355 :合宿Ⅱの①:2009/12/12(土) 18:19:46 ID:cDdXZJ8x
出演:あゆむと純とキャプテンと…あとみんな また合宿の話
百合分そこはかとなく しんみり分小さじ一杯 ばか度MAX エロひとつまみ
10スレ724 の続き 懲りずにいきます それでは、
↓スタート
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「あした晴れたら」
「大丈夫、慣れっこです。やるべきことは沢山あります」
ここは龍門渕家、杉乃あゆむは朝から忙しく立ち働いていた。
他の面々は、4校合同合宿参加のため、昨日の朝早く出発した。今はあゆむひとりである。
広大な屋敷のなか、他の使用人と接触する機会はほとんど無かった。
昨日5人を送り届けた後、ハギヨシは戻ってきたが、今日は朝から顔を見ていない。
清澄からの招待状には、龍門渕高校の団体戦出場者5名を招待したい旨、記されていた。
透華はあゆむも連れていきたがったが、あゆむは辞退した。
「私が参加しても、お邪魔になるだけですし、先方の準備の都合もあるでしょうし…」
あゆむも同校麻雀部の一員であることに変わりはないが、正直麻雀には全く自信が無い。
そもそも透華が選りすぐって集めた純たちとは、その地力の差は比べるべくも無かった。
「仕方ありませんわね…。いいでしょう、私たちが留守の間、ゆっくり羽を伸ばしなさい」
少しだけ悲しそうな顔をしたあと、優しく微笑んで透華は言った。
休暇の許可が下りた訳だが、いざ休めと言われても、どうにも落ち着かない。損な性分だ。
「洗濯物はリネン室に持ってったし、書斎のお掃除も済んだし、後は東側の廊下掃除と…
あ、もうこんな時間!ころも様と皆さんのおやつを準備しないと……って」
…ああ、そうだった、今日は独りなんだった。
「…大丈夫。独りぼっちは慣れっこです。ええ、大丈夫ですとも」
むんっと一つ気合を入れると、バケツとモップを抱えて東の廊下へと向かった。
* * *
4校合宿も2日目を向かえ、午前中から本格的な特訓がスタートしていた。
まずは小手調べと、各校で固まらないように組み合わせ抽選をして、半荘3回戦を行った。
井上純は、トップ2回、2着1回で午前の対局を終えた。
まずまずのすべり出し、と言いたいところだが、純は不満だった。「…おもしろくねえ」
直後の昼食は、この手の合宿定番のカレーだった。食堂は大変賑わっている。
純は、これでもかと大盛りにしたカレー皿を持って、お目当ての相手に近づいた。
「隣、いいかい?」 「ええ、どうぞ」
福路美穂子がにっこりと笑う。先程の対局者のうちの一人だ。
「…やっぱやるな、あんた。次は負けねえ」
「? おかしなことを言うのね。勝ったのはあなたよ?オーラスのハネ満、素敵だったわ」
「様子見…だろ?勝った気がしねえよ」 「そんな、買いかぶりだわ。私は…」
「あんたまだ一度も右目を開いてねえ」 「えっ…」 美穂子が右目をそっと押さえた。
「別に怒ってるって訳じゃねえんだ。あんたを本気にさせられないのは、俺の力不足さ」
「こ…これは、そんなのじゃ無いの…。井上さんはとても強いわ。力不足なんてこと…」
「お世辞はいいよ。あんたにそう言われると光栄だけどな。まあいいさ、目標ができた。
この合宿中にあんたの右目を開かせて、…あの綺麗な青い瞳、もう一度拝ませてもらうぜ」
「!………」 みるみる美穂子の顔が朱に染まった。
「どした?」 純は無自覚である。ある意味タチが悪い。
「キャプテーン、お待たせしま…にゃっ!井上純!」 池田華菜がやってきた。
「よお、池田。調子はどうだ?お、そうだ、後で腹ごなしに卓球やろーぜ」
「OK!受けて立つし!…ん?キャプテン…顔赤っ!じゅんっキャプテンに何をした!」
「へ?何って別に、話してただけ…」 「か、華菜!なんでもない、なんでもないのよ」
「ワハハ、いやーやるなあ、純くん」 後ろの席に座っていた蒲原智美が振り向いて言った。
「高嶺の花、皆の憧れ福路美穂子嬢を口説こうとは。さすが噂のイケメンだー」
「にゃっ!く、くどっ!?」 「口説いてねえ!それになんだイケメンって!俺は女だ!」
「聞こえたぞー、キミの心を開いて、その綺麗な瞳で見つめてもらいたい…とかなんとか」
「言ってねーーっ!」 「か、蒲原さん、誤解ですっ聞き間違いです!」
「かおりも聞いたよなー?」 隣の妹尾かおりに蒲原が訊いた。
「え、えと、ちょっとドキドキしちゃいました」 かおりがもじもじしながら答えた。
「おおにょれーいのうえじゅんーー!いい奴だって、ナイスガイだって思ってたのにー!」
「だから口説いてねーっての!ってか、ガイって何だ!ガイって!!」
ここにきて周りの注目を集め始めた。皆、興味津々でこっちを見つめている。
「フゥーーーーッ!!」 突然華菜が厨房へ駆けて行き、カレーを超大盛にして戻ってきた。
「じゅん!勝負だし!」 涙目で吼えた。
「華菜、や、やめなさい!」 「よ、よしなよ華菜ちゃん!(涙目かわいい~っ)」
「止めないで、キャプテン、みはるん!!女には、引くに引けないときがある!!」
「誤解だってのに!でもまあ、挑まれて逃げるわけにはいかねえなあ!!」
大盛カレー早食い勝負だ!…って、何でそうなるのかはよく分からないが。
「も~華菜ちゃんやめなよ~」 「だいじょぶ!カレーは飲み物って誰かが言ってたし!」
いつの間にか集まったギャラリーがやんやと囃し立てる。
合間の水はコップ1杯!福神漬けはひとつまみ! スプーン、構えっ!レディ~…GO!!
「もががっふがっ!ごくんっもぐもぐ」 「んにゃがががっ!もごもごごっくんもぐもぐ」
(※スレを見てる良い子のみんな!マネしちゃダメだじょ!ご飯はよく噛むんだじぇー!)
「あはは、福路さん、口説かれちゃったの?やっぱり魅力的な人は放っておかれないのね」
「う、上埜さ…、いいえ、イイエッ!誤解ですっ!わ、私、口説かれてなんかいません!」
なぜか必死なキャプテンであった。
「まぁたあの2人かい、ようやるわ。部長、止めんでいいんか?」
「ん~…、いいんじゃない?なんか盛り上がってるし!」 久はちょっと楽しそうだ。
「いい加減じゃのう。はぁ、しゃーない、胃薬でも用意しとくか」 まこが呆れて言った。
そのとき、ワァッと歓声が上がった。勝負がついたらしい。
「ハァハァ、うぷっ い、いい勝負だったぜ!」 「う、うう~うっぷ、ま、負けたしー」
「華菜ちゃん!平気?気持ち悪くない?」 みはるんが華菜の肩を抱く。
「何度も言うけどな、誤解だ。池田、これで納得してくれたか?」
「うにゅー…仕方ない、納得するし」 …だから何でそうなるのかは、よく分からない。
「ブラボー!凄いわ二人とも。健啖ねえ」 久が拍手をしながら近寄り二人の健闘を称えた。
つられて周りから拍手が巻き起こる。ワーパチパチパチパチー
「へ?…にゃははは、照れるしー」「賞品出しちゃおうっかなー」
「なにっ!何を?」 「そうねー、レトルトカレー三日分!とか、どう?」
「「遠慮します…」」 二人同時に答えた。
「さてと、…蒲原の旦那、聞きたいことがある」 純がおもむろに蒲原に声をかけた。
「ん?なんだい?」 蒲原は、いつものようにワハハっと笑っている。
「…わざとだな」 「んー?何が?」
「とぼけんなっ、わざと話膨らましておちょくったろ!何でだ!」
「ワッハッハーばれたか。しかし愚問だよ、純くん。それは何故かと問われるならばだ…
そのほうが面白いから! に決まってるだろーワハハ」
「くわー!このやろっ!」 「えっ?嘘なの?ひどいし!」 驚く華菜。
「嘘じゃないよー。ただちょっと味付けをば。かおりはホントに聞き間違えてたしワハハ」
「…上等だ。確かあんた、胸でかくしたいって言ってたよな。俺がマッサージしてやろう」
ポキポキと指を鳴らす純。
「ワハハ、…優しく?」 「いんや、荒療治」 めきめきと指を握る。
「ワハハせっかくだが…遠慮しとこうかっ!」 言うが早いか、脱兎のごとく駆け出した!
「おわっ、待てこら!池田ァッ!追うぞ!!」 「おうっ!!」
「だめだよ華菜ちゃん!お腹痛くなっちゃうよー!ああ、もうっ!文堂さん、純代ちゃん、
追うわよ!華菜ちゃんを止めなきゃ!!」 「は、はい!」 「…(こっくり頷く)」
風越の面々が華菜の後を追った。
「あわわわわった、大変!智美ちゃんを助けなきゃ!睦月さん!」
「う、うむ!とにかく追いかけよう!」 「…智美ちゃんは、私のなんだからー!」
かおりと睦月がダッシュした。
「おお、鬼ごっこだな!負っけないじょーー!!」
「わーい、かけっこー!さきっ!ののかっ!ころもに続けーーっ!!」
「ええっちょっちょっと、待ってころもちゃん!うわっひゃっ」 ぺちょっと転ぶ咲。
「み、宮永さん!大丈夫ですか?衣さん待って!宮永さんが!」
和が咲を助け起こし、二人で衣を追って行った。
あっという間に、蒲原を先頭にして、マラソン集団ができてしまった。
食堂の窓から、いつの間にか宿舎から出て、外を駆け回る一同が見えた。
「ワハハウフフ♪ つかまえてごらんなさ~いw」 「ぬわーっ腹立つ!待てーー!!」
「あーあー、みんなして…。止めんでええんかいな」
「ん~…、別にいいんじゃない?文科系の部活だし、日頃の運動不足の解消ってことで」
「はぁ、ほんまにいい加減じゃのう」
「あはははは、速い速い!みんな、がんばれーー!」 久が子供のようにはしゃぐ。
「あんたら、ほどほどにしときんさいよー!午後は2時から特訓じゃけぇ遅れんようになー」
「ああっ、華菜が転んだわ!大変っ!華菜!」 美穂子があわてて外へと向かった。
「あら、あなたたちは行かないでいいの?」
透華、はじめ、ともき、加治木ゆみ、東横桃子の5人が残っていた。
「付き合いきれませんわ。まったく純ときたら」 透華が言った。
「…追いつきそう」 ともきがポソッとつぶやく。
「ああ、惜しい!もうちょっとだったのに!純、がんばれー!」 はじめが叫ぶ。すると、
「じゅんー!誇り高き龍門渕の名に懸けて!遅れをとってはなりませんわよー!!」
思わず声援を送る透華であった。
「先輩、蒲原先輩大丈夫っすかね?」 モモが訊いた。
「ふむ。井上の身体能力は相当に高そうだが、あれだけの量のカレーを摂取した直後だ。
蒲原はあれで妙にすばしっこいからな、心配ないだろう」 ゆみが冷静に答えた。
「蒲原先輩、ジョグが趣味だって言ってたっすからねー」
「むしろ、妹尾と睦月のほうが心配だな」 その二人は早々にバテてふらついていた。
「わっホントだ。かおりん先輩!むっちゃん先輩!がんばるっすよー!!」
「ワッハッハー、楽しーなー、純くん!」 「だーっ!ぜってー捕まえるっ!!」
とは言うものの、先程まで怒ってたはずが、いつの間にやら笑顔になっている純であった。
抜けるような青空に、皆の歓声が吸い込まれていった――。
* * *
「ふう…、さて明日はどうしましょうか」
就寝前、あゆむは鏡台の前で髪をときながら、ため息をついた。
ここは龍門渕家、あゆむの私室である。
透華たちが帰ってくるのは、明後日の夜だ。明日も一日独りで過ごさなければならない。
目に付く仕事や仕掛りの仕事は、あらかた片付けてしまった。
学校の宿題も終わらせてしまった。 「あ、そうだ編み物を…」
去年のクリスマス、あゆむは透華に手編みのマフラーをプレゼントした。
透華は大変喜んでくれた。
最上級のカシミアのコートによれよれのマフラーといういでたちで、透華は一冬を過ごした。
その奇異な格好を見て、あゆむは自分のしでかしたことに気付き、透華に謝って、
マフラーをはずしてくれるように懇願した。
(「何故謝りますの?私、このマフラーとても気に入りましたわ。
このままでかまいません。これが一番あたたかいのですから。…ふふっホントよ」)
…あのときの透華の笑顔が忘れられない。
あゆむは申し訳ないやら嬉しいやらで、複雑な心境になったことも覚えている。
「今度はもっときちんとしたものを、透華さまにふさわしいものをおつくりしなくては。
そうだ!今度は手袋も」
「なにせ5人分です。今からはじめなくては間に合いませんね」
これから夏本番であるが、自分の腕前と、メイドの仕事と学業(少し麻雀部の活動も)
の時間のやりくりとを考えると、すぐにでも取り掛かるべきであるように思われた。
「なんだ、明日もやることはあるじゃないですか。うん、だいじょうぶ、大丈夫!」
―…ポタッ
「え…」 ひざに置いた手の上に、何か温かいものが落ちてきた。
鏡を見ると、寝巻きを着た自分が―… 「あれ…」 いつの間にか、涙を流していた。
「や、やだな、私ったら、何で?独りぼっちなんて、慣れっこなのに。
…透華お嬢さまに出会う前は、ずっと、独りだったじゃない。それで普通だったじゃない!
ばかあゆむ!こんなの、お…おかしいよ!こ、これくらい、ひ…ひとりでいることくらい」
鏡の中の自分が、震えて表情を歪めた。
「う…うぅ、と、とーかお嬢さまぁう、嘘ついてましたあ、ひっく、さ、寂しいですうぅ」
堰を切ったように、涙がぽろぽろとこぼれた。
「嫌ですもう独りは嫌なんですもうもうもうもうっ!ごめんなさいごめんなさい誰か助けて
たすけてっ!…だれかっ…じゅ、じゅんさんっ!」
ブゥーン! 「ひゃっ!」
そのとき突然、携帯電話の着信を知らせる振動が響いた。
「う…ぐすっ、…も、もしもし」 あわてて取り上げ、通話ボタンを押した。
『おーっす!あゆむー、俺だー!』 「じゅ、じゅんさん!」
電話口から純の明るい声が響いた。まだ二日会ってないだけなのに懐かしい。
「…ど、どうしたんですか?こんな時間に」
『んー、なんかあゆむが寂しがってるような気がしてな、電話してみた』
「へ、平気ですよ。へっちゃらです。ひっく」
『ホンとか~?泣いてたんじゃね~の?w 』
「なな泣いてません。ぐすっホントです。そ、それより透華さまはご機嫌いかがですか?」
『あー、何か風越のキャプテンとこに張り付いてるよ。初心者用カリキュラムについて、
根掘り葉掘り聴いてるみたいだぜ』
「はー、初心者…」
『覚悟しとけよー、帰ったらあゆむを特訓ですわーっ!とか言ってたぜーw』
「ふぇえっ!お…お手柔らかにお願いしますう」
『あゆむ!あなたも誇り高き龍門渕の一員!この位で音を上げてどうしますの!!』
純が透華の口真似をした。
「ぷっ、あはははは、そっくりです!似てますー。凄い、じゅんさん」
『だろーw。…うわっいてててっ、わかったちょっと待て、待てって』
『あゆむー…』 ころもが電話口に出た。なんだか眠そうな声だ。
「ころもさま!合宿楽しんでおられますか?」
『んー…。でもーころもはもっと遊びたいのに、とーかとはじめがもう寝ろって言うのー』
「まあ、ふふっ。あ、でもころもさま、早く寝て早起きした方が、ずっと長く遊べますよ」
『んー…、あゆむがそう言うなら、もう寝るー…』 「はい、おやすみなさい、良い夢を」
『…あ、もしもし、あゆむ?』 今度ははじめが出た。何か慌てている感じがする。
『あのさ、透華のネグリジェ、あのシルクの手洗いの奴、あれ帰ったら僕が洗うからね!』
「ええっ!あ、あのー…」 『まさか、洗っちゃったの!?』
「…洗っちゃいましたー」 『…まさか、ぎゅーっとか匂いかぐとか、してないよね!?』
「…いいにおいでしたー」
『でしょー、何だろねあれ。あれがフェロモンって奴なのかなー…じゃなくてっ!もー!』
はじめが憤慨しつつ、まくし立てた。
『くんくんとぎゅーは、とーか専属である僕の特権なんだからー!あ、ちょっとまだ話…』
『…よーし、キミたち、変態フェチトークはそこまでだw』 じゅんが笑いながら言った。
『…どうだ、あゆむ、少しは元気でたか?』 「え?は、はい」
『忘れんなよ、どこにいたって離れてたって、俺たちは、”一緒”だ』 「は、…はい!」
『んじゃ、ぼちぼち寝るとするか。よっし、いくぞお前ら!せーの、』 「?」
『『『おやすみーーー!!』』』 「ひゃっ、お、おやすみなさい…」 通話が切れた。
「ふふっ…あは、ひどい顔…」 さっきまで泣いていた鏡の中の自分。
涙のあとをつけたまま、今は笑っている。…なんだかあったかい。全身がぽかぽかする。
さあ、眠ろう。明日も早い。何せやることは沢山ある。さて、なにから手をつけようか。
そうだ、あした晴れたら、みんなの分のお布団を干そう。
完全滅菌処理済みだけど、やっぱりお日様のパワーをいっぱい浴びせなきゃ。
あした晴れたら、お買い物に行こう。新しい毛糸と、クッキーの材料を買いに。
厨房を借りて、ころもさまに大好評だった、あのクッキーをまた焼こう。
じゅんさんにも、はじめさんにも、沢山たくさん食べてもらわなきゃ。
あした、晴れたら―…。カーテンをめくり、窓の外を見た。満天の星空が見えた。
「あ、」 天の川を渡るように、ひとすじ星が流れた。
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「透華さま…。お声、お聞きしたかったな…。
そういえば、ともきさんも…寡黙な方だし、仕方ないかな…」
心地よい安堵に包まれて、あゆむが布団の中でまどろみかけたそのとき、
ヴィーン! 「ふぇっ?」 携帯電話が振動した。
手に取ってみると、メールが1件着信している。
「え、だれ? …ともきさん?」 ともきからだった。
本文には、 『さびしくないように。はじめにはないしょ』 とだけあった。
添付ファイルが1件ついていた。
「こ、ここここ、これはっ!!」 透華の写メだ!浴衣姿で座椅子に座っている。
しかも、湯上りの直後のようだ。上気した肌がうっすらと汗ばんでいるように見える。
カメラに気づいている様子はない。一体どうやって撮ったのか。
(※スレを見てる良い子のみんな!マネしちゃダメだじょ!盗撮ダメだじぇー!)
少し暑いのか、浴衣の襟元を広げて手で扇いでいる。のどくびと鎖骨のラインが美しい。
そして控えめなふくらみが、襟の隙間から微かにのぞいている!!
「はぁあああ~、と、とーかさま~。お美しいですう~!
…ともきさん!グッジョブ!グッドなジョブです!!家宝にしますーーー!!」
そして翌日――。
ばっちり晴れたのに、しっかり朝寝坊するあゆむであった…。
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以上 読了感謝
最終更新:2009年12月20日 15:42