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RED STONEシリアスシリーズ-3


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709 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 10:52:02 [ hNlLsBE2 ]

RED STONEシリアスシリーズ
第八回  罪と罰

なんとなく後味の悪い感覚が残る、ビンタされた頬も意外と痛い
行きつけのバーに行ってソルティードッグとフライドポテトを頼む
ソルティードッグを一気に飲み干すと、喉から胃に熱い感覚が伝わる
ソルティードッグを飲み干すと、なんとなく外に出たい気分になった
フライドポテトをもって店の外に出る
町外れにある丘に行って見ることにした
西に向かって10分ほど歩くと小高い丘に出る
たいした所ではないが街を見下ろすことが出来るので若いカップルがよく集まっている
昼間なので人気は少ない、芝生のところに寝転がって空を見上げる
今日は曇りだ、すこし空を見た後に丘の裏側にある小川に行く
薄汚い釣竿を見つけたのでフライドポテトをエサにしてつりをしてみる
そういえば、ブリジヘッドに来てすぐの時も釣りをしたような気がする
色々と今までを振り返ってみる、これから何がおきるのだろう?
俺は孤児院をつぶすことになるのだろうか?あの女は俺を恨むだろうな
孤児院の子供も恨むだろう、そういえば俺は人に恨まれる人生だった気がする
対立していたシーフギルドの奴らも何人か殺した
数年前は追いはぎをして生きてきたこともあった
これから俺は何処に行くのだろう?怨み憎まれて、復讐を遂げたら何をすればいいだろう
親もいない、仲間もいない故郷もない、望みも無い、罪と罰だけ背負う人生
孤独だ・・・・毒蜘蛛のような存在、人の世に必要とされない
頭が重たい、飲みすぎたのかな?今まで一度も酒で不快になったことは無いな
疲れてるんだな、俺も、人は疲れる、孤独だ
疲れる、疲れる、疲れる、頭の中で声が反復する
つか、つか、つか、つつつつつつ・・・・れ・・・・・・・・・
体が重い・・・・・・・・

2

711 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 13:31:26 [ hNlLsBE2 ]

RED STONEシリアスシリーズ
第九回 葛藤

村が燃えてる、孤児院が焼けている、人々が死んでいる
俺はただ光景を見ているだけだ、動けない、目を逸らす事さえも出来ない
場面が変わる、孤児院の女が俺に言う
ここは壊させないわよ、と・・・・・・・
目が覚める、釣りをしたまま寝ていたようだ
日が沈んでいる、もう夜だ
シーフギルドに戻ってみる、孤児院にいた手下が寄ってくる
「兄貴あの女と寝たんですかい?」
馬鹿言ってんな、と言って自分の部屋に入る
部屋に入ってタバコを吸うと、扉をノックする音が聞こえる
兄貴、首領が呼んでますぜ、少し緊張した声で部下が呼ぶ
わかった、といってタバカを灰皿に押し付けて消す
首領の部屋に入ると開口一番、まぁ座れ、と言われる
首領が酒を俺についでくれる、上等なワインだ
「今日はどうしたんだ?珍しいじゃないか仕事を途中で止めさせるなんて」
それは、と言って言葉に詰まる
「何もお前を責めてる訳じゃない、お前だって人間だ、感情に左右される事もあるだろう
ただ、一つ聞きたいのは、その理由だよ、何があったのか話してみろ」
「俺は孤児院で育ったんです、だから何となくね」
ふうむ、といって首領は一口ワインを飲む
「お前は少し遺跡発掘の指揮を止めろ、最近働きすぎだろう、すこし休め」
「その間に、孤児院を潰すのですか?」
返答は無い・・・・失礼しましたと言って部屋から出る
俺はどうすればいいだろう・・・・・・・
部屋に戻ってウィスキーを飲む、無性に腹が立つ
この地位まで上り詰めて、あの事件の確信に近づけたはずなのに
どうすればいいだろう?ウィスキーをあおる
もう寝てしまおう、重い体をベットに運んで寝る
今日はつかれる日だった

3

717 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/31(水) 20:05:00 [ hNlLsBE2 ]

RED STONEシリアスシリーズ
第十回 ゴーファの希望

目が覚める、ウィスキーの感触が頭に残って気分が悪い
だが、それ以上にこれから自分がどうするか、そのことで頭が痛くなる
故郷を襲ったレッドアイの情報の為に孤児院を潰すか・・・・・・・
それとも、孤児院を守るか・・・・・・自分の考えがおかしく思えてくる
守る?どうやって?どうすればいいのだろう?
人は一人で生きていけないと言う、俺はいつも一人で生きてきた
そんな俺が何かを守るのか?それでいいのか?レッドアイの情報はどうなる?
考えがまとまらない、誰かに助けて欲しい
誰か?俺も結局人に頼るのか?つらいな・・・・・・・・
窓を開けて空を見てみる、空は悲しいほど晴れていて、秋から冬への変化を感じさせる
コーヒーを飲んでから町にある駄菓子屋に向かう
そこでキャンディーとクッキーを買い込み、孤児院のほうへ向かう
朝早くなので孤児院は静かだ、玄関に駄菓子の箱と手紙を置いておく
カラスが世界の破滅を知らせるように、自分に向けて鳴く
何となくカラスを見ているとカラスが口をあける
来るんだ、ゴーファの希望に選ばれたものよ
頭の中で声が聞こえた気がする、カラスをじっと見つめる
カラスが首を振ってうなずく、声の主はカラスだろうか?
馬鹿らしい気もするがカラスに声をかけてみる
おい、とカラスに向かって言うとカラスはうなずく
調停者よ、ついて来なさい、と頭の中で声が聞こえる
調停者?何のことだ?ゴーファの希望?ゴーファは太古の大魔術師のはず、既に死んだのでは?
わからない事だらけだがカラスについていく
10分ほど歩くと森の入り口についた、頭の中で(下を見ろ)という声が聞こえる
声にしたがって下を見てみると、ちょうど足元に魔方陣がある
乗れ、と言う声にしたがって魔方陣の上に立つ
すると魔方陣が光を出しながら大きくなり始める
そして、次の瞬間、目の前に巨大な石で出来た門があった
門をよく見てみると、さっきの魔方陣が描かれている
あたりを見回すと門以外は何も見当たらない
何もと言うよりも地面が見当たらないのだ、自分がいる半径20メートル石畳の場所は
どうやら空中に浮かんでいるらしい、とりあえず石で出来た門に触れてみる
すると魔方陣が輝きだし、驚いたことに石の門がクニャクニャと波打ち始める
門の波うちは終わって、代わりに人が簡単に通れるアーチ型の穴が開く
中に入ると、大きな竜の石造が大きく口を開けている
竜の石造以外は何も無いので、石造を眺めているとあることに気がつく
竜の口に何かあるのだ、近づいて調べてみると、中には短剣が置いてある
口から取り出して、短剣を鞘から抜き払うと明らかに鞘よりも長い剣が出てくる
驚きつつも振り回したりしていると、あることに気がつく
これは俺が夢で見つけた剣だと・・・・・・・・

綺麗な色に光る剣を見ていると、耳元でうなり声が聞こえる
振り返ってみると石造だった竜が変化して、本物の竜になりつつある
逃げようと思い、入ってきた門に向かって振り返ると、アーチ状の穴は消えていた

4

723 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/03(土) 13:59:24 [ hNlLsBE2 ]

RED STONEシリアスシリーズ
第十一回 死闘
石造だった龍が、生身の体になる
龍の視線はじっと自分に向けられている
悪意は無い、殺意だけだ、胃に殺意が入り込んでくる
気持ちが悪い、だがここで負けてはいけない
しばらく龍とにらみ合う、時間の感覚が無くなる
龍が少し体を振るわせる、それでも龍とにらみ合う
龍が雄たけびを上げて襲い掛かってくる
長い体をうねらせて、鋭いつめの生えた腕を振るう
一歩後ろに下がる、つめは当たらない、再び龍とにらみ合う
手に持った剣を上段に構える、龍が体をうねらせながら
また腕を振るってくる、後ろに飛びつつも剣を横に一閃する
血が飛び散って赤い花を咲かす、龍が声を上げる
苦痛ではない、怒りによるものだろう、再び剣を上段に構える
龍とにらみ合う、龍も俺もまだ覇気は失せていない
片手でバッグをあさり、ダガーを取り出す
筆を振り上げて龍が殴ろうとしてくる、斜め後ろに下がってダガーを龍の目に向けて投げる
目には当たらずに瞼を切り裂く、それでも効果はあったようで龍が苦しげに呻く
龍が怒りに任せて真正面から突っ込んでくる、前転をするように懐に飛び込み
逆鱗と称される場所を刺し貫く、背中に熱い感覚が走る、爪がかすったらしい
一瞬の沈黙、そして断末魔、血が降りかかってくる
剣を引き抜く、すこし剣を見てからあることに気がつく
剣がまったく汚れていないのだ、血の跡すらない
剣を置いてその場に座り込む、今殺した龍を見てみる
ドラゴンと呼ばれるものではなく、東の島国で言い伝えられている龍だ
龍の目からダガーを引き抜くために、龍の頭に近づく
すると額に何か埋め込まれていることに気がつく
ダガーで額を切り、中にあるものを取り出してみる
綺麗な青色をした宝石だ、丁寧に加工されている、とりあえず鞄に入れておく
剣を鞘に収め、出口を探す、いつの間にか石の壁にアーチ状の穴が開いている
歩くたびに体が重くなる、傷のせいで熱が出てきている
龍と戦った部屋からでて、魔方陣に触れる、光に包まれて、もとの森に戻ってくる
何とか歩こうとするが力が入らない、意識が朦朧とする
一歩も動けない、仕方ないので目を閉じる
これからどうなるのだろう・・・・・・・・


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最終更新:2008年07月08日 21:52