第十三奏 研究所へ
旧バイオ兵器研究所/入り口
漆黒の羽「行くぞ!」
RAIN「任せろ!」
??「グァァァァァ!!」
バイオ兵器のプロトタイプ、<レイズ>。
漆黒の羽「邪魔だ!」
レイズ「グァァァ!」
周りにはバイオ兵器の死体がいくつも転がっていた。
GREYU「ここは任せろ。俺が食い止める」
RAIN「了解。 死ぬなよ」
GREYU「まだ、死なないさ!」
空からは雪が舞っていた・・・。
残り、5人
旧バイオ兵器研究所/遊撃室
OSUPU「っ!」
RAIN「っち!」
??「・・・・・」
漆黒の羽「・・・・・・──だな?」
??「ああ・・・・」
静寂が場を包む。
漆黒の羽「──────と、───だろ?」
??「そうだ・・・」
漆黒の羽「───! ───だって、そう言ったろう?」
??「それは昔の話だ・・・」
いまいち会話が通じない。
漆黒の羽「だがそれでは、────────だろう?」
??「確かに・・・」
漆黒の羽「なら、何故────!?」
ほとんど声にならないような声で叫ぶ。
??「おまえには分からないさ・・・」
漆黒の羽「ああ、分からないね。おまえが何故、──────のか」
ところどころは声がほとんど出ていない。
??「おまえなら、俺の意思が分かるかと思ったのにな・・・・残念だ」
漆黒の羽「やるか?」
??「ああ。この先には通さない」
漆黒の羽「おまえだって、俺に勝てないことぐらい、わかっているだろう?」
??「それでも、俺はやらなければならないんだ。 ───────のためにも・・・」
漆黒の羽「何?」
最後の言葉は、ほとんど聞き取れなかった。
??「いくよ・・・・」
ガシッ!
??「なっ・・・・」
DEFOST「おまえらは行け・・・」
RAIN「DEFOST・・・」
DEFOST「ここは、俺に任せてくれないか・・・」
漆黒の羽「・・・・・いいだろう」
RAIN「必ず、かえって来いよ」
DEFOST「分かってるさ・・・」
??「・・・・・・」
静寂の中、一滴の水滴が、水溜りへと落ちた。
残り、4人
旧バイオ兵器研究所/A-54通路
漆黒の羽「ふざけんなよ・・・」
ATX-5『ターゲット発見。排除に移ります』
全自動二足歩行型戦闘AI、<ATX-5>。
ATX-6『ターゲットを確認。発射シーケンス作動』
全自動飛行型ミサイル搭載AI、<ATX-6>
漆黒の羽「研究所もろとも吹っ飛ばすつもりか・・・」
ザッ・・・・
ガシャン!
ATM-5『ターゲット・・・・確・・・・に・・・・』
ドガァン!
OSUPU「ここは俺が引き受ける。さあ、進め」
RAIN「まったく・・・・死んだら、骨まで焼くぞ?」
OSUPU「死んだら、焼かれても気づけないがな」
漆黒の羽「行くぞ」
ゴムの焦げるような嫌な香りが、施設に充満していた。
残り、3人。
旧バイオ兵器研究所/C-53通路
RAIN「正気とは思えないぞ・・・」
三春『敵を発見しました。これより、戦闘に入ります』
まるで本物の女性のような透き通る声。
自己発電式人型近接戦闘型AI、<ミハル>。
三夏『て、敵を発見。えっと、戦闘を開始し、しまふ』
どこかおぼつかない言葉遣いの声。
自己発電式人型狙撃型AI、<ミナツ>。
三秋『やっほー!三秋でーっす!』
まるで子供のような明るい声。
自己発電式人型重装備型AI、<ミアキ>。
三冬『敵発見、ターゲット3名、これより、排除を開始したいと思います』
まるで、どこかの巫女かのように、清楚な雰囲気がある声。
自己発電式人型空撃型AI、<ミフユ>。
RAIN「こんなAIまで持ち出して・・・」
漆黒の羽「さて、どう切り抜けるべきか・・・」
JOKER「待って。 ここは、私が引き受ける」
RAIN「ほんとに、いいのか?」
JOKER「まあ、私以外に、もう引き受ける人がいないからね」
漆黒の羽「俺がやったほうが、いいんじゃないか?」
JOKER「ううん。ここは、私に任せと欲しい」
RAIN「わかった。必ず、かえって来いよ」
JOKER「わかってるよ」
外からは、正体不明の叫び声が響き渡っていた。
残り、2人。
旧バイオ兵器研究所/メインコントロールルーム
漆黒の羽「やっと、見つけたぞ」
RAIN「久しぶりだな」
??「・・・・・」
NEXT・・
最終更新:2012年02月13日 18:33