
それは仲間がいたからだ。
素直には認めたくないことだが自分にはできない生き方をする[[ヘクトル]]という人間に惹かれ、
アナスタシアに否定された今までの生き方以外に眼を向けるのも悪くはないと心のどこかで思うようになったからだ。
ならばユーリルは?
いなかったのだろう、きっと。
でなければ失ってしまったのだろう。
支えてくれる誰かを、導いてくれる誰かを。
それはもしかしたら彼自身が叩き殺したあの少女だったのかもしれない。
彼がその凶行に至ったのもまた……。

「僕はやっぱり君のことが大嫌いだ、アナスタシア」
「…………」
「いっそアキラに心をよんでもらおっか?」
「あんまし気はすすまねえけどな。それに今はそれどころじゃねえだろ」

痺れの残る手足でセルフヒールとヒールタッチによる自他の回復に専念していたアキラが注意を促す。
そうだ、今はそれどころではない。
驚異は何一つ去ってはおらず、持久戦を放棄しなければならない分振り出し以下だ。

「そうじゃな、まずは[[ストレイボウ]]達との合流を急ぐべき……なのじゃが大人しくはさせてくれぬか」

手始めとして[[カエル]]を殺しに行こうとする[[ピサロ]]をメイルシュトロームで押し流し距離を取ろうとするも、マヒャドで凍らされ失敗に終わる。
ユーリルのことも含め誰かが足止めに残らなければ南下することは叶わない。

「じゃが下手に戦力を割こうものなら……」
「けどどっちにしろこのままじゃ押し切られちまう。何でもいい、ブリキ大王みてえな一発逆転できる何かがあれば!」

無いもの強請りだとは分かっていても愚痴を零さないではいられなかった。
ピサロや魔王が見せた大火力に抗うような決定打がここにいるメンバーにはない。
持久戦中に回収した[[シンシア]]の装備やデイパックにもリニアレールカノン並の武器はなかった。

「魔王やピサロが連発してこないのを見るにおいそれと撃てないものであるとは信じたいがな」

我ながら慰めに過ぎないとは思う。
たとえ魔王が撃てなかったとしても彼らを倒せるとされる勇者が撃てないとは限らないのだ。
そうなれば迎撃手段のないブラッド達が被る被害は計り知れない。
たまたま別の敵が相殺してくれるなんて都合のいい話は何度も起こるはずがない。
力が足りない。
誰もが胸中でそう思い、

『力が……欲しいか?』

一人だけがその声を聞いた。

「ッ!?」
「人間そこをどけえええええッ!!」
「イスラ、ぼさっとしてんな!」 

突如精神に響いたもう聞くはずのなかった声に動揺し動きを止めてしまったイスラにピサロの剣が突きつけられる。
間一髪アキラがアスリートイメージでピサロの方向感覚を乱し難無きを得たが、イスラはそれどころではなかった。

「キル、スレス?」

失われたはずの魔剣が、試しに呼んでみた時にはうんともすんとも反応がなかった魔剣が今更返事を寄こすとは想定外だった。
考えられる可能性とすれば魔剣は壊れてはおらず、イスラの方が死んだことで契約が解けてしまっていたということか。
それがこうして再び声が聞こえるということは。
魔剣はすぐそばにあるのだ。
足りない足りないと嘆くだけだった火力を補えるだけの力が、すぐ側に!
イスラの決断は早かった。

『力が……欲しいか?』
「ああ、欲しいね」
『適格者よ、力が欲しいのならば我を手にして継承せよ』

魔剣の副作用は身をもって体験していたが一度死んで契約がリセットされているなら剣の浸食もまた始めからのはずだ。
恐れることはない。
それよりも問題なのは魔剣が自身を手にしろと要求したことだ。
イスラの知る剣は契約していない適格者の元へと勝手に飛んでくることもできたはずだ。
これもオディオの仕業だろうか?
呼び寄せられないのなら地道に可能性を絞るしかなかった。

「アナスタシア、助かりたいのなら答えろ! 君は紅い剣を持っているか!?」
「ないわ、そんなもの。私の武器はこの鎌一つよ」
「やっぱそう上手くはいかないか」
「紅い剣じゃと? どういうことじゃ?」

マリアベルの疑問に矢継ぎ早にが要点だけを伝える。
紅の暴君、キルスレス。
それさえあればピサロや魔王に匹敵する力を振るえるようになると。
話を聞いたブラッドはすぐに戦力の二分を提案。
ブラッド達ではないとなると魔剣を持っているのはユーリル、カエル、魔王、ピサロ、ジョウイ、ストレイボウ達の誰かだ。
誰が持っているのかは分からない以上、総当たりで回収するしかない。

「戦力分担の話だがストレイボウ達の引き込みと魔剣の回収は俺とマリアベルで受け持とう」
「そうじゃの、カエルと魔王のコンビネーションはなっていないようでいてかなりのものじゃ。
 そんじょそこらの即席コンビでは太刀打ちできぬじゃろう」

その点元の世界からの仲間であるブラッドとマリアベルなら引けはとらない。
悩むまでもなく最善の一手だ。
冷静さを失っているピサロ達に対し絡め手に長けたアキラが有用なのも疑うべくはない。
問題がないわけではないが。

「その間僕達二人でアナスタシアを護りつつ、あの二人を抑えろって?」
「すまぬの。合流次第すぐにわらわ達の代わりにストレイボウ達を向かわせるので辛抱してくれい」

言うまでもなく半減した戦力でアナスタシアを護りつつ耐えられるかということだ。
この作戦が自分のためであることは重々承知ではあるが、嫌いな女を護らされることもあってイスラは苦言を零さずにはいられなかった。

「いっそ二人とも放って行ってもいいんじゃないかな?
 アナスタシアは殺し合いにのっているんだし、聞いた話じゃ[[ロザリー]]をピサロが害するとは思えないけど」

ぎろりとマリアベルに睨まれる。
マリアベルからしても殺し合いに乗った親友と気絶したままの新たな友人から離れるのは苦渋の判断なのだろう。

「イスラ、しのごの言ってんじゃねー!
 やるっつったらやるんだよ! これしかねえだろ!」

とはいえアキラが言うようにやるしかないのだ。
敵四人はどれも群を抜いた強敵で、ヘクトル達側の様子も分からない。
このままでは良くてじり貧だ。

「わかった、分かったよ。僕一人があーだこーだ言ってても仕方がないし。
 でも言ったからには成功させてよね、お・じ・さ・ん」

だったら頑張ってもらうしかない。

「無論だ。戦場で交わした約束は何よりも重い」

ブラッドが力強く頷きマリアベルと共に背を向ける。
ピサロもユーリルも二人を追うそぶりを見せなかった。
ユーリルの狙いはアナスタシアであり追う必要はなく、ピサロからするとカエルを殺すべく突破すべき人間が減った程度の認識だ。
残されたイスラとアキラの負担が二倍になるのに対し、ユーリルとピサロの負担は二分の一だ。
二倍どころか一気に四倍状況が苦しくなったが泣き言を言っている暇さえ二人にはない。

「イスラ、背中は預けるぜ」
「残念ながら間にアナスタシアがいるけどね。背中からざっくりこようものなら覚悟しておくんだね」
「ええ、分かってるわ」

かくして戦いは新たな局面を迎える。

【C-7橋の近く 一日目 夜】 

【ユーリル(DQ4男勇者)@ドラゴンクエストIV】 
[状態]:疲労(極)、ダメージ(中)、精神疲労(極)、アナスタシアへの強い憎悪、押し寄せる深い悲しみ 
[装備]:最強バンテージ@LIVEALIVE、天使の羽@FFVI、天空の剣(開放)@DQⅣ、湿った鯛焼き@LIVEALIVE 
[道具]:基本支給品一式×2(ランタンは一つ) 
[思考] 
基本:アナスタシアが憎い 
1:アナスタシアを殺す。邪魔する人(ピサロ、魔王は優先順位上)も殺す。 
[備考]: 
※自分と[[クロノ]]の仲間、要注意人物、世界を把握。 
※参戦時期は六章終了後、エンディングでマーニャと別れ一人村に帰ろうとしていたところです。 
※オディオは何らかの時を超える力を持っている。 
 その力と世界樹の葉を組み合わせての死者蘇生が可能。 
 以上二つを考えました。 
※アナスタシアへの憎悪をきっかけに[[ちょこ]]との戦闘、会話で抑えていた感情や人間らしさが止めどなく溢れています。 
 制御する術を忘れて久しい感情に飲み込まれ引っ張りまわされています。 
※ルーラは一度行った施設へのみ跳ぶことができます。 
 ただし制限で瞬間移動というわけでなくいくらか到着までに時間がかかります。 


【ピサロ@ドラゴンクエストIV 】 
[状態]:ダメージ(中)、激怒 
    疲労(極)、人間に対する憎悪、自身に対する苛立ち 
[装備]:ヨシユキ@[[LIVE A LIVE]]、ヴァイオレイター@[[WILD ARMS 2nd IGNITION]] 
[道具]:基本支給品一式、データタブレット@WILD ARMS 2nd IGNITION 
[思考] 
基本:優勝し、魔王オディオと接触する。 
1:ロザリーを殺したカエルを殺す
2:目の前にいる人間を殺す。 
3:皆殺し(特に人間を優先的に) 
[備考]:  
※参戦時期は5章最終決戦直後 
※ロザリーが死んだと思ってます。 

【[[アナスタシア・ルン・ヴァレリア]]@WILD ARMS 2nd IGNITION】 
[状態]:疲労(大) 
[装備]:絶望の鎌@[[クロノ・トリガー]]、賢者の石@ドラゴンクエストⅣ 
[道具]:不明支給品0~1個(負けない、生き残るのに適したもの)、基本支給品一式 
[思考] 
基本:生きたい。そのうち殺し合いに乗るつもり。ちょこを『力』として利用する。 
1:あらゆる手段を使って今の状況から生き残る。 
2:施設を見て回る。 
3:ちょこにまた会って守ってもらいたい。 
[備考] 
※参戦時期はED後です。 
※名簿を未確認なまま解読不能までに燃やしました。 
※ちょこの支給品と自分の支給品から、『負けない、生き残るのに適したもの』を選別しました。 
 例えば、防具、回復アイテム、逃走手段などです。 
 尚、黄色いリボンについては水着セットが一緒に入っていたため、ただのリボンだと誤解していました。 
※アシュレーも参加してるのではないかと疑っています。 

【アキラ@LIVE A LIVE】 
[状態]:テレポートによる精神力消費、疲労(中)、ダメージ(中)。 
[装備]:パワーマフラー@クロノトリガー、激怒の腕輪@クロノ・トリガー、デーモンスピア@DQ4 
[道具]:清酒・龍殺し@サモンナイト3の空き瓶、[[ドッペル]]君@クロノトリガー、基本支給品一式×3 
[思考] 
基本:オディオを倒して殺し合いを止める。 
1:ピサロとユーリルが魔剣を持っているか確認。あれば奪う、なければ援軍や魔剣が来るまで抑える
2:[[無法松]]との合流。 
3:[[レイ・クウゴ]]、アイシャ・ベルナデット(カノン)、[[ミネア]]の仇を取る。 
4:どうにかして首輪を解除する。 
[備考] 
※参戦時期は最終編(心のダンジョン攻略済み、魔王山に挑む前、オディオとの面識は無し)からです 
※テレポートの使用も最後の手段として考えています 
※超能力の制限に気付きました。 
※ストレイボウの顔を見知っています 
※カノンの名をアイシャ・ベルナデット、リンの名をリンディスだと思っています。 
※名簿の内容に疑問を持っています。 


【ロザリー@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】 
[状態]:疲労(中)衣服に穴と血の跡アリ、気分が悪い (若干持ち直した) 、気絶 
[装備]:クレストグラフ(ニノと合わせて5枚。おまかせ)@WA2 
[道具]:双眼鏡@現実、基本支給品一式 
[思考] 
基本:殺し合いを止める。 
0:気絶 
1:ピサロ様を捜す。 
2:ユーリルに心を何度でも伝えて真に手を取り合う。
3:サンダウンさん、ニノ、シュウ、マリアベルの仲間を捜す。 
4:あれは、一体…… 
[備考] 
※参戦時期は6章終了時(エンディング後)です。 
※一度死んでいる為、本来なら感じ取れない筈の『何処か』を感知しました。 
※ロザリーの声がどの辺りまで響くのかは不明。 
 また、イムル村のように特定の地点でないと聞こえない可能性もあります。 
※冒頭は感応石やテレパスタワーとロザリーの力の混戦の結果偶然一瞬だけ起きた出来事です。
 情報は何も得てません。


【[[イスラ・レヴィノス]]@サモンナイト3 】 
[状態]:ダメージ(大)、疲労(中) 
[装備]:魔界の剣@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち、ミラクルシューズ@FFIV 
[道具]:不明支給品0~1個(本人確認済み)、基本支給品一式×2 
    ドーリーショット@[[アークザラッドⅡ]]、[[ビジュ]]の首輪、 
[思考] 
基本:感情が整理できない。自分と大きく異なる存在であるヘクトルと行動し、自分の感情の正体を探る。 
1:ピサロとユーリルが魔剣を持っているか確認。あれば奪う、なければ援軍や魔剣が来るまで抑える
2:次にセッツァーに出会ったときは警戒。 
[備考]: 
※高原、クロノ、マッシュ、ユーリル、ヘクトル、ブラッドの仲間と要注意人物を把握済み。 
※参戦時期は16話死亡直後。そのため、病魔の呪いから解かれています。 


▼


敵の大魔法を防ぎきったことを確認して魔王は大きく息を吐く。
口には決して出さないが整った顔には疲労の色が濃く浮かんでいた。

「魔王、調子は?」
「問題ない。今の一合で分かった。魔力と魔法の扱い自体はかの魔王よりこの魔王の方が上だ。
 先刻のは怒りのままに半ば暴発状態で撃ったからこそのあの威力。
 狙ってやれるものではないだろうし何よりもうそれだけの魔力も残ってはいまい」

転じてそれは魔王の方にももう一度ダークマターを撃てるだけの魔力が残っていないということだ。
暗に示された事実をカエルは正しく受け取り北方へと向き直る。
夜はせっかく取り戻した静寂を再び剥奪され、光と喧騒に彩られていた。

「モチベーションの違いか、厄介だな」
「他人事か? 俺もお前も譲れない理由があるのは同じだ。奴らに劣りはしない」
「お前に言われるまでもないさ。俺は勝つ、勝たねばならないんだ」
「それでいい。足を引っ張ってもらっては困るからな。……さて」

カエルと対等に合わせていた視線を逸らし、魔王は尻餅をついたままのストレイボウを睥睨しつつ近づいてくる。
ストレイボウのせいで余計な魔力を使わされたことを魔王は許しはしない。
後ずさりするストレイボウは明らかに身体が震えていた。

「て、てめえか。てめ、えが、てめえがカエルを惑わしたのか」
「そう思うか? カエルが、この男が他人の意思に流されるよな男だと?
 思うなら思うで構わん。どうせ貴様はここで死ぬのだ」

ストレイボウ自身も支離滅裂なことを言っていることは承知していた。
カエルが去った時も、マリアベル達を彼が襲っていた時も、そこに魔王の影はちらついてはいなかった。
ただストレイボウがいて、ただカエルがいただけだった。
カエルが殺し合いにのったのはカエルが自分で選んだ道だというのは誤解しようがない。
それを認めたがらず他人のせいにしてしまいたかったのはストレイボウの我侭だった。
或いは嫉妬だったのかもしれない。
気を許しあってるとは到底思えず、嫌悪しあっている魔王とカエルだが、互いに強く認め合っているふしがあることへの。
魔王とカエルの間にしかとある宿敵という名の繋がり。
にわかな自分との友情がその前には色あせるように感じてしまってストレイボウは口を閉ざしてしまいかける。
言葉を、言葉を届けなければいけないのに。
一段一段積み上げてカエルの、オルステッドの心へと届けようと決意したのに。

駄目だ、ここで黙っては俺は一生カエルに謝れなくなる!

「カ、カエル。お、お前は俺の友で、俺はお前に謝らなければならなくて、お前のことを止めたくて」

ガチガチと歯がかちあって想いが言葉になるのを妨げる。
一歩一歩近づいてくる魔王の恐怖に言いたいこともまとまらない。
まとまらないまでも、言葉にならないまでも、必死にストレイボウは声を出し続けた。

「ストレイボウ。俺はもう戻れない。俺はこの手で[[ルッカ]]を、仲間を殺した」
「だ、だがそれも、それも、元はといえば、元はと、言え、ば」

魔王がストレイボウの元に辿り着く。

「元は、元はと言えば」

言葉は、止まった。
死ねば後はないというのに、ことここに来てさえオディオとの関係を明かすことがストレイボウにはできなかった。
息の根も、止まる。
無慈悲に振り下ろされたランドルフは貧弱な術師くらい難なく砕く。
魔鍵も、止まった。
間に割って入った回転する刃に弾かれ軌道を逸らした。

「随分と頼りになる仲間を連れてきたではないか、[[ジョウイ・アトレイド]]。
 そいつに[[リルカ・エレニアック]]やルッカ・アシュティアの代わりが勤まるとは思えんがな。
 あいつらなら今しがた見せたダークマターをも上回る魔法を撃てたものを」
「代わりなんかいない。人間に代わりなんかいない! ストレイボウさんは僕の仲間だ。
 魔王、リルカとルッカの仇、ここで討たせてもらうぞ!」

仲間、仲間か。
どの口が言ったものかとジョウイは自嘲する。
彼は裏切る気満々なのだ。
今だって直前まで上手くことを煽り魔王とピサロの潰し合いを引き起こせるかを考察していた。
割り込んでしまったのは口にしたようにリルカやルッカの敵討ちという面もあったが、
カエルとストレイボウの様子にかっての自分とリオウを重ねてしまったからもあっただろう。
やってしまったからには仕方がない。
それに何の考えもなく魔王達に敵対する道を選んだわけでもない。

「できるかな、二度も私の前から尻尾を巻いて逃げた貴様に」
「できるさ、今の僕になら、僕達になら! 紋章よ……」
「ぬうっ!?」

真の紋章の片割れが光を放つ。
輝きを得たのはジョウイの『左』手の甲。
友より託された輝く盾の紋章が空に印を結び聖光にて魔王を射抜く。
魔王は平然と光を打ち払った。

「何をするかと思えばこの程度!」

派手さの割には与えられた傷は軽微で。
それだけ見れば笑われるのも無理はない。
だというのにジョウイもまた口に笑みを浮かべていた。

「この程度だ、魔王」
「違う、魔王、後ろだ!」

カエルが一足先に意味に気づき魔王に警告を促すが僅かに遅い。
魔王が振り向いた時彼の視界を埋め尽くしたのは緑の竜の爪だった。

「ふんッ!!」
「ぐぬっ!? [[ブラッド・エヴァンス]]か。なるほど、そういうことか」

魔王が苦々しげに舌を打つ。
ブラッドに邪魔されたからではない。
その身に魔王達が刻んだ傷の数々が碧の光に触れた途端にいくらかマシになるところを目にしたからだ。
しかもよく見れば癒しがブラッドの仲間全員に及んでいた。

「お前が魔王達の気を惹いてくれたおかげで助かった。名前を聞かせてくれないか?」
「僕はジョウイ・アトレイドと言います」
「わらわはマリアベル、そっちの男はブラッドじゃ。ところでお主、リルカのことを知っておるようじゃが?」
「リルカは、僕を逃がして魔王に……」
「そうか。ジョウイ、」

責められるかとジョウイは覚悟した。
マリアベルとブラッド、どちらもジョウイを逃がすために死んだ少女のから聞いていた彼女の大切な仲間だったから。
けれど違った。ジョウイにかけられたのは予想もしていない言葉で。

「礼を言う」
「感謝する」

でも伝わった、

「仲間と共に戦ってくれたことに」
「友の死を憤ってくれたことに」

マリアベルとブラッドがどれだけリルカを想っていたのかは。
彼らの瞳には様々な感情が浮かんでいたが、ジョウイへの言葉には紛れもない感謝の気持ちが込められていた。

そして意味は違えど感謝の言葉はストレイボウにも向けられる。

「ストレイボウ、わらわはおぬしにも礼を言おう」

ストレイボウは訳が分からなかった。
礼を言わなければいけないのは自分の方ではないか。
醜態を見せ殺されかけた自分をジョウイ、マリアベル、ブラッドが助けてくれた。
誰かを助けないといけない自分が、誰かを守って戦わないといけない自分が。 
いざとなると助けられてばかりだった。
無力感に押しつぶされそうになるストレイボウをそれは違うとマリアベルは否定する。

「おぬしはわらわを助けてくれたわ。
 実はの、わらわも今おぬしと同じで友と喧嘩……、そうじゃの、ちょうどいい表現じゃ、喧嘩してての。
 ろくに口もきいておらんのだ」

ストレイボウの困惑は深まりっぱなしだった。
マリアベルも自分と似た悩みを抱えているということまではいい。
それと助けてくれたという言葉が繋がらない。
ロザリーがそうしてくれたようにアドバイスの一つ、していないではないか。
目でそう訴えるもマリアベルはよく聞けと語りかけを続けるばかり。

「せっかく数百年ぶりに再会できたのにの。親友が少し変わってしまっていたからといってわらわは拗ねておった。
 口を開けば責めるようなことばかり言ってしまったのじゃ」

そこで一度言葉をきり、マリアベルはストレイボウへと笑を浮かべる。

「それがなんとも馬鹿らしく思えた。人間であるおぬしがこれだけ頑張っているのを見るとの。
 わらわもおぬしのようにするべきじゃった。相手に言葉を、心を届けようとするべきじゃった」

それが、理由。
マリアベルがストレイボウに礼を言ったわけ。
何も人に道を示すのは言葉だけではない。
行動もまた人を導く。

「だ、だが、俺はそんな大層なものじゃない。まだちっとも届けられていない。隠していることだって、ある」
「それでも、じゃ。おぬしはちゃんとつたなくとも言葉を重ねていたではないか。
 わらわはまだ最初の一言も踏み出しておらんのに」

まったく、目を逸らされようと、あの時、胸の熱さを言葉にしておくべきじゃった。
悔いる少女はされど後悔に囚われてはいなかった。
笑にはまじりっけの一つもなかった。
眩しかった。

「おぬしのおかげでそのことに気付けた。わらわもおぬしをならって伝えようと思う。
 アナスタシアにわらわの心を何度も何度も何度もじゃ」

この笑みは親友との仲直りが叶うことへの希望であると同時に、ストレイボウへの感謝のためだけに浮かべられたものなのだと。
ストレイボウは唐突に理解した。
『義務』でもなく『贖罪』でもなく偶然に得られた結果だけれど。
すっとストレイボウは心と背が、僅かながらも軽くなったように思えて。

「それとその言葉をそなたに教えたロザリーじゃが、無事じゃ。大した怪我もせず生きておるわ。
 ピサロの奴があやつの身体に攻撃が当たらぬようしていたおかげでさっきの召雷呪文にも巻き込まれておらぬ」
「ロザリーが……? ああ……、良かった……」

また少し、何かが軽くなった気がした。
自分が助けたわけでも護ったわけでもないけれど良かったと心の底からストレイボウは安堵した。

「のう、ストレイボウ。ロザリーはこうも言ったそうじゃな。
 わらわ達は仲間だと。その通りじゃ、な?」

マリアベルが尻餅をついて後ずさる態勢のままのストレイボウに手をさしのべる。
ストレイボウは逡巡することなくその手を掴んだ。
また助けられたと、自分が助けなければいけないのにという念は、一時的にかもしれないが沸き上がってくることはなかった。
ストレイボウは立ち上がる。
彼を支えてくれる仲間を受け入れることによって。
それが贖罪の先に届く第一歩になるのかは今はまだ分からない。


【C-7(D-7との境界付近) 一日目 夜】 

【マリアベル・アーミティッジ@WILD ARMS 2nd IGNITION】 
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、ソウルセイバー@FFIV 
[装備]:44マグナム&弾薬(残段数不明)@LIVE A LIVE、アリシアのナイフ@LIVE A LIV
[道具]:ゲートホルダー@クロノトリガー、いかりのリング@FFⅥ、基本支給品一式 、マタンゴ@LAL、アガートラーム@WA2 
[思考] 
基本:人間の可能性を信じ、魔王を倒す。 
1:魔剣の持ち主を確認。あれば手に入れる。なくともジョウイやストレイボウにはアキラたちの援軍に向かってもらいたい
2:付近の探索を行い、情報を集めつつ、 元ARMSメンバー、シュウ達の仲間達と合流。 
3:首輪の解除。 
4:ゲートホルダーを調べたり、アカ&アオも探したい。  
5:アガートラームが本物だった場合、然るべき人物に渡す。 アナスタシアに渡したいが……? 
[備考]: 
※参戦時期はクリア後。 
※アナスタシアのことは未だ話していません。生き返ったのではと思い至りました。 
※レッドパワーはすべて習得しています。 
※ゲートの行き先の法則は不明です。 完全ランダムか、ループ型なのかも不明。 
 原作の通り、四人以上の人間がゲートを通ろうとすると、歪みが発生します。 
 時の最果ての変わりに、ロザリーの感じた何処かへ飛ばされるかもしれません。 
 また、ゲートは何度か使いましたが、現状では問題はありません。 
※『何処か』は心のダンジョンを想定しています。 現在までの死者の思念がその場所の存在しています。 
(ルクレチアの民がどうなっているかは後続の書き手氏にお任せします) 

【ブラッド・エヴァンス@WILD ARMS 2nd IGNITION】 
[状態]:全身黒焦げ、ダメージ(極)、疲労(大)、額と右腕から出血。 
[装備]:ドラゴンクロー@[[ファイナルファンタジーVI]] 、昭和ヒヨコッコ砲@LIVEALIVEが入ってます。 
[道具]:リニアレールキャノン(BLT0/1)@WILD ARMS 2nd IGNITION 
不明支給品0~1個、基本支給品一式、 
[思考] 
基本:オディオを倒すという目的のために人々がまとまるよう、『勇気』を引き出す為の導として戦い抜く。 
1:魔剣の持ち主を確認。あれば手に入れる。なくともジョウイやストレイボウにはアキラたちの援軍に向かってもらいたい
2:自分の仲間とヘクトルの仲間をはじめとして、仲間を集める。 
3:セッツァーとマッシュの情報に疑問。以後セッツァーとマッシュは警戒。 
4:ちょこ(名前は知らない)は警戒。 
[備考] 
※参戦時期はクリア後。 

【カエル@クロノ・トリガー】 
[状態]:左上腕脱臼&『覚悟の証』である刺傷。 ダメージ(中)、疲労(大) 
[装備]:にじ@クロノトリガー 
[道具]:基本支給品一式 
[思考] 
基本:ガルディア王国の消滅を回避するため、優勝を狙う。 
1:出来る限り殺す。 
2:魔王と共に全参加者の殺害。特に仲間優先。最後に魔王と決着をつける 
3:できればストレイボウには彼の友を救って欲しい。 
[備考]: 
※参戦時期はクロノ復活直後(グランドリオン未解放)。 

【魔王@クロノ・トリガー】 
[状態]:ダメージ(中)、疲労(大) 
[装備]:魔鍵ランドルフ@WILD ARMS 2nd IGNITION 、サラのお守り@クロノトリガー、紅の暴君@サモンナイト3 
[道具]:不明支給品0~1個、基本支給品一式 
[思考] 
基本:優勝して、姉に会う。 
1:出来る限り殺す 
2:カエルと組んで全参加者の殺害。最後にカエルと決着をつける 
[備考] 
※参戦時期はクリア後です。ラヴォスに吸収された魔力をヘルガイザーやバリアチェンジが使える位には回復しています。 
※ブラックホールがオディオに封じられていること、その理由の時のたまご理論を知りました。 
※遺跡の下が危険だということに気付きました。 

【E-8 一日目 午後】 
【ストレイボウ@LIVE A LIVE】 
[状態]:健康、疲労(大)、罪の意識が大きすぎて心身に負担(それとは別にちょっと気が楽になった)
[装備]:なし 
[道具]:ブライオン、勇者バッジ、記憶石@アークザラッドⅡ、基本支給品一式 
[思考] 
基本:魔王オディオを倒す 
1:マリアベル達に協力しつつ、カエルの説得。 
2:戦力を増強しつつ、ジョウイと共に北の座礁船へ。 
3:ニノたちが心配。 
4:勇者バッジとブライオンが“重い”。 
5:少なくとも、今はまだオディオとの関係を打ち明ける勇気はない。 
参戦時期:最終編 
※アキラの名前と顔を知っています。 アキラ以外の最終編参加キャラも顔は知っています(名前は知りません) 
※記憶石にルッカの知識と技術が刻まれました。目を閉じて願えば願った人に知識と技術が転写されます 
※記憶石の説明書の裏側にはまだ何か書かれているかもしれません 


【ジョウイ・ブライト@幻想水滸伝Ⅱ】 
[状態]:疲労(小)
[装備]:キラーピアス@[[ドラゴンクエストIV 導かれし者たち]] 
[道具]:回転のこぎり@ファイナルファンタジーVI、ランダム支給品0~1個(確認済み)、基本支給品一式 
[思考] 
基本:更なる力を得て理想の国を作るため、他者を利用し同士討ちをさせ優勝を狙う。(突出した強者の打倒優先) 
1:生き延びる。 
2:マリアベル達を利用して魔王を討つ
3:座礁船に行く。 
4:利用できそうな仲間を集める。仲間になってもらえずとも、あるいは、利用できそうにない相手からでも、情報は得たい。 
5:僕の本当の願いは……。 
[備考]: 
※参戦時期は獣の紋章戦後、始まりの場所で[[2主人公]]を待っているときです。 
※ルッカ、リルカと参加している同作品メンバーの情報を得ました。WA2側のことは詳しく聞きました。 
※紋章無しの魔法等自分の常識外のことに警戒しています 
※ピエロ(ケフカ)とピサロ、ルカ、魔王を特に警戒。 
※制限の為か、二人が直接戦わなかったからか、輝く盾の紋章と黒き刃の紋章は始まりの紋章に戻っていません。 
 それぞれの力としては使用可能。また、紋章に命を削られることはなくなりました。 
 紋章部位 頭:バランス 右:刃 左:盾 


*時系列順で読む
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*投下順で読む
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|106-1:[[届け、いつか(前編)]]|アキラ|109-1:[[夜雨戦線 -Cross Battle-]]|
|~|アナスタシア|~|
|~|ロザリー|~|
|~|ピサロ|~|
|~|ユーリル|~|
|~|イスラ|~|
|~|カエル|~|
|~|魔王|~|
|~|ブラッド|~|
|~|マリアベル|~|
|~|ジョウイ|~|
|~|ストレイボウ|~|

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