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RED STONEシリアスシリーズ-2


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689 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 10:06:31 [ hNlLsBE2 ]


ベットから起き上がり顔を洗う、窓から景色を眺めると花時計が見えた
時間は9時40分だ、やることもないので昨日のバーに行く
コーヒーとサンドウィッチを注文して朝飯を済まそうとすると、
勢いよくドアが開き、怒号が聞こえてくる
荒々しい男が6、7人入ってくる腕の刺青は東のギルドの物だ
無視してサンドウィッチをつまんでいると、男たちが周りを取り囲む
バーテンは男たちと俺の顔を交互に見てオロオロしている
男たちの一人から片腕の男が出てきて、俺に指を刺す
「こ、こいつが、き、きき昨日俺を・・・・・・・」
コーヒーをすすりながら椅子から立ち上がり男どもを眺める
片腕の男も入れて7人、全員手には得物を持ってる
「命を粗末にするとは、いけない野郎だな」
一番でかい男が胸倉をつかんで言う、
ふん、と鼻で笑って男の顔につばを吐いて言う
「そりゃ、お前らのことだぜ、腕は二本でも命は一つだ」
てめぇ、言い放ちと男が殴りかかろうとする
大振りなストレートをかわして、コーヒーカップで頭を殴る
うずくまった男を蹴って、男たちに押し付け、バーを出る
呆気に取られていた男たちが、少し遅れてバーから出てきた
さっきよりも剣呑な雰囲気だ、相手にするのも面倒なので逃げようと思う
急いで階段を上り、部屋に入ってバックをつかむ、男たちも追ってくる。
ベッドのシーツを相手に投げつけ、その隙に窓から飛び降りる
とりあえず町外れまで逃げて森の中へ入る
川があったので近くに座る、腹が減った、何かないだろうと辺りを見まわすと
古びた釣竿がおいてあった、汚れてはいるが仕掛けも糸も使えそうだ
エサは何がいいかと考えるとポケットにピスタチオが少し残っていた
早く釣って朝飯の続きにしよう
ピッスタチオを小さく千切って針にかける
後は待つのみだ、釣りか・・・・・・・
そういえば昔はあいつとよくやったもんだ
あいつは事件が起きる1年前に、養父に引き取られたな・・・・・
物思いにふけっていると当たりがあった
なかなか大きそうだ、吊り上げる、イワナのようだ
かなり大きい、すぐさエラと尻尾に切れ目を入れて血抜きをする
完全に抜けたところで三枚におろして塩を振る
2時間もすれば干物になるだろう
寝転がって空を見上げる、秋の空気の味がした
秋は嫌いだった、忌まわしい記憶を思い出すからだ
目を閉じて考えるのも止める、東のギルドの奴らもここまで来ないだろう
昼寝でもしよう、そう思ってバックを枕にする

続く・・・・
 >>686 俺はテイマと戦士育てます
71と62でまだまだですが・・・・・・・

2

692 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 15:23:22 [ hNlLsBE2 ]

RED STONシリアスシリーズ
第五回 日はまた昇る

村が燃えていた、人が殺されていた
剣を持った剣士が人々を惨殺していた
孤児院も焼けていた、あまり好きではなったが育った場所だった
説教臭かった園長も死んでいた。孤児院の仲間が殺されてる最中だった
動けなかった、ただ見てるだけだった
全部、焼かれてた、すべて死んでいた
われに返ってそこから逃げた、途中で仲間が惨殺されてる光景を見た
断末魔が聞こえた、呆然としてると俺も斬られた
死んでるはずだった、でも生き残ってた。
何があったかよく判らなかった、変わらずに昇る太陽が憎かった
仲間を見捨てた自分も憎かった、惨めだった、死にたかった
でも、誓った、かならず殺してやると、あの軍隊を見つけて
地の果てまで追い詰めて、殺してやると、一人残さず最後まで
手がかりは兵士達が持ってた旗の模様だけだ

教会の鐘の音で目が覚める。嫌な夢を見てた
思い出したくなかった、でも忘れられない。
太陽は沈んでいた、街に戻って時計を見ると10時をさしていた
昨日受け取った地図の場所へ行くと、男が二人待っていた
よぉ、と声をかけると無愛想に返事をした
「今から東のギルドが発掘してる遺跡を荒らす
あんたは敵の気を引き付けてくれ、俺たちが埋蔵品を盗み出す」
わかった、と言って目的地に行く
東のギルドが発掘している遺跡はなかなかの規模だった
金銀財宝を運んでいる奴も居た
道理で、シーフギルド同士で対立するわけだな
バッグから脇差を取り出す、準備は万端だ
見張りをしている奴の目の前に躍り出て、いきなり殴りつける
異変に気がついた別の門番が笛を吹いて仲間を呼ぶ
集まってきた男たちに周りを取り囲まれる
朝見かけた顔も居る。人数は13人程度、全員の手に短剣が見受けられる
夜更かしは行けないぜ、と言って挑発のポーズを取る
斬りかかってきた男のナイフを手刀で叩き落とし、背負い投げで吹き飛ばす
任務の始まりだ、調度品を盗み出す役目の二人は遺跡の中に入るところだ
一旦戦いの輪から抜けて近くの森に入り込む
とりあえず、タバコに火をつける
軽く逃げながら、手にした長剣を木に向かって、抜き払う
一閃すると木が倒れて周りの奴らを押しつぶす
遺跡から二人が出てきたのを見計らい、森から出て、遺跡のほうに向かう
バッグからぴっくこの油を取り出して遺跡に投げる
そして、タバコを遺跡に捨てる。一瞬にして炎が遺跡を朱に染める
再び森に逃げ込む、追ってはこない、火を消してるのだろう
西のシーフギルドの小屋に戻ると、小屋の中にある箪笥が動き
地下へと向かう階段が現れた、案内されるがままに奥へ進むと、比較的大きな部屋があった
中に入ると小柄で色の浅黒い老人が椅子に座っている
「まぁ、座れ」と穏やかな声で言う、案内した男は部屋を出ている
ふぅむ、と言って顔を眺めた後に何かつぶやく
「まだ若いな、俺の息子ほども若い、幾つだ?」
23だ、とぶっきらぼうに答える
「名前は何だ?何が目的だ?」
名前、名前なんてあの日から捨てた、俺に名前は無い
「セルジュだ、金が欲しい、雇ってくれ」
偽名を答えると、老人は少し眉を動かす、
老人は棚から酒を取り出す
俺の前に酒が出される、上等なウィスキーのようだ
二人で黙々と飲み続けること20分ほど、老人が突然語り始めた

3

693 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 15:37:56 [ hNlLsBE2 ]

RED STONシリアスシリーズ
第六回 手がかり

「俺には昔息子が居てな、八年前に海で溺れて行方不明になった
名前はセルジュと言ってな、今年でちょうど23になるんだ」
「飲みすぎだもう、寝たほうがいい」
そうだな、と言って老人は奥へと去る
コップに酒をついで一気に呷る、何故だか酒を浴びるほど飲みたかった
瓶を空けたところでテーブルの上にある書類に気がつく
手にとって見てみるとRED STONE採掘と書いてある、おとぎ話じゃないのか?
なんとなく裏面に目をやると、そこにはあの印があった
あの日、せめて来た兵士達が持っていた旗のマークだ
書類をはじめから読んでみる、RED STONEを探すために
発掘した遺跡や、侵略した村の名前が事細かに載っていた
どうやら、このシーフギルドは末端組織らしい
本部はレッドアイと言う、噂で耳にする組織だった
どうやら、俺の人生に転機が訪れたらしい

4

706 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/28(日) 23:04:01 [ hNlLsBE2 ]

RED STONEシリアスシリーズ第七回 孤児院

早いもので用心棒に雇われてから半年もたつ
東のギルドは少し前に首領が病死したことを契機に自然消滅した
俺も腕を認められて遺跡発掘の総まとめをしている
ギルドでは首領の腹心の部下、No2に収まっている
あれからレッドアイの情報は一切つかめていない
毎日が退屈な日々だ、タバコをふかしながら景色を見てみる
公園では子供が元気に遊んでいる、子供の母と思われる女性たちが数人で話をしている
平凡な光景だが、自分には彼らが、独自の幸せの中に生きているように見えた
物思いにふけていると、ドアをノックする音が聞こえる
はいれ、と呼びかけると部下が書類を持ってやってきた
書類を受け取り、手で出て行くように合図する
新しい遺跡を見つけたらしい、やることも無いので見に行くことにする
現場に行ってみると、若い衆が一部に集まってもめていた
一人をつかまえて問いただしてみる
「はい、兄貴実は孤児院の下に遺跡があるんで、金を渡して追い払おうとしてるんですが
ぜんぜん応じないんですよ・・・・・」
孤児院ねぇ、少し考えてから部下を呼び集める
「お前ら、今日はあがっていいぞ好きにしろ」
「いいんですか?兄貴」
かまわない、と言って全員に仕事を止める命令を出す
女と子供がこちらをじっと見つめている
女のほうに近づくと少しおびえた顔をする
「悪かったな、子供が怖がったろう」と言うと女は少し驚いた顔をする
女がすこし困惑した顔で聞いてくる
「貴方、誰なの?一体何が目的」
「俺はシーフギルドの男さ、遺跡採掘してるんだよ」
少し話したいことがあるの、と言って女が孤児院に入るように進める
いいのかい?と聞くと、神妙な面持ちでうなずく
孤児院は俺が居た所よりも少し広かったが、物の貧しさは変わらないようだ
女がコーヒーを用意する姿をよく見てみる
目鼻立ちの整った柔和な顔、体つきは少し小柄だが腰と胸は丸みを帯びていて女性らしい
ギルドの奴らが手荒なことをしなかったのもうなづけるような気がする
テーブルに座ると、子供たちが奥から不安げに顔をのぞかせている
目が合った小さい男の子に手を振ってやると、すぐに引っ込んでしまう
女がコーヒーを置いて向かい側の椅子に座る
すこしコーヒーをすすってから口を開く
「あなたたち孤児院を壊すつもりなの?」
「まあな、遺跡を掘り出すのが俺たちの仕事だからな」
「ここの子供たちは戦争で行き場を失ったのよ
ここ以外に行き場がないの、わかるでしょ?」
「俺も孤児院で育った、だから気持ちはわかる
でも、ここじゃなくてもいいだろう?ギルドが金を払って場所を移ってもらうだけだ」
女は少し驚いた顔をして俺の顔を見つめながらコーヒーを飲む
俺もコーヒーを飲んで女の顔を見つめる
しばらく顔を見つめていると女が少し顔を赤らめて目線を逸らす
「ここは私の両親が残してくれた場所なの、壊したくないのよ
形見なのよ唯一の」
そっか、と言ってコーヒーを飲む、なかなかこの女も苦労したようだ
じゃあ俺帰るわ、と言って孤児院から出ようとする
女が腕をつかんでくる、ここは壊させないわよ、と言い放って腕を離す
なんとなく思いついた事を言ってみる
「君、男をしらないだろう?」
女が耳まで赤くして平手打ちをしてくる、図星のようだ
ふん、と言って俺から離れて奥へと引っ込む
結構痛いビンタだった

つづく


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最終更新:2008年07月08日 21:45