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世界一の津波

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ryokonet

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世界一の津波

1958年7月10日のアラスカ大地震で起きた津波が、世界最大といわれる。この津波は、アラスカ州のジュノーから200㎞ほどにあるリツヤ湾に到達し、高さ524mの波高を記録した。これは観測史上最高で、「リツヤ湾大津波」を呼ばれる。この津波の高さは、東京タワーや、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルよりも高いが、ここが未開の地であったため、犠牲者は周辺にいた船員2名だけである。高さ10〜20mほどの津波で、2万人ほど死者・行方不明者が出た東日本大震災や、高さ10m強の津波で23万人の死者が出たスマトラ島沖地震の津波とはかなりのちがいがある。524mは、東日本大震災で分かっている最高の高さである9.3m(相馬・福島県)でわると、56.344(小数第4位を四捨五入)倍である。もし、東日本大震災犠牲者2万人を56.344倍すると、112.688人となる。これは、仙台市の人口を上回る数である。とにかく、津波到達地がアラスカだったのは、運が良かったと言えるだろう。
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