クレイモア

claymore

歴史:14世紀~18世紀
地域:西ヨーロッパ
全長:100cm~190cm
重量:2kg~4.5kg


ツヴァイハンダーと並び両手剣の代名詞とも言えるこの剣は、北部スコットランド人
「ハイランダー(Highlander)」が用いた大剣である。

一般的には当時の両手剣の中では比較的小型であり、両手剣でありながら素早い攻撃が可能な
剣として認識されている。
しかし実際にはその大きさにはバラつきがあり、小型のものから大型のものまで様々であった。
他の両手剣に比して素早い攻撃というのは、それを操る勇猛果敢なハイランダーの精鋭がゆえの
伝承ではないだろうか。

どのクレイモアにも共通した特徴としては、いたってシンプルな幅広の刀身に十字型の柄、
刃先の方へ傾斜して張り出した鍔と、その先端に付けられた四葉型の飾り輪である。

18世紀以降、近代の軍の中でのスコットランド人部隊に好んで使われた片刃剣に対しても
同じくクレイモアの名で呼ぶ事もあるが、こちらは「バックソード」と呼ばれるものと似た
形状をしたサーベル型の武器で、全く異なるものである。

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最終更新:2014年09月11日 01:29