アットウィキロゴ
77 純タコ1 [] 2010/01/16(土) 17:20:18  ID:O44Q0ZVK Be:

「優希ちゃん、もう帰るの?」
「うん、少し用事が。のどちゃん、咲ちゃん、また明日ねー」
「うん、また明日。」
そう言って私は部室をでた。しかしノッポからメールがくるとは思わなかったじぇ。おいしいタコスの店があるから来ないかって言われたら行くしかないじょ。

「よー、待たせたなー」
「出たな、ノッポ」
「誰がノッポだ、誰が。俺はー」
確かアドレス帳に名前で登録されてたのを思い出したじょ。
「井上純だ、片岡優希。優希でいいか?」
私の名前を覚えていたとは・・・驚いたじょ。
「別にすきに呼べばいいじぇ。それより早くタコスの店につれてけだじょ。」
「はいはい。」(やっぱりタコスしか頭にないか・・・少し寂しいな・・・)
「何か言ったか?」「別に。」つれてこられたのはレストラン。一見タコスがあるようには見えないじょ。

「さて、何にするかな。」
ふと、優希の方を見る。
うわ、こいつメニュー見ずにいきなりボタン連打してるし・・・
「お呼びでしょうか。」
「タコスを全部持ってこい。」
「かしこまりました。」
いきなり全部か・・・ ってあれ?今ハギヨシいなかったか?いたよな?あいつ何やってんだ?こんな所で。
「俺はこのカツ丼を・・・」
ってあれ?何でメニューがカツ丼しかないんだ?メニューの文字も見たことある筆文字だし・・・
「純く・・お客様、お飲物はあちらのフリードリンクとなっておりますので、ご自由にお飲みください。」
「私はコーラをもらうじぇー」
二人とも同時に席を離れた。まて。今の国広くんだよな。名前呼びかけたし。てか、優希も気付よな。俺だけ疲れてるじゃねーか。
「ノッポの分もコーラくんできたじぇ。」
そう言って俺の所にコーラをおく。飲もうと思い、コップに口をちかずけたまさにそのとき、
「カツ丼に緑一色タコス、お持ちしましたわ。」
「どうしたのだ、ノッポ。コーラこぼれてるじぇ?それにしても今の声、聞いたことあるような・・?」
ということは、今のはもしかしなくても透華か。しかしあいつら、いったい何がやりたいんだ?まあここはとりあえず、
「そろそろ移動しないか?」
「いいけど、まだカツ丼残ってるじょ?」
ああ、俺のこと心配してくれてる。うれしい、うれしいんだけどさ・・・
「・・・ありがとうございました・」「またくるがよいー」
やっぱりあいつらもか。後で理由を聞いておこう。

「優希、次はどこへ行きたい?」
「?今日はタコスを食べに来たんじゃないのか?それになんで私に聞くのだ?」
ああ、そうか。この子はタコスが食べたくてきたのだ。そうだよな。俺なんて最初から見てもいないんだよな。
しかたない。
「なあ優希、少し話があるけどいいか?」
「別にかまわないじょ?」

それから何十分と市街を歩いただろうか・・やっぱり言い出すとなると緊張するなー。経験ないし。
それにいつ買ったのか優希の手にはタコスが握られている。残りは半分といった所か。食べ終わるのをまってー いや。
「優希、今日は楽しかったぜ。数時間だけどお前と一緒にいられて。今日はこんなだったけど、優希さえよければー」
「またタコスを食わせてくれるのか?」
「ああ。次会う時は俺が作ってやるよ。こう見えても俺は料理が得意なんだ。」
「なぬ?ならばこの私の満足するタコスを作ってくるんだな。」
「作るよ。十個でも二十個でも、優希の為ならな。」
「それってどういうー」
そこで俺は優希の唇を塞いだ。優希は驚いた顔をしている。ま、驚くだろうな。俺からのキスなんて。
「俺は優希が好きだ。」
「・・・?」
「もう一度言う。俺は優希が好きだ。」
「ノッポ・・・」
そして優希は今までの自分の思いを口にした。
「私は中学の時はずっとのどちゃんのことが好きだった。のどちゃんも私の事を思ってくれてた・・・でも高校に入ってからはずっと咲ちゃんに夢中で・・・」「優希・・・」
「でも、さっきノッポに好きっていわれて嬉しかった。ここまで私のことを思ってくれてるなんて。でも、ノッポはそんなことしないよな?ほかの人に夢中になったりしないよな?」
そう言って優希は寂しそうな顔をする。そんな彼女の肩に俺はそっと手をさしのべる。「そんなことはねーよ。俺はいつでもお前の事を思ってるぜ。」「ノッポ・・・」
「さて、こんな時間だ。どうだ、おくっていって・・」
「今日はノッ・・純の所に泊まるじょ。」
優希が、俺のことを名前で・・じゃなく。
「今、なんて?」
「だーかーらー、今日は純の所に泊まるって言ったんだじょ。そして私に愛のタコスを作るんだじょ。」
「はいはい。」

さて、問題はこの栄養管理ができてなさそうなタコス姫を連れ帰ったらあいつ等になんと言われるか。というかあのレストランの事もしっかり聞いておかないとな。いろいろ変だったし。まぁそんな問題も過ぎればいろいろ楽しくなりそうだしな。

-fin-

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年02月23日 07:15