146 名無しさん@秘密の花園 [sage] 2009/09/16(水) 00:14:11 ID:ueHh9aeC Be:
南浦・津山ss灯火
出先なんで、携帯からですいません
多分4~5スレほどお借りします
ぶっちゃけ>>137の焼き直しです
南浦さんのキャラ分からんのでほぼオリキャラみたくなってます。苦手な方はスルー推奨です
↓
《げん担ぎ?》
全国高校生麻雀大会長野県予選個人の部。
すでに私の個人戦は初日の時点で終わった為、二日目の今日は同じく初日で敗退した妹尾さんと二人で気ままな観戦客……
嘘、部の先輩と後輩の応援っていう大役を担ってる。
……はずだったんだが……
今ちょっと困った事になっている。
昼の休憩で先輩達とご飯を食べて、少しお手洗いにでもと一人外れたのが間違いだった……
別に迷った訳じゃない。確かに広い会場ではあるけれど、ちょっとした案内プレートなんかも出てるから迷う方が難しい……と思う。
目の前に静かに泣いている見知った女の子がいるんだ……
いや、見知ったといっても昨日初めて会った娘。個人戦の中のたった一戦で当たっただけの……
ちょっと、いやかなり不思議な子だったし、彼女に負けたのを皮切りにズルズルとといった感じで負けが込んでしまったわけだが……
勝ち負けは勝負事の常。恨み言を言うつもりもないし、彼女に思うところもない。
別に深い知り合いでもなし、別の学校の子。放っとくのは可哀想だが、私はお節介が苦手なタイプ……のはずなのに
「何を泣いている?どうかしたのか?」
知らず私は声を掛けていた。
「っ!!……お祖父ちゃんと連絡着かなくて……お昼ご飯が……」
「連絡がつかない?携帯は繋がらないのか?」
「それが……電源が切れてるらしくて……お祖父ちゃんすぐに充電し忘れるから」
「ふむ……ならば館内の放送で呼び掛けて貰えばどうだ?」
「そ、そんな恥ずかしい事できません」
「……そ、そうなのか……」
参った……どうすればいいのかわからない。本当に私はこういう事態が苦手なんだと痛感させられる。 だが二人して唸っていても始まらない。ならば目先の問題一一彼女の昼食をなんとかできないか
「まぁ……なんだ。お祖父さんが心配かも知れないが昼の時間も限られているんだ。弁当でも買ってくればどうだ?」
「ダメなんです!」
「むぅ?」
「ナンじゃないと……私の麻雀を打てない……」
とことん不思議な子だ。そういえば、先鋒戦で当たった清澄の子も持ち込んだタコスを食べられて泣いていたが、食べ物で『げん』を担ぐような事が流行っているのだろうか?
「仕方がないな……ならナンを買いにいこうか」
《対局再開まで後十五分です》
「あっ!!」
「むぅ時間もないか……売ってる場所はわかるか?」
「えっ?あっはい。分かります……けどお財布が……お祖父ちゃんに預けてて……」
「貸してあげる」
「えっ!!そんな悪いです。お昼我慢しますから」
「泣くくらい困っていたのだろう?貸すだけ……後で返してくれればいい……時間がない。急ぐよ」
言葉と共に彼女の手を取ると一路ナン探しへ
「あっ、睦月さんお帰りなさい。具合悪いんですか?」
「いや……少し迷ってしまった」
「広いもんねぇココ。あっもうすぐ始まるみたいだよ」
「うむ」
結局走ったおかげかわからないが、無事にナンを買えた。生憎、彼女のお祖父さんには会えなかったようだか、大会が終わった後も会えていないようなら一緒に探してあげるのも悪くない。
まだ貸したままだから……
最終更新:2009年09月22日 12:19