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G-3

三話 機械の想い、機械の心

雪鎖「さあて、そんじゃ、そろそろ帰ってくれていいぞ」
月光「返事はいつ聞きに来るんですか?」
スカル「あるとき突然、お前の前に誰かが行くことになる。 まあ、いつかはわからん」
ミライ「三日以内」
スカル「言うなよ(笑)」
月光「わかりました」
??「それでは、出口までご案内します」
 聞いたことあるような?
 これは・・・・!?
月光「CROD・・・ZERO・・・」
CZ「CZと呼んでください」
ディール「・・・」
 60年前に開発された、超高性能のAI。
 まるで機械とは思えないような俊敏な動き、無駄の無い動き。
 そして、人間のような声、そして感情の豊かさ。
 最新鋭の機械をも上回る、全自動のAI。
雪鎖「よ、CZ」
CZ「おはようございます、雪鎖さん」
 おはよう?
 今、何時なんだ?
雪鎖「現時刻、7月23日午前5時24分6秒。7・・・8・・・9・・・」
 おお、日付変更してんじゃん!
 うわー、今からじゃ帰れねぇ。
切眼「今日はこのまま登校時刻までここで休んでいったらいいわ」
月光「そうさせてもらいます」
ミライ「まずい、予想よりも早く来たみたいだ」
スカル「何? 本当か?」
ミライ「敵襲!!!!!!!」
 え、ちょ、何???
 敵襲???
 バ、バグか!?
月光『11時の方向、距離500』
 自然と口が動く。
 ある程度の距離なら、どこに何が在るか、何がいるかが分かる。
切眼「フォーメーションは!?」
スカル「フォーメーションα、すぐに準備しろ」
切眼「総員に告ぐ、敵襲だ!11の方向より、バグが襲来!フォーメーションα!」
 警報が鳴り響く。
 周囲からは足音が複数。
スカル「さあて、行こうじゃないか」
月光『4時の方向より、別の部隊が接近。距離460』
切眼「二部隊目だと!?」
月光『6時の方向より、別の部隊が接近。距離570。迎撃体制に移ります』
 三部隊同時。
 これはきつそうだ。
月光「あ、魔紙がない」
 魔紙(まし)とは、魔方陣を作るときに使う紙のことだ。
 これの中には魔力が封じられていて、魔力の属性によって色が変わる。
スカル「これか?」
月光「ありがとうございます」
切眼「あんた、戦えるの?」
月光「種族的に、自然と戦い方を覚えてしまってね」
 ほんと、いい迷惑だ。
月光「11の方向、現在、距離300。 4時の方向、現在、距離320。 6時の方向、現在、距離425。 えっと、外に出してもらえません?」
スカル「ついて来い」
CZ「行きましょう」
雪鎖「はぁ・・・」
切眼「期待しないでおくわ」
月光「そりゃどうも」

◇★◇

月光「<紫陽花>」
 地面にカードを4枚投げる。
 そしてできた魔方陣から、紫陽花の花びらが出てくる。
 それに触れたバグは傷ができ、傷口から毒が入る。
 そして、挙句の果てに・・・。
蟷螂「ギアアアアァァアァァ!!!!!!」
 死ぬ。
月光「<鎖桜>」
 真上にカードを7枚投げる。
 そして桜の花びらを散らす。
 この桜の花びらは虫が嗅ぐと眠るにおいがする。
 人間にとってはいいにおいなんだが。
蝶「ヒュ・・・ヒュゥ・・・」
 寝ているうちに、他の武器で殺せばいい。
スカル「やるな」
 スカルさんはアサルトライフルで近くのバグを殺している。
 寝ている奴らもだ。
月光「<雷撃 白>」
 相手の上に10枚のカードを投げ、その中心に白のカードを投げる。
月光「離れてください」
 魔方陣からは雷が落ちてくる。
 轟音と閃光。
CZ「<黒>」
 CZさんは何かを呼び出している。
 黒・赤・緑・緋・紫の全てが、CZさんには入っている。
黒「フミンヤトイミストウチナサヤヂ」
 意味が分からん。
 何を言ってるんだ。
ディール「きゃっ!」
 ディールさんの前には巨大な蜘蛛がいた。
 あの距離では間に合わない。
CZ「危ない!」
 その時、CZさんがディールさんをかばった。
CZ「ぐっ!!!!!」
 背中を突き刺され、大量の血を流している。
ディール「っ!!」
月光「CZさん!」
スカル「くそっ!」
月光『母体に以上を確認しました。CORD-TWOを開放します』
 マズイ。
 意識ガ薄レテイク。
 抑セイしなイト。
 コードつーガ、開ホウサレる・・・。
月光「と・・・・まれ・・・・・」
スカル「!?」
 ダメだ。
 こードツーは、危険ダ。
月光「うあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
 僕の意識は、そこで遂げいれていた。
月光【機械の心が開放されます。ご注意ください】
月光『機械の想、機械の心を放出します』
 最後に見えた景色は、CORD-TWOがバグを皆殺しにする光景。
 視るに耐えない、無残な光景だった。

NEXT・・
最終更新:2011年11月19日 12:38